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一般的な症状(脈の変化)


 通常脈を手首の動脈で診ますが、はっきりしない場合はくびや股関節の太い動脈をみます。自分で調べる場合は首の動脈を軽くおさえてみてください。
 激しく運動したとき、緊張したとき、驚いたとき、熱い湯に入ったとき、食事を取ったときなど、脈拍の数は増えますが、間もなく元に戻ります。安静時の脈拍数は大人で70くらいです。
 年をとるにしたがって脈は少なくなります。スポーツマンの場合も静かにしているときは脈が比較的少なくなります。

◎脈の数が多い(速い)
 ふつう熱がでると脈の数も増えます。
呼吸器や心臓の病気、急性の感染症のとき、特に見られます。
 熱がほとんどなくても、心臓に異常のあるときは脈の数が増えます。心筋疾患、心臓弁膜症、心筋梗塞などのときです。成人で毎分100以上を頻脈といいます。出血、貧血でも脈が増えます。

◎脈の数が少ない(遅い)
 不整脈のうち、心臓ブロック、洞不全症候群は脈が少なくなります。毎分50以下を除脈といい、ひどい痛みや嘔吐のときも脈が少なくなることがあります。

◎脈が乱れる(不規則になる)
 心筋梗塞、心筋症、心臓弁膜症などの心臓病では、心房細動、心房粗動、期外収縮などの不整脈を合併しやすく、脈が乱れることがあります。高熱や重病の場合、心臓が弱ると、脈が途切れる結滞を起こしたり、不規則になったりすることがあります。高熱や重病の場合、心臓が弱ると、脈がとぎれる結滞を起こしたり、不規則になったりすることがあります。飲酒、コーヒー、喫煙でも起こりますが、心臓の悪くない人では危険のないことが多いです。

2011年6月30日

一般的な症状(動悸)


 胸でドキドキ脈打つのを感じることを動悸といいますが、心臓はふつうに打っているのに神経質になってドキンドキンと感じることと、心臓が強く打ったり、速く打ったり、不規則に打ったりするのをかんじる場合があります。
 心臓の打ち方は速くも強くもないのに、静かにしているときや、夜、床に入ってから眠れないときなどに、ドキドキ感じ、耳でも脈を感じるような場合は、一般的に何でもありません。
 これがあまり気になる人は、心臓神経症、あるいは更年期障害ですが、動くとよけいひどくなるのは、心臓や肺の病気が多く、検査が必要です。太くなった動脈の脈がふれる大動脈瘤なども動悸を感じます。
 緊張しているとき、驚いたとき、興奮したとき、高い山に登ったときなどは、動悸が激しくなります。心臓や肺に病気がある人ではよけいに強く感じます。
 心臓病(拡張型心筋症、心筋梗塞、高血圧性心疾患、心内膜炎、心臓弁膜症、先天性心疾患など)のほかに、バセドウ病、貧血や慢性気管支炎、肺線維症、肺気腫などの肺の病気があります。
 心臓の病気の場合は、動機のあるとき、心臓の打ち方が強かったり速くなるだけでなく、不規則だったり極端に遅くなることが多く、脈の数が大人で120以上に増えることはまれではありません。
 心臓の病気が不整脈だけ(絶対性不整脈や発作性頻拍症)の場合もあり、時々脈が抜けるような場合には無害性のもの(散発性期外収縮)もあります。

2011年6月29日

一般的な症状(失神)


 急に、一時的に気が遠くなることを失神、意識が完全になくなって、読んでも痛みの刺激を与えても反応しない状態を昏睡、意識は低下しているが、少しは反応する状態を意識混濁といいます。
 どの状態も早く診察を受ける必要があります。このとき大切になるのが、意識障害の程度がどのくらいなのかをきちんと報告することです。
 また、どのような状態で、気を失ったのか、めまいを感じたが非常に重要になります。本人は意識が戻った後も、どのような状態で気が遠くなったり、気を失ったりしたのかをほとんどの場合覚えていませんので、目撃したまわりの人の話が診断の決める要素にもなってきます。
 けいれんを伴う失神であれば、てんかんの可能性が高くなります。動悸を感じて、めまいや失神をおこしたのであれば、頻脈症や除脈など不整脈によると考えられます。
 失神・めまいの大半は、脳循環不全か、低酸素血症によっておこります。この脳循環不全によるめまいは、回転性いわゆるグルグル回るようなめまいではなく、フーとまたはフワーッと感じるようなめまいです。
 失神の原因として一番多いのは、脳貧血で、炎天下にたっていて日射病で倒れるのはこの状態です。血液が下半身にたまり、血圧が下がって頭の血の循環が悪くなり、意識がなくなります。
 病気としては、アダムス・ストークス症候群やファロー四徴の低酸素発作、一過性脳虚血発作、てんかん、起立性調節障害、心臓神経症、外傷による脳震盪などがあります。
 また、疲労が慢性的に蓄積したり、血液中の電解質のバランスがくずれたときなどにも失神することがあります。
 このほか、排尿後、スーッと気が抜けて起きる排尿失神や、激しいせきをしたあとに起こるせき失神などもあります。

2011年6月27日

一般的な症状(眠れない)


◎眠れない
 不眠症には、痛みや尿意などがおこったり、体や精神の色々な病気のために本当に睡眠が十分取れていない場合と、不安神経症などのために眠れないと感じて問題にしている場合とがあります。ふつう年をとるにしたがって睡眠時間は短くなり、また眠りも浅く目覚めやすくなります。眠れないと感じている人も大部分は夜の寝つきが悪いという程度で、病的な睡眠不足ではないことがおおいのです。
 病的な睡眠不足ではやせたり、食欲がなくなったり、頭がぼんやりしたりすることが多く、動脈硬化、高血圧症、糖尿病などの、からだの病気に対する治療が必要です。お茶やコーヒーの飲みすぎや、夜食の食べすぎなど寝つきを悪くする原因がないかよく反省してみましょう。
 PTSD(心的外傷後ストレス障害)、統合失調症(精神分裂病)や躁鬱病などの精神疾患の始まりには、ただ不眠だけがおもな症状としてあらわれる場合があります。
 眠りが浅くて夢ばかりみる、目がさめても不快感が残る、わずかな睡眠で足りるのだが、しだいに疲れがたまってやってくる、などというようなうったえをします。無理に眠ろうとせず、ただ横になっているだけでもよいと考えるようにするなど、精神的治療が大切です。

◎眠りすぎ
 不眠とは反対に、眠りが深すぎたり、眠りが長かったりする人がいます。若いときには夜更かしをして朝起きることが苦痛になりやすいものですが、強くおこせば、はっきり目が覚めるような眠りなら心配ありません。
 しかし、どんなに刺激してもはっきり目を覚まさないときは、意識の障害からくる昏睡や睡眠薬による急性中毒、脳炎などを注意しなければなりません。

2011年6月26日

一般的な症状(めまい)


 からだの平衡を取るはたらきが悪いために起こる不愉快な感じをめまいといいます。

◎一時的な脳の循環障害
 炎天下に長くたっていると、突然目の前がくらくらする感じで、立っていて、あるいは歩いていてバランスがとれなくなることがあります。酒、タバコの飲みすぎでもおこります。
 このように原因のはっきりしている場合は、繰り返さないかぎりあまり問題にしなくてもよいでしょう。同じような症状は貧血、低血圧、高血圧、除脈や発作性頻脈症などの不整脈、脳動脈硬化のある人にもよく起こります。特に低血圧の人では、寝ていて急に起きたときや、座っていて立ち上がったときなどに立ちくらみが起こります。
 頭部外傷、脳出血、脳腫瘍、不安神経症などの初期症状として,めまいが起こることがあります。脳梗塞や一過性脳虚血発作のときも起こります。

◎まわりのものが回る
 めまいとして特徴があるのは内耳の病気です。メニエル病といって、発作時にまわりがぐるぐる回るめまいがあり、耳鳴りと吐き気をともないます。中耳炎や発作性難聴など、そのほかの耳の病気でも、よくめまいを起こします。
 目の病気としては、単なる乱視や斜視くらいでも、めまいを起こすことがあり、このときにもまわりのものが動く感じになります。

2011年6月25日

一般的な症状(のぼせ・冷え)


◎のぼせ
 発熱をともなうときにはウイルス、細菌による感染の疑いがあります。不適当な暖房などで上半身が熱いときはのぼせますし、寒くてもかえってのぼせる人や、恥ずかしいときにのぼせる「のぼせ症」や「赤面症」もあります。
 更年期障害や熱中症初期にのぼせが出ることもあります。心臓の動悸が激しいときには、バセドウ病、自律神経失調症なども考えられます。のぼせや動悸は、更年期障害や自律神経失調症とされがちですが、甲状腺の病気や多血症のことがあるので注意が必要です。
 降圧剤の血管拡張剤を服用すると顔面が紅潮し、のぼせることがあります。

◎寒気と冷え
 冷たい物の食べすぎや睡眠不足などでも寒気を感じますが、ゾクゾクするさむけ、そして発熱ということになれば、やはりウイルスや細菌による感染症、敗血症が考えられます。
 特に多いのは、急性の腎盂腎炎、扁桃炎などです。
 農業従事者など腰・手足が冷え、疲れやすい状態がおこりますが、それが女性の場合には卵巣機能不全や月経異常ということがあります。
 心不全や甲状腺機能低下症のときには、冷えるだけでなく、全身が硬くむくみます。
 手足など末梢性のひえがあるときには、動脈硬化症、ピュルガー病、脈なし病ともいわれる大動脈炎症症候群、寒冷により手足が白くなり、その後紫色になるレイノー病などが考えられます。

2011年6月23日

一般的な症状(発熱・微熱、周期的)


◎微熱が出る
 興奮したり、激しい運動をしたり、暑い部屋にいると、体温が少し上昇しますし、女性では一般に排卵から月経までの間や妊娠中、体温は上がります。妊娠中に微熱が続くことがあります。しかし、これらは病気ではなく、単に生理的な減少です。
 高齢者では、肺炎や腎盂腎炎のような高熱の出る病気でも、あまり高く上がらず、微熱にとどまる場合が少なくありません。
 微熱の出る病気で、特に注意しなければならないのが、せきやたんのでる肺結核、やせくるガン・白血病、リンパ節の腫れる悪性リンパ腫、関節痛などをともなう膠原病で、これらの病気はともに重篤化する可能性があります。膠原病は種しゅの症状が一度に出るとは限らず、見逃されやすいものです。
 微熱だけが症状である場合には、原因が不明のことが少なくありません。が是の後など、数日で微熱が下がりきらない場合には、風以外の原因をあきらかにすることが望ましいでしょう。

◎周期的に発熱する
 同じ熱でも、その出方が、感染性心内膜炎、悪性リンパ腫、マラリア、一部の膠原病のように、波状的・回帰的に数日間の周期で熱が上がったり、下がったりを繰り返す場合もあります。
 いずれにしても、体温を繰り返し正確に測定して、記録しておき、あまり長引かないうちに診察してもらうことが第一です。

2011年6月22日

一般的な症状(だるい・疲れやすい)


 病気のために感じるだるさは、しばしば熱やむくみと一緒に起こります。今までは同じことをしてもだるさを感じなかった程度のことでだるさを感じるのは異常で、病気の始まりの可能性があります。
 熱がでるときは、一般にだるさを感じることが多く、寒気も感じます。はしか、風疹、インフルエンザ、急性ヘントウ炎、肺炎、腸チフス、腎盂腎炎、感染性心内膜炎、胸膜炎、気管支炎などです。
 特にだるさが特徴的といわれるものは、肝炎や腎炎の始まり、貧血、糖尿病などです。肺結核などの結核も、かつてはだるさを感じる病気の代表でしたが、今では少なくなりました。
 熱のある場合はたいてい早い処置を必要とします。
 熱のない場合は、慢性の病気が多く、むくみをともなうことがあります。むくみをともなう場合は、主臓器である心臓、肝臓あるいは腎臓の働きが低下していることが多く、それぞれ病気がある程度進行していることが多いようです。貧血やガン、白血病の初期症状のことがあります。
 糖尿病も、だるさを訴える代表的な病気で、低血糖、甲状腺機能低下症(粘液水腫)や慢性副腎機能低下症なども、だるさがおもな症状になります。
 低血圧では、立ちくらみやだるさを主症状とします。高血圧や心不全などで利尿剤を服用していると、血液中のカリウムイオンやナトリウムイオンが体から失われ極端にだるくなることがあります。

2011年6月20日

一般的な症状(顔色)


 一般に顔色がいいとか悪いとか言って、健康かどうかの目安とされます。もちろん、その日とその人によって独特の色とつやがあり、表情があって、それらのあらわれを基準にしての顔色というのです。
 したがって、なんとなく元気がなく皮膚のつややハリがないとき、また血色が悪く、白っぽく見えたり、くすんで見えると、顔色が悪いといいます。このような時は、顔の皮膚の血管が収縮して、皮膚の表面から血の色がよく見えなくなり、顔色が蒼白となっており、激怒したときや急に熱がでる前に悪寒を感じているときにも起こります。
 貧血のため赤血球の数が減ったり、赤血球中の赤色素が少なくなると、皮膚の色が白くなり、顔色が青白くなったりします。各種貧血をきたす疾患で見られ、特に高齢者ではガンによるものに注意しなければなりません。
 逆に多血症といって、血液中の赤血球が多くなる病気があり、顔色は赤みがかって見えます。顔色が赤みがかって見えることは、熱があるときや恥ずかしいときにもあります。これは血管が拡張しているためです。一酸化炭素やヒ素による中毒のときは、顔色がばら色になるとともに、頭痛、めまいをともないます。
 顔色が青紫色に見えることをチアノーゼといいます。唇や手足の先が青紫色になるのが特徴です。先天性心疾患、重度の肺疾患や多血症の場合が多く、ふつう酸素が血液中に不足した状態です。突然チアノーゼが出ることは様態が悪化したときですから、すぐに酸素吸入などの処置が必要です。
 顔色が黄色に見えるのは黄疸です。ただし手のひらな度に出るのは、みかんの食べすぎなどでも黄色くなることがあります。黄疸は、おもに肝臓や胆道の病気でも起こり、胆石症、胆道系ガンや膵臓ガンでは、黄疸が初発症状のことがあります。また、肝臓の感染症や薬剤による肝障害にもみられ、赤血球の壊れる病気でも起きます。目の結膜(白目の部分)をみるとよくわかります。

2011年6月19日

一刻を争う症状(その他の重要な症状2)


 ほとんどが急な症状として現れますが、腎臓病による呼吸困難、貧血や高血圧症による動悸、肝硬変による黄だんなどは、徐々に症状が現れます。また、喘息による呼吸困難、ある種の頻脈症による動悸、肝硬変による黄だんなどは、繰り返し現れることがあり、診察を受ける際、本人が十分に会話できない場合は、本人に代わって家族が過去の症状を離すことがとても重要となります。
 なお、乳幼児や高齢者の場合の特殊性は、いつもと様子が異なるときは、症状が激しくならないうちに診察を受けるようにすることが必要です。

○急性の運動麻痺(脳卒中、髄膜炎、多発神経炎、頭部外傷、脊髄の外傷など)を診る場合。

○呼吸困難とともにぜーぜーひゅーひゅー、呼吸のたびごとに音のでる場合(気管支喘息)、呼吸困難、せき、たんなどがみられる場合(重症の肺炎、肺梗塞)、激しい呼吸困難でチアノーゼがあらわれるもの、特に寝ていると苦しくて起き上がろうとする場合(重症の心臓病)、徐々に体重が増加して息苦しくなる場合(慢性腎不全など)。

○急に起こる眼痛(緑内障など)や視力の低下(網膜はく離や眼底出血)。

○激しい動悸(発作性頻脈症、心房細動)、特に胸痛のある場合(狭心症や心筋梗塞)、吐き気・嘔吐や冷や汗が出て顔面蒼白になる場合(各種の重病、例えば心筋梗塞、肺梗塞や胃腸出血など)。

○下痢を一日に10回以上繰り返し、便に粘液や出血を伴う場合(急性胃腸炎や食中毒、コレラ、過敏性腸症候群など)。

○そのほか、急性黄だんになる場合(急性肝炎や肝硬変の増悪、胆石症、胆のう炎など)。

コレラは、それぞれ重大な病気の症状だある場合がありますので、一刻の猶予もありません。

2011年6月18日

一刻を争う症状(その他の重要な症状1)


 意識障害、頭痛、胸痛、腹痛のほか、次のような症状のある場合は、早く診察を受けましょう。

○大量の喀血(肺がん、肺結核など)、吐血(胃潰瘍、胃がん、肝硬変など)、下血(流産、前置胎盤など)、血尿(腎結石や泌尿器のガン)、外傷の大出血や、なかなか止まらない鼻出血(紫斑病)など、大出血の場合。

○高熱が38−40度にもおよび、朝は多少下がりますが、午後に上昇するか、一日中持続し、なかなか解熱しない場合(感染性心内膜炎、肺炎、胆のう炎、腎盂炎や敗血症)。

○全身のけいれんがある場合。

◎乳幼児や高齢者の場合の特殊性

 乳幼児や高齢者は抵抗力が弱いので、これらの症状の早期発見と早めの処置が必要になります。
 どちらの場合にも、これらの症状が思わぬ重病の始まりとなることがあるので注意します。
 ことに乳幼児は苦しみを表現できず、不機嫌や泣くだけのことがあります。高齢者は見かけ上の症状が軽く、典型的な症状がなく、なんとなく元気がないとか、食欲がなくなり、重病になることがあります。

2011年6月16日

一刻を争う症状(激しい痛み)


 原因のはっきりしない激しい痛みが突然おこってきた場合は、頭痛でも胸痛でも腹痛でも、部位が何処であっても、急な治療が必要な重病の可能性があります。
 特に、顔が蒼白になり、手足が冷たく感じられたり、冷や汗が出たり、吐き気や嘔吐のある場合や気が遠くなった場合には、血圧が下がっていたり、ショック状態にあることが考えられるので、至急診察を受ける必要があります。
 痛みのために身の行き場がなくて、転げまわったりしないように、なるべく静かにさせ、原因のわかるまでは、胸や腹を冷やしたり、温めないほうがよいでしょう。
 手足が冷たくなったり、ふるえがきた場合は、体全体を毛布などでくるみ、手足を暖めることもよいでしょう。
 急な激しい頭痛はくも膜下出血で見られ、さらに意識障害におちいることもあります。また激しい胸痛は、狭心症、心筋梗塞、解離性大動脈瘤、肺梗塞の可能性があります。肺梗塞では呼吸困難やせきが出ることがあります。
 解離性大動脈瘤の場合は、前胸部から背部、さらに腰部へと移行する激痛が特徴です。腹痛の場合は胆石による急性胆のう炎、急性膵炎、虫垂炎、イレウス(腸閉塞)、胃・十二指腸潰瘍による消化管の穿孔、腹部大動脈瘤の破裂、卵巣嚢腫の茎捻転や子宮外妊娠などの婦人科の病気でみられ、尿管結石の場合は側腹部から背部痛が見られます。

2011年6月15日

一刻を争う症状(意識障害)


意識がなくなった場合、誰でも重大なことと考えますが、以前からてんかんなどで意識のなくなる発作を繰り返している人は、そのときの応急手当を医師から教えてもらっておけば、必ずしもあわてることはありません。
 しかし、初めて意識がなくなったときは、そのあとすぐに回復したとしても、一応、一度は診察を受けておいたほうがよいでしょう。
 中年以上では脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血など)、一過性脳虚血発作、子供ではけいれんと一緒に起こるてんかん、高熱のでたときに起こる熱性けいれんをともなう意識障害のこともあります。
 脳神経系の感染症ないし炎症の代表は脳炎や髄膜炎で、頻度は高くありませんが重病です。脳炎と髄膜炎は場所的に共通あるいは移行する傾向があり、意識障害他、発熱、頭痛、嘔吐、けいれんなどがみられ、さらに進行して脳に膿がたまる脳膿瘍となることもあります。
 まれな重病に、心臓病から来る意識消失(除脈によるアダムス・ストークス症候群やショック)、糖尿病・腎臓病・腎臓病などの悪化による昏睡、外傷や内臓からの大出血(吐血など)によるショックがあり、危険な意識消失となります。
 夏に子供がかかる日射病や職業的に高温の部屋で働く人がかかる熱中症では、体温が上昇して脱水状態になり、ひどくなるとけいれんを起こし、意識障害、頭痛、吐き気などが見られます。炎天下でのクラブ活動など、このような環境下では、十分な水分補給が重要です。
 自殺行為やガス中毒などでは、早く処置をしなければなりません。
 以前から意識消失を繰り返す人(たとえばてんかんなど)でも、顔色や倒れ方などの様子がいつもと違っていれば、早く診察を受けるようにしましょう。意識障害の場合、重要なことは、呼びかけや痛みに対応するかどうか、全く無反応な昏睡かどうかなどの意識の障害の程度、呼吸や脈拍、心臓の鼓動があるかないか、手足が動くかどうか、けいれんがあるかどうか、高熱があるかどうか、などを調べることです。

2011年6月13日

病状による病気の見分け方


◎気づきにくい重い病気
 症状のはっきりした病気と違って、知らない間に病気が進み、ついには命取りになるような、重大な慢性の病気もあります。このうちあるものは、健康診断や人間ドックで毎年定期定期に検査を受けることによって、早期に発見され、適切な治療を受けて注意を守ると、健康を取り戻すことができるものです。
 人の三大死因は悪性腫瘍、心疾患、脳卒中ですが、心疾患や脳卒中に関係する重要な病気として、高血圧、動脈硬化、糖尿病などがあります。
 また、命にかかわる慢性病で、始まりのはっきりしないものには肝硬変、慢性腎炎など、必ずしも命にはかからないが重病なものに肺気腫、気管支拡張症、リウマチ、痛風、各種膠原病などがあります。職業に関係のある毒物やガス中毒などが、悪性腫瘍、慢性の血液病や臓器障害の原因となることもあります。

○ガン
 頻度の高いガン(胃、肺、乳、子宮、大腸、肝など)については症状のないうちから定期検査を受けるようにしましょう。
 検便、胃腸の透視や内視鏡検査、胸部X線検査、女性性器の細胞診、腹部超音波検査などがあります。
 悪性腫瘍の始まりとしては、特別の理由がないのに体がだるい、貧血、やせる、食欲不振などがあげられます。

○高血圧症
 これを進行させる因子、例えば肥満、糖尿病や高血圧症を防ぐようにし、心臓や脳などの動脈硬化による症状がないかどうかを注意します。たとえ症状がなくても、心電図、CTなどの検査によってはじめて、動脈硬化による心臓病や脳梗塞などが発見されることもあります。

○糖尿病
 血糖と尿の定期的な検査で見つかり、口の渇きや感染しやすいこと、多尿の症状が出るころは重症です。

○血液の病気
 貧血のほか、白血病などのように治療が困難で、全身の衰弱をもたらすものがあります。だるくて疲れやすい、めまいや動悸がする、歯ぐきや皮下に出血するなどの症状がありますが、最初はきずきにくいものです。血液と骨髄の検査でわかります。重金属や有機溶剤(シンナー)などの中毒で貧血や白血病などがおこることもあります。化学薬品を扱う職業の日とは、定期的な診断を受けるようにしましょう。

○肺結核
 この30年間減ってきましたが、高齢者など抵抗力の弱い人は今でもかかりやすく、かかると長い療養を要します。

○慢性腎炎
 高血圧と尿の検査などで見つけられますが、年をとると腎機能が悪くなり、例えば肺炎などにかかり、鎮痛薬や抗炎症薬を服用したときなどに浮腫が出て腎臓が悪いとわかる場合もあります。
 そのほか行動に異常のある人や、ふさぎこんでいる人は、神経科の医師の相談を受けることが、統合失調症(精神分裂病)やうつ病などの精神病を進ませないために必要です。

2011年6月12日

検査の知識(おもな検査)


◎尿の検査 つづき

○尿潜血
腎や尿管、膀胱などの異常

 尿中に赤血球が出ているかどうかを調べる検査です。
 通常は尿中には赤血球は出現しませんが、糸球体腎炎などの腎疾患、尿管結石、膀胱炎や膀胱腫瘍があると、血尿といわれる状態がおこります。肉眼で見ても鮮紅色の尿が出ていれば判定は容易ですが、微量の赤血球の存在は尿潜血反応で確認します。
 赤血球のヘモグロビンが存在すると、反応は陽性となりますが、筋肉が損傷したときにでるミオグロビンでも尿潜血反応は陽性を示します。また、試験しでも検査原理から、大量のビタミンCの存在かでは陰性となることに注意しなければなりません。尿潜血が陽性の場合には尿の固形成分で赤血球の存在を確認したり、他の腎、尿路系の病的所見を確認する必要があります。

○尿ビリルビン、ウロビリノーゲン
肝疾患や溶血性貧血の診断
 赤血球のヘモグロビンが代謝されると、ビリルビンとなりますが、通常は尿中にはでません。しかし、急性肝炎や肝硬変などで血清のビリルビンが増加すると、皮膚や眼球結膜の黄だんに気づく前に、尿中にビリルビンが出現するようになります。
 いっぽう、ビリルビンが胆汁から腸に至り、腸内細菌による還元を受けたものがウロビリノーゲンです。
 ウロビリノーゲンは腸で吸収されてから一部が尿に現れます。通常でも弱陽性ですが、肝疾患や溶血性貧血では陽性となります。

○尿ケトン体
肝疾患や溶血性貧血の診断
 尿にケトン体が出てくるのは糖尿病のコントロールが不良で、ブドウ糖の利用が十分にできないときです。さらに飢餓や下痢、嘔吐などで糖質が不足したり、糖質の利用が傷害されると、脂肪酸の分解によってエネルギーをえることからも発生します。
 とりわけ、糖尿病性ケトアシドーシスになると、尿中ケトン体は著しく増加することが多くなります。

2011年6月11日

検査の知識(おもな検査)


◎尿の検査 つづき

○尿糖
糖尿病の一時スクリーニングに有効
 血液中のブドウ糖(血糖)は腎臓を通過するとき、一部は糸球体でろ過されて尿中に入りますが、途中の尿細管で再吸収されるため、通常では尿中には出てきません。しかし、血糖値が高くなると、糸球体でろ過されるブドウ糖が多くなり、尿細管での再吸収能を上回るようになるため尿糖が検出されるようになります。
 すなわち、糖尿病であっても、血糖のコントロールがよくなったり、軽い場合には尿糖は陽性にはなりません。尿糖の検査だけで糖尿病の存在を否定することはできないので巣。逆に、尿糖が陽性であっても糖尿病以外の他の疾患によることもあります。

○尿タンパク
腎臓、膀胱疾患で陽性
 健康な人でもごく微量の尿淡白が検出されますが、一日150mg以上排泄されると病的とされます。
 蛋白尿は本来一日の排泄量で調べるものですが、一般的には随時尿を測定して、その濃度から判断します。このため、多量に水を飲んだときの薄い尿では、結果が変わってしまうこともあります。
 運動時や発熱時の蛋白尿、立位を取ったときにみられる蛋白尿は腎臓に原因があるわけではなく、病的なものとはみなされません。急性糸球体腎炎やネフローゼ症候群などでは、大量の蛋白尿のために血液中のタンパク質が減少するようなことがおこります。膠原病でも腎臓に病変があると、蛋白尿が見られ、糖尿病では腎症に進むと蛋白尿が出現し、透析療法が必要になります。
 糖尿病腎症の初期をとらえるためには、尿中の微量アルブミン検査も行われています。

2011年6月 9日

検査の知識(おもな検査)


◎尿の検査

 尿は簡単に採取できる検体です。しかも全身の代謝を反映して多くの代謝産物をふくむ検体であることから、腎臓や膀胱の異常にとどまらず、心臓、肝臓、代謝ホルモンの病気を含めて、多くの病気の診断に極めて有用な検査です。
 近年、尿検査は多項目を測定できる試験紙の開発により、手軽なスクリーニング検査として利用されています。通常は、PH、タンパク、糖、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲン、潜血などが簡易に測定されます。
 また、尿中に排泄される細胞成分や結晶などを集めて顕微鏡で観察することによって、血尿や膀胱炎の有無、腎障害の程度や悪性腫瘍の有無なども調べることができます。
 さらに、尿中に排泄されている糖やタンパクの量をより正確に測定したり、ナトリウムやカルシウム、ホルモンやその代謝産物の量を測定することで、病気の状態をより詳しく調べることができます。
 尿の検査は時間による変化を避けるために通常は採尿直後の新鮮尿を使うのが原則です。食事や運動の影響をできるだけなくすために食後や運動直後は避けたいところです。清涼飲料水や缶入りのお茶などにはビタミンCが多量に含まれているので尿糖の検査を陰性にすることがあります。検査前にはこれらを飲まないようにします。
 女性の場合には、尿の中に膣の分泌物や外陰部の成分が混ざることがあるので、最初と最後の尿を避けた中間尿を採ることがすすめられます。
 検査値には、尿比重として反映されることもありますが、尿量や排尿回数にも注意を払う必要があります。また、尿のにおいなどから、糖尿病やまれな代謝異常が発見されることもあります。
 尿の色も時には重大な疾患を予想させることにつながります(鮮紅色は血尿、コーヒー色はミオグロビン尿など)。

2011年6月 8日

検査の知識 つづき


○診療機関ごとに結果が異なる

 検査方法や試薬の標準化が進み、同じ様な値が出されるようになってきましたが、それでも方法によっては異なった結果が得られる場合があるのです。また、同じ施設で同じ機械と試薬ではかっても、日によって検査結果に若干のズレが生じます(測定誤差)。

○個人の基準値があるべき

 基準値を考えるときに大事なのは、基準範囲は集団の検査結果から最大公約数的に得られたものであって、大きな幅があることです。しかし、個人の検査値はこの範囲の中でもより限定された値をとります。基準範囲の中にとどまった動きであっても、個人的にとっては異常な変動である場合もあります。
 個人の基準値を知るためには年一回くらいは定期的に検査を受け、自分の基準範囲をなるべきデータを蓄積しておくほうがよいでしょう。

○検査を組み合わせて考える

 一つ一つの検査項目を時には総合して判断しなければいけない場合もあります。やや専門的になりますが、検査を総合的に組み合わせて、判断材料とするようにしているのです。

2011年6月 6日

検査の知識


◎検査値の読み方

○基準値(標準値)と正常値

 検査を受けたときには、その結果が正常だったか、異常値だったか気になるものです。これは当然ですが、実は正常か異常かをはっきりさせるのは簡単ではないのです。
 超音波画像やX線写真、CT画像、あるいは顕微鏡で見る病理組織学的検査では、医師や技師たちが慎重に観察して異常な部位を見つけ出します。ここには経験と科学的な情報に裏づけされた深い観察力が要求され、その技術を一般の人が身につけるのは難しいことです。
 いっぽう、血液や尿などを測定して行われる検査の場合には、結果が数値として出てくることが多く、一般の人にもなじみやすいため、正常か異常かに、よりこだわりやすくなります。しかし、何気なく正常値といっていることには実は落とし穴があります。正常値から少しでもはずれてしまうと、結果を示す文字の色が黒ではなく赤や青に変わったり、高値をしめすHや底値を示すLがついたりすると、なんとなく不安になり、こだわりたくなるのです。

○正常値ではく基準値

 現在は検査の正常値でなく、基準値という呼びかたをするのが正しいとされています。それはなぜでしょうか。
 いわゆる検査の正常範囲を決めるには、多くの健康な人たちの検体を測定したうえで、その分布を調べ統計学的な処理をして、上限、下限を決めています。実は、このとき上限から下限までの範囲の中にはこれらの健常者のうち95%までが含まれるように決めるのです。最初から健常者のうち5%はこの範囲からはずれるので、1000人の健常者がその検査を受けると50人が正常範囲外の検査結果を示すことになります。また検査対象外となる集団が変わればこの統計値も少しずつ変わります。
 このことから正常値と呼ぶのは適切でなく、基準値、基準範囲と呼ぶようになりました。ですから基準値をわずかに超える検査値があってもそれは多くを気にしなくてもよいことになります。

○性や年齢を考慮した基準値

 検査によっては、基準となる範囲が男女によって異ならなければならない場合もあります。また、乳幼児、小児期、思春期、成人、高齢者で少しずつ基準値を変えなければならない場合もあります。女性の閉経前後では女性ホルモンの減少にともない、検査結果が大きく変わることもあります。

○食事や時刻、季節の影響

 検査は多かれ少なかれ食事摂取の影響を受けます。特に血糖値や中性脂肪などは食前と食後では大きな変化をともなうことがあります。他の検査では変化は無視できる場合もありますが、検査結果を見るときには、検査を受けたのが朝食前だったか、朝食後だったか、食事からどのくらい時間がたっていたかを考慮する必要があります。
 また、朝と夕方では値の異なる検査、季節により変動する値も考慮が必要です。

2011年6月 5日

事故や災害にあったとき(地震など)


 地震と津波は突然に襲い、瞬時にして住居を、生活を、そしてライフラインを破壊してしまいます。
 また、大地震では火災の発生、衛生状況の悪化など二次災害も発生し、広範囲かつ長期間にわたり深刻な被害をもたらします。日ごろから大地震に備えた準備をおこなっておきましょう。

◎地震への対応

 地震発生時に身を守る方法は次のとおりです。まずは火を消して、ガスの元栓を閉め火災発生を予防します。次に、ヘルメットやクッションなどで頭部を保護しておきましょう。

○屋内にいた場合

 家屋の耐震性が低いと、家屋の倒壊による怪我、最悪の場合は圧死してしまいます。のこため家屋の耐震性が重要です。家具の転倒防止や落下物防止対策も大切です。
 地震によって家屋が倒壊する危険性は一階が最も多く、二階以上にいる人はあわてて一階に降りてきてはいけません。一階にいた場合は、太い柱や丈夫そうな家具のそばで様子を見ましょう。あわてて外に飛び出すと、かわらやガラスの破片などの落下物で怪我をしやすいでしょう。

○屋外にいた場合

 屋外でのけがで最も多いのは、ガラス片、かわら、外壁タイル、看板などの落下物による受傷です。屋外で地震に合ったときは、かばん、バックなどで頭部を保護し、大きな街路樹の下や、公園などに非難しましょう。

○車内にいた場合

 自動車を運転中に地震を感じたら、ブレーキをゆっくり踏んで道路左側に静かに停車します。列車や地下鉄に乗っていたときは、係員の指示に従ってください。パニックにならないようにすることが大切です。

◎火災、爆発、テロへの対応

 火災や爆発事故では、火災や熱風によるやけど、一酸化炭素などの有害ガスによる中毒、爆風で飛来してきたものによる怪我や打撲傷、骨折、内臓破裂に注意します。
 やけどをしたときは、まず安全な場所に移動し、水でぬらしたタオルをやけどに当て、病院で診察を受けましょう。火災や爆発事故でのやけどで恐ろしいのは、顔面熱傷や気道(空気が通る口腔、咽頭、喉頭、気管、気管支)熱傷です。これらの熱傷は受傷後は症状がなく、数時間してから著明な症状を示すことがよくあります。特に気道熱傷は、喉頭や気管、気管支壁がむくみ、呼吸ができなくなる可能性が高く、大変危険です。気道熱傷が疑われる場合はすみやかに病院で診てもらいましょう。
 テロにあったときはいち早く安全な場所に移動し、自分や周囲の人々の障害に応じた手当てが必要です。

2011年6月 4日

事故や災害にあったとき(交通事故)


 交通事故負傷者数は100万人をこえています。残念ながら交通事故はもっとも身近な外傷といえます。
 そして、交通事故を起こしたり、または、交通事故に遭遇したときは、すぐに負傷者への応急手当を行い、少しでも悲惨な結果を回避する必要があります。

◎負傷者の救助と応急手当が最優先

 交通事故は、交通量が多く、複雑な状況下で発生することが多いので、事故現場には予期せぬ危険が潜んでいます。このため、負傷者をすみやかに救助するとともに、救助者自身の安全を確保し、応急手当を安全に行える場所を確保する必要があります。

1道路外の空き地、広場、駐車場など車の通行が少なく、救急車との連絡が容易な場所。

2交差点、坂道、カーブ、中央分離帯わきは避ける。

3夜間は証明のある場所を選ぶ

 負傷者の移動については、可能なかぎり多くの人数でやさしく運びます。交通事故では首の骨やくびの脊髄が損傷されていることが多く、頭部や頸部がぐらぐらしないよう両手でしっかりと固定しながら移動させます。そして、意識の有無、呼吸や脈拍の有無をチェックし、必要な応急手当(心肺蘇生法、止血法、意識が内場合の回復体位)をはじめます。

◎救急車到着時の対応

 救急車が近づいてきたら、可能なかぎり誘導、案内を行いましょう。そして、救急隊員にわかる範囲で情報を伝えます。
1負傷者の容態・・・意識、呼吸、脈拍、出血、骨折など
2事故発生時の状況
3実施した応急手当の内容
4その他、目撃情報

2011年6月 2日

事故や災害にあったとき(溺水)


◎救助方法

 ニュースでよく報道されていますが、救助者まで溺れてしまうことがあります。これは、一人で救助しようとしても、溺水者は意外に重く、しがみつかれたりして救助者まで溺れてしまうからです。したがって、溺れている人を見つけたら、まず人を集めることが大切です。
 次に、手短にあるよく浮くものにロープを結びつけて、これを投げて溺水者につかまらせます。
 溺水者との距離が数メートルであれば、棒や釣竿をのばしてつかまらせてもよいでしょう。
 ロープや竿がなくっきしに引き寄せることができない場合でも、よく浮くものを投げ入れて、溺水者がつかまり浮いていられるようにしましょう。

◎手当て

 水から引き上げることができたら、まず意識、呼吸、脈拍をチェックしましょう。呼吸停止のときは、ただちに口対口人工呼吸を行います。
 泳いで救助したとき、水中であっても口対口人口呼吸はできます。
 心停止におちいっていいれば、ただちに心マッサージを開始します。そして、救命処置を行い、意識があるときは、体の水分をふき取り、保温につとめます。

2011年6月 1日


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