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各部位の症状ー精神の異常1


精神に障害を起こす原因は、器質性、機能性、心因性の三つの精神病が考えられます。外傷、中毒などで脳に障害を起こし、精神に異常をきたすものを器質性精神障害といいます。心配、不安、悩みなどが高じる精神的影響によって、こころのはたらきに故障を起こすものを心因性精神障害といいます。
 脳や体に何の物質的変化も認められず、精神的な原因もはっきりしない精神障害(統合失調症、精神分裂病、や躁うつ病)があります。これを機能性精神障害(内因性精神病)といいます。
 精神の異常は、振る舞い、顔つき、話し方、話の内容などにあらわれるその人の気持ちの故障から察するよりほかありません。脳に物質的な変化、または病気がある場合(意識混濁状態、記憶減退状態、知能低下状態)と、脳は物質的におかされておらず、病気もない場合とが有ります。

◎思考の乱れ
 支離滅裂になる統合失調症、次々に話題が変わる統合失調症や躁病、逆に渋滞するうつ病、脳梗塞、てんかん、精神発達遅滞などがあります。

◎離人症状
 自分の体が自分のものという感じがしなかったり、外界の状態がよく感じられない状態です。統合失調症、うつ病、または神経症にみられます。

◎興奮
 健康な人も興奮しますが、原因がなくなるとすぐおさまります。病的な興奮では、はっきりした原因もなく興奮し、体が落ち着かなく、多弁になります。躁病や統合失調症、心因性の興奮や、アルコール、覚せい剤による興奮、ステロイドを大量に服用したときなどの薬物による興奮もあります。

◎心気・不安・抑うつ状態
 頭が重い、体の調子が悪い、眠れない、疲れやすい、記憶力が減ったなど心身の不調を訴える状態です。
 神経症やうつ病が考えられます。神経症には不安障害、恐怖症、強迫性障害などがあり、自律神経の失調が高じると、性格異常とみなされることもあります。

2011年7月31日

各部位の症状ー手足の痛み(神経痛など)


 手足や指の痛みは、神経痛や血管・リンパ管の病気などによってもおこることがあります。
◎神経痛
 神経痛は末梢神経障害による痛みを意味します。臀部から下肢の後ろ側にかけて痛む坐骨神経痛をはじめとして、四肢には上腕神経痛のような神経痛がよくおこるものです。
 神経痛は、病名として取り扱うより症状と考え、できるだけその原因をはっきりさせて、対症療法より原因療法を行うべきです。
 原因としては、帯状疱疹(ヘルペス)というウイルス疾患、糖尿病、中毒、腫瘍や骨による圧迫、椎間板ヘルニアなど色々な病気があります。肺がんでは腕の神経痛がおこることもあります。また原因があきらかでない神経痛もありますが、全部を単純な神経痛としてかた付けないようにしましょう。

◎血管、リンパ管の病気による痛み
 手足へいく動脈や静脈が狭くなったリ、閉塞したりするため、血液が十分循環しないためにおこる痛みです。
 動脈が狭くなったために、血流が減少して起こる下肢の痛みは、歩行時に増強し、歩けなくなることがありますが、いったん休むと、再び歩行可能となる特殊性があります。これを間歇性は行といいます。
 糖尿病、高脂血症、高血圧や喫煙者に合併してくる下肢の閉塞性末梢動脈硬化症は、近年増加しており、間欠性は行がみられます。青壮年の男性にみられるビュルガー病は、閉塞性血栓性血管炎とも呼ばれ、間欠性は行、下肢の安静時疼痛、難治性潰瘍がみられます。このほか、レイノー症候群、リンパ管炎、動脈塞栓症、血栓性静脈炎でも手足が痛むことがあります。

◎その他の痛み
 インフルエンザ、敗血症など、高熱の出る病気に伴って手足や関節が痛むことがあります。
 他に痛みを起こすものに、足の指骨のケーラー病、うおのめ、職業病ノキーパンチャー病などがあります。

2011年7月30日

各部位の症状ー手足の痛み(炎症・外傷・骨・関節)


◎炎症
 手足、あるいは四肢の痛みは、単純な皮下組織の炎症、蜂巣炎、爪周囲炎、静脈やリンパ管の炎症、腱鞘炎、骨髄炎が多いものです。手足に炎症がある場合、手足の付け根のリンパ節が腫れ、おさえると痛いことが多くなります。痛風は手や足指に尿酸がたまって炎症を起こし、痛みが激しい病気です。特に男性におこりやすく、第1指の関節の発赤、腫脹、熱感などで始まることが多いものです。

◎外傷
 打撲、捻挫、骨折、脱臼のほか、腱断裂のような外傷が有れば痛みます。筋肉痛、つき指は、日常しばしばおこります。

◎骨の痛み
 炎症や外傷ではなく、骨の腫瘍でも痛みます。骨にはガンの転移が起こり、ちょっとした原因で骨折もしやすくなります。慢性では、膝部脛骨前面のオスグッド・シュラッテル病でもおこります。

◎関節の痛み
 関節の痛みが急に起こることがあります。化膿性関節炎で細菌感染によることが多く、子供ではリウマチ熱の部分的症状として発生することもあります。前者は、一つの関節をおかすことが多く、リウマチ熱では、多くの関節が同時に腫れて痛み、全身の発熱が著明です。
 慢性の関節の痛みは関節リウマチに多く、指、ひじ、ひざなどがはれて痛みます。複数の関節が痛み、朝起きたときに手がこわばるのが特徴です。変形性関節症も起こりやすく、膝関節に多発します。

2011年7月28日

各部位の症状(背中の痛み)


 背中が痛む原因には二つの場合が考えられます。

◎姿勢の異常から
 背中が丸くなって鈍痛が起こる病気には、変形性脊椎症があります。背骨の老化による変形が原因です。
 姿勢の異常の中には、脊柱が左右いずれかに曲がっているものがあり、脊柱側わん症といいます。原因はさまざまですが、特発性脊柱側わん症といって、S字状に曲がっていることが有ります。少女に多く、片方の肩が下がっているとか、片側の背や胸が出っ張っていることで気づかれます。
 椎間板の一部が椎体のなかにめり込んだものをシュモール結節といい、ときに突発的に胸が締め付けられて狭心症と間違われることがあります。
 脊椎過敏症は、上部胸椎を一つか二つたつたたくと疼痛がありますが、全身にわたってはおかされず、背中がつっぱって曲がりにくいことはありません。若い女性に多く見られる疾患です。
 脊椎の圧迫骨折は、高所から墜落して尻餅をついたときによくおこります。背中の胸椎の突起をたたくと激痛が走ります。特に高齢で骨粗しょう症の人でおこりやすくなります。
 背中から肋骨に沿った痛みを肋間神経痛といいます。通常は片側におこるという特徴があります。

◎神経痛、関連痛の場合

 帯状疱疹は、肋間神経に沿って水泡を伴う発疹と神経痛を起こします。
 通常これも片側に起きますが、皮膚の水泡が治ったあとも長期に強い痛みが残ることがあります。そのほか関連痛といって、心臓、肺、腎臓、肝臓、胆のう、胃腸疾患があると、背中が知覚過敏になることがあります。急性や慢性膵炎では腹痛より背中の痛みが主となる場合があります。
 また、腎盂腎炎も女性に多い病気で、尿の回数が多く排尿時異常感を感じる膀胱炎の症状に加え、発熱と片側の背中の痛みが出現します。背中をたたくと痛いのが特徴です。
 肋骨にひびや骨折が起きた場合もよく背中に痛みが走ります。

2011年7月27日

各部位の症状(肩こり)


 頚椎は運動範囲が広く、重い頭を乗せているので、変形性脊椎症をおこすことがよくあり、肩こりの原因になります。
 変形性の頸椎症は高齢者に極めて多い病気で、肩こりや後頭部痛、重症になれば手の痺れの伴います。骨粗しょう症の強い人には特におこりやすくなります。ムチ打ち症も含め、頸椎の外傷のあとに肩や肩甲骨の内側にこりや痛みを訴える人は多く、頚椎の運動で症状が強くなり、若い人にも見られます。
 これは、背中や頸椎が捻れたり歪んだりしてそれについている筋肉が異常に緊張したり、神経を圧迫されて痛みやコリがおこってくるものです。
 そういったときは、整体で筋肉をまずもみほぐし、捻れたり歪んだりしている背骨を矯正していきます。
 頚椎に関係して肩腕などにこりや痛みを起こすものは頸肩腕症候群と総称しています。キーパンチャーなどの特殊な職業で頸肩から上腕の筋肉を反復して使い、特別の筋肉だけに特に力を入れるとき、筋が疲労し、肩から上腕の痛みを生じます。頸椎の後面に沿って縦走する靭帯が骨化して頸から肩にかけて痛む後縦靭帯骨化症があります。
 頸髄を経て頸椎から肩、背中、上肢へ行く神経が出ていますが、この間で圧迫を受けて肩こりや上肢のだるさなどをおこすのが胸郭出口症候群です。このなかには、両手を頭の下に組んで枕のようにして寝る習慣による、腕や上肢のこりやシビレ等もあります。第七頸椎に先天的に肋骨のはえている頸肋がある場合には、なおさら症状は出やすくなります。ただし、頸肋のある方は、まれですが。
 また、手に行く血管が圧迫されるための血行障害の症状も伴います。肺尖部の肺がんが進行して頸腕神経を圧迫して肩の痛みを起こすことがあります。
 五十肩(肩関節周囲炎)では軽いときは肩こりとして感じます。肘を直角に曲げて上腕を外側に回旋してみれば、必ず回旋制限があるはずです。
 肩関節を外旋させる筋は、まとまって関節包に付着しており、50歳を過ぎれば変形して、外傷がなくても自然に断裂することがあります。このときは上腕を横から上げていくと、約45〜90度でこりや痛みが強くなります。それ以外では痛みが和らぐことが多いようです。これも五十肩によく合併して見られる症状です。この部位に激烈な炎症症状を伴って石灰化がおこることがあり、化膿性炎症、痛風などと間違われることがあります。

2011年7月25日

各部位の症状ー腹痛(上腹部・下腹部)


◎上腹部
 胃・十二指腸潰瘍では、特に空腹時に上腹部に痛みがありますが摂食により軽快する場合が有ります。胃・十二指腸潰瘍の穿孔は上腹部痛では最も痛みが激しく、急性腹膜炎が必ず起こります。
 急性膵炎(膵壊死)による上腹部痛も激烈で、重篤な病気です。この痛みは急に起こって持続し、左肩や左背中に放散して嘔吐を伴います。急性虫垂炎の初期には、上腹部、みぞおち付近が痛み、右下腹部へ痛みが移ることがあります。
 右よりの上腹部痛は、胆のう炎、胆石症が考えられますが、発熱、黄疸を伴うときは特に重症です。

◎下腹部
 右下腹部が痛むときに多いのが急性虫垂炎です。圧迫して痛みが増し、吐き気があれば虫垂炎と思ってよいでしょう。
 便秘では下腹部痛を訴えることがあります。大腸憩室があるとおこりやすくなります。腸ねん転や腸閉塞(イレウス)では激しく痛み、排便がなくなり腹が張ります。子供の右下腹部によくおこる腸重積症の腸閉塞の一つです。
 尿管結石の場合には、急に起こる激しい痛みが内股や陰部に放散し、血尿などがでるのでわかります。また脳血管障害を起こした人や男性の場合、前立腺肥大や前立腺がんで尿道が狭くなり、尿が出なくなることがあります。このような尿閉の人では、膀胱が尿で充満し下腹が痛くなります。ふつうの場合は排尿がないことからすぐにわかりますが、脳血管障害を起こした人や高齢の場合は見逃しやすく、気をつけないといけません。


2011年7月24日

各部位の症状ー腹痛(腹部全体・女性)


 腹痛は日常しばしば経験される症状で、色々の病気によって起こります。ここでは主として、急性に起こる腹痛についてです。

◎腹部全体

 場所がはっきりしない、あるいは移動するものを含め、腹部全体が痛む場合で、多いのが子供の急性胃炎です。このときは同時に食欲がなく、吐いたり下痢したりすることが多いのですが、過食や飲みすぎによるものは別として、細菌性食中毒の時には発熱を伴い、下痢、嘔吐などの症状が激烈です。下痢が特にひどい場合は、急性胃炎を考えます。
 便通がなく、ガス(おなら)も出ないようになり、腹がなって痛み、腹が膨れ、嘔吐が始まれば、イレウス(腸閉塞)の心配をしなければなりません。
 同じ様な腹部全体の痛みですが、最初は左右下腹部とか上腹部の痛みで、ある時期を境に腹部全体の痛みになり、腹が張って嘔吐する、熱がでてきた場合は急性腹膜炎を考えなければなりません。
 急性に来なくて鈍痛や重苦しい感じがあり、腹が膨れて張るようなときは、ガン性の腹膜炎、肝硬変などにより腹水がたまった場合が考えられます。
 腹部外傷や腸閉塞のとき、またまれな病気ですが、腹部大動脈瘤とその破裂は、激しい腹痛とショックを伴います。
 腎臓はじめ各種臓器の下垂症でも、起立時に腹部全体の痛み、あるいは臓器によっては右寄りなどの腹痛を訴えます。紫斑病や回虫症でも、腹痛発作を起こすことがあります。
 梅毒の脊髄ろうや神経梅毒でも腹痛を訴えます。単なる神経痛のこともあります。

◎女性の場合
 卵巣嚢腫の茎捻転や子宮外妊娠破裂では、右と左、いずれかに痛みがおこります。後者のときには、貧血とショックを伴うこともあり、すぐ開腹手術を要します。婦人科の病気としては、そのほか子宮内膜症や子宮筋腫などでも下腹部が痛みます。子宮筋腫では、月経の量が多くなり、時に貧血の原因となります。

2011年7月23日

各部位の症状(胸痛)


 胸の痛みは、胸のまわりの筋肉や神経、胸の中の心臓や肺、胸膜などの病気でおこります。大血管や食道の病気でなることもあります。女性の場合は乳腺に関する病気でなることもあります。一般に短時間によくなるものは病気ではなく、原因のはっきりしない筋肉痛のようなものであることが少なくありません。
 腕を動かしたり、背骨を曲げたり、回したりするときに痛む胸の筋肉の痛みや、背骨の病気(変形性脊椎症、脊髄腫瘍、椎体圧迫骨折など)があります。
 重いものを持ったり、急いで歩くとき、数分間、胸の真ん中から左のほうが圧迫されるように痛くなるのは狭心症です。
 かぜやインフルエンザでせき、たんが長く続くと、誰でも胸の前や奥が痛みます。
 いきんだり、せきをしたりしたとたんに起こり息苦しくなる自然気胸、胸が締め付けられるような狭心症、奥深く激しく不安感を伴う急性心筋梗塞や、高血圧のある解離性大動脈瘤、そのほか不整脈、心臓神経症、心膜炎などがあります。
 動作や呼吸で痛みが強くなり、圧迫やたたくと痛むときは肋骨骨折や脊椎圧迫骨折があります。特に動作と関係なく、胸の表面か痛くなる場合、肋間神経痛、後に水泡のできる帯状疱疹、乳房に炎症をきたす乳腺炎、乳腺症などがありますが、これは外からみてすぐにわかります。ちくちくする痛みや、痛む部位が一致していない心臓神経症があります。
 そのほか腹の病気でも、胸やけなどで胸に痛みを感じることがあります。

2011年7月21日

一般的な症状(頭痛)


 頭痛を起こすおもな病気には、内科の病気が最も多く、ついで目の病気、鼻の病気、耳の病気、歯と口とあごの病気、脳・神経の病気、婦人病などです。

◎軽い発熱をともなう
 急性で一時的に起こる頭痛の原因で一番多いのは、かぜです。ただのかぜではなくインフルエンザとなると、筋肉・関節痛をともなう高熱が出ます。そのほかの熱が出る病気もよく頭痛をともないます。
 
◎高熱と意識のくもりを伴う
 脳炎、髄膜炎など脳の病気ではしばしば意識がくもります。

◎激しい頭痛、比較的軽い頭痛
 脳の血管に急激な変化、例えば脳卒中で出血が起こると、激しい頭全体の頭痛がし、ついで意識を失うこともあります(くも膜下出血、脳出血)。片頭痛も頭蓋内の血流量が急に変化するものと考えられています。脳梗塞、低血圧などでも軽い頭痛を感じることがあります。

◎顔面または側頭部痛
 三叉神経痛では、突然刺すような痛みが顔面片側におこります。三叉神経の帯状疱疹は片方のひたい、目や口のまわりに痛みがあり、数日して水疱を伴う発疹が出現します。肩こりなどと同様、首から後頭部にかけて、凝った痛みのおこる緊張型頭痛があります。頭痛の多くがこのタイプです。

◎目、耳、鼻、歯などの病気に伴う
 緑内障、副鼻腔炎(蓄膿症)では前頭部から目、鼻の奥に痛みを感じます。中耳炎では側頭部、耳の周りに痛みがおこります。虫歯のときにも頭痛を伴います。

2011年7月20日

一般的な症状(吐血・喀血・血たん)


吐血は消化器から、喀血は呼吸器から、いずれも口から血が出ることを言います。

◎吐血
 食道の病気(潰瘍、マロリー・ワイス症候群、がん、静脈瘤)、胃の病気(潰瘍、がん、胃炎)からの吐血が多いのですが、十二指腸潰瘍からの出血、胆道出血が幽門を逆に胃に入り、それを吐血することもあります。固まった血液、流動性の血液といろいろです、出血から吐血までの時間が長く、胃にとどまっていた場合には、黒褐色になってでてきます。
 大量に何リットルも出るのは、胃・十二指腸潰瘍、食道静脈瘤、肝硬変が多いのです。また、まれに胃炎でもそういうことがあります。
 十二指腸より下部消化管からの出血は、逆流して吐血になることは少なく、ほとんどが黒い下血(血便)のかたちででます。でても排便までに時間がかかったり、トイレで見逃されることがあり、貧血が進んで突然めまいが起こったりします。

◎喀血・血たん
 呼吸器からの出血ですから、ふつうは赤またはピンクで、泡っぽいものです。
 しかし、大量に喀血したときは、吐血と区別がしにくいときもあります。出血する量はまちまちです。
また血が気管支に少したまり固まってでるときは、こっか色の塊としてでることもあります。
 20〜30年前までは、喀血すなわち肺結核でしたが、このごろは肺がんの喀血が多く、特に初期にタンに赤線状に混じる血液が早期診断に大切な徴候です。
 わずかの血たんは喉頭炎、咽頭炎など、かぜの時にもタンと一緒に出ることがあります。
 気管支拡張症、肺吸虫症、肺の損傷のときも、ときに喀血します。大動脈瘤が肺や気管支に破裂したりすると、当然ながら大出血し、処置しないと急死ということが起こります。大量に喀血すると窒息を起こします。

2011年7月18日

一般的な症状(出血傾向)


 特別、何かにぶつかった覚えもないのに、皮膚に内出血の起こることや、繰り返し鼻出血がおこったり、歯が悪くないのに朝歯を磨くとき血が出ること、女性で生理出血が止まらないことがあります。
 このように出血しやすく血が止まりにくい状態を、出血性素因と呼び、しばしば全身に出血のための大小さまざまの赤または赤紫色の出血班ができます。このような症状があったら、診察と詳しい検査を受けなければなりません。
 出血傾向は大きく分けて、血管の壁が弱くなったり、アレルギーをおこしたりするなど、血管に何らかの問題がある場合、血小板に問題がある場合、肝臓で作られる凝固因子に問題がある場合にみられます。

◎血管に変化のおこった場合
 多いのは老人性紫斑病で、高齢者の手の甲、前腕および下腿に出血班が見られます。この場合は心配いりません。
 鼻出血だけの場合は、ふつう鼻の粘膜の細い血管がきれたものが多く、耳鼻科で治療してもらいます。また、中年あるいは高齢者の場合は高血圧の人に、鼻出血がみられます。
 子供では、ビタミンCの欠乏による壊血病があります。特に人工栄養児では気をつけてください。アレルギー性の病気の場合に出血班がみられることがあります。

◎血液凝固が不十分な場合
 血液の凝固が不十分で出血しやすくなっている場合には、特に血小板の減る血小板減少性紫斑病や、先天的に血が固まりにくい血友病があります。
 また薬物中毒、肝臓の病気、白血病などの血液の病気、放射線障害などでも起こります。
 また血のつながった家族の中に同様の症状を持つ人がいないか調べましょう。

2011年7月16日

一般的な症状(下痢・便の異常)


◎下痢の場合
 最も多い下痢の原因は急性胃炎、急性腸炎あるいは急性大腸炎です。肛門に近い腸の炎症ほど下痢を出します。
 近頃は少ないですが、赤痢は粘血便のひどい下痢をします。(しぶり腹)。こういうときは、腹がゴロゴロなり、腹痛をともないます。コレラも外国から持ち込まれないかぎり発生しませんが、ひどい水様下痢をします。
 食中毒でも下痢は一つの症状です。
 潰瘍性大腸炎の下痢は、慢性に繰り返す頑固なもので、粘血便性の下痢が続くために消耗します。このような慢性の下痢を起こす病気では、便秘と下痢を交互に繰り返すこともあります。すい臓の病気では脂肪性下痢を起こします。大腸がんでも刺激性の下痢が起こります。
 さらに、急性肝炎、食物アレルギーでも、下痢を起こすことがあります。
 しかし、熱も痛みもなく元気な人が一日に2〜3回食後に下痢をすることは、それほど心配する必要はありません。

◎便の色、性質
 わさび漬けのような便が出ればすい臓がんが疑わしく、仮に黄疸のはっきりしない時期でも、早々に診察を受けたほうがよいでしょう。

◎血便
 便に血液が混じることを下血といいます。赤い血液が混じれば、まず肛門の病気、多くは痔を考えますが、繰り返し続くときや量の多いときは直腸がんの疑いがあります。黒い便(タール便)は上部消化管に相当量の出血があったことを示します。食道静脈瘤、胃・十二指腸潰瘍、胃がんを考えます。

2011年7月10日

一般的な症状(便秘)


 便通が一日一回なく、時には一週間以上ないようなことを便秘といいます。便秘では、何らかの原因で排便が傷害され、腸管に異常に糞便が貯留した状態になります。便通は人によって回数も量もまちまちです。したがって、排便回数とともにその変化がとても重要になります。具合が悪くなければ、放置し自然に任せてもよいこともありますが、具合が悪ければ、原因を診断して治療する必要があります。

◎急性の便秘
 急に便が出なくなるのは、嘔吐、腹痛、腸閉塞、のことが多く、胃、大腸、産婦人科疾患などの腹部手術の既往歴がある人におこりやすく、一度イレウス(腸閉塞)になると何度も繰り返すといった傾向が見られます。豆やワカメなど腸に入って膨れるような食べ物は食べ過ぎないようにしましょう。
 また、発熱、激しい腹痛、腹部ぼうまんをともなう急性腹膜炎の後、開腹手術のあとは、腸の運動が弱くなり便秘するのがふつうで、おならで腸が動き始めたことがわかります。

◎慢性の便秘
 慢性の便秘は常習性便秘が一般に習慣として起こり、特に女性におおいのですが、一部原因がわかっているものもあります。例えば、移動盲腸、先天性巨大結腸症などで、大腸に便がたまりやすい場所があること、腸の平滑筋の運動がよくないことによって便秘するのです。一般的に内臓下垂症の人は便秘しやすい体質です。
 腸の通りが悪くなる病気、例えば腸狭窄、腸管癒着、S状結腸癌(大腸がん)のあるときには、便がよく出ません。腸狭窄には結核などの炎症のほか、ガンによる内空の縮小、腸管癒着の周囲からの圧迫によるものがあります。
 肛門の病気のときの排便が思うようにいきません。先天性鎖肛は胎便(胎児の腸にたまる便)がでないことで気づかれます。子供の場合、先天性肥厚性幽門狭窄症の可能性があります。
 そのほか、習慣、精神的興奮、緊張や環境の変化、食事の性質、運動不足によっても便秘します。

2011年7月 9日

一般的な症状、尿の異常(回数や量の異常)


 腎臓は体内でできた老廃物や不必要なものを尿として体外に出しますが、同時に体液の量と質を一定に保つようにします。したがって、尿として出された水は、体内の不要物質のみでなく、必要物質をも含むと同時に、その量はからだの必要によって増減します。
 一日の尿量は、健康成人で平均1500mlくらいですが、厚いときや運動をして汗をかき水を飲まなければ減ります。水をよけいに飲んだり、緑茶や紅茶など尿を多くする成分を含むものを飲んだら尿が増えるのは当然です。

◎回数や量が多い

 尿は、腎臓から出て尿管を通り、膀胱にたまったものが、一日数回尿道からでます。その回数はあまり変わりません。膀胱炎などがあると、排尿のとき痛んだり、排尿刺激が増すので排尿回数が増えます。
 また男性が年をとり前立腺肥大症などがあると、十分に圧を加えないと尿がでにくくなり、排尿に時間がかかり十分に出てしまわないので一度に少ししかでず、夜寝ていても、起きて何度でも少しずつ排尿することになります。
 尿量が異常に多くなる病気には糖尿病、慢性の腎臓病、尿崩笑などがあり、特に尿崩症では一日10リットルに達することがあります。

◎回数や量が少ない
 尿量が少ないと、膀胱の刺激が起こらず、排尿回数が減ります。腎臓が本当に悪くて尿毒症の末期ともなれば、乏尿となります。また腎臓はなんともなくても、尿道に石がつまったり、排尿を起こす神経経路に障害が起こったりすると、尿が膀胱にいっぱいたまり、しかもでないということもおこります。これを尿閉といいます。
 尿道から細いカテーテル(ゴムやプラスチックの細管)を入れて、取り除くこともあります。尿量が異常に少なくなる病気としては、急性腎炎、ネフローゼ、腎不全の末期、肝硬変、うっ血性心不全、出血多量のとき、やけど、日射病、膀胱ガン、尿道結石、尿道狭窄、脱水症などがあります。

2011年7月 7日

一般的な症状(汗の異常)


 汗の分泌をうながす中枢は脳にあるので、精神的に脳が刺激されると汗をかきます。驚いたとき、緊張したときには汗がでます。
 また、高い温度が直接に汗腺にはたらいても汗の分泌が起こります。労働や運動ででる汗は生理的なもので、病気ではありません。太った人は汗をかきやすい、といったこともあります。
 
◎汗をほとんどかかない
 
 汗腺の発育が悪く体質的に汗をかかない人もいますが、下痢や嘔吐が続いて脱水状態になり、汗が少なくなることがあります。
 特に子供や高齢者は脱水になりやすいので、注意しましょう。甲状腺機能低下症では、さむけ、不活発、脈が遅い、むくみなどの症状とともに、また尿毒症では、むくみ、動悸、無尿などとともにみられます。
 また、汗は自律神経によって調節さていますので、自律神経そのものの異常でも、汗がでなくなることがあります。体の片側だけ汗が出なくなる場合は、末梢の自律神経障害が疑われます。

◎汗が多い

 全身に汗をかく病気としては感染症などによる発熱性疾患のほかに、動悸、眼球突出や甲状腺のはれのみられるバセドウ病、まひや意識障害をきたす脳卒中のあとなどがあります。肺結核などの慢性の消耗性疾患でも寝汗をかきます。
 子供でも、疲れすぎたときには暑くなくても大量の寝汗をかくことがあります。

◎汗の色とにおい

 神経質な女性で、目のまわり、ひたい、わきの下、股、陰部、口、鼻の周囲などに薄茶色のついた汗をかく人がいます。これを色汗症といいます。色のある薬を飲んで、その色のついた汗をかくことがあります。
 汗は時間がたつと、誰でも多少の匂いが出るものですが、わきがのようにアポクリン腺から出る汗は鼻をつくにおいがあります。
 皮膚がんなど皮膚病の場合にも悪臭を発します。

2011年7月 6日

一般的な症状、運動の異常(運動失調・けいれん)


◎運動失調
 筋力があるにもかかわらず運動がスムーズにできず、バランスがうまく取れない状態を運動失調といいます。上肢では字がうまくかけない、不器用、手が震える、下肢ではふらつく、めまいがする、転びやすい、階段上り下りが困難などとうったえ、さらに構音障害としてろれつが回らないとうったえます。
 ゆっくりおこってくるものとして脊髄小脳変性症があります。脊髄小脳変性症は多くの病気の総称ですが、共通の症状は、体のバランスを失う、眼球が自動的周期的に一定方向へ動く、などがみられます。
 また、小脳梗塞や小脳出血で運動失調が急に出現することがあります。
 なお、前庭神経炎、聴神経腫瘍、メニエル病などでも運動失調が見られますが、これらはめまいをともなうのが特徴です。

◎けいれん
 発作的に意識喪失が起こり、同時に、けいれん(ひきつけ)が現れる運動障害もあります。
 気を失って倒れ、全身の筋肉を硬直化させ、次に十数秒間ガタガタとふるえ、泡を吹きます。数分で気がつきますが、自分では思い出せないことがおおいようです。したがって、目撃者や今までの経過をよく知っている、家族や友人などが意識障害の有無や持続時間などけいれんの内容を伝えることが重要となります。
 脳の血管障害や腫瘍など、あらゆる脳の病気や傷でてんかんは起こりますが、これを症候性てんかんといい、脳の病気が証明できないものを真性てんかんといいます。
 発症する年齢によっておおよその原因がわかります。生後三歳までは分娩損傷、感染症、熱性けいれん、先天性代謝異常によるものが多く、10〜25歳の学童期から青年期にかけては真性てんかんが多く見られます。
 25歳以上になると、脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷などがおもな原因となります。

2011年7月 4日

一般的な症状(嚥下困難・胸やけ)


◎嚥下困難(飲み込みにくい)

 飲み込むときに使えたり、むせたりすることがあります。あきらかな病気がなくても、呼吸とタイミングが合わず、むせることはよくあります。赤ちゃんがミルクを飲むときにむせるのはこのためです。
 まず病気として最初に考えられるのは、食物の通る道の異常です。扁桃炎、食道や胃の噴門けいれん、ガンや食道裂孔ヘルニアで食道が狭くなります。さらに、大動脈の異常や大動脈瘤で食道が圧迫される場合に使える感じが起こります。
 食べ物が飲み込みにくいときは、のどであれば耳鼻咽喉科、首より下であれば内科をまず受診しましょう。
 脳梗塞など中枢神経の病気ではのどの神経がまひしてむせたり飲み込めなくなることがあります。

◎胸やけ
 胸やけは食道の下の部分の運動障害で起こるといわれ、胃液酸度の上昇、食道内への胃液の逆流、食道内圧の高まりなどで起きます。
 また、甘いものや穀物(イモ類)を食べると胃内圧を高めたり、発酵することによって胸やけがおこりやすくなります。
 病気では逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がん、慢性胃炎のとき起こります。さらに妊娠でもうったえることがあります。
 最も多くみられるのは、食道裂孔ヘルニアで胃が胸空のほうに飛び出し、胃の入り口である噴門のしまりが悪くなり、胃液が食道に逆流することによって胸やけが起こります。これは、高齢の腰が曲がった人によくみられます。
 げっぷは、胃がガスによって著しく引き伸ばされ、胃から食道を通って、体外へガスが出る現象を言います。多くの人が経験する、炭酸飲料、ビールを飲んで出るげっぷは、このようなげっぷです。
 げっぷがしばしばおこったり、臭いにおいのあるときは病的で、胃・十二指腸潰瘍、胃がんが考えられます。

2011年7月 3日

一般的な症状(せき・たん)


 せきは、のど、気管、気管支、胸膜のどこかの刺激によって出るものです。気道に炎症があって分泌物をともなうと、これをたんとして吐き出します。せきはたんをともなうときと、たんのないときがあり、たんの出ないせきをからせきといいます。血圧降下薬のなかには、副作用で空せきをおこしやすくするものもあります。
 
 たんにもいろいろあって、鼻から下がってくるたん、水のような薄いたん、粘液、うみ、泡、血液、腫瘍片や異物を含むたんなどいろいろで、たんの検査は病気の診断にも極めて大切です。

◎風邪を引いたとき
 せきとたんを出すいちばんふつうの病気はかぜです。かぜが長引くときは、なかに感染症が加わったか、マイコプラズマ肺炎など特殊な肺炎か、もともと肺や心臓病の病気があって治りにくいか、何かわからない病気が隠れているか、よく調べてもらう必要があります。

◎特にたんを多量に出す病気
 気管支拡張症のときは大量のたんが出ます。肺膿瘍で悪臭のする汚い膿のようなたんが出るときは、病原菌についてよく調べる必要があります。
 副鼻空や扁桃の病気でもたんを多く出すことがあります。

◎血たんを出す病気
 肺がんのはじめの症状として、血たんがあります。また、心臓弁膜症の進んだ時期には、時々血たんを出し、肺結核と間違えられることがあります。今はまれですが、寄生虫病の肺吸虫症では、せきとたん、特に血たんがでます。

2011年7月 2日


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