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血圧・血管の主な病気


◎二次性高血圧

 高血圧の原因がはっきりしている場合には二次性高血圧といい、高血圧の原因がわからない場合には、本態性高血圧といいます。本態性高血圧は通常35歳以上の人が多く、二次性高血圧は比較的若い人に多くみられます。これらの中には、治療法が全く違うものや、治療が不要なものもあります。以前は、二次性高血圧は腎皮質性の高血圧を除いて、数パーセント未満のまれな病気と考えられていました。しかし、最近は原発性アルドステロン症や腎血管性高血圧などの原因は極めてまれとはいえないほど、しばしば発見されています。

 二次性高血圧は、若い人の高血圧のほかに、治療でなかなか血圧が下がらない場合や、高齢者で急激に高血圧を発症した場合などに疑われます。

 高血圧の原因は、神経やホルモン、特に副腎から出るアルドステロンやアドレナリン(エピネフリン)、腎臓から出るレニンと、それによって作られるアンジオテンシンの血管への作用とアルドステロンの過剰やナトリウムの蓄積など、色々なしくみとはたらきによります。

◎腎臓からくる高血圧

○腎性高血圧症
 さまざまな原因で腎臓が病気になると、そのために血圧が上昇します。血清クレアチニンが上昇することにより、腎臓の機能が低下している子音がわかります。

 代表的な疾患としては、各種の腎炎、尿毒症、多発性のう胞腎、糖尿病性腎炎などがあります。血圧が高いと、そのために腎臓の病気が進行するという悪循環を招きます。したがって、血圧を下げる必要がありますが、過度の血圧低下は逆効果ですし、実際に薬を使用してもなかなか下がりにくいのも事実です。

2012年1月30日

血圧・血管の主な病気


◎高血圧症

 一般に、最大血圧140ミリHg、最小血圧90ミリHg以上のとき、血圧が高いといいます。年齢によって違います。年をとると、高血圧の人は急激に増加します。

 一度、血圧を測って高かったらといって、すぐ高血圧症があるというわけではありません。血圧は色々な原因で変化するものです。安静な状態で何度かはかり、しかも日をあらためてはかって、やはり高いときにはじめて血圧が高いということになります。

◎軽症高血圧

 高血圧症は、血圧値によって分類されます。通常収縮期血圧が140〜159、拡張期血圧が90〜99ミリHgの範囲の高血圧を軽症高血圧と呼び、高血圧に基づく疾患の進展がもっともゆるやかな経過を示しますが、放置してよいということではありません。正常血圧とくらべると、はっきりと脳卒中や心筋梗塞の危険性が高く、10年、20年ののちにはこのような心血管疾患にかかりやすいことがわかっています。

 しかも問題は、このような軽症高血圧の範囲に入る人が極めて多いということです。たとえ疾患の発生率が、重症〜中程度の高血圧にくらべて相対的に頻度が低いとはいえ、全体から見ると何百万人〜何千万人という人たちがこれに相当するということになると、軽症高血圧といえども、このために心筋梗塞、脳卒中になる人の絶対数が、無視するわけにはいかないほど大きくなります。

 また、高血圧だけではなく、動脈硬化になりやすいほかの危険因子、例えば、高齢者や喫煙、高コレステロール血症、ていHDL血症、肥満、糖尿病、尿中微量アルブミン、心筋梗塞、脳卒中の家族歴などがひとつ、あるいは二つ三つ同時に存在していると、疾患の発症率は飛躍的に増大します。

 したがって、軽症高血圧も一般療法や、それで不十分なら血圧降下薬で十分に管理する必要がでてくるでしょう。

2012年1月29日

血圧とは


◎血圧

 血圧というのは、血管の中の血液が血管の壁に及ぼす圧力を言います。血管には動脈と毛細管と静脈があり、血液は心臓から動脈を経て毛細管へいき、静脈を経てまた心臓に帰ります。この血液の流れは、圧の高いところから低いところへ向かいます。つまり動脈では圧が高く、静脈では圧が低いのです。ふつう、血圧という場合は、このかなで動脈の中の圧をいい、静脈内の圧は動脈圧と呼びます。

○最大血圧と最小血圧

 心臓が収縮するごとに、動脈内の圧は上がったり、下がったりします。そのときの最高の圧を収縮期血圧、最大血圧または最高血圧と呼び、最低の圧を拡張期血圧、最小血圧または最低血圧と呼びます。最大血圧と最小血圧の差は脈圧と呼んでいます。最大血圧と最小血圧の差の三分の一を最小血圧に加えた値を、平均血圧といいます。常時、動脈にかかっている圧力の平均的な値です。

 血圧は心臓が排出する血液の量に影響されます。心臓が急に大量の血液を動脈内に送りだすと、最大血圧が高くなり、脈圧が大きくなります。

 最小血圧の調節は、主として毛細管に分かれるすぐ手前の細動脈でおこなわれたいます。細動脈を狭くすると、動脈の抵抗が大きくなって、最小血圧が高くなります。また、ここがゆるむと、最小血圧は低くなります。この部分は神経や色々なホルモンによって調整され、必要に応じて、緩めたり縮めたりしているわけです。

 血圧が異常に高くなると、高血圧症になります。俗に、血圧というと最大血圧だけを問題にされますが、最小血圧も重要です。最小血圧が上昇すると平均血圧も上昇するので、動脈への負担が増します。

2012年1月28日

皮膚のおもな病気 つづき


◎凍傷(しもやけ)

 冬のはじめ、10月末ごろから多くなります。手足が冬になると紫紅色になり、冷たくなる人に多くできます。

 しもやけには、紫紅色にはれあがって、たるがきのような形になっているものと、赤いまるい、皮膚面から扁平に高まった発疹との二つがあって、前者は子供に、後者は大人に多い傾向です。かゆみが強く、特による、寝床に入ってからひどくなります。なかには、くずれて潰瘍となり、また水ぶくれをつくって、内部に出血しているものもあります。

 手足に多いのですが、耳、鼻など、体の末端の部分にもよくできます。

 しもやけの原因は、寒さのために血液循環が悪くなるからです。しもやけのできやすい体質の人では、10度の気温ですでに皮膚の血液循環に変化があらわれ、しもやけが起こることになります。このため、しもやけは極寒とは限らず、すでに10月末ごろから始まるわけです。

 しかも、湿気が多い地方では、乾いた地方に比べて皮膚に寒さが作用する時間が長く、しもやけが起こりやすくなります。

 予防として血液循環をよくすることが第一です。

 手足のマッサージを毎日することが大切です。日中でも機会があるごとによくマッサージをしましょう。

2012年1月26日

皮膚のおもな病気 つづき


◎熱傷(やけど) つづき

 やけどの深さは、1〜3度に分けられます。

第1度

 表皮のやけどで、皮膚が赤くなり(紅班)、軽いむくみ(浮腫)がでて、ひりひりとした痛みがあります。

第2度

 表皮の下の真皮にまで及んだやけどで、赤くなって水泡ができます。神経が刺激されて痛みの強いのが一般的です。

 第2度熱傷は、さらに浅層熱傷と深層熱傷に分けられます。浅層熱傷は水疱のしたが赤くなっていますが、深層熱傷では白くなっています。深層熱傷になると、傷の治りが遅く、治ってもあとが残ってしまうことが多いものです。

第3度

 やけどによる皮膚障害が皮下脂肪まで及んだものです。真皮の血管や神経も壊れてしまいますので、皮膚は白色、黄白色となり、痛みも感じなくなります。しばらくすると壊死におちいった組織が取れて潰瘍ができます。なかなか治りにくく、治ってもあとが残ります。

 やけどの重症度、深さと面積で治療方法が異なりますが、部分的なやけどの応急処置としては、まず冷やすことです。水道水のような流水で30分から一時間くらい冷やしてから、病院を受診するようにしましょう。部分的なやけどでは感染をふぐため、消毒、抗生物質の軟膏塗布、さらには内服をして経過を診ます。浅いやけどでは数日から二週間以内にあとを残さず治ります。深いやけどは2〜3週間しても治りません。感染防止や壊死組織を除く治療を続けるか、場合によっては植皮手術をすることもあります。

 2度熱傷で体表面積の10パーセント以上、30パーセント以上を占めるときは、それぞれ中等症、重症、3度では3パーセント以上、10パーセント以上をそれぞれ中等症、重症とします。入院などのきちんとした治療が必要となります。特に3度の広範囲重症熱症は生命の危険性も大きいので、ただちに熱傷治療設備のある病院に運ぶ必要があります。

 また乳幼児は大人と比べて、熱傷面積が広くなくても、感染をおこしやすく、全身状態が悪くなりがちです。

2012年1月25日

皮膚のおもな病気 つづき


◎熱傷(やけど)

 いわゆるやけどです。やけどは皮膚に高温が作用して起こりますが、温度が高く、全身に及ぶと死亡することもまれではありません。浅いやけどではきれいに治ってあとを残しませんが、深いやけどでは瘢痕(ひきつれ)やケロイドになることがあります。

 やけどの浅い、深い、つまり皮膚の重症度は、温度とその接触時間で決まります。高温でも瞬間的接触であれば、意外に浅くてすみますが、湯たんぽのように低温でも長い時間接触しているときには、深いやけどになってしまいます。

 やけどを起こす原因は数多くあります。その中ではやはり、家庭で熱湯をかけたり、味噌汁、コーヒーやお茶のこぼしたりといったものが多いようです。てんぷらの油を浴びたり、ストーブやアイロンなどの接触もよくあります。花火をしているときの事故もあります。

 重症になることが多いのは、火災によるものです。

 やけどの重症度は、その深さと面積で決まります。手のひらの面積が体の表面積の全体の1%にそうとうするので、それを目安に面積を出すことが出来ます。また、九の法則といって、体の各部分が九%相当の面積を占めることを利用した方法もあります。この方法は大人用で、乳幼児では頭、顔の面積が大きいので補正が必要です。

2012年1月23日

皮膚のおもな病気 つづき


◎帯状疱疹(帯状ヘルペス)

 はじめは、頭痛、腰痛、そのほか神経痛のような痛み、だるい感じがあります。それに続いて、痛みのある皮膚に、米半粒大ぐらいの赤い発疹が五、六個ずつむらがってでき、それが全体としては線状、または帯状に並んできます。だんだん、小さな水ぶくれが目立ってきます。

 一つ一つの水ぶくれの内容は、はじめは透明で、そのまわりの皮膚が赤くなっているのが特徴です。だんだん内容はにごり、中には出血しているものもありますが、水ぶくれの中心部が黒くなって、凹んでいくのが特徴です。また、ほとんど片方だけにできます。

 原因として子供のとき水疱瘡にかかるとウイルスが体内に潜伏します。ちょっとした体調不良や免疫が落ちると、この潜伏ウイルスが活性化して、増殖し、皮膚の表面に出てきたものが帯状疱疹です。多くの場合は、三週間ぐらいでよくなります。二度これにかかることは、まずありません。

 治療上注意しなければならないのは、目のまわり、つまり三叉神経痛の領域に一致する部位にできるものに、眼球病変を起こすことがあることです。高齢者では後に長く神経痛が残ることがあります。この帯状疱疹後神経痛を残さないためには、できるだけ早期に治療を始めることが必要です。

2012年1月22日

皮膚のおもな病気 つづき


◎掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

 手のひらや足の裏に膿疱が出現して慢性の経過をとり、再発を繰り返して治りにくい病気です。かゆみを伴い、手のひらでは母指球、小指球部に多く、指腹にもできます。足の裏では土踏まずにできることが多く、たまに足裏とともに側縁にもできます。これは手のひら部にもいえます。局面を作っていて、境界が比較的鮮明で、乾燥してくると角化増殖、はがれ落ちが目立ちます。

 一般に全身症状はありませんが、時に発熱、関節炎、腹痛を伴うことがあり、本症と関係して、胸肋鎖骨間骨化症をしばしばおこすことが特異の所見としてあげられています。半数ぐらいに爪の変化を見ます。

 慢性の経過をとって難治であるのが特徴で、手のひら、足の裏に繰り返して膿疱を生じるのをみたら、本症を考えるべきです。

 原因はよくわかっていませんが、外国では、乾癬の一型と考える事があるようですが、日本では扁桃炎、歯ぐきなどの病巣感染と考える人が多いようです。みずむしと似ていますが、膿疱かた白癬菌、細菌などは証明されていません。比較的に多い病気です。

 治療では、病巣感染があるときは、その除去が第一です。副腎皮質ステロイド軟こうの外用も効果があります。非ステロイド系消炎薬、抗ヒスタミン薬、抗生物質などを用います。

2012年1月21日

皮膚のおもな病気 つづき


◎神経皮膚炎

 中年女性の首、特に首の後ろ(うなじ)によくできます。皮膚が灰白色をおび、きめが粗くなって厚くなります。楕円形もしくは帯状の発疹で、たむしと間違えられたりすることもあります。

 かゆみが非常に強いのが特徴で、また気がまぎれていると、かゆみが気にならないといったことがあります。

 治療法には副腎皮質ステロイド軟こうの外用。かゆみを抑えるために抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の内服があります。

◎中毒性の皮膚病

 食物、薬など、外から体内に入ったもののほかに、体内で発生した毒素(たとえば、内臓病変、月経、妊娠に伴ってできたもの)によって起こってくる内因性の皮膚の病気を総称して、中毒疹と呼んでいます。

 このうち、薬によるものは、薬疹で、ほとんどすべての薬品がその原因になるといっても過言ではありません。特に解熱約、抗てんかん薬、睡眠薬をはじめ、ペニシリンやそのほかの抗生物質、血圧降下薬、向精神薬、脳代謝改善薬や循環器用薬によるものが多くみられます。近年、高齢者を中心に多種の薬剤を内服している人が多く、薬疹の頻度が高まっています。薬を飲み始めてから1〜2週間、あるいは1〜3ヶ月、時には半年、一年くらい経ってから薬疹が出ることがあります。

 薬疹は湿疹や、水疱やじんましんなど、いろいろな皮膚病変を示します。したがって、発疹の形よりもむしろ薬を飲んでいるかどうか(薬剤歴)、薬を飲み始めてどれくらいして皮膚症状がでてきたかが薬疹を考える際に重要になってきます。

 中毒疹の誘因としては、腎臓、肝臓、胃腸の障害があり、月経前一週間は、他の時期よりも起こりやすく、食中毒では、腹痛、下痢、または便秘を伴っています。

 特定の原因に決まった発疹の形があるわけではなく、その形は色々です。一般にかゆみが強く、左右対称性にあらわれるのが特徴です。アレルギーが原因と考えられるものもあります。

 治療では、薬、食物、そのほかの原因がはっきりしているものでは、それを避けます。一度中毒を起こしたもの、ことに薬では、これを二度ととらないようにします。中毒疹は、繰り返すごとに悪化するものです。
 
 同時に、体の中に残っている毒素を早く体外に排出し、または無毒にします。ブドウ糖、ビタミンC、抗中毒・アレルギー治療薬の静脈注射が効果があります。

 肝臓、胃腸、腎臓の障害があるときには、これを改善します。

 範囲が広く急性症状が強いものには、副腎皮質ステロイド薬の内服が用いられます。

 外用療法は疹型に応じておこなわれます。

2012年1月19日

皮膚のおもな病気 つづき


◎皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)

 皮膚に発疹を認めないが、激しい皮膚のかゆみを訴えるものを、一般に皮膚掻痒症と呼ばれます。

 皮膚掻痒症は高齢者で皮膚がかゆくなる、全身がかゆくなる、体の一部がかゆくなる、の三つのタイプに分けられます。

 老人性皮膚掻痒症は、皮膚が乾燥するために起こり、足、腰、腹部がかゆくなることが多くなります。

 乾性野皮膚を持っている、さめはだの人にも同じ様におこります。冬に目立ち、あたたかくなると軽快します。

 全身がかゆくなるタイプは全身病の人にその前駆症状としておこる事があります。白血病、悪性リンパ腫、ガン、糖尿病、腎臓病、腎不全、甲状腺の病気、痛風などのときです。一般のかゆみ止めが効かないのが特徴です。

 また、体の一部分だけがかゆくなるものがあります。女子陰部の陰部掻痒症、肛門周囲の肛門掻痒症などです。限局性皮膚掻痒症のうちで、陰部掻痒症の原因としては、内分泌腺(特に卵巣)障害、月経、妊娠、更年期に併発してくるものの他、トリコモナス、子宮内膜炎、卵管炎など、婦人科疾患があげられます。

 治療では、かゆみ止めの内服、老人性皮膚掻痒症のように乾燥した皮膚の上に起こったものには、尿素軟膏やヘパリン類似物質を含んだ軟膏の外用、ビタミンAクリームも有効です。

 感染を併発していない限局性皮膚掻痒症には、副腎皮質ステロイド軟こうが有効です。

2012年1月18日

皮膚のおもな病気 つづき


◎じんましん

 ちょうど、虫に刺された後のように、淡紅色の浮腫性の発疹ができるものです。かゆく、引っかくと、そのすじに沿って皮膚が赤くはれてきます。ここの発疹は30分から2〜3時間で消えますが、いっぽう、次々に新しいものができてなかなか治りません。

 皮膚末梢の毛細血管透過性の亢進が発疹の原因です。それを誘発する物質(化学伝達物質)の多くは肥満細胞からでるヒスタミンで、かゆみの原因となります。

 かゆみを生じる物質の直接刺激ではなく、抗原抗体反応(アレルギー反応)によってじんましんの出てくることもあります。これは、ある原因物質(抗原)が一度体内に入ると抗体が産生され、再び同じ物質、あるいは似た物質が体内に入ると、これを排除しようとして抗原抗体反応がおこります。この結果、(ヒスタミン、アセチルコリン、セロトニン)が産生されて、じんましんが起こるのです。

 抗原としては、食物(魚介、肉、生乳、卵など)、薬剤(ペニシリン、ピリンなど)、ほこり、香料など、なんでも抗原になりえます。圧迫、摩擦、温熱、ストレスも原因になります。

 治療としては、抗ヒスタミン薬、あるいは抗アレルギー薬の内服となります。また原因がわかれば除くことが大切です。抗アレルギー薬は肥満細胞でのヒスタミン産生も抑えますが、抗ヒスタミン薬は産生されたヒスタミンの作用を抑えます。治療中断で再発することもありますが、根気よく治療しましょう。

 重症のときは副腎皮質ステロイド薬の内服が使われるときもあります。

2012年1月16日

皮膚のおもな病気 つづき


○成人型アトピー性皮膚炎

 成人のアトピー性皮膚炎は小児期から続いて起こることも、いったん小児期のアトピー性皮膚炎が良くなった後、再発する形で起こることも、又それまでははっきりしたアトピー性皮膚炎の症状がなくて起こってくることもあります。

 成人型の特徴は額などの顔、首、前胸といった目立つ部位が赤く、あるいは赤黒くなって、強いかゆみも出てくることです。手のあれが目立つこともあります。成人のアトピー性皮膚炎は治りにくく、長期間の治療が必要です。かゆみをおさえることや社会生活を円滑に送るための対策としての治療が大切です。

 アトピー性皮膚炎は遺伝的な体質が関係する病気で、この体質をアトピー体質といいます。両親の家系にぜんそく、花粉症、じんましんなどのアレルギー性疾患をもっている人によくみられます。患者自身も、同時にぜんそくをもっていることがあります。そのときは、ぜんそくが出ると湿疹が治り、逆にぜんそくがよくなると湿疹が出るということもみられます。

 アトピー性皮膚炎の原因はよくわかっていません。アトピー素因という遺伝的体質が関連していることは間違いありません。

 アレルギーの原因を食物、例えば卵白、母乳、牛乳、とする考え方もありますが、これらを食べても必ずしも悪化しません。アトピー性皮膚炎と食物との間には一定の関係はありません。ここの場合について、細かい注意を払うことが大切で、一律に食事制限をして、発育を妨げ、かえって湿疹を治りにくくしていることも少なくありません。つまり、食べさせてみて、それで湿疹が悪くなったと考えたとき、初めてそれをやめればいいということになります。

 かゆいためによくかきますが、このかくことをやめるだけでアトピー性皮膚炎はかなりよくなります。

 アトピー性皮膚炎が治りにくいのは、自宅療法のために治療が不適当であることが少なくありません。
 
 また、アトピー性皮膚炎は、治療でよくなっても再発しやすく、そのとき、適切な治療ができるようにするためにも、一度医師に色々注意を聞いておくことも大切です。

 治療上一番大切なのは、まず、かゆみをとめることです。というのは、かゆい子供は無意識にひっかいて、症状を悪化させるだけでなく、細菌感染を併発してしまいます。しかも、眠りが妨げられ、子供を神経質にする恐れがあります。事実、それまで治らなかったものが、適切なかゆみどめ(抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬)などで、目に見えてよくなることが多いからです。

 皮膚炎を抑えるためにはまずこう薬療法をおこなうことです。副腎皮質ステロイド軟こうの外用は効果があります。現在色々な種類の副腎皮質ステロイド軟こうがありますが、皮膚の症状に応じて使い分けが必要です。

2012年1月15日

皮膚のおもな病気 つづき


◎アトピー性皮膚炎

○小児のアトピー性皮膚炎

 小児でも、乳幼児と幼少児で皮膚炎症状が違います。

 乳幼児では、ジクジクすることも良くあります。頭では黄白色の厚いふけのようなものが見られます。時に、くび、胸から全身に広がります。体の皮膚の乾燥感をみることもあります。かゆみがあります。乳幼児期に自然に治ってしまう場合と、そのあと幼小児期の型に移行する場合があります。

 幼小児期のアトピー性皮膚炎は、乳幼児期から引き続いておこる場合と、乳幼児期の症状がおさまった後しばらくして出てくる場合があります。一部はブツブツ、ジメジメしますが、全体としては乾燥した皮膚炎です。

 全身の皮膚も乾燥気味で、少しザラザラした感じになることもあります。ひじやひざの裏、手、足などに皮膚が厚くなって表面が粗くなった状態がおこります。幼小児期には耳切れを起こすこともあります。かゆみが強く、引っかき傷をつくることもしばしばです。成長につれてよくなることが多いのですが、一部の人は成人型アトピー性皮膚炎に移行します。

2012年1月12日

皮膚のおもな病気 つづき


◎皮脂欠乏性皮膚炎

 皮膚の脂肪分泌や発汗が低下した高齢者の下肢、腕などに、冬になると起こってくる湿疹です。皮膚が乾燥してかさかさしているところは衣類などの刺激でできてくると考えられています。

 乾燥した皮膚の一部が赤くなって、浅いきれつがみられます。貨幣状湿疹が出てくることもあります。春になると自然に良くなってしまいます。

◎脂漏性湿疹

 えんどう豆大からソラマメ大の、わりあい境界がはっきりした紅色発疹で、黄色みを帯びるとともに、表面はこなを降りかけたようになります。
 
 かゆみがありますが、それほど強くはありません、脂漏部位といって、顔面、頭、わきの下、外陰部などの脂肪が多量に分泌される部位にできる湿疹です。

 原因は、脂漏性(脂肪分泌量の多い)体質のうえに、でんぷう菌というカビの一種が増えるためといわれています。

 幼時にもこれが起こりますが、2〜3ヶ月目に全身に広がって、皮膚が赤くなり、おおきな葉状の落屑(皮膚の表層が大小の角質片となってはげ落ちること)をみることがあります。

 治療では、脂肪分の多いものをとることをやめて、便通をよくします。外用薬として、副腎皮質ステロイド軟こうや抗真菌(カビ)薬の軟膏が効果があります。

2012年1月 7日

明けましておめでとうございます。


 明けましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします!

 いよいよ年も開け2012年の始まりですね!

 う〜今年はどんな年にしようかな?と思っていますが・・・。

 昨年は骨盤に関してはだいぶ進歩した年でした。

 ぎっくり腰や、腰痛でも色々なパターンがあるのですが、その色々なパターンに適した治療法をさらにアレンジして、やさしく正確に骨格を矯正することがさらにできるようになりました。

 今年は、そこをさらに広げてもっと幅の広い治療方法の確立と、背骨に関してのもう少し細かいテクニック磨きでしょうか。
 それと気功もさらにパワーアップしたいですね!

2012年1月 5日


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