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急病の手当て(強い腹痛のとき)


◎強い腹痛の原因

 腹痛は日常よく見られる症状で、その原因はさまざまです。精神的緊張だけでも強い腹痛を起こすことがあり、さらには狭心症、心筋梗塞、肺炎でも腹痛を訴える人もいます。腹痛を迅速、正確に診断することは、大変難しい症状の一つといえるでしょう。

◎強い腹痛のときの手当て

 急に強い腹痛を訴える人を見たときは、まず膝屈曲位にして腹壁の緊張を軽くします。この姿勢にしただけでも、腹痛が治まってくる場合があります。また、飲み物や食べ物を与えてはいけません。

○腹痛の人に聞いておくこと

1腹痛の場所。また、いつから痛いのか。
2腹痛の引きがね(誘因)はあるか(たとえば、暴飲暴食→急性胃炎、脂っこい食事のあと→胆石発作、飲酒後→急性膵炎が考えられます。)
3排便、排ガスはあるか。血便はあるか。
4嘔吐、吐血はあったか。
5生活状況について(精神的ストレスが多かったか。)
6発熱はあったか。(体温を測っておきましょう)

 これらは、診察する際に大変参考になります。腹部大動脈瘤破裂や急性膵炎では、突然死する場合があります。


急病の手当て(吐血・喀血のとき)


◎吐血と喀血

 吐血とは、食道、胃、および十二指腸から出血した血液を吐き出すことです。大量の吐血は出血性ショックになり死亡することがあります。また、吐血した血液が気道に入って窒息したり、誤嚥性肺炎を起こしたりすることもあります。
 喀血とは、気管、気管支、肺から出血した血液を喀出することです。喀血では、吐血のように出血性ショックになるほどの大量出血はほとんどありませんが、血液が気管や気管支をふさいで窒息したり、重症の肺炎を起こすことが多く、やはり生命にかかわる症状です。

◎吐血のときの手当て

 吐き気があるときは、洗面器などに吐かせます。吐血の場合は、大量出血により血圧が下がっていることが多く、無理に立たせておくと、めまいを訴えたりして倒れてしまうことがよくあります。
 吐かせるときは、血液が気道に入ったりして窒息や誤嚥性肺炎を起こさないよう、ネクタイやシャツのボタンははずし、回復体位をとらせて吐かせ、吐いた後も十分に注意して見守ってあげることが大切です。

◎喀血のときの手当て

 喀血では、血液が気管や気管支をふさいで窒息したり、重症の肺炎を起こすことが多いため、すぐに救急車を呼ぶことが大切です。
 救急車がくるまでの間、呼吸をらくにするために、衣類は緩め、横向きに寝かせ、回復体位にします。そして、口のなかにたまった血液は、すぐに吐き出させてください。喀血のときも、水を飲ませたりすることは厳禁です。


急病の手当て(嘔吐のとき)


◎嘔吐の起きる場合

 吐く(嘔吐)は、脳(中枢)から胃腸(消化管)にいたる経路に異常があったときに起きる症状です。多くの場合、吐き気(悪心)に引き続き嘔吐が起きてきます。その原因は多岐にわたります。
 嘔吐が続くと脱水症状におちいり、急激に腎臓の機能が悪化したり(急性腎不全)、血圧が下がり意識障害が起きてきます。また、吐いたものをのどや気管・気管支につまらせて窒息したり、誤嚥性肺炎を起こして死亡することもしばしばです。

◎嘔吐の手当て

 嘔吐したときは、まず吐きたいだけ吐かせます。その際、仰向けだと、嘔吐物で窒息や誤嚥性肺炎の危険性があります。横向けに寝かせて回復体位にして吐かせるようにします。そして、吐物の色やにおい、血液が混じっていないかなどを観察します。
 嘔吐を起こす病気は数多くあり、中には命にかかわる重篤な病気もあります。嘔吐だけでなく、他にも症状をともなっていたり、嘔吐が何回も続くときはただちに救急車を呼びましょう。

◎食中毒のときの手当て

 食中毒のときも頻回の嘔吐がみられます。まず、胃の中に残っている毒物を出すために吐きたいだけ吐かせますが、無理をして吐かせる必要はありません。意識がはっきりしない場合は、吐物による窒息や誤嚥性肺炎を起こしますので、横向けに寝かせて回復体位にして吐かせるようにします。この際、吐き気止めや胃腸薬は症状を悪化させる可能性があるため、飲ませないようにして、すぐに救急車を呼びましょう。
 救急車がくるまで、家族や職場同僚、友人に同様な症状の人がいないかどうか、今日食べた食材や調理方法・保存方法、嘔吐以外の症状、最近の海外渡航の有無についてまとめておきます。
 食中毒は予防が大切です。ありとあらゆる食材が食中毒の原因となるため、清潔な調理や新鮮な食材を使用すること、および加熱処理を十分に行うことです。さらに野草やきのこによる食中毒は、季節により発生しますので、食べられる品種と有毒な品種を間違えないように、最新の中が必要です。


急病の手当て(発熱のとき)


 発熱は、38度未満の微熱と、38度を超える高熱とに区別されます。微熱だからといって安心はできません。
 発熱の原因の多くは感染症(細菌やウイルスなどの微生物による病気)ですが、膠原病、悪性腫瘍、熱射病、薬の副作用、脳出血などでも高熱が見られるときがあります。

○子供の発熱

 子供の発熱の多くは感染症で、しかもカゼ症候群(感冒)、咽頭炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器感染症が大多数です。しかし、虫垂炎、中耳炎、白血病による発熱もあります。

○大人の発熱

 大人も子供と同様に呼吸器感染症が多く、そのほかに腎盂腎炎、胆のう炎、虫垂炎、膠原病、悪性腫瘍、薬剤の副作用による発熱もみられます。

○海外からの帰国者が発熱したとき

 海外、特に東南アジアやアフリカから帰国して発熱した場合は、マラリア、チフス、デング熱、急性A型肝炎のこともあります。感染症の専門家がいる病院を受診しましょう。

◎発熱の手当て

 発熱以外の症状がなく、元気で機嫌もよく、いつもどおりの食事ができている場合は、様子を見ながら手当てをします。
 悪寒や古江があるときは、全身の保温に注意し、温かい飲み物を与えるようにします。高熱のときは、全身の保温に注意し、氷のうや水枕で頭部を冷やし、汗でぬれた下着はこまめに取り替えるようにします。

○ただちに病院を受診すべき発熱

 発熱以外にさまざまな症状をともなっているときは要注意です。意識障害や頭痛、けいれんをともなうときは、脳炎、髄膜炎、脳出血を疑います。
 嘔吐や腹痛をともなうときは、胆のう炎、胆管炎、肝膿瘍を疑い、発熱に排尿時痛やわき腹のこう打痛をともなうようであれば、尿路感染症、特に腎盂腎炎が考えられます。
 このように発熱以外に強い症状があり、元気がなくなってきたり食欲がなくなったりするときには、注意しましょう。
 また、熱があるからといって安易に解熱剤に頼らないことが重要です。


急病の手当て(呼吸困難のとき)


呼吸困難とは、室内でふつうの空気を吸っていて苦しさを覚える症状です。

○呼吸困難をおこす病気・けが
 呼吸困難が強くなると、肩で息をし、唇や指先が紫色になるチアノーゼという症状が見られます。こういう場合は救急車を呼んで、酸素吸入を受けながら医療機関へ搬送してもらいましょう。

○重症の呼吸困難を起こす病気
1気管支喘息
 気管支喘息は、季節の変わり目などに発作を起こすと、ゼーゼーといって呼吸困難を訴えます。喘息の発作が重症のときは、会話が困難で、冷や汗をかき、下着がぬれています。
 このような症状があるときは重症の喘息発作ですから、ただちに救急車を呼びます。ごく短時間のうちに呼吸停止となり、死亡することがあります。
2肺塞栓
 長い時間寝たきり状態だったり、長時間同じ姿勢をとっていると、足の深部の静脈に血のかたまり(血栓)ができやすくなります。この血栓が血流に乗り、肺にまで達して肺静脈を閉塞するのが肺塞栓です。
 例えば、手術のために長い寝たきりだったり。国際線の飛行機や長距離バスに乗っていたり、2004年の新潟県中越地震のさい、狭い車内で夜を過ごしたりした後、歩きはじめた最初のころに突然、呼吸困難、胸痛、せき、血たんがみられます。肺塞栓症も、急死する可能性の高い病気です。
3心不全
 以前に心筋梗塞などをわずらったことがあり、そのため心臓の機能が低下している状態を心不全といいます。心不全には、慢性的にじわじわと症状が出てくる慢性心不全と、比較的短時間に呼吸困難やピンク色の泡のようなたんをだす急性心不全とがあります。
 心不全の人は、息苦しいため、横になれず、座ったままの姿勢を保とうとします(起座呼吸)。起座呼吸がみられる心不全は、急激に症状が悪化することが多く、ただちに治療が必要です。


急病の手当て


○急病人への心構え
 誰でも目の前で、急に人が倒れたり、突然血を吐いたりするのを見れば驚きますし、あわてます。しかし、急ぐ必要はあっても、あわててはいけません。
 まずは冷静沈着に状況を確認し、気道の確保をはじめとする心肺蘇生術などの適切な処置を行いましょう。
 同様に、早合点をしたり、うろたえて怒鳴ったりするのもいけません。このような行為は混乱を招くだけでなく、いたずらに周囲の人たちの判断を邪魔したり、救援活動を遅らせることにつながる恐れがあるからです。
 また、急病人を見ても面倒なことにかかわりたくないとばかりに、何もせず、ただ野次馬とかしている人がいるようです。
 この次はあなたが倒れるかもしれません。急病人を見たときは、私たち一人ひとりが勇気を出して救護に当たる社会にしたいものです。

○急病の手当て
 応急手当が必要となる病気、怪我はたくさんあります。原因が何であれ、心肺停止の状態におちいっている傷病人へは、すばやく心肺蘇生法を開始しなければなりません。

○意識障害とは
 意識障害とは意識レベルが低下している状態です。意識レベルを評価する方法としてJCSがあります。これは簡単に言えば、刺激しなくても目を開けていれば一ケタ、刺激すれば目を開けるのが二ケタ、刺激しても目を開けないのが三ケタと表現します。
 JCSが二ケタはすぐに医療機関へ連れて行きましょう。また、JCSが三ケタは大変重篤な状態です。大至急、救急病院へ運んでもらいましょう。

日時:2011年5月12日 09:51
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熱中症の手当て


熱中症には日射病、熱けいれん、熱射病がありますが、このうち衣の位置が危険にさらされるのは熱射病です。

○日射病
 炎天下、長時間戸外で運動したり、作業をしていると体温が上がります。上がった体温を下げようとして、著しい発汗と皮膚の血管拡張が生じます。このとき、脱水と、体内を循環している血流が低下し、脳貧血状態になったのが日射病です。
 日射病では、意識障害はなく、大量の発汗があり、体温は38度以下です。めまいや吐き気を訴えるときもありますが、程度は強くありません。
 手当てとしては、風通しのよい涼しいところへ移し、服を緩めて冷たいのみのもを飲ませてあげましょう。

○熱射病
 熱射病は熱中症の最重症のタイプで、体温のコントロールが利かず、体内の細胞や組織が厚恩による障害を受けている状態です。熱射病を放置すると、体内のさまざまな臓器が機能不全におちいります。死亡したり、高度の意識障害を残したりする大変危険な病態です。
 症状は、意識障害が高度で、体温は40度以上です。皮膚は全体的に赤っぽくなり、発汗はみとめません。
 手当ては、冷水や氷で全身を冷やします。うちわや扇風機で風を送ると効果的です。それからただちに救急車を呼びましょう。


○熱けいれん
 空調のないしつないでの作業や溶鉱炉のそばなど、高温の環境下で作業すると大量の発汗が起こりますが、このとき汗として水分のほか塩分も失われています。ところが、水分のみ補給し塩分を補給しないでいると、塩分が欠乏した脱水となり、全身の筋肉がけいれんを起こし手しまいます。これが熱けいれんです。
 症状は、意識ははっきりしており、皮膚は蒼白で発汗があり、体温は38度以下です。全身の筋肉がこむら返りを起こしたようにけいれんし、大変痛みます。めまいや吐き気、腹痛を伴うときもありますが、程度は強くありません。
 手当ては、風通しのよい涼しいところへ移動し、服を緩めて塩分をを含んだ冷たい飲み物を飲ませます。熱けいれんで死亡することはありませんが、強い筋肉痛があることや、腎臓の機能が悪化することもあります。

日時:2011年5月11日 09:44
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凍傷の手当て


 体の一部分が寒冷により極端に冷やされ、皮膚・皮下組織、さらには筋肉や骨までもが傷害されるのが凍傷です。発生しやすいのは手足で、手よりは足のほうにおおいです。通常、マイナス七度以下の冷気に三時間以上さらされると、凍傷が発生します。また、気温のほかに湿度が関係し、湿度が高いと凍傷にかかりやすくなるといわれています。

○凍傷の重症度
 皮膚表面のみの凍傷(表在性凍傷)は俗に「しもやけ」といわれ、皮膚が赤くなりかゆみや痛みが感じられます。これが、皮下組織や筋肉、骨までもが傷害されると深在性凍傷となり、外科手術が必要となります。

○簡単な手当て
 凍傷の部分を40〜42度のぬるま湯にひたして、凍傷部分を急速に加温・解凍させます。このとき、激しい痛みが感じられることがあります。

○保温のしかた
 凍傷にかかったり、体全体が寒冷にさらされ体温が極度に低下し生命の危険がせまっている偶発性低体温症では、体を温め、体温を急速に復温する急速復温が必要です。電気毛布、赤外線ヒーター、温浴、ウォームマットなどで体を温めます。
 また、それ以外の傷病者でも、冷たい床などに寝かせたままにしておくと、体温が下がり病状悪化を招くことがあります。速やかに毛布などでくるみ、体温が下がらないように保温することが必要です。
 保温は季節に関係なく実施します。また、衣類がぬれているときは脱がせてから保温します。

日時:2011年5月 9日 12:40
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やけどの手当て つづき


◎やけどの処置
○水で冷やす
 水道水を流しっぱなしにして、やけどの部分を冷やします。衣類をつけている部分は、衣類ごとよく冷やしてください。この処置は、やけどの進行を防ぎ、痛みをやわらげるのに有効です。痛みが軽くなり熱感がなくなるまでの20〜30分間は、とにかく水で冷やしましょう。
 化学薬品をかぶった場合は、皮膚についている薬品をよく洗い流すことが必要です。この場合も、流しっぱなしの水道水で30分間はよく洗い冷やしましょう。

○布でくるむ
 清潔な布でやけどをした箇所をくるみ、病院などへ連れて行きましょう。この場合、油や軟膏などを塗ると、病院での処置が非常にやりにくくなりま、また感染症の誘因となりますので注意しましょう。

○衣類に火がついたとき
 衣類に火がついたとき、気が動転してあわてて走り回るのは危険です。火が消えないばかりか、燃え広がって、やけどがひどくなります。あわてずに、ゆっくり地面を転がるか、または毛布などでくるんで、水をかけたりして火を消します。
 このようなときは、やけどが広がっていたり、深いことが多いものです。

○化学薬品によるやけどのとき
 薬品が衣類にしみ込んでじわじわとやけどが進行します。衣類をすばやく脱がせたリ、切ったりして取り除きます。皮膚についている薬品をよく洗い流すことが大切です。流しっぱなしの水道水で30分間はよく洗い冷やしましょう。

○やけどの予防
 やけどは事故ですから、ちょっとした注意で防げます。熱湯や熱い味噌汁を乳幼児の近くに置かない、麻痺のある高齢者を一人で入浴させない、化学薬品の保管を厳重にする、などに心がけましょう。


やけどの手当て


やけどは、体をおおい臓器を保護している皮膚が熱や化学品により障害されたものです。やけどの重症度を決定するのが、やけどの深さと広さです。
○やけどの深さ
1度のやけど
 いわゆる「日焼け」と同じで、皮膚の表皮のみのやけどです。皮膚は赤くなりヒリヒリします。
 1度のやけどは、何も処置をしなくても数日で治ります。
2度のやけど
 皮膚のやや深い層である真皮までやけどが及んだ状態です。水ぶくれ(水疱)ができ、ひふはあかくただれ、痛みも強く感じられます。
 医療機関での治療が必要となることが多いやけどであり、治るのに一週間〜一ヶ月ほどかかります。
3度のやけど
 皮膚の下にある皮下組織まで傷害されたやけどです。皮膚は黒く焦げてしまったり、白く光沢を持っているように見えます。
 3度のやけどは自然に皮膚の「再生」はしないので、自分のほかの部分の皮膚を植える植皮手術が必要となります。

○やけどの広さ
 やけどの広さは、身体の表面積の何%がやけどになっているのかで表します。大人の場合、「九の法則」を用います。これは、頭部・上肢は九%として、胴体前面・胴体後面・下肢をそれぞれ十八%として計算します。また簡易法として、手のひらの面積を体表面積一%として計算する方法もあります。
 2度のやけどで体表面積の十%以上なら中等症、二十%以上なら重症、3度のやけどで三%以上なら、中等症、十%以上で重症と判断されます。いずれも、入院などの治療が必要です。また、乳幼児や子供では、やけどの面積が広くなくても、感染症を起こしやすくなります。

日時:2011年5月 7日 12:46
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動植物によるけが つづき


○ネズミにかまれたとき
 日本には、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ、ハタネズミなどが生息しています。さらにリスや、ペットのハムスターを総称してげっ歯類といいます。げっ歯類は先の鋭くとがった一対の前歯をもち、これに咬まれると深い咬傷となり、細菌感染をおこし化膿します。
 ネズミ類に咬まれたときは、咬み傷を水道水などでよく洗い、消毒液で消毒し、清潔なガーゼでおおってから医療機関を受診します。ネズミ類は腎症候性出血熱、ツツガムシ病、レプトスピラ症の感染症を、海外ではペスト、ラッサ熱、エボラ出血熱などの恐ろしい感染症を媒介しています。
 さらに、ハツカネズミやハムスター、モルモットに何回か咬まれているうちに、これらの動物の体液や体毛のタンパク質に対する抗体ができ、かまれれアナフラキシーショックを起こし、死亡することもあります。

○ハチや魚のとげに刺されたとき
 ハチに刺された場合は、きれいに洗った毛抜きなどでハチの針を抜いて、刺されたところをよく消毒します。しかし、ハチ刺傷で最もこわいのはアナフィラキシーショックです。これは、ハチ毒に対する抗体ができて、その人が二回目以降同じ種類のハチに刺されると起こります。ハチに刺されてから数分以内に全身の皮膚が赤くなり、嘔吐や呼吸困難を訴え、意識がなくなり、血圧も低下します。死亡することもしばしばあり、具合がおかしくなったらただちに救急車を呼びましょう。
 魚のとげなどに刺されたときは、とげ抜きで抜き取り、消毒し清潔なガーゼを当てておきましょう。

○植物や化粧品にかぶれたとき
 皮膚にかぶれをおこす植物としては、ウルシ、ハゼ、ギンナンが有名ですが、キク、セロリ、イチジク、アロエでかぶれる人もいます。また化粧品や家庭用品(洗剤、装飾品、手袋、時計バンド)も、かぶれの原因となります。
 皮膚がかぶれると、赤く腫れ、強いかゆみをともないます。やけどのような水泡になることもあります。かぶれた場合は、水道水で十分に洗い、かゆみ止めの軟膏を薄く塗り、清潔なガーゼでおおっておきましょう。手指の細菌が、ただれた皮膚に感染し症状が悪化するので、かゆいからといってかきむしるのは禁物です。また、かぶれが三日以上しても治らなかったり、水疱やただれがひろがったり、かぶれた皮膚が黒ずんできたときはすみやかに皮膚科の受診を受けてください。


動植物によるけが


○イヌ、ネコにかまれたとき
 イヌやネコには鋭い牙があり、かまれた場合は、傷口が化膿し膿が出たり高熱がでたりします。また、破傷風になる可能性もあります。
 狂犬病については、今の日本、英国、スカンジナビア半島諸国を除く全世界に広く分布しています。狂犬病ウイルスはイヌ、ネコ、キツネ、アライグマ、スカンク、コウモリ、ジャッカルなどの野生動物に感染し、これらの感染動物から狂犬病が発病する場合があります。狂犬病は、いったん発病すると有効な治療法がなく、ほぼ100パーセント死亡する恐ろしい感染症です。対策は、輸入動物の検疫強化と、狂犬病発生地域へ旅行する場合は、現地で動物にかまれないよう十分注意することが大切です。

○蛇にかまれたとき
 日本国内の毒蛇は、マムシとヤマカカシ(本土のみ)、ハブ(鹿児島県トカラ列島の一部、奄美群島、沖縄県)の三種類です。
 マムシとハブは頭が三角で、かまれると激痛がして赤く腫れてきます。また、蛇の毒により平行な二個の傷がみられます。かまれたところに激痛があり、赤く腫れて牙痕をみとめるときには毒蛇の可能性が非常に高いと思われます。
 ヤマカカシは上顎の奥に毒牙があり、かまれた場合の牙痕は不明瞭で、症状も強くありません。しかし、かまれてから5〜10時間後に出血しやすい症状(咬傷部からの出血、歯ぐきからの出血、鼻出血、皮下出血)があり、最悪の場合は死亡例も報告されています。咬まれてから時間がたっても「おかしいな?」と思ったら、すみやかに医療機関を受診しましょう。
 蛇に咬まれたときは、あわてないことが大切です。あわてて動き回ったりすると手足の血流がよくなり、その分、短時間で全身に蛇毒もまわってしまいます。蛇に咬まれたら、落ち着いて咬まれたところより体側をタオルなどで軽くしばり、咬まれた場所は氷水などで冷やします。

日時:2011年5月 4日 09:37
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スポーツにともなう怪我 つづき


○脱臼
 関節がはずれたのが脱臼です。関節が痛い、よいほうの関節と比較して変形している、動かせない、動かすとガクンとバネのように動く、などが診られます。バネのような動きは正常の位置に戻そうとしても戻すことができないからです。また脱臼と骨折が同時に起こっていることがあります。
 できるかぎり早くもとに戻すのが大切で、長くても八時間以内です。放置すると整復が難しくなります。また整復できたとしても、関節表面の軟骨が徐々に変化し、将来、関節の痛みの原因となります。整復した後の固定期間も重要で、一定の期間固定しないと習慣性脱臼となります。

○つき指
 ボールなどが指に当たり、通常より指が反ったり曲がったりし、指関節が捻挫した状態です。強い衝撃では捻挫だけでなく骨の一部がはがれるはく離骨折や脱臼を起こします。つき指は絶対に指をひっぱらないことです。応急処置はRICEで行います。包帯を巻き、その上から冷やします。


スポーツにともなう怪我 つづき


○アキレス腱断裂
 スポーツ中に足を踏み込み、足首にパチッと音がしたり、殴られたような感じの痛みがある場合、アキレス腱が切れていることがあります。完全断裂が大半ですが、歩行できても切れていないとはいえません。アキレス腱に触ると、凹みがあります。足首を伸ばすように固定し、絶対に足をつかないようにして、治療を受けるようにしましょう。

○捻挫
 関節の靭帯が伸びたり、一部切れた状態です。膝では靭帯損傷といいます。つき指も指関節の捻挫の一種です。捻挫が長く続くときは、骨折の事も考えられます。
1・足首の捻挫
 RICEで応急処置をします。厚手の弾性包帯を内から外へと少し圧迫気味に巻き、氷水の中に入れる方法もあります。
2・膝の靭帯損傷
 膝をひねった、タックルされた、ジャンプ着地などで靭帯の一部が切れることがあります。膝には四つの靭帯があり、横の動きを制御している内外の靭帯と前後の動きを制御している前後の十字靭帯です。完全断裂することが多いのが十字靭帯です。痛みで膝の動きが悪くなり数時間で関節内に血がたまり、腫れることがあります。はく離骨折や半月板損傷を起こしていることもあります。


スポーツにともなう怪我 つづき


○こむらがえり
 ふくらはぎの筋肉が引きつり、かたくなったものです。筋肉疲労や、水泳で急に冷えたときに起こりやすいです。足首や足の指をつかみ、ふくらはぎを伸ばします。温かいタオルをふくらはぎに当て、その上から軽くマッサージし、伸ばします。強いマッサージは痛みを増します。予防はアキレス腱や足底をのばすストレッチです。

○肉ばなれ
 急に力が入ったとき、筋肉の一部分や筋肉の膜(筋膜)が切れて内出血した状態です。
 RICEで応急処置をします。スポーツを続けるのは禁物です。肉離れがひどくなったものが筋断裂で、筋肉に触ると凹んでいます。応急処置は肉離れと同じです。


スポーツにともなう怪我


・「RICE」の応急処置
 傷がない場合や傷を処置したあとは「RICE」の応急処置が基本になります。
Rest(安静=患部を動かさない)
 スポーツを中止し、日陰や安全な場所で休む。患部を固定する。
Ice(冷却=患部を冷やす)
 氷のうやコールドスプレーで患部を冷やす。
Compression(圧迫=患部を圧迫する)
 患部を伸縮性包帯でややきつめに巻いたり、サポーターで圧迫する。
Elevation(挙上=患部を心臓より高くする)
 下肢の場合は仰向けに寝て箱や台にのせ、上肢の場合は患部を高く上げるか、寝て台や胸の上にのせる。


ぎっくり腰、寝違え つづき


○寝違え
 催眠中の頭の位置が悪いためにおこる首の筋違いと思われますが、それ以前に背中や腰のバランス筋肉のハリなどがないとよっぽどでない限り寝違えにはなりません。
 朝起きたとき痛くて首が回せなくなりますが、一時的なもので2〜3日で自然によくなりますが、それでも痛みが残る場合は背中や頚椎の捻れゆがみなどが残ったままの場合がほとんどです。
 風邪を引いている人や関節リウマチの持病がある人で、くび痛のあとに手足の動きが悪くなったり、手足のシビレが出たときには、早めに診察を受けましょう。


ぎっくり腰、寝違え


○ぎっくり腰
 中腰の動作や長時間の同じ姿勢のあと、ぎっくり腰をおこすことがあります。動くことができない腰の痛さです。ぎっくり腰や腰痛は膝の下に座布団を折り重ね、膝と背中を曲げる姿勢で寝ると痛みは少ないようです。
 激痛のため、神経や骨を痛めたのではと不安になりますが、腰の筋肉や靭帯を痛めたり、骨盤の関節がずれたりすることが多いようです。寝たり起きたり、立ったり座ったりなどで激しい痛みを感じます。いったん、起きたり立ったりすれば痛みは少し減ります。
 ・痛みを緩和する一つの方法
下腹部、お尻の位置にさらしや腰痛バンドをきつめに巻きます。へその下に巻くことが大切です、ぎっくり腰のときに腰をもんだりたたいたりするとかえって痛みが悪化することがあります。
 痛みがひどかったり、2〜3日しても良くならないときは、早めに整体を受けましょう。

日時:2011年4月27日 09:49
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落下・転倒によるけが つづき


さらにまたの付け根(股関節)の骨折も考えられます。骨折した側の足が痛くて動かせないため、軽い脳卒中のまひと勘違いされることもあります。脳卒中では足だけでなく同じ側の手の麻痺も見られ、痛みをあまり感じないのが特徴です。
いっぽう、骨折の場合は少し足を動かすと痛みがあり、これで区別がつきます。
 股関節の骨折は、寝たきりとなり、全身状態が悪くなって命にかかわることがあります。
 最近、骨粗しょう症に効果のある薬があります。高齢者の方は骨折していなくても一度、整形外科と相談してみるとよいかもしれませんね。


落下・転倒によるけが


落下・転倒による怪我では、高齢者の骨折が多くなります。高齢者は骨がもろいことが多く、ちょっとした転倒でも、整形外科を受診しましょう。
高齢者の場合
○転倒し手をついたとき
 手首の周囲が腫れて痛みがあり、動きで痛みが増し、ときに変形することがあります。手首の骨折が多く、必ず整形外科を受診しましょう。
 また、手をついたときに、肘や上腕を傷めることもあります。
○転倒したとき
 お尻やお尻の外側を打って痛みのために動けないときがあります。背骨がつぶれる脊椎圧迫骨折が考えられ、これは背中や腰が曲がる原因となります。
 神経まで悪くなることは少ないのですが、痛みで起きられず、寝たきりになることがあります。起きられなかったり痛みが続くときは、医師に診てもらいましょう。


四肢のけが つづき


◎上肢・下肢の骨折のとき
○上肢の骨折
 骨折したと思われる部分に副木を当て、上腕ではわきを密着させ、前腕では肘を曲げて胸に密着させ、ともに三角巾やシャツで腕をつるようにします。
 手首付近の骨折が疑われるときは、板のようなものを手のひらに当て固定し、できれば心臓より高い位置にします。
 指の場合は基本的には各指を少しずつ曲げたソフトボールをつかむような形で固定します。
○下肢の骨折
 骨盤や大腿の骨折では、多量の内出血で出血性ショックを起こすことがあります。骨盤骨折はシーツなどの大きな布を使い、丁寧に移動します。
 大腿骨のときは、腰から膝下まで長い副木を横に当て固定します。
 膝の近くでは、副木をしりから下腿まで後ろに当てます。
 下腿では副木を膝上から足首まで後ろに当て、足首や足の指では下腿から指まで当てます。副木がないときは段ボール箱に下腿をのせ、ガムテープで固定する方法もあります。下腿や足首、足指の骨折では仰向けに寝かせて足を上げると、腫れの予防になります。

日時:2011年4月24日 09:37
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四肢のけが つづき


○手当て
 まず、衣服を除いて、骨折部分を確認します。骨折部をのばすと、骨のずれが少なくなり、痛みをやわらげます。ただし、間接付近の骨折では、ずれがひどくなるでやめます。
 次に、副木などで固定します。副木は硬い材質を使い、身近なものでは枝、木材、かさ、杖、重ねたダンボールなどです。長さは骨の上下の関節異常の長さが必要です。大腿の骨折では腰ー足くび、上腕では肩ーひじまでの長さです。
 当て方は、副木と手足を幅の広いひもやハンカチで結ぶか、ガムテープで貼り、上下の関節も固定します。間にはタオルや布切れなどを入れ、クッションにします。しばった部分より先の皮膚の色や血の流れを常に注意します。
 運搬や移動の際は、しっかりと固定しても、骨のずれや痛み、ない出血が起きるので衝撃がないように静かに行います。
○気をつけること
 指が動く、あるいは歩けるから骨折ではないと早ガッテンをしてはいけません。
 骨折部の骨のかす(骨髄や脂肪)が血管内に入り、肺に詰まると肺塞栓症をおこし、呼吸困難となることがあります。それを防ぐためにも、しっかりした固定や静かな移動が重要です。

日時:2011年4月24日 09:33
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四肢のけが


◎骨折が疑われるとき
おれた部分がずれていない「ひび」も骨折です。
1・骨の一部に強い痛みがあり、そこを指で押すと極端に痛みがある。また、痛いがひどく、自分で動かすことができない。
2・ふつうでは曲がらない部分が曲がる、または異常な動きをする。
3・動かすと、ガリガリとかコツコツと骨のこすれあう音がする。
4・反対側に手足とくらべ短い、骨が異常に盛り上がり、変形している。
5・傷口から折れた骨が見える。

日時:2011年4月23日 10:59
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頭・顔・くびのけが つづき


○背〜腰・腹のけが
 高所からの落下で背中や腰を強打したとき、背骨や腰骨や骨盤のけがのほかに、反動で頭を打つこともあります。しりから落下した場合も背骨の圧迫骨折を起こすことがあります。骨折のほかに内臓破裂も考えなければなりません。背骨がずれると足が動かなくなること(下肢まひ)があります。
 土砂などの重いものが腹に落ちた、車に腹を引かれた、車の間にはさまれた、などは傷がなくても内臓破裂を起こしていることが多く、緊急を要します。
 はじめは体調がよくても徐々に悪くなる場合もあります。
 軽いけがでは打撲傷のことが多いでしょう。物の角などが当たったとき、内臓破裂を起こすことがあります。たって歩けたとしても安心せずに、顔色や尿の色などに注意しましょう。


頭・顔・くびのけが つづき


○胸のけが
 重いけがの場合は、
1・呼吸するのが苦しい、十分に呼吸ができない。
2・顔色が悪い、くちびるや指先が紫色になっている。
3・傷が深く肺まで達し、空気が傷口より漏れて出入りしている。
4・皮膚の下に空気が漏れ、皮膚を押すとピチピチしたような感じがする。
等の症状のときです。
 胸を重いものやハンドルで打ったり、機械にはさまれたとき、傷がなくても心臓や縦隔にけががあると重症になります。タンから血が多く出たり空気が漏れるときも重症です。息を吸うとき空気が漏れる場合はガーゼやハンカチで強く圧迫し、はくときに漏れる場合は軽く当てて、救急車を呼びます。
 重い症状がない場合、肋骨骨折や胸部打撲が多く、深呼吸や体を動かしただけでも痛みます。また、直後は痛くなくても、翌日または2〜3日後に痛くなることや、たんに少量の血が混じることがあります。
 応急手当は胸全体にきちっと包帯を巻くか、広い範囲をばんそうこうで圧迫しながら貼ります。ヒビも骨折で、肋骨打撲も骨折も同じ痛みがあり、応急処置はほぼ同じです。


頭・顔・くびのけが つづき


○鼻血の手当て
 意識がある場合、寝かせずに木や壁に寄りかからせ、鼻に綿やティッシュをつめ、鼻先の柔らかい部分を4〜5分間強くつまむと、止血することができます。
 意識がなく、上半身を起こせない場合は、血がのどに流れ込み窒息する恐れがあります。鼻に綿やティッシュをつめたあと、口を開け、血やつばを取り除きます。
○首のけが
 首に傷がつくことはほとんどありません。首の後ろは深い傷でなければ心配要りませんが、首の横やのどは皮膚の下に気管や脳にいく太い血管があり、大量出血や空気が漏れることがあります。急いで大きな病院にいきます。大きな衝撃力で首の筋肉や靭帯などが伸びると、捻挫や首の骨がずれることがあります。手足の動きを確かめ、動かない場合は急いで救急車を呼び、首と頭を固定し大きな病院に運びます。


頭・顔・くびのけが


○重いけがの場合
 意識がおかしい、呼吸が止まりそうだ、瞳孔(瞳の中心の黒い部分)の大きさが左右違う、開いている、頭皮の傷が深く骨が脳に刺さっている、出血とともに水のようなものが傷口から出てくる、激しい頭痛や吐き気、嘔吐、手足が動かない、しびれがある、などの場合は重症です。
○頭から出血している場合
 頭から出血がある場合はガーゼやタオル、ハンカチを当て、手で強く抑え圧迫止血をします。頭皮の出血は思いのほか多量ですが、おどろかないことです。
○頭の軽いけが
 こぶのような皮下出血やにじんだ出血な、氷水や冷たいタオルなどで冷やします。皮下出血がなくても、けが後1〜2日間、激しい頭痛や吐き気、嘔吐、手足のシビレ等に注意します。脳や首の神経に異常があることがあり、そのような状態があれば、脳外科のある病院を受診しましょう・
○顔のけが
 顔のけがは脳や首の神経が損傷していることがあります。
 軽いけがでも、特に目の周りの傷や腫れがあるとき、目の動きが悪かったり、二重に物が見えるとき、鼻が変形しているときは病院を受診しましょう。目の周りに骨折があると、二重にみえることがあります。

日時:2011年4月20日 10:24
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けがの手当て つづき


・刺し傷(とげ・針・くぎ・釣り糸など)
 とげの頭が出ているときは毛抜きやピンセットでとげ全体を取るように抜きます。周囲の皮膚をつまみ盛り上げると、出血しにくく、見えやすくなります。とげが表面に出ていないときは、消毒した縫い糸でとげの周りの皮膚を取り除き、頭を出して抜きます。抜いたあと、傷の周りを再度つまみ、血を絞り出すようにします。
 くぎは簡単に抜けますが、古いくぎではさびが残ったり、破傷風感染の危険があります。
 つり針は針先に「返し」があり、ひいて抜くことができません。釣り針を湾曲にそって押し、針先を皮膚から出して、ペンチで抜くことが出来ます。また、同じ様に針先を出して「返し」をペンチで切り、引き抜く方法もあります。そのときに、針が皮膚のなかに入らないように注意します。
・手足の水ぶくれ
 靴ずれなどでできた水ぶくれは、まず破らないように石鹸などで洗います。その後消毒し、消毒した針で水ぶくれを刺し、なかの水分を搾り出します。またガーゼやばんそうこうを少し圧迫するように当てます。
・爪がはがれたとき
 汚い指や足指は流水で洗い流し、消毒し軟膏をつけ、清潔なガーゼなどでおおいます。爪が一部ついているときは病院で手当てを受けましょう。最近では、爪を残すようにしています。特に足の親指では爪がないと歩くのに不自然な感じがするからです。爪は約三ヶ月で生えます。が締めは形が悪いですが、正常な形になることが多いです。


けがの手当て つづき


○簡単なけがの場合
 日常経験する小さなけがでも、しっかり止血することが大切です。
・打撲傷
 軽い打撲では、患部を厚手の弾力性包帯で巻き、心臓より高くして冷やします。
・切り傷
 傷を水道水などの流水で洗い流し、きれいにします。出血がひどいときには洗浄しません。
 その後、消毒し、ガーゼやハンカチでおおい、その上から少し強めに包帯やタオルを巻きます。 
 止血できないときや傷が深いとき、汚れた刃物で切ったときは、応急処置をしたあと医師の診察を受けます。
・すり傷
 体育館などの床、道路などで怪我をしたときは、糸くずや砂、ごみを水道水で洗い流し、消毒をします。傷に厚めに軟骨を塗り滅菌ガーゼをあて、包帯をやや強めに巻きます。
 すり傷は、床などの接触綿と体重で皮膚の中の部分(皮下組織)が押しつぶされるために、腫れあがる事があります。包帯を強めに巻くと、痛みと腫れが軽くなります。
 傷に砂やアスファルト片が入り込み、水道水で洗い流すことができない場合は、病院でとってもらいましょう。小さな異物が皮下に残ったりした場合、傷が治ってから変色などが残ることがあります。
・気をつけること
 以前は傷口を乾かすことがよいといわれてきましたが、必ずしもそうではありません。傷の治りが遅くなるからです。軟膏などで傷面の湿潤性をある程度保つことが、傷を早く治すことにつながります。


けがの手当て つづき


○けがの処置
 頭の傷は、頭皮をかき分けて見つけます。見つけにくいときは髪を短く切りますが、切った髪が傷口に入らないようにしましょう。切った髪の毛や砂、ガラスは掃除機で吸い取ったり、ガムテープでとります。
 包丁や太い木、鉄棒が深く刺さっている場合、抜くと大量出血することがあり、抜かないで急いで病院にいきます。
 傷に消毒液を塗るのはよくありません。消毒液が傷に入ると、治りが遅くなることがあるからです。傷口の回りから消毒し始め、傷の周囲を広く消毒します。
 ガーゼやハンカチをのせ、厚手の包帯で少しきつく巻くと、痛みが軽くなります。布や綿、ティッシュは傷に密着して取れにくく異物となりますので注意しましょう。
・気をつけること
 庭やグラウンド、畑などで怪我をした場合は小さな傷でも、化膿のほか破傷風に感染する恐れがあります。破傷風の感染は重症で生命にかかわることがあります。一般に破傷風はの傷はあまり化膿しません。傷が治ったかなと思ったところに、言葉が出にくくなり、口が開きにくくなるなどの特徴的な症状が多いようです。化膿防止の応急処置後、必ず病院に行き受診しましょう。


けがの手当て つづき


○けがの処置
 大きなけがや大量出血では、急場をしのぐ応急処置をし、急いで救急車を呼びます。
・出血や傷のないとき
 頭や胸、腹を打ったときは、傷がなくても、全身状態を見ることが大切です。上肢や下肢、指が変形し痛みがあるときは脱臼や骨折のことが多いです。
・出血や傷があるとき
 まず、止血をします。止血後、傷を触らないようにします。再出血や化膿することがあります。
 傷のごみ(異物)をとります。糸くず、砂、ガラス片は清潔な手やピンセットなどで取り除きます。砂や泥などは水道水で、油は石鹸水で洗い流します。十分に取れないときは、清潔なガーゼで軽くこすりとります。強くこすると組織を傷つけ、異物を押し入れることになります。
 とれない時や痛くてとれない時は無理をせずに病院でとってもらうようにします。傷内の異物は感染・化膿の原因となります。化膿していなくても皮下に残り、変色することもあります、異物を取ることが傷の手当の第一歩です。


けがの手当て つづき


○手当ての実際
 まず、けが人の意識(会話ができるか)や呼吸の状態、脈の有無(手や首、またの脈)、顔色を見ます。呼吸がないときは人工呼吸を、脈がないときは心臓マッサージをします。
 意識がないときは血がしみている衣服を、意識があるときはそのほかに痛い場所の衣服を、急いで開いたり破いたりします。大量に出血しているときは、きれいなタオルかハンカチを何枚か重ねて傷に当て、手または指で強く押し付け止血をします。ほとんどの場合、強く押えると血は止まります。押さえても出血するようなら、もう一度出血している場所を確認してから押えるか、もっと強く押し付けます。または間接止血法をおこないます。
 さらに、意識や呼吸や脈があっても、また出血がなくても、顔色が悪い場合、内臓や脳に出血していることもあります。
 骨盤や、大腿骨の骨折、内蔵が損傷していると、体内に大量の出血を起こします。脳の損傷でも徐々に意識がなくなったり、もうろうとしたりします。傷や出血がなくても安心せず、顔色や脈、呼吸、意識の状態を繰り返し見るようにします。
 全身状態がなければ、傷の手当に専念します。


けがの手当て


 けが人に遭遇したときは、次の点に注意しましょう。
1・落ち着くこと・・・・けが人の周囲の人もまず、慌てず落ち着くことです。冷静な判断や手当てをおこなうには気持ちを落ち着かせます。
2・安全が第一・・・・災害(地震や強風)では物が落ちてこない広い場所や物が飛んでこない場所に、けが人も自分も避難して、まず身の安全を確かめます。
3・二次災害の防止・・・・地震の場合、火元を消すことやガスの元栓を締めることが大切で、仕事中なら機械を止め、事故につながる薬品などを遠ざけるようにします。交通事故では、続いておこる事故を防止するために発炎筒をたき表示板などをおきます。犠牲者がさらに増える二次災害を防ぐ努力をします。また、人や動物を助けたり、物を取るために災害現場に行くなど、危険をおかすことはやめましょう。
4・けが人の状態・・・・けが人の意識がない、もうろうとしていたり、大きなけがのときは、他人の助けを借り、急いで救急車を呼びます。けがの程度によりますが、自分ひとりでけが人の処置・対応ができるか、また周囲の人の助けを借りたほうがよいか迷ったら、救急車や人を呼んだほうが無難です。いずれの場合でもすばやい判断が必要になります。

日時:2011年4月16日 09:40
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救急医療のしくみ、救急車の呼びかた


◎救急車の呼びかた
・119番へ電話する
 救急車を呼ぶときは局番梨の119番をダイヤル。電話を受けた消防署では「救急ですか、火事ですか」とたずねますので、はっきりと「救急です」と答えます。
 次に、所在地と、わかりやすい目標を伝えるようにしましょう。ビルやマンションの場合には、建物名や何階の何号室かを、道路上の場合は交差点名や目標となる建物なども説明します。
 そして、怪我や病気の原因と現在の様子などを簡潔に伝えることが大切です。


救急医療のしくみ、救急車の呼びかた


◎救急医療のしくみ
 日本の救急医療の整備は、1964年に厚生省の救急病院等を定める省令により救急病院、診察所が告示されることから着手されました。この背景には交通事故による死亡者、負傷者が急増し、いわゆる(たらいまわし)が社会問題化したことがありました。
 いっぽう、高齢化社会にともなう疾病構造の変化に対応するため、1977年から厚生省により初期救急医療施設から第二次、第三次救急医療施設へ流れる救急医療システムが構築されました。もっとも重症の患者さんは第三次救急医療設備で対応します。
 しかしプレホスピタルケア(病院に到着する前の救急医療体制)の遅れから、欧米社会と比べ日本の心肺停止患者の救命率が低いことが問題となり、1992年に救急救命士が誕生し、病院前救護体制の整備が図られています。
 救急救命士は医療従事者の一員として、さまざまな観察・処置を行っており、救命率向上に寄与しています。


止血のしかた つづき


・止血帯法
 腕や大腿、下腿の大きな傷で直接止血法ができない場合や、太い血管や切断面からの出血では大量出血となります。このようなときは止血帯法が有効です。専用の止血帯が近くにないときはネクタイ、スカーフ、ベルト、帯などを利用します。
 まず、止血帯で出血部より心臓に近い部分を強くしばります。棒などを利用して、より強い力でしばることもできます。
・気をつけること
 止血帯に細いひもや針金を利用すること、筋肉や神経、血管を傷つけるので使用できません。止血体の幅は3〜5センチが適当で、止血できる一回の時間は30〜40分です。止血を開始した時間を記録しておくようにします。止血を始めて約30分したら、2〜3分間、止血帯を一度ゆるめます。ゆるめる程度は、皮膚の色が赤みを帯び、傷口から血がにじみ出るくらいが適切です。


止血のしかた つづき


◎止血の方法
 手や腕の出血では、その部位を圧迫し、心臓より高く上げることで出血が少なくなります。直接と関節の止血法があります。
・直接圧迫止血法(直接止血法)
 出血部に当てたガーゼや布の上から、数分間、手やばんそうこうでしっかりおさえたり、包帯を少し強めにまくなどして直接圧迫する確実で簡単な止血法です。
・間接圧迫止血法(間接止血法)
 出血部より心臓に近い動脈を圧迫し血の流れを止め、止血する方法です。血の流れを止めることは難しく、止血帯法のほうが確実です。
 太い血管の付近での出血は、止血の応急手当をしたら、急いで病院を受診します。


止血のしかた つづき


●出血性ショックの症状
 短時間の出血はショックとなります。ショックのときは、ぼんやりし無表情で、呼びかけに対しての応答がにぶい、皮膚は蒼白で冷たく、冷や汗をかく、呼吸は浅く速い、脈拍は弱く早いなどの症状が見られます。このような場合は、放置すると死に至る重症の症状です。ただちに応急手当をし、救急車を呼ばなければなりません。
・ショック体位(ショック時の寝かせ方)
 ショック時には、仰向けに寝かせ、座布団などを足の下に置き、両足を
15〜30センチほど高く上げます。
 次にベルトやネクタイを緩め、体に毛布や衣類をかけて保温につとめます。救急車がくるまで絶対に患者のそばからはなれず、声をかけ元気付けるようにします。
・頭に怪我をしていたり、足に骨折がありグラグラしている場合
 急にショック体位をとると、全身状態がわるくなることがあります。頭に怪我をしていたり、足に骨折があったら固定し、仰向けに寝かせることが大切です。


止血のしかた つづき


1・動脈性出血
 鮮やかな赤色(鮮紅色)の血液が勢いよく拍動性にピューピューと出血します。自然に止血することは少なく、太い動脈では大量出血し、ショックになり死に至る重症の出血です。至急、救急車を呼びます、その間は止血の応急処置をおこないます。
2・動脈性出血
 暗赤色の血液がドロドロと湧き出るように出血します。細い静脈の出血は出血部を強く圧迫すると容易に止血できますが、太い静脈の出血は止血できにくく、出血性ショックになることがあります。
 止血には、手術で血管を焼いたりしばる永久的に止血する方法と一時的に血を止める方法がありますが、応急手当で行えるのは一時的な方法で、おもに出血部を指で圧迫すること、布でしばることです。
 脳梗塞や心臓病などで服用している薬の中には、血液をさらさらにして止血をしにくくするものがあります。のため血液が止まりにくく、多量出血となることもあります。


止血のしかた


 成人が短時間で500〜800ml以上、出血すると、出血性ショックとなり、さらに1000〜1200ml以上の出血で生命の危険があるといわれています。出血には内出血と外出血があります。
 外からは見えないからだの内部の出血が内出血です。打撲のあと、皮膚が赤青くなる皮下出血や胸部動脈瘤破裂の胸空内出血、肝臓破裂の腹腔内出血、交通事故の骨盤出血などがあります。
 体表面の傷からの出血が外出血で、ふつうに言われている出血です。
 血管の種類により動脈性出血、静脈性出血、毛細血管性出血に分かれます。

日時:2011年4月11日 09:48
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気道の異物除去、体位の確保


体位の確保のしかた
 意識はないが、呼吸や循環のサインがある場合は、頭と体を横向きにして、あごを軽く上げた姿勢にします。
 こうすることで舌根沈下を防ぎ嘔吐した場合でも誤嚥する危険性が少なくなります。もちろん、時々ようすを見て救急隊の到着を待ちます。


気道の異物除去、体位の確保


気道の異物除去
 以前は、一般市民による異物の除去方法としてハイムリック法が紹介されてきました。しかし、2000年以降は、十分に訓練された人にしか勧めていません。
 その理由は、
1・一般市民は異物を取ることに注意が行き過ぎて心肺停止状態であることがわからず、心臓マッサージが遅れることがある、
2・ハイムリック法をしていて肝損傷などをおこす危険がある、などです。特に心肺蘇生が遅れることは避けなければなりません。そのため、現在では、背部叩打法などにより、異物の除去をすることが推奨されています。
 まず、心肺蘇生を優先し、呼気吹き込みのたびに口の中をのぞき、「もし異物が見えたら、取り除く」ようにしてください。
 成人での気道閉塞状態は、たいてい肉や餅などがのどにつまっておこります。食事中に突然しゃべらなくなったりしたときには気道異物による窒息を疑い、異物除去をおこないます。


除細動器(AED)の使用


2004年から一般市民にも除細動器(AED)の使用が認められました。これまでは医師・救急救命士・飛行機の客室乗務員にしか使用が認められていなかったものです。
 突然、意識を失って倒れる人のうち、その原因として比率が高いのは心臓に何らかの異常がることです。なかでも「心室細動」と呼ばれるものは、早期に除細動を施すことで、もとの心臓の動きを取り戻すことができます。この除細動は一分遅れるごとに7〜10%ずつ救命率が下がるため、救急車の到着を待っていては間に合わないことがあります。
 もし、身近にAEDがあれば、ただちに使用するようにしましょう。使い方は簡単ですが、一度講習会などを受講されておくとこをお勧めします。
・AEDの操作法
 AEDによる除細動は救命の連鎖の三番目に当たります。
 機種によって細かい操作は異なりますが、すべてAEDが指示を出してくれますので、その指示に従ってください。


心臓マッサージ


●人工呼吸と心臓マッサージを交互に
 意識がなく、呼吸をしていない、さらに循環のサインもなければ、「心臓マッサージ15回」「人工呼吸二回」の心肺蘇生法を交互に繰り返します。
 そして救急隊が到着するまで、時々傷病者のようすを観察しながら行ってください。
 心肺蘇生法では決してあきらめないことが肝心です。通常心臓が止まって4分以上たつと脳が死んでしまいます。救急隊が到着するのは全国平均で約6分。つまり救急隊が着てからでは遅いのです。
 目の前で倒れた人を、何もせずそのまま見ているだけでは、命のの連鎖は途切れてしまいます。しかし、勇気を持って手をさしのべ、救急隊に救命の連鎖を引き継ぐことが大切です。
・気をつけること
 心臓マッサージと人工呼吸を4サイクル(約一分)繰り返したあと、一度蘇生法を中断して、循環のサインを確認します。
 もし循環のサインがあれば、心臓マッサージを中断して、呼吸があるかどうか調べます(見て・聞いて・感じて)。呼吸がなければ口対口人工呼吸を5秒に一回程度続け、救急隊の到着を待ちましょう。
 また、心肺蘇生法を続けていると、だんだんと心臓を押す位置がずれてきたり、気道確保の姿勢がくずれてきたりすることがります。毎回位置の確認をしながら蘇生法を続けることが大切です。

日時:2011年4月 9日 13:12
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「循環のサイン」の確認、心臓マッサージ つづき


●心臓マッサージは15回
 循環のサインがなければ心臓が動いていません。直ちに心臓マッサージをします。
 心臓を押す場所は、肋骨の下半分(乳頭を結んだ線の真ん中)です。剣状突起の圧迫は避けましょう。傷病者の肋骨の一番下から自分の人差し指と中指の二本を移動させていくと、中指を目印に、反対の手を胸骨に当て、剣状突起を探っていた手を上に添えて胸骨を押します。このとき、肋骨を折らない程度の強さで胸の厚さの3分の1程度まで押します。押す回数は15回が目安です。速さは一分間に100回程度です(成人の場合)。

・気おつけること
 心臓マッサージのとき剣状突起の圧迫は避けるようにします。剣状突起を押してしまうと、おれた剣状突起が肝臓や心臓に刺さってしまう恐れがあるからです。 
 また、心臓マッサージは固い板の上でするようにします。柔らかい布団の上では効果が半減します。体の下に固い板を敷きこむか、人手があれば床におろしてから取り掛かりましょう。


「循環のサイン」の確認、心臓マッサージ


●「循環のサイン」は息・せき・動き
 「循環のサイン」とは、心臓が動いているかどうかを知るサインのことです。二回の人工呼吸によって相手が息を吹き返したかどうかを確かめなければなりません。具体的には、
 1・息をしているか、目で胸の動きを見たり、耳を傷病者の口に近づけて呼吸の音を聞く。
 2・せきがある。
 3・体の動きがあるか、自分の上半身をやや持ち上げて全身をさっと見回します。
これらを10秒以内に見ます。ごろあわせで「息・せき・動き」と覚えるとよいでしょう。
 従来行われていた脈の確認は、現在では一般の人は行いません、医療従事者に任せましょう。
 これまでは心臓が動いているかどうかは、脈を触れることで確認していました。しかし、一般の人では確認に時間がかかり、また実際には脈を触れないにもかかわらず「触れる=心臓が動いている」と間違ってしまうことが約10パーセントに見られることがわかりました。
 この場合、傷病者は心臓マッサージを受けることなく死んでしまいます。このような危険をおかしてまで脈の確認をする必要はなく、代わりに「循環のサイン」を用いることになりました。


気道確保と呼吸の確認、人工呼吸 つづき


気おつけること
 力任せにたくさんの息を吹き込みすぎると、肺だけでなく、食道を通って胃にも空気が入ります。すると、胃の中の食べ物が逆流して嘔吐を誘発し、肺に入ってしまう危険性が増してしまいます。息の吹き込み量は胸が上がる程度で十分です。
 また、息がうまく吹き込めないからといって、何度もやり直したりする必要はありません。
 なお、倒れている人が吐血や嘔吐があり、口対口の人工呼吸をするのに抵抗感がある場合は、無理にする必要はありません。むしろ心臓マッサージが遅れることのほうが命に直結します。


気道確保と呼吸の確認、人工呼吸 つづき


●呼吸確認は「見て・聞いて・感じて」
 気道が確保されたら、息をしているかどうか確認します。確認方法は、倒れている人の胸が上がっているかどうかを「見て」、倒れている人の口元に自分の耳を近づけて呼吸音を「聞いて」、さらに相手の吐息を自分の頬で「感じて」下さい。
 確認には10秒以上かけないことが大切です。胸の動きがなく、吐息を感じないときは「呼吸がない」と判断します。呼吸がないと思ったら、直ちに人工呼吸を開始します。

●人工呼吸は二回が目安
 通常、人工呼吸は口対口で行います。先ほどの気道確保の姿勢のまま、まず、おでこを押さえている手の親指と人差し指で相手の鼻をつまんで穴をふさいでください。次に大きく息を吸い込んでから自分の口を相手の口に当て、くうきがもれないようにゆっくりと息を吹き込んでいきます。このとき、横目で胸を見て、軽く持ち上がる程度に約2秒かけて息を入れましょう。
 口を離すと、自然に相手の胸が下がり、息が吐き出されます。これを二回繰り返します。


気道確保と呼吸の確認、人工呼吸


 気道とは空気の通り道のことで、この通り道が確保されないと酸素が体の中に入っていきません。後に続く心臓マッサージなどは、気道が確保されて始めて有効にはたらきます。心肺蘇生法のなかでもっとも大切なもの、それが「気道確保」です。

●気道確保は「頭上げて・あご上げて」
 助けを呼んだら、まず傷病者の気道を確保します。片方の手を倒れている人のおでこに当て、頭を軽くそらせます。もう一方の手の人差し指と中指であご先を上に持ち上げます。この方法が「頭部後屈・あご先拳上法」
と覚えてください。これにより舌がのどの奥に落ち込んでしまう(舌根沈下)を防ぐことができ、空気が通るようになります。


救命・応急手当


●助けを呼ぶ
 意識がなければ、すぐに大声で助けを呼びます。
 「すみません、そこの○○さんっ!すぐに119番に電話して救急車を呼んで」
 知っている人がしたら名前で「○○さん」、知らなければ「青い服のあなた!」と指名して、相手に自分のことだなとわかるようにします。 
 もしも救急車を呼んだあとで、倒れている人をよく観察したら、意識もあり、心肺停止ではなかった、ということがあります。
 この場合、救急車の到着後、救急救命士に見てもらってから病院へ搬送するかどうか決めていただきましょう。
 決して大げさにしてしまった、などと思わないように。結果として大事に至らずよかった、と考えましょう。
 救急隊は常に万が一に備えて出動しています。手遅れになる前に、119番通報をすることが大切です。

日時:2011年4月 4日 10:40
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救命・応急手当


●意識のある・なしを見る
 安全が確認されたら駆け寄って、優しく肩をたたきながら声をかけます。
「大丈夫ですか?」
「わかりますか?」
 知っている人なら名前を呼びかけてみましょう。それでも反応がない場合は、「この人は意識がない」と判断します。
気おつけること
 肩をあまり激しくゆすったりしないように。外傷が原因の場合は、頚椎(首の骨)に損傷を受けていることがあります。
 あくまで「やさしく、しっかり」と声をかけてください。

日時:2011年4月 2日 10:32
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救命・応急手当の手順


 大切なことはあわてないこと、そして必ず助けを呼ぶことです。一人で頑張ってはいけません。
 また、自分自身の安全確保も重要です。助けに行ったはずが、逆に傷病者をふやす(自分自身が助けられる側になってしまう)事は避けましょう。
 さらに感染防御も大切です。見ず知らずの人に人工呼吸をするときに肺炎やエイズ、その他未知の感染症にかかる危険性があります。
 感染防止の市販品として呼気吹き込みマスクやキーホルダー型のフェースシールドが市販されています。
 ふだんからバックのなかに携帯しておくとよいでしょう。
 倒れている人がいたら、まず周りが安全かどうか確認します。上から物が落ちてきて倒れたのかもしれません。道路わきに倒れている人を見かけて、すぐに駆けよろうとしたら車にはねられたということにならないようにしましょう。
 ・気おつけること
 自分の危険を顧みず、その場に飛び込んでいくのには十分注意を。はた目にはカッコよくても、まず、安全確認が大切です。


救命救急の心構え


◎蘇生術を身につける
 突然目の前で家族が倒れたり、意識を失ったりしたら・・・。多くの人は慌ててしまい、気が動転して、何をしたらいいかわからずといったことになりやすいのではないでしょうか。
 救急隊が到着するまでに、できる最大限の努力、それが心肺蘇生法です。倒れた人を助けるためには、すぐそばにいる人の力が必要になります。救命・救急や応急手当は前もってしっかり頭に入れておきましょう。また消防署が開催する応急手当講習会などにぜひ参加して、日ごろからとっさの場合に備えることも大切です。

日時:2011年3月31日 10:40
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甲状腺機能亢進症とは


◎甲状腺ホルモンが過剰になる
 甲状腺は、体内での色々な物質の代謝を促進する甲状腺ホルモンを分泌しています。
 この甲状腺のはたらきが活発になりすぎて、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になり、血液中の甲状腺ホルモンの濃度が上昇しすぎた状態を甲状腺機能亢進症といいます。
 不必要に新陳代謝が高まるために、安静にしていても脈が速くなって動悸がしたり、食欲が旺盛になってたくさん食べているにもかかわらず、やせてきたりするといった症状が出てきます。
 この甲状腺機能亢進症をおこす病気には、プランマー病、甲状腺刺激ホルモン産生腫瘍、バセドウ病の三つがあります。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ガンとホルモン

内分泌腺以外の部位に発生したガンが、いろいろなホルモンを作り出すことがあり、異所性ホルモン産生腫瘍と呼んでいます。
 肺がんが、副腎皮質刺激ホルモン、抗利尿剤ホルモン、ゴナドトロピン、プロラクチンといったホルモンを、肝がんがインスリンに似た物質をそれぞれ作り出すことがあります。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは
●副腎
 両方の腎臓の上にのっている5〜7グラムの器官で、中心にある髄質とその上をおおっている皮質に分かれています。生命維持に欠かせない器官で、両方の副腎を摘出してしまうと、1〜2週間で死亡します。
 副腎皮質からは、塩類の代謝に関与するアルドステロン、糖質の代謝に関与するハイドロコーチゾン、生殖器の発育に関与する性ホルモンが分泌されます。
 副腎髄質からは、血管を収縮させ、血圧を上げるアドレナリンとノルアドレナリンという物質が分泌され、大出血などで血圧が低下したさいなどに血圧を上昇させるように働きます。

●副腎のおもな病気
 アルドステロンが過剰に分泌される原発性アルドステロン症、ハイドロコーチゾンが過剰に分泌されるクッシング症候群、アドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌される褐色細胞腫が代表的な病気で、いずれも二次性高血圧の原因となります。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは
●副甲状腺
 副甲状腺は、甲状腺の裏側にある小さな器官で、四個あります。血液中のカルシウムを増加させ、リンを低下させるホルモンを分泌します。

●副甲状腺のおもな病気
 ホルモンの分泌が過剰になる副甲状腺機能亢進症と、逆に低下する副甲状腺機能低下症が起こります。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは
●甲状腺
 甲状腺は、のどのすぐ下の器官についている器官で、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けてサイロキシンとトリヨードサイロニンというホルモンを分泌しています。
 この二つのホルモンは、互いに同じ様な作用を持っていて、糖質やタンパク質の代謝に関与したり、心臓、消化器、骨、脳の発育をうながしたり、体温の調節に関与したりします。

●甲状腺のおもな病気
 甲状腺のはたらきが活発になって、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるのが甲状腺機能亢進症で、代謝が活発になりすぎるために、やせ、多汗、動悸、体温の上昇などさまざまな症状が起こってきます。
 甲状腺機能亢進症は、色々な原因でおこります。甲状腺の自己免疫疾患であるバセドウ病が代表です。
 逆に、甲状腺ホルモンの分泌が低下するのが甲状腺機能低下症で、やはり色々な原因でおこります。自己免疫疾患である慢性甲状腺炎がその代表です。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは
●下垂体のおもな病気
 色々な原因で下垂体前葉の働きが傷害されると、さまざまな病気が起こってきます。
 成長ホルモンの分泌が過剰になると先端巨大症や巨人症が起こり、分泌が低下すると下垂体性小人症が起こります。
 また、抗利尿ホルモンの分泌が低下すると尿崩症やシモンズ病・シーハン病が、逆に分泌が過剰になるとADH分泌異常などが起こります。
 そのほか、分泌異常をきたしたホルモンの種類によって、甲状腺、副腎、性腺の病気が起こってきます。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは
●下垂体
 下垂体は、大脳の下にある大きさは1センチメートルたらず、重さは約1グラムの器官で、前葉、後葉の二つの部分に分かれています。
 前葉からは、視床下部からでる放出ホルモンの刺激を受けて、甲状腺に働きかける甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副腎に働きかける副腎皮質刺激ホルモン(ASTH)、性腺に働きかける性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン)が分泌されます。
 また、体の成長をうながす成長ホルモンや、女性の乳腺を刺激し、乳汁を分泌させるプロラクチンも分泌されています。
 後葉からは、尿量を調整する抗利尿ホルモン(バゾプレッシン)、子宮を収縮させるオキシトシンといったホルモンが分泌されています。このうち、バゾプレッシンは、視床下部で作られ、下垂体後葉に蓄えられるホルモンです。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは
●抑制因子
 視床下部からは、下垂体を刺激してホルモンの分泌を促進させるように働くホルモンが分泌されているのですが、一方では下垂体の働きを抑制する物質も分泌されています。ソマトスタチンがその代表ですが、そのほかにもいくつかあります。

●視床下部のおもな病気
 神経系とホルモン系の総司令部ともいうべき部位なので、水頭症などのために圧迫されたり、きわめてまれですが、ここに腫瘍が発生したりすると、さまざまなホルモンの分泌異常や神経系の病気が起こってきます。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは
●分泌されるホルモン つづき
 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、下垂体を刺激し、下垂体から性腺刺激ホルモンを分泌させます。この性腺刺激ホルモンの刺激によって、男性は睾丸から男性ホルモン(アンドロゲン)を、女性は卵巣から女性ホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)を分泌します。
 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンは、下垂体を刺激し、下垂体から副腎刺激ホルモン(ACTH)を分泌させます。このACTHの刺激を受けて、副腎は副腎皮質ホルモンを分泌します。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは つづき
●分泌されるホルモン
 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン、性腺刺激ホルモン放出ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの三種類のホルモンが分泌されています。
 甲状腺刺激放出ホルモンは、下垂体を刺激し、下垂体から甲状腺刺激ホルモン(TSH)を分泌させるはたらきをするホルモンです。このTSHの刺激を受けて、甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌します。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎内分泌腺とホルモンの色々
●視床下部
 視床下部は、神経系とホルモン系のはたらきを統合しているいわば総司令部のような部位です。ここから出される指令が神経系と血管系を介して下垂体に伝えられ、それを受けて下垂体がそれぞれの内分泌腺に指令を出してホルモンを分泌させるしくみになっています。
 視床下部から下垂体へ伝えられる指令は、ホルモンの分泌と抑制因子の分泌という方法で行われます。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは つづき
●ホルモンが働くしくみ
 これらのホルモンは、それぞれに働きかける組織が決まっています。
 内分泌腺から分泌されたホルモンは、血液中に入って全身をめぐるうちに、それぞれ目標とする組織に到達しますが、組織を構成している細胞には、ホルモンを受け入れる構造があって、これにホルモンが結合することによってホルモンの働きが発揮できるしくみになっています。
 ホルモンと結合するのは、細胞の膜や細胞質に存在する結合タンパクで、レセプター(受容体)と呼ばれています。
 血液中に含まれるホルモンの場合は、多くは血液1デシリットル中に、マイクログラム(1マイクログラムは千分の1mmグラム)やナノグラム(1ナノグラムは百万分の1ミリグラム)といった単位のきわめて微量な量です。
 血液中のこの微量な量のホルモンが減少すると、脳にある視床下部がこれを感知し、下垂体を介してそれぞれの内分泌腺へ指令を伝えて必要なホルモンを分泌させるしくみになっています。血液中に十分な量のホルモンが存在しているときは、ほとんどホルモンは分泌されません。
 私たちの脳には、マイクログラムやナノグラムといったきわめて微量な単位の変化にも感応する高感度のセンサーがそなわっているのです。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは つづき
●内分泌腺のいろいろ
 ホルモンを分泌する内分泌腺は、脳にある視床下部・下垂体・松果体、首の前側にある甲状腺とその裏側にある副甲状腺、腎臓の上に乗っている副腎、腹部のすい臓、それに女性では卵巣、男性では睾丸などが代表的なものです。そのほかに、肝臓、胃、十二指腸、腎臓などからも重要なホルモンが分泌されています。
 これらの内分泌腺から分泌されるホルモンは、40種類以上にもおよびます。


ホルモン(内分泌)のしくみと働き


◎ホルモンとは
 私たちの体をとりまく環境は、刻一刻と変化しています。
 気温を例にとると、一日に10度前後も上下することも少なくありません。しかし、健康な人の体温は、いつも36度前後に保たれていて、外界の温度にあわせて上下するようなことはありません。これは、私たちの体内に体温をいつも一定に保っておく機能がそなわっているからです。
 体温だけではありません。体をとりまく環境や加わる条件が変わっても、体内の状態をいつも一定の状態に保っておくように働く巧妙な機能が体内にそなわっているのです。
 その機能の一方の主役が神経系で、も一方の主役が内分泌腺という器官から分泌されるホルモンという化学物質です。
 ホルモンという言葉はギリシア語で、「呼び覚ます」という意味を持っています。体のいろいろな所に働きかけて、体の成長や代謝を促進させる物質なので、このような名称がついたのですが、現在では、体のあるはたらきを逆に抑制するホルモンもわかっています。


続発性貧血


治療
 原因となっている病気の治療が先決で、これで貧血が治ることもあります。
 原因となっている病気を治療しても貧血の改善が望めないときには、貧血そのものの治療が必要になりますが、貧血の種類に応じて治療を進めていくことになります。

日時:2011年3月19日 09:46
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続発性貧血


どんな病気か
 病気の症状としておこる貧血の総称で、症候性貧血ともいいます。
 原因となる病気には、慢性腎炎などの腎臓病、肝硬変などの肝臓病、脾臓の病気、甲状腺機能低下症などのホルモンの病気、結核などの慢性の感染症、関節リュウマチなどのリウマチ性の病気、ガンなどの悪性腫瘍、白血病などの血液の病気などさまざまなものがあります。
 貧血の種類も、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血など原因となった病気によってさまざまで、症状も、体がだるい、息切れや動悸を強く感じる、皮膚の赤みがなくなって黄色みを帯びてくるなどの貧血の一般症状のほかに、原因となっている病気の症状が一緒に起こってきます。
 原因となる病気が色々あり、中には頻度の高い病気もあるので、続発性貧血はしばしば見られるものです。

日時:2011年3月19日 09:41
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再生不良性貧血


●日常生活の注意
 出血しやすいので、打撲を受けたり、皮膚や粘膜を傷つけたりしないように注意します。
 うがいをよくして、カゼなどを引かないように注意することも大切です。
 徐々におこってきた再生不良性貧血は、よくなる時期と悪くなる時期を繰り返しますが、治療によって社会復帰をはたすことができ、普通の生活が送れるようになります。

日時:2011年3月17日 09:53
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再生不良性貧血


治療
 軽症であれば輸血しないで済むことがありますが、輸血を必要とすることが多くなります。
 また、タンパク同化ホルモン剤や副腎皮質ホルモン剤が使用されるほか、発熱があれば抗生物質も使用されます。
 急激に発症した再生不良性貧血などに、最近は骨髄移植が行われますが、ドナーの提供などでの問題もあります。
 いずれにしても、再生不良性貧血は治療が難しいことがあるので、血液専門の医師の治療を受けることになります。

日時:2011年3月17日 09:39
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再生不良性貧血


検査と診断
 鉄欠乏性貧血と同じ血液検査のほかに、色々な血液検査が行われます。また、病気の状態を知るために、骨髄の検査も必要です。
 再生不良性貧血の場合には、血液検査で血色素量と赤血球数の減少が認められるほか、白血球、血小板の減少しています。また、骨髄の検査で、骨髄造血細胞の減少も認められます。

日時:2011年3月16日 11:59
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再生不良性貧血


原因
 骨髄での造血機能が衰えるのは、骨髄中の血液を作るもとの細胞(母細胞)が著しく減少し、その部分が脂肪組織と入れ替わってしまうためですが、なぜこのようなことがおこるのか、わからないことがほとんどです。
 しかし、薬剤、特に感染症の治療に用いられるクロラクフェニコールという抗生物質の使用が原因のこともあります。このため、現在はクロラムフェニコールの使用は禁止されています。
 また、多量の放射線を浴びたことが原因でおこることもあります。

日時:2011年3月16日 10:47
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再生不良性貧血


症状
 体がだるい、息ぎれや動悸を強く感じる、皮膚の色が悪いなどの貧血の一般症状のほかに、皮膚、歯ぐき、鼻などから出血しやすくなります。
 皮膚の出血は、打撲したあとに紫色のあざができやすかったり、注油謝したあとの出血がなかなか止まらなかったりすることがあります。
 出血しやすいほかに、発熱、咽頭痛などの、風邪のような症状も現れてきます。
 軽症のときは、出血症状もなく、発熱もしないことがあります。

日時:2011年3月14日 09:50
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再生不良性貧血


どんな病気か
 血液は骨の中で作られますが、この骨髄のはたらきが衰え、赤血球が十分に造られなくなるためにおこる貧血です。
 骨髄では、白血球や血小板もつくられているので、赤血球以外にもこれらも減少しています。そして、白血球減少のために出血がそれぞれおこりやすいものです。
 徐々に発病することが多いのですが、時に急激に発病することもあります。
 徐々におこった慢性の再生不良性貧血は、良くなる時期と悪くなる時期を交互に繰り返していくことが多いものです。
 原因不明なものも多く、確実な治療法もないために特定疾患の一つにも指定されていますが、徐々におこったものは治療でよくなるケースが増えてきました。急激におこったものは、治療をしても生命が救えないことが少なくありません。

日時:2011年3月12日 09:59
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溶血性貧血


治療
 先天性の場合は脾臓の摘出を行います。
 後天性の自己免疫性溶血性貧血は、副腎皮質ホルモン剤の内服や注射で軽快しますが、ときに脾臓の摘出が必要なこともあります。
 溶血性貧血を起こす病気はこのほかにいろいろあって、治療も異なります。

日時:2011年3月12日 09:54
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溶血性貧血


症状
 からだがだるい、息切れや動悸を強く感じるなどの貧血の一般症状のほかに、溶けた赤血球の成分が皮膚に沈着するために黄だんが出現してきます。
 溶血のていどはまちまちで、徐々に貧血と黄だんがおこってくることもありますが、ときに急激におこってくることもあります。また、溶血は、激しい運動やカゼがきっかけとなっておこってくることもあります。
 溶血のために、ときに尿の色が濃くなり、ひどくなるといつも茶褐色の尿がでます。
 溶血が急に起こってきたときには、腹痛、発熱もおこります。
 そのほか、脾臓がはれてくることもあります。合併症として、胆石ができる事もあります。

日時:2011年3月10日 10:40
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溶血性貧血


原因
 溶血性貧血は色々な原因でおこりますが、大きく分けると先天性の原因によるものと後天性の原因によるものとに分けることができます。
●先天性の原因
 生まれつき、赤血球になかに欠陥があって、赤血球が破壊されやすいために溶血を起こすというケースが多いです。その代表が遺伝性球状赤血球症です。
●後天性の原因
 その代表は、自己免疫性溶血性貧血です。これは、何らかの原因で自分の赤血球に対応する抗体ができてしまい、赤血球に抗体が付着するために溶血がおこるもので、自己免疫疾患の一つです。

日時:2011年3月10日 09:46
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溶血性貧血


どんな病気か
 骨髄でつくられた赤血球は、120日経つと肝臓と脾臓で破壊されます。この速度がどんどん速くなり、赤血球がどんどん破壊されて赤血球が溶けてゆき(溶血)、しかも不足した赤血球を補えないためにおこった貧血を、溶血性貧血といいます。
 他の貧血と比べると、そう頻度は高くありません。

日時:2011年3月 9日 10:43
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巨赤芽球性貧血


治療
 ビタミンb12が不足しているときは、ビタミンB12を注射で使用します。ビタミンB12剤は、内服よりも注射のほうが効果が高いです。時には生涯にわたって時々注射が必要な人もいます。
 葉酸の不足のときも、注射か内服で葉酸を使用します。

日時:2011年3月 9日 09:57
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巨赤芽球性貧血


検査と診断
 静脈から10ミリリットル前後採血し、鉄欠乏性貧血と同じような血液検査をおこなうほかに、ビタミンB12と葉酸の血液中の量も測定します。
 巨赤芽球性貧血を起こす原因は色々ありますし、鑑別しなければならない病気もあるので、骨髄検査、肝機能検査、便の検査、胃のX線検査など実施する検査が少し多くなりますが診断さえはっきりすれば治療で完全に治すことができます。

日時:2011年3月 7日 10:35
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巨赤芽球性貧血


原因
 ビタミンB12か葉酸の欠乏によっておこります。 
 ビタミンB12欠乏は、これを含む食品の摂取不足でおこることはまれで、たいていは、ビタミンB12を十分に吸収できない原因が体に存在するためにおこります。ビタミンB12が吸収されるためには、胃液中に含まれる内因子という物質の助けが必要ですが、萎縮性胃炎、胃の切除その他のために内因子が欠乏して起こるのです。
 妊娠、腸の病気、抗けいれん剤の服用、肝臓病、、低栄養状態にともなって巨赤芽球性貧血が起こることがありますが、この場合は葉酸が不足していることが多いようです。

日時:2011年3月 7日 10:32
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巨赤芽球性貧血


症状
 体がだるい、息切れや動悸を強く感じるなどの貧血の一般症状のほかに、舌が赤くなってぴりぴりし、表面が平らになってつるつるしてくるという症状が現れてきます。
 食欲不振、吐き気、下痢などの胃腸症状も起こり、胃液の分泌が低下する無酸素症や低酸素症もおこります。
 また、シビレ感や知覚がにぶくなるなどの神経症状が下肢に起こり、ひどくなると歩くことが困難になり、歩くと体が揺れるようになります。
 これらの症状は、徐々に出現してくるのがふつうで、ある日突然おこるようなことはありません。

日時:2011年3月 6日 09:39
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巨赤芽球性貧血


どんな病気か
 赤血球が作られるときに必要なビタミンB12、葉酸といったビタミンが不足するために起こる貧血です。
 ビタミンB12や葉酸が欠乏すると、巨赤芽球という巨大な赤血球の母細胞が出現してくることから巨赤芽球性貧血と呼ばれています。
 日本には比較的少ない貧血で、老人や胃を切除した人に時に見られる程度で、しかも治療で完全に治すことができます。

日時:2011年3月 6日 09:35
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妊娠と貧血 つづき


 日本での妊婦には、この鉄欠乏性貧血が多いのですが、ビタミンB12や葉酸の不足による巨赤芽球性貧血もときにみられます。
 貧血を起こすと、体がだるい、息切れや動悸を強く感じるなどの貧血の一般症状が現れてくるのですが、これは妊娠でも良く起こる症状であるため、貧血を起こしていることに気がつかない人が少なくありません。
 貧血を早期発見するためには、妊娠中の定期健診をきちんと受けることが大切です。
 ふだんから鉄不足ぎみの人が妊娠した場合は、食事から鉄分をとるだけでは不十分で、きちんと鉄剤を服用するほか、補助薬としてビタミンB12や葉酸も一緒に服用することが必要です。

日時:2011年3月 5日 12:51
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妊娠と貧血


 妊娠は貧血になりやすく、妊婦の約30パーセントは貧血を起こしているという統計があります。 
 妊娠が貧血になる原因の一つに水血症があります。これは妊娠末期に入るにつれて、血液中の血漿量が増えてくるために、相対的に血液中の赤血球の数が減少して、貧血の状態になるものです。
 しかし、妊婦の原因はこれだけではなく、むしろ鉄分の不足のほうが原因としては重要なことがわかってきました。
 女性はもともと鉄分不足状態にある人が多い上に、こういう人が妊娠すると、胎児に鉄分を取られるためにますます鉄分不足になって鉄欠乏性貧血になるのです。

日時:2011年3月 5日 09:51
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鉄欠乏性貧血


◎鉄剤の長期服用で治る
治療 つづき
●鉄剤内服中の注意
 人によっては、鉄剤内服中に食欲の低下、胃のむかつき、胃の不快感などが起こることがあります。このような症状が現れたときは、鉄剤の食事のすぐ後に飲むか、胃腸薬と一緒に飲むかするとおこらなくなります。それでも調子が良くないときは、鉄剤の種類を変えてもらうのも一つの方法です。
 お茶や、コーヒーと一緒に服用しないように注意しましょう。

日時:2011年3月 3日 10:45
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鉄欠乏性貧血


◎鉄剤の長期服用で治る
治療
 痔、胃・十二指腸潰瘍、月経過多などの原因が存在すれば、まずその治療が必要です。
 鉄欠乏性貧血そのものは、鉄剤の服用で治りますが、長期間の服用が必要なので、勝手な判断で途中で内服を中止してしまわないことが大切です。鉄剤の内服を始めると間もなく血液中の鉄不足の状態は解消されるのですが、体の鉄欠乏状態はまだ続いていることがしばしばあるので、血液の鉄不足が解消されたあとも、たいていは2〜3ヶ月は鉄剤を毎日服用し続けなければなりません。

日時:2011年3月 3日 09:50
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鉄欠乏性貧血


◎鉄分の不足が原因の貧血
検査と診断
 鉄欠乏性貧血かどうかは、静脈から10ミリリットル前後採血する血液検査でわかります。
 血液中の赤血球数、血色素量のほか、ヘマトクリット値、平均赤血球容積、平均赤血球血色素などを調べますが、鉄欠乏性貧血では、これらの値が正常値よりも低下しています。
 また、血清中の鉄の量と総鉄結合能が増加しています。
 鉄欠乏性貧血との診断がつくと、その原因を調べるために、胃腸のX線検査、痔の有無のチェック、便の潜血反応などの検査が行われます。女性は産婦人科の診察も必要です。

日時:2011年3月 2日 09:46
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鉄欠乏性貧血


◎鉄分の不足が原因の貧血
原因
 鉄欠乏性貧血の原因には次のようなものがあります。 つづき
●胃腸での鉄吸収不足
 胃や腸の粘膜に萎縮があったり、働きに障害があったりすると、鉄分の吸収が阻害され、鉄不足になります。胃炎、胃下垂などの病気がある人や胃を切除する手術を受けた人は、鉄分の吸収がさまたげられて、鉄欠乏性貧血を起こすことがあります。
●鉄欠乏性貧血を起こす病気
 肝臓病、結核などの慢性の感染症、関節リュウマチなどのリュウマチ性の病気があると、鉄欠乏性貧血を合併することがあります。

日時:2011年3月 2日 09:42
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鉄欠乏性貧血


◎鉄分の不足が原因の貧血
原因
 鉄欠乏性貧血の原因には次のようなものがあります。 つづき
●食品中の鉄分不足
 鉄分は、肉類、レバーなどに多く含まれていて、これらを適宜摂取していないと鉄不足におちいります。
 美容色として若い女性に人気のある生野菜を中心とした食事内容を続けているために、鉄欠乏性貧血を起こす女性も少なくありません。

日時:2011年2月28日 09:45
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鉄欠乏性貧血


◎鉄分の不足が原因の貧血
原因
 鉄欠乏性貧血の原因には次のようなものがあります。 つづき
●月経、妊娠、分娩、授乳 
 月経と分娩は体外への出血によって、妊娠中は赤ちゃんに鉄分を取られるために鉄不足になりやすいものです。また、母乳にも鉄分が含まれているため、授乳によっても鉄分不足になりやすいのです。
 女性は、このように鉄分不足になりやすい条件をもっているので、鉄欠乏性貧血は女性に多いのです。

日時:2011年2月28日 09:37
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鉄欠乏性貧血


◎鉄分の不足が原因の貧血
原因
 鉄欠乏性貧血の原因には次のようなものがあります。
●出血
 ケガなどで、体外へ出血すると血液中の鉄分が失われ、鉄欠乏性状態になります。
 ケガのような急激な出血ではなく、痔、胃・十二指腸潰瘍、など、女性では子宮筋腫などがあって、少量の出血が慢性的に続いている場合にも、鉄欠乏性状態になりやすいものです。
 10ミリリットルの血液が失われると5ミリグラムの鉄分が血液中から失われますが、体が一日に吸収できる鉄分は1ミリグラムなので、わずか10ミリリットルの出血で失われた鉄分の損失をとり返すのに5日もかかることになります。出血量はわずかでも、慢性的につづくと鉄欠乏性貧血を起こすわけです。

日時:2011年2月27日 09:38
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鉄欠乏性貧血


◎鉄分の不足が原因の貧血
症状
 急激におこってくることはなく、貧血は徐々に進行してくるので、体がだるい、息切れや動悸を強く感じるなどの貧血の一般症状が徐々に起こってきます。
 貧血の進行が極めてゆっくりだった場合には、血色素量が正常の半分ぐらいになっても、安静にしているとこれらの症状を感じないこともあります。
 強い貧血が長く続いた場合には、爪がスプーンのように反り返ってくることもあります。また、物が飲み込みにくくなる嚥下困難が起こることもあります。

日時:2011年2月27日 09:30
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鉄欠乏性貧血


◎鉄分の不足が原因の貧血
どんな病気か
 体内の鉄分が不足するために起こる貧血で、最も頻度が高いものです。
 鉄分は血色素の主成分で、体内の鉄分が不足すると血色素がうまく作れず、赤血球中の血色素の量が減少してきます(底色素性)。血色素は肺で酸素と結合し、全身に酸素を供給するはたらきをしているので、血色素が減少すると全身の組織や臓器が酸素不足におちいり、働きが低下してきます。また、赤血球の大きさも小さくなってきます。
 女性が圧倒的に多い病気です。

日時:2011年2月26日 09:46
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貧血とは


◎赤血球の寿命と骨髄の働き
 赤血球は骨髄で作られていて、寿命は120日です。この日数を経過したものは、肝臓で胆汁を作るさいの材料として利用されたり、脾臓で破壊されたりしています。
 骨髄では、寿命が尽きて消失した分だけ赤血球を作り出しています。したがって、健康体であれば、いつ調べてもその人の赤血球数は一定しています。
 また、赤血球を作り出す骨髄の予備能力は大きく、いざというときには、通常の6〜8倍の量の赤血球を作り出すことができます。したがって、出血などで赤血球が多少失われても、すぐに取り戻すことができます。
 消失する赤血球数が骨髄の能力をこえていたり、骨髄で必要なだけの赤血球が作られなかったりすると、貧血が起こってきます。

日時:2011年2月26日 09:40
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貧血とは


◎貧血の原因 つづき
■鉄欠乏性貧血
 体内の鉄分が不足するためにおこった貧血をいいます。

■巨赤芽球性貧血
 ビタミンB12や葉酸の欠乏でおこった貧血をいいます。

■溶血性貧血
 肝臓や脾臓で、赤血球の破壊が亢進するために生じた貧血をいいます。

■再生不良性貧血
 骨髄で赤血球などが十分に作られなくなっておこった貧血をいいます。

■続発性貧血(症候性貧血)
 他に病気があって、それにともなっておこる貧血をいいます。

日時:2011年2月25日 10:29
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貧血とは


◎貧血の原因
 赤血球は、骨のなかにある骨髄でつくられますが、の寿命は120日間で、この期間を過ぎると肝臓や脾臓で破壊されます。
 骨髄で赤血球が作られるためには、ビタミンB12と葉酸の助けが必要ですし、酸素と結合する赤血球中の血色素(ヘモグロビン)が作られるためには、鉄分が必要です。
 骨髄でつくられる赤血球が少なくなったり、体内のビタミンB12、葉酸、鉄分が不足したり、肝臓や脾臓での赤血球の破壊が活発になりすぎたりすると貧血が起こってきますが、貧血は原因によっていくつかの種類に分けられます。

日時:2011年2月25日 10:08
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貧血とは


●貧血の診断
 血色素量の正常値は、血液1デシリットル中、男性は14〜18グラム、女性は12〜16グラムです。これが、男性は14グラム以下、女性は12グラム以下になった場合に貧血と診断します。特に10グラム以下になった場合は、医師による治療が必要な貧血です。
 赤血球数の正常値は、血液一立法ミリメートル中、男性は450万〜550万、女性は400万〜450万です。これが、男性は400万以下、女性は350万以下になった場合は貧血とします。

日時:2011年2月21日 13:59
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貧血とは


◎貧血の検査と診断
 貧血かどうかは、血液の中の赤血球数と血色素量(ヘモグロビンの量)を調べることで簡単にわかります。
 血液の比重で判断する方法もありますが、この検査だけでは不十分です。赤血球と血色素、なかでも血色素量の測定が、貧血の診断には大切です。
 貧血の検査は、何処の医院や病院でも行えます、採血に当たっても特別な注意も必要ありません。

日時:2011年2月21日 10:41
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貧血とは


◎貧血の症状 つづき
 時には、食欲がなくなり、吐き気などを感じることもあります。
 このような症状は、原因にかかわりなく、どのような貧血にも現れてくるので、貧血の一般症状と呼ばれています。
 貧血と思われる症状があるときは、血液検査でわかります。
 しかし、貧血を起こしているひとのなかには、全く症状がなかったり、あっても自分ではそれとは気づかずにいて、健康診断や献血などのさいの血液検査で、偶然見つかるという人もかなりいます。

日時:2011年2月20日 11:22
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貧血とは


◎貧血の症状
 からだがだるく、寒さを人一倍感じるようになってきます。 
 心臓や肺に負担がかかるため、ふだんであればなんでもない運動、例えば登りなれている階段や坂でも動悸や息切れを感じるようになります。 
 貧血が進行すると、皮膚や粘膜の赤みがなくなり、多少黄色みをおびてきます。そのほか下肢が少しむくんだり、微熱が出ることもあります。周りの人から、顔色が悪い、とか、だるそうだなどといわれることもあります。
 

日時:2011年2月20日 09:36
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貧血とは


◎赤血球や血色素が減少した状態 つづき
 赤血球や血色素が減少して貧血になると、運ばれてくる酸素の量が減少するために、全身の組織や臓器は酸素不足におちいって働きが低下し、さまざまな症状が現れてくることが少なくありません。
 全身の組織や臓器は、酸素と栄養素を化合させてエネルギーをえているので、いくら栄養素があっても、送られてくる酸素が不足すると十分なエネルギーが得られなくなり、働きが低下するのです。
 また、血液が酸素不足の状態になると、これを補おうとして心臓や肺が余分に働かなければならず、負担が重くなってそのための症状が現れてくることもあります。

日時:2011年2月19日 12:41
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貧血とは


◎赤血球や血色素が減少した状態 つづき
 全身の組織や臓器が、酸素と栄養素をエネルギー源として利用した後は、排気ガスともいうべき炭酸ガスが生じます。この炭酸ガスを静脈を介して肺まで運んでくるものを赤血球と血色素です。
 血液中のこの赤血球や血色素の量が減少した状態を貧血といいます。
 貧血というと、脳貧血と同義語と考えている人もいるようですが、脳貧血は、脳血管が一時的に収縮するために脳を流れる血液が減少し、顔が青白くなって冷や汗が出て、意識が薄れたりするもので、本当の貧血ではありません。ただし、貧血の人が脳貧血をおこすことはあります。

日時:2011年2月19日 09:46
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貧血とは


◎赤血球や血色素が減少した状態
 血液は、肺の中を通過する間に、炭酸ガスが捨てられ、酸素が取り入れられて酸素の豊富なきれいな血液となります(ガス交換)。全身の組織は、動脈を介して送られてくるこの酸素の豊富な血液から、酸素と栄養素を受け取り、これを エネルギー源として働いているわけです。
 肺で血液中に酸素が取り入れられるのは、赤血球という血漿成分が血液中に存在するからです。血液が肺の中を通過する間に、赤血球が酸素を取り込みますが、赤血球中には、血色素(ヘモグロビン)というタンパク質色素が存在し、この血色素と酸素が結合することによって、酸素の豊富な血液になるのです。

日時:2011年2月17日 14:02
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リンパ系のしくみと働き


◎リンパ系のおもな病気
 リンパ節が腫れて痛むときは、細菌感染による急性リンパ節炎のことが多く、押しても痛まないときは結核などの病気が疑われることがあります。
 リンパ節の腫れがなかなかひかないのは慢性リンパ節炎ですが、まれにリンパ系のガンともいうべき悪性リンパ腫のことがあります。


リンパ系のしくみと働き


◎リンパ系のはたらき つづき
 また、腸管から吸収された栄養素は、肝臓へ行く門脈という静脈へ直接入るものもあるのですが、脂肪などは大部分が腸管近くのリンパ系にいったん入り、それから門脈系に入るしくみになっています。いったんリンパ系を経由することによって、腸で吸収された栄養素に含まれる毒性が取り除かれるのです。リンパは、一般に無色透明のさらさらした液体なのですが、腸管から吸収された脂肪を含むために、腸管近くのリンパは白くにごっていて乳びと呼ばれます。
 また、リンパ節は、体にとって有害な物質(抗原)と結びついて毒性を封じてしまう抗体(免疫グロブリンと呼ばれるタンパク質の一種)を作るなどの免疫に関与するはたらきも行っています。


リンパ系のしくみと働き


◎リンパ系のはたらき 
 体内に侵入してきた細菌は、リンパ系を流れる間にリンパ節でとらえられます。したがって、ここに細菌が感染し、炎症を起こしてリンパ節が腫れることが多いのですが、リンパ節はここで細菌を食い止めて、感染が全身に広がらないようにしています。子どものリンパ節の働きは特に活発で、細菌などがとらえられて炎症を起こし、リンパ節が腫れることが多いのです。


リンパ系のしくみと働き


◎リンパ系のしくみ
 動脈系、静脈系の血管が全身に張り巡らされているのと同様に、リンパ管が全身に張り巡らされていて、このなかをリンパという液体が流れます。このリンパは、組織と組織の間に存在する組織間液という液体から作られています。
 リンパ管のうち、もっとも細くなっている管を毛細リンパ管網といいますが、互いにつながって連絡しあいながら、網の目のように全身の組織のなかに張り巡らされています。
 毛細リンパ管網は、集合してより太いリンパ管になり、組織から出てきます。このリンパ管は、しだいに合流して最後は一本の管となり、首の下のところにある鎖骨下静脈につながっていて、リンパ液はここから静脈に流れ込むしくみになっています。
 リンパ管が合流している部位はふしのようになっていて、ここをリンパ節といいます。リンパ節は、全身に約800個存在しますが、最も数多く存在しているのは首とその周辺で、ここには約300個が集中しています。その次に多いのは、股のつけ根とその周辺です。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●血液凝固因子
 血漿中には、血液を固めるいろいろな凝固因子が含まれていますが、これまでに12種類の物質の存在が確認されています。
 血管が破綻して出血が起こると、この血液凝固因子が血小板と協力して血液を固まらせ、出血を止めるのです。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●免疫グロブリン
 生まれつき体内に持っていないものに対する抗体を含むタンパク質で、非自己が体内に入ってくるとそれを識別して抗体を作り、再び同じ非自己が体内に入ってくると、抗体がその非自己と結びついて、無害なものにします。一度はしかにかかると生涯かかることがないのは、この免疫グロブリンの働きです。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●血漿のしくみ
 血漿は、血液中の淡黄色をした液体成分で、その約90パーセントは水分で、残りの大部分はタンパク質です。
 このタンパク質の60パーセントは、血液の浸透圧を保ったり、色々な物質の輸送に関係しているアルブミンというタンパク質で、残りの主成分は免疫に関与している免疫グロブリンというタンパク質です。
 このほかに、血漿中には血小板と協力して出血を自然に止める血液凝固因子という物質も含まれています。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●血小板 
 細胞の小片のように見える小さな血球で、血液1立方メートル中15万から35万個含まれています。
 この血小板は、血管が破綻して出血が起こると、固まって血栓を作り、破綻した部位をふさいで出血を自然に止める働きをしています。
 この働きは、血液凝固因子との協力でおこなわれています。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●白血球 つづき
 リンパ球が、体内に入ってきたものを非自己と識別すると、リンパ球や形質細胞から抗体が作られ、同じ非自己が二度目に体内に入ってくると抗体が結びついて無毒化します。このように、白血球は全体としてからだの健康を守る働きをしているのです。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●白血球 つづき
 体内に侵入した細菌が多量で炎症が起こると、作られる白血球が増加して血液中の数が増えますが、ウイルスやリケッチアなどの感染が原因の炎症の場合は、血液中の白血球数がかえって減少するという傾向があります。このため、色々な病気の診断に、白血球の検査が行われます。
 リンパ球以外の白血球は骨髄で作られますが、リンパ球はおもにリンパ節や脾臓で作られています。
 このリンパ球は、体内に入ってきたものが、生まれつき体内にもっていたものか、そうでないものかを識別する働きをしています。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●白血球
 白血球には、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球等の種類があって、好中球、好酸球、好塩基球の三つを合わせて顆粒球とも言います。健康な人の血液中に含まれる白血球は血液1立方メートル中に4000から9000個です。
 細菌などの病原微生物や異物が体内に侵入してくると、好中球と単球がその部位に集まってきて、病原微生物や異物を取り囲んで飲み込んでしまい、毒性を封じます。このことから好中球や単球を貪食(どんしょく)細胞ともいいます。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●赤血球 つづき
 また、全身の細胞の新陳代謝の結果生じた炭酸ガスを運んでくるのも血色素で、肺の中の毛細血管を血液が通る間に炭酸ガスが捨てられ、代わりに酸素が取り込まれるのです。
 なお、血液が赤く見えるのは、この血色素の色です。
 白血球の寿命は120日で、これ以上たって古くなった赤血球は、肝臓で胆汁を作る材料に使われたり、脾臓で破壊されたりします。このようにして消耗した分だけ、骨髄で赤血球が作られ、血液中に毎日供給されています。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●赤血球
 直径7ミクロンぐらいの大きさで、血液1立方メートルのなかに、男性は450万から550万個、女性は400万から450万個も含まれていて、血球成分の大部分は赤血球といっても過言ではありません。
 赤血球は、表面を薄い膜で包まれていて、そのなかに血色素(ヘモグロビン)という成分が含まれています。血液が肺の中の毛細血管を通るうちに、呼吸によって体内に取り込まれた酸素と血色素が結合し、血液中に酸素が取り込まれるのです。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
●血球のしくみ
 血球には、種類があって、それぞれに働きが違っています。
 これらの血球には寿命があり、古くなったものは、肝臓や脾臓で破壊されています。脾臓の働きが異常になって、血球の破壊が亢進し、色々な血球の病気がおこった場合、脾臓を摘出する手術がありますが、肝臓がその代わりに働くので、血液に古い血球がたまってしまうようなことはありません。
 また、肝臓や脾臓で破壊された分だけ、胸骨や背骨の中にある骨髄と言う組織で新しい血球が作られて、血液中に補給されています。この骨髄は、血液中の主要成分である血球を作る組織であるため造血器ともいいます。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液・造血器のしくみ
 血液は、血球と呼ばれる有形成分と血漿と呼ばれる液体成分から成り立っていて、血液の容積の約60パーセントが血漿で、約40パーセントが血球です。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液の働き つづき
 一方、細胞が酸素と栄養素をエネルギー源として利用した後には、炭酸ガス(二酸化炭素)、尿素窒素といった老廃物が生じます。この老廃物を集めてきて、炭酸ガスは肺へ、尿素窒素は腎臓へというようにそれぞれの排泄器官へ運び、老廃物を体外へ排泄させるのも血液の役目です。
 この血液が絶えず全身をめぐっているために全身の細胞は生きていることができ、全体としての生命が維持できるのです。
 全身をめぐっている血液の量は、その人の体重の約7.5パーセントです。


血液・造血器のしくみと働き


◎血液の働き
 全身の細胞は、酸素と栄養素をエネルギー源として、その生命を維持しています。
 このエネルギー源である酸素と栄養素を全身の細胞に送り届ける役目をしているのが血液です。
 酸素は、血液が肺の中を通過する間に提供され、栄養素は、肝臓の中を通る間に提供されます。この酸素と栄養素が豊富になった血液が、動脈血として心臓から送り出されます。全身の細胞は、血液からこの栄養と酸素を受け取り、化合させることによってエネルギー源としています。


歯(口腔)・あごの外傷


■あごの外傷

●上顎骨骨折の場合 つづき
 特に、骨折部や歯のかみ合わせを整復しないうちに骨が癒着してしまった場合、咀嚼が十分にできない、口の開閉がうまくできない、はっきり発音できない、などのさまざまな障害や顔に変形などが生じます。そのため、手術でもう一度人工的に骨折を起こし、整復しなおすことになりかねません。
 上顎骨を含む顔面骨折の治療は、まず救命が第一の目的ですが、同時に、目、鼻、口の各種機能を元通りに回復させること、および顔の変形を修復することも重要です。そのため、脳神経外科、整形外科、口腔外科などそれぞれの専門医が協力して治療に当たることが大切です。したがって、顔面骨折をしたら、救急設備があって、しかも各科のそろっている大きな病院へ行くことが大切です。


歯(口腔)・あごの外傷


■あごの外傷

●上顎骨骨折の場合
 上顎骨だけを骨折することはあまりなく、たいていは下顎骨や頬骨、鼻の骨など、しゅうへんの骨折にともなっておこります。したがって、上顎骨骨折そのものに対しては、下顎骨の場合と同じ様に顎間固定を行いますが、同時に、しゅうへんの顔面骨骨折に対する手術も必要になります。
 顎間固定は、骨折部の急性炎症が治まる時期、すなわち受傷後10日以内、遅くとも2週間以内に行います。頭部外傷などを合併している場合は、どうしても顔面の治療が遅れがちですが、顎骨を含む顔面の骨折は、治療が遅れると後が面倒になります。


歯(口腔)・あごの外傷


■あごの外傷

●下顎骨骨折の場合 つづき
 呼吸困難になるのは、多くは下顎中央の骨が内側に折れ、舌をおくに押し込んで気道をふさぐからです。また、口の中の出血による大きな血のかたまりや、ケガの衝撃ではずれた義歯が気道をふさいでいることもあります。
 こういったときは、まず口を開かせ、ハンカチやガーゼで折れた下顎骨と舌を引っ張り出し、さらに血液のかたまりや義歯などの異物があれば取り除きます。口腔や顔面には血管が多いため出血量が多く、特に口の中の出血は唾液と混じって驚くほど多量に見えますが、落ち着いて処置することが大切です。


歯(口腔)・あごの外傷


■あごの外傷

●下顎骨骨折の場合 つづき
 入浴は医師の指示に従います。ただ、ふつうは、顎間固定をすることで、骨折による顔の腫れや痛みなどはかえってやわらぐものですから、固定をはじめてしばらくすると、医師から入浴を許可されることが多いようです。心配なら最初シャワーだけにしてみて、発熱や骨折部の痛みがひどくなるようなことがなければ、入浴に切り替えるとになります。
 交通事故などで上顎骨を含む顔面骨の骨折や、頭部、頸部のそんしょうをともなっているときは、受傷直後に気道がふさがって呼吸困難におちいることがあり、救命措置が必要になります。


歯(口腔)・あごの外傷


■あごの外傷

●下顎骨骨折の場合 つづき
 そのためには、顎間固定といって、ワイヤーなどで上下の歯と顎を約4〜6週間固定します。
 固定期間中は、物をかむことができないので、ストローで流動食を流し込むことになり、かなりの不自由を覚悟しなければなりません。会話や身の回りのことはさほど支障なくできますが、流動食しか取れないため、体重が減り、激しい運動も無理となります。このため、固定期間中から消化に良い高カロリー食品をとるなどの食事療法を行い、体力の維持をはかる必要があります。


歯(口腔)・あごの外傷


■あごの外傷
 顔面の骨折のうちで最も多いのか、あごの骨折です。とくに、下顎骨屋、さらに頭部、頸部の損傷をともなう怪我が多くなっています。
●下顎骨骨折の場合
 下顎骨は、顎関節によって頭蓋骨の側頭骨と連結しており、複雑な動きをして咀嚼や発声に重要な働きをしています。したがって下顎骨を骨折すると、物をかんだり話したりが直接障害されることになります。
 こっせつは、あごの中央や奥歯付近、さらに後方の隅角部に起こりやすく、たいていは歯の損傷や歯槽骨骨折を同時に起こしています。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯槽骨骨折の場合 つづき
 唇の腫れは、数日後にはひき始めます。はじめの1〜2日はしっかりと冷やすようにすると、腫れがひくのが早くなります。
 また、唇の皮膚や裏側の粘膜に、内出血のため暗紫色の斑点ができることがありますが、時間がたつにつれて黄色に変わり、数週間後には消えます。この黄色の班ができるのは、赤血球の鉄分が組織中に遊出したためで、お茶を飲むと早く消えるといわれています。
 歯槽骨の骨折部と、脱臼やかん入した歯を元の正しいか見合わせ位置に戻してワイヤーで約4〜6週間固定します。
とくに子供の場合、歯並びが悪いとか、ちょうど乳歯から永久歯に生え変わる時期にあたることが多いために、かみ合わせ位置を決めにくいことがあります。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯槽骨骨折の場合 つづき
 歯槽骨を骨折すると、まわりの歯肉(歯ぐき)も当然損傷され、歯肉が裂けたり、歯肉の中が挫傷をおこしたりします。前歯部の歯槽骨骨折では、さらにくちびるの打撲も加わるため、受傷後まもなく、そこがひどく腫れあがってきます。
 ときには、くちびるが裂けて多量に出血することもあります。唇の小動脈が切れた場合は、鮮紅色の血がどくどくと噴出し、小動脈が切れれば黒ずんだ色の血が流れます。
 このような時は、直接出血している箇所を清潔なガーゼなどで圧迫しできるだけ出血を防ぐようにして病院にいきます。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯槽骨骨折の場合
 歯だけでなく周囲の歯槽骨にも外力が加わわると、歯槽骨が骨折し、2〜3本の歯からそれ以上の範囲で骨折片がひとかたまりとなって動きます。
 歯槽骨の骨折は前歯部におこりやすく、この場合たいてい歯の歯折屋脱臼などをともないます。
 一方臼歯部(奥歯)では、歯槽骨だけを骨折することはあまりなく、ほとんどが、同時に顎骨骨折を起こしています。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯の歯折の場合 つづき
 歯根の歯折とともに歯髄が壊死して、のちに根尖(歯根の先端)や破線部の周りに病巣ができたり、歯冠のエナメル質が少しずつ黒ずんでくるようなときは、歯根の歯折部を除去し、歯髄処置を行います。
 歯折部を除去したために歯根が短くなりすぎるときは、インプラントが用いられます。これは、根管から、金属やセラミックでできた支柱を歯尖の貫いて歯槽骨内にうちこみ、歯のぐらつきを元通りにする方法があります。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯の歯折の場合
 歯を強く打ったり、あやまって小石を強くかんだときなどに、歯が折れることがあります。歯冠だけの歯折なら、虫歯と同じ様に処置することで、抜かずに修復することができますが、歯根まで斜めに歯折しているものは、抜歯もやむをえません。
 また、歯根だけを歯折した場合も、抜歯しなくてすむ可能性があります。歯根の歯折は、歯根の先端から3分の1の部分におこりやすいのですが、打撲による歯のぐらつきや浮いた感じがしだいになくなると、あとはそのまま異常を感じないことが多くなります。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯のかんにゅうの場合
 脱臼とは逆に、歯槽に歯がのめりこんだ状態をかんにゅうといいます。
 この場合も、周囲の歯槽骨と歯肉の損傷がひどくない限り、かんにゅうした歯を元の正しい位置に引き出し、脱臼のときと同じく固定することで治すことができます。
 ただし、子供の歯がかんにゅうした場合はかんにゅうした乳歯が永久歯胚を損傷し、永久歯の歯根が湾曲したらリ、歯冠の変形や変色を生じやすく、時には永久歯が生えないこともあります。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯の脱臼の場合 つづき
 したがって、抜けた歯を不用意に捨てず、ぬらしたガーゼなどに包んで、できるだけ早く歯科・口腔外科に行くことが大切です。再植は早ければ早いほどよく、後で歯根が消失してくる危険率は、脱落後30分以内に再植した場合は約10%ですが、一時間以内の再植では約50パーセントと、急速に大きくなるといわれます。
 再植できても、いずれ歯根は消失して、ふつうは5〜6年で脱落することが多いのですが、その間は自分の歯でものがかめるという利点を考えれば再植の努力は大切ではないでしょうか。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯の脱臼の場合 つづき
 固定を始めてから数日後には、入浴や軽いスポーツはできますが、少なくとも固定期間中は、その歯でかたいものをかまないようにします。
 完全脱臼でも、歯が脱落してから、1,2時間であれば、再植が可能です。これは、歯髄処置をした上で、歯根の入るくぼみの正しい位置に歯を植え、不完全脱臼の場合と同じくワイヤーで固定します。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯の脱臼の場合
 打撲よりさらに強い外力が加わると、歯根膜のほとんどが断裂して、歯は脱臼を起こします。脱臼には、歯が抜け落ちてしまう完全脱臼と、歯根の一部がわずかに歯槽に付着している不全脱臼とがあります。
 不全脱臼の場合は、脱臼した歯を手で正しい位置に戻し、隣接する歯と一緒にワイヤーで約4週間固定します。脱臼にともなって歯髄の壊死もおこしていれば、打撲の場合と同様に歯髄処置を行います。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯の打撲の場合 つづき
 歯を強く打って歯髄(いわゆる歯の神経)が壊死した場合は、神経を抜いたうえでつめものなどをする歯髄処置をします。ただし、乳歯の場合は、歯髄が損傷されても歯はあまり弱らないし、そのうち永久歯にはえかわるので、ふつう歯髄処置は必要ありません。
 歯を打撲したら、3〜4週間は、その歯で物をかまないように気をつけて、安静を保つことが大切です。


歯(口腔)・あごの外傷


●歯の打撲の場合
 加わった外力が弱ければ歯根と歯槽骨とを連結している歯根膜の一部が裂けて、炎症を起こす程度ですみます。
 この場合は歯が多少ぐらぐらしますが、歯をよく磨いて清潔にし、安静にしていれば、自然に治ります。しかし、ぐらぐらする歯が、かみ合わせのさいに対合歯にぶつかるようなときは、その歯か対合歯のいずれかを削る必要があります。


歯(口腔)・あごの外傷


■歯(口腔)の損傷
 歯を直接打ったり、唇の上から歯を打ったりすると、加わった力の強さや方向によって色々な損傷が起こります。最も怪我をしやすいのは上顎前歯部(上の前歯)で、これは子供に良く見られます。子供の場合、運動反射が未発達のため、転んだときに手をついてよけることができず顔をぶつけることが多く、唇や上の前歯にけがをしやすいのです。
 また、最近の傾向として、スポーツや遊びによる歯のけがが多くなっています。


歯(口腔)・あごの外傷


◎歯(口腔)・あごの外傷の種類と治療
 顔面、あご、口腔(口)は、手とならんで怪我をしやすいところで、早期に適切な治療を受けないと、顔が変形したり、歯のかみ合わせが悪くなって咀嚼が十分にできなくなったりします。
 したがって、口、歯、あごなどに怪我をしたときは、適切な応急処置をしたうえで治療を受けることが大切です。


耳の外傷


■側頭骨骨折 つづき
 また、顔面神経まひのほとんどは、耳の奥のほうの側頭骨骨折と、それにともなう出血のために顔面神経が切断されたり圧迫されて起こります。
 程度が軽ければ顔のマッサージなどの保存的療法で改善されますが、程度がひどいときは早めの手術をおこない、顔面神経を圧迫している骨片などを取り除いたり、切断された神経を顕微鏡で観察しながら縫合することで治すことができます。
 しかし、程度がひどいのにそのままにしておくと2〜3ヵ月後には神経が萎縮してしまい、それから手術をしてもあまり効果はなく、まひが残ることになります。

日時:2011年1月24日 10:23
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耳の外傷


■側頭骨骨折 つづき
 側頭骨に骨折が起こると、耳から血液や脳脊髄液が流れ出し、意識障害、呼吸の異常などをきたします。したがって、ケガの直後には、救命のための処置が必要です、ひきつづき難聴や顔面神経まひの治療がひつようになります。
 難聴には、耳の中の音の伝わりかたが悪いためにおこる伝音難聴と、内耳や脳の音を感じる部分に障害があるためにおこる感音難聴とがあって、伝音難聴は治療が可能なのですが、感音難聴は治りにくく、耳が聞こえなくなってしまうことも少なくありません。

日時:2011年1月23日 09:39
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耳の外傷


■側頭骨骨折
 側頭骨とは、頭蓋骨の側方(耳の周り)の骨で、いくつかの部分に別れ、そのうち錐体部と呼ばれる部分は頭蓋骨の内側に入り込んでいて、内耳や中耳、顔面神経などが存在しています。
 側頭骨骨折で多いのは、側頭骨の表面の骨折ですが、錐体部を骨折することもあり、そのとき耳の奥のほうを損傷して難聴、かなり強いめまい、顔面神経まひなどをひきおこしがちです。

日時:2011年1月23日 09:34
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耳の外傷


■外耳道・鼓膜損傷 つづき
 鼓膜がふさがるまでは、外から細菌が入り込まないように外耳道をきれいにふき取り、清潔なガーゼなどをつめておきます。点耳液の使用は副作用などでかえって内耳を損傷する危険性があります。
 外耳道や鼓膜を損傷したら、一刻も早く治療を受け、中耳炎や難聴、めまいなどの治りにくい後遺症を予防することが大切です。

日時:2011年1月22日 10:58
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耳の外傷


■外耳道・鼓膜損傷 つづき
 外耳道だけを損傷した場合は、消毒をして、抗生物質の入った軟膏を塗布すれば治ります。
 鼓膜が破れた場合は、炎症さえ起こさなければ、ふつうは鼓膜が自然に再生し、小さい孔で2〜4週間、鼓膜面積の半分くらいの大きな穴でも2〜6ヶ月ほどで孔がふさがります。
 孔がふさがるのを早める治療としては、耳の中を拡大鏡で見ながら、孔のふちを傷つけ閉鎖をうながします。どうしてもふさがらなければ、最終的には鼓膜形成術がおこなわれます。

日時:2011年1月22日 10:29
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耳の外傷


■外耳道・鼓膜損傷 つづき
 耳かきが深く入ってあぶみ骨に当たって内耳損傷を起こしたり、強い圧力がかかって内耳しんとうをおこしたりすると難聴やめまいが現れます。 また、化学薬品や溶接火花が誤って入った場合は、急激に組織が破壊され、鼓膜の損傷だけでなく中耳炎を引き起こしがちです。
 鼓膜が破れた場合は、ケガの直後なら痛みや出血がありますし、鼓膜にとがった形の孔が開いているのでわかります。しかし、数日経つと、破れた孔がほぼ円形になってしまうため、中耳炎などによる鼓膜穿孔との区別がつかなくなってしまいます。

日時:2011年1月20日 16:06
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耳の外傷


■外耳道・鼓膜損傷
 耳掃除のさいに耳かきを深く入れすぎたり、耳に虫などの異物や刺激の強い化学薬品、溶接の火花などがあやまって入り、外耳道や鼓膜を直接傷つけることがあります。
 また、ボールが耳に当たったり、スポーツやけんかなどで耳を強く打ったり、強く鼻をかんで中耳空に高い圧力がかかったときなどに鼓膜が破れることもあります。
 外耳道の損傷だけなら、出血や痛みがあるだけで、後遺症は残りません。鼓膜が破れ、さらに耳小骨と周囲に損傷が及んだときには難聴になります。

日時:2011年1月20日 10:23
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耳の外傷


■耳介血腫
 耳介の皮下に血液のかたまりができ、こぶのようにもり上がります。耳介の上部内のへこんだところで軟骨膜と軟骨の間がはがれて出血するもので、柔道や相撲の選手など、耳をこする機会の多い人におこりがちです。
 

日時:2011年1月19日 10:49
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耳の外傷


◎耳の外傷の種類と治療
耳のケガには、耳介、外耳道、鼓膜、耳小骨におこるものと、側頭骨骨折にともなって中耳や内耳が損傷されるものとがあります。
 とくに、内耳に損傷が及んだ場合には、難聴、めまい、顔面神経麻痺などの後遺症を残すことが多いので、早く治療を受けることが大切です。

日時:2011年1月19日 09:49
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鼻の外傷


■顔面骨折 つづき
 しかし、顔面骨折は顔の区分には関係なく起こりますから、治療には脳外科、眼科、耳鼻科、口腔外科、形成外科などの専門医が担当することになりますが、生命を脅かすような状態であれば、まず救命の処置をし、時期をみて機能障害に対する治療や、顔の変形を修復する手術などがおこなわれるでしょう。
 このような外傷のとき注意したいことは、鼻血止まっても安心はできないことです。鼻や顔の形が変わったとか、鼻血は止まったが水ばながよく出るような場合、あるいは視力が弱ったり、物が二重に見えるなど、なんらかの異常に気がついたら、すぐ症状にあった科の診療を受けましょう。

日時:2011年1月17日 21:13
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鼻の外傷


■顔面骨折
 人間の皮膚は鈍い外力には案外強く、皮膚には傷がないのに、その下の骨だけが折れることが良くあります。顔の場合も同様で、顔面を打ったとき、皮膚は破れなくて前頭骨、頬骨、上顎骨、下顎骨などが折れることは結構多いでしょう。いずれの場合も、顔が変形して左右が対称でなくなり、手術が必要になります。
 また、目から上を損傷すると脳脊髄液が鼻から水のように流れ出たり、脳そのものが損傷されることがあります。目から口までの中部顔面の損傷は、鼻呼吸、嗅覚、視力などの機能的な障害が起こるものです、口から下の場合は下顎骨やはが損傷されますから、咀嚼や発声がうまくできないなどの障害が起こります。

日時:2011年1月17日 09:12
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鼻の外傷


■鼻骨損傷 つづき
 症状としては、ほとんどの場合に鼻血が出て、鼻のなかの粘膜が腫脹して鼻が詰まった感じになります。
 ケガの直後にはっきりしていた鼻のゆがみは、3〜4時間も経つと腫れのためにわかりにくくなります。ケガから一週間前後には腫れも引いて、再びゆがみが目立ってきますが、このころが本格的な治療のタイミングで、それ以降は骨折部がそのままに固まってしまい治療が難しくなります。
 受傷後一週間ぐらいなら、鼻の穴から器具を挿入して骨折部を押し上げたり、外側から折れ曲がった骨を指でまっすぐに戻すだけで、たいていは整復できます。受傷後1〜2ヶ月もたった場合は、手術によって骨折部の癒着をはがしてから整復がおこなわれますが、数日の入院が必要となります。

日時:2011年1月15日 11:15
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鼻の外傷


◎鼻の外傷の種類と治療
 鼻だけの怪我のこともありますが、顔のほかの部分にも同時にケガをしていることも多いです。
■鼻骨損傷
 鼻を正面や横から殴られたり、交通事故や転倒などで、鼻をかたいものにぶつけたときにおこります。
 鼻根部(鼻の付け根)の硬い鼻骨や縦や横に骨折するほか、鼻中隔を骨折することもありますが、鼻中隔は外から見えず、折れ曲がっていても気がつかないでいることがあります。鼻骨を骨折すると、骨がめり込んで鞍鼻になったり、横にずれて斜鼻になったりして、変形が外見からもわかるようになります。

日時:2011年1月15日 11:11
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目の外傷


■目の薬傷
 酸やアルカリのような刺激の強い化学薬品が誤って目に入ったときは、、すぐに水道の水でよく目をあらい、一刻も早く眼科へ行くようにします。放置すると、眼球に薬液によるやけどが残り、失明することもあります。

日時:2011年1月13日 10:33
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目の外傷


■目の打撲
 ボールが当たったりして目を打った場合、軽い打撲なら、濡れタオルで目を冷やすなどして安静にしているだけでよいでしょう。しかし、視力が落ちたり、物が二重に見えるなど、見え方に何らかの異常がある場合は、眼球内出血や眼球後方の骨折を起こしたことが考えられます。

日時:2011年1月13日 09:51
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目の外傷


■目の切り傷
 ナイフやハサミなどで目を切ったときは、そこに細菌が感染して失明する恐れがあるので、直ちに眼科で適切な処置をしてもらいましょう。
 目の切り傷そのものがこわいことはもちろんですが、目の周りのケガでも視力に影響がでることがります。目の近くに怪我をしたときは、生命に危険が及ぶ怪我でない限り、外科よりはむしろ眼科に行ったほうが良いでしょう。

日時:2011年1月12日 10:43
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目の外傷


■目の異物(目のごみ)
 目にごみなどの異物が入った場合、ほとんどは、まぶたの裏側に結膜に付着しているか、角膜に刺さっているかのどちらかです。まぶたの裏側に入ったごみは、たいていは上まぶたをひっくり返すと見えますから、清潔なガーゼなどでそっと取り除きます。
 うまく取れないときや、ごみが見つからないときは、眼科で診察してもらいましょう、その場合、目をこすらないことが大切で、こすると結膜に傷がついてますます痛くなりますし、角膜を傷つける恐れもあります。
 目に大量の砂が入ったときは、まず、洗眼をしてから眼科に行きます。洗眼は、洗面器などにきれいな水をはり、水の中で目をぱちぱち瞬きして目を洗います。

日時:2011年1月12日 10:34
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目の外傷


◎目の外傷の種類と治療
 目のケガは、それが原因で視力が低下したり、最悪の場合には失明することがあり、大変に危険なものです。たとえたいしたことがなさそうでも、早めに眼科で診察を受けるようにしましょう。
 きわめてまれですが、正しい治療をおこたると、交感性眼炎といって、怪我をしなかったほうの目の視力も弱ってくることさえあります。

日時:2011年1月10日 10:43
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泌尿器・性器の外傷


■男性の外陰部の損傷
 原因、症状、治療は女性の場合とほぼ同じになりますが、睾丸の場合は打撲程度でもショックを起こすことがあります。

日時:2011年1月10日 10:41
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泌尿器・性器の外傷


■女性の外陰部や膣の損傷
 尿道損傷と同じ原因のほか、乱暴な性交等で起こります。
 痛み、腫れのほか、この部位は血流が多く、組織がまばらなため血腫を作りやすく、細菌が感染すると膿瘍ができます。たいていは圧迫止血や簡単な縫合で済む場合が多いです。

日時:2011年1月 9日 10:26
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泌尿器・性器の外傷


■尿道損傷
 自転車、バイクに乗っているときの交通事故、プールや浴槽のふちにまたがっているときの転倒などで男性におこることが多いです。骨盤骨折にともなっておこることもあります。
 尿道が、完全に断裂してしまう場合と、そうでない破裂の場合とがあります。可能であれば尿道カテーテルを挿入して持続的に導尿されますが、不可能なときには、膀胱ろうを作って体外へ尿を導くようにし、後日、尿道の手術となります。いずれの場合も尿道の狭窄を起こしやすくなります。

日時:2011年1月 9日 09:39
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泌尿器・性器の外傷


■膀胱損傷
 膀胱が尿でいっぱいになっているときに、腹部へ外力が加わったときにおこります。骨盤骨折に合併して起こることもあります。比較的多い怪我です。
 膀胱が破れると、腹腔内に尿が漏れる場合と腹膜の外に漏れる場合とがあり、下腹痛、血尿、腹部膨満、会陰部皮下への尿の浸潤などが起こります。

日時:2011年1月 8日 11:06
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泌尿器・性器の外傷


■腎臓損傷
 背部、側腹部への外力によって発生する頻度の高いケガで、下部肋骨や腰椎の骨折をともなっていることがあります。血尿、背部の痛み、皮下出血や腫れなどがおもな症状ですが、症状がないこともあります。
 重症度は、軽いほうから、挫傷、破裂、挫滅、腎茎部血管損傷に分けられますが、挫傷や軽い破裂程度であれば内科的治療で治ります。高度の破裂、挫滅、腎茎部血管損傷のときは、手術が必要です。最近では出血している細い血管をつまらせる塞栓術という手術もあります。

日時:2011年1月 8日 11:02
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泌尿器・性器の外傷


◎泌尿器、性器の外傷の種類と治療
腎臓から膀胱までのケガは、背部や腹部への外力によって起こり、交通事故、労働災害、転落、スポーツ、けんかなどが原因となります。外陰部、尿道のケガは下方からの外力でおこることが多く、性交が原因になることもあります。

日時:2011年1月 6日 09:43
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腹部外傷・損傷


■後腹膜の損傷 つづき
・直腸損傷
 直腸が破裂したときも腹膜炎になりやすく、結腸の損傷の場合と同じく細菌による汚染がひどいので、強力な抗生物質が使用されます。また、膀胱損傷をともなっていないかどうか、確認されます。これらの場合の多くは人工肛門をつけて治療することになります。
 このほかに、泌尿器や性器の怪我もあります。

日時:2011年1月 6日 09:39
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腹部外傷・損傷


■後腹膜の損傷 つづき
・十二指腸、すい臓損傷
 十二指腸は腹腔と後腹膜にまたがっていますが、多くは後腹膜側が損傷されます。十二指腸の破裂やすい臓の破裂は、腹部を強く圧迫されたときに、腹壁と脊椎の間に挟まれておこる事が多く、出血や腹膜炎が起こりますが、症状がすぐには現れず、診断が遅れがちです。
 さらに、十二指腸破裂の場合は手術が複雑て難しく、すい臓破裂ではすい臓内の消化酵素や血管作動物質などが漏れ出て全身状態を極めて悪化させることなどから、生命を救うことが難しくなります。

日時:2011年1月 5日 09:55
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腹部外傷・損傷


■後腹膜の損傷
 後腹膜の部分には、すい臓、腎臓、尿管、十二指腸の一部、直腸、腹部大動脈、下大静脈などがあります。
・腹大動脈、下大静脈損傷
 腹大動脈や下大静脈、それから分岐した太い血管の断裂は、外傷の中でももっとも危険なものの一つです。おびただしい量の血液がどんどん流出するため、約八十パーセントは病院に着く前に死亡するといわれます。
 何とか間に合った場合は、一刻を争って手術がおこなわれますが、しかし大量の急速輸血、輸液によっても回復しないことが多く、救命は困難です。

日時:2011年1月 5日 09:49
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腹部外傷・損傷


■腹腔内臓器損傷 つづき
・胃、小腸、大腸(結腸)損傷
 腹腔内の消化管破裂のうち、胃や腸に孔があくのは、ほとんどが刃物や銃弾によるケガが原因です。小腸破裂は、数箇所にわたって破裂することがあります。
 いずれの場合も、胃腸の内容物が腹腔内にもれるため、急性腹膜炎を起こしますから、緊急開腹手術が必要です。とくに結腸が損傷された場合は細菌による汚染がひどく、重い腹膜炎になりがちです。そのため、手術のあとも強力な抗生物質が使用されます。

日時:2010年12月31日 15:27
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自律神経は自他の区別がつかない


大脳生理学によると、自律神経には面白い特徴が、二つあるそうです。
一つには、他人のことと自分のこととの区別がつかないのです。人の身の上に起こっているのか、自分のことなのか、その区別がつかない。

たとえば私が「あんたは馬鹿だ」「駄目なやつだ」と言ったとします。
そうすると、言われた本人はもちろん傷つきますし、免疫も下がる。

けれど実は、言った本人も傷つくのです。私がAさんに言ったことなのに、私の自律神経は「馬鹿」「駄目なやつ」という言葉が、私本人に向けられたのだと錯覚するのです。

だから言った本人も傷つくし、免疫が下がるのです。

ドラマの主人公の悲劇を見て、こちらも何か胸が痛くなったり、涙が流れたりします。架空の人物なのに、です。自律神経はそれくらい自他の区別がつかない。

だから、人と会ったときには、何でもいいから、なるべく人のことを褒めてあげるとか、あるいは感謝をする。「ありがとう」と、ともかく言う。本当に心の底から言えなくてもいいんです。形だけでも効果がある。

例えば、一年間続くような連続ドラマの場合です。すると不幸な役を演じる俳優さんの多くが病気になるんです。はっきりした病気にならなくても、体調は確実に悪くなる。

架空の世界で演じているだけですよ。セリフ、つまり形だけの言葉を発しているだけなのに、免疫が下がって身体がおかしくなる。言葉って、其れくらい大きな力を持っているのです。


腹部外傷・損傷


■腹腔内臓器損傷 つづき
・腸間膜損傷
 腸間膜とは腸管を包んで支持している薄い膜です。この腸間膜が損傷されると、ここを通る太い血管が断裂することが多く、出血性ショックをきたし、緊急開腹手術が必要になります。

日時:2010年12月27日 10:01
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腹部外傷・損傷


■腹腔内臓器損傷 つづき
・胆道損傷
 胆道のみが損傷されることは少なく、多くは肝臓損傷などにともなって起こり、開腹手術の際に発見されます。胆道が損傷されると、出血に加えて、胆汁のもれから腹膜炎を引き起こします。

日時:2010年12月27日 09:50
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腹部外傷・損傷


■腹腔内臓器損傷 つづき
・肝臓損傷
 肝臓も脾臓と同じく血液が多く、これが破裂すると出血性ショックをきたします。また、肝臓が損傷されると胆汁がもれるため、同時に腹膜炎も引き起こしがちです。
 その上、肝臓損傷では脾臓、腎臓、腸管などの損傷を伴っていることもあり、きわめて危険な状態で、緊急開腹手術が必要なことがおおいのです。したがって腹部の右上や側面、あるいは胸部の前部右下や側面下部に外傷を負ったときは、常に肝臓損傷を疑っていると思っていると良いです。

日時:2010年12月26日 09:48
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幸せだと感じないかたへ、幸せになる法則


「学習」という字があります。
★「学ぶ」の語源は「まねる」ことからきており、その「まねる」が「まなぶ」となり、「学ぶ」になったのです。

★「習」は「羽と自」とを組み合わせてできています。
それは雛鳥が自らの力で何度も何度も、くり返しくり返し、羽を羽ばたいて飛ぶ練習をするありさまを示しているのです。


私たちは嬉しいこと、楽しいことがあれば自然に笑顔になり、笑いも多くなります。しかし、とくに楽しくなくても、笑うことによって楽しくなるという面もあります。

気分がむしゃくしゃする時でも、「楽しい真似」をして、馬鹿になったつもりで大きな声で、
「ワッハハハハ・・・・」「ウァハハハハ・・・・」
と笑い続ければ、いつの間にか心が弾んで楽しくなるはずです。少なくとも笑っている最中は、憂うつな気分はないはずです。

このことから幸せになるためには、「幸せそうな顔」「楽しそうな顔」をくりかえしくり返し真似るといいのです。

このことは学問的にも裏付けがあります。

★「脳は表情筋が意味する通りの興奮状態なる」ということをクラーク大学のジェームズ・レイアード博士が実験で証明しました。

怒り顔をつくると「怒りの念」が、笑顔をつくると「幸福感」になるということが学問的に確認されました。

★カリフォルニア大学でも同様の実験を行いました。
「笑顔モード」にすると、楽しくなり幸福を感じ、「悲しみモード」にすると、暗い気分になり悲しくなることを「フェイシャル・フィードバック」と名付けました。

★米エール大学のシュワルツ博士は次のような実験を行いました。
被験者に何も考えないよう告げてから、つくり笑いをしてもらいます。すると、顔の表情筋がゆるみ、緊張がほぐれた反応が表れました。実験は、おもしろくもおかしくもないのに、つくり笑いをするだけで、リラックス効果が生じたのです。

表情筋は脳からの指令で動きます。それとは逆に表情筋の動きが、また脳にフィードバックされます。ですから表情筋がゆるむと、脳は「明るいことを考えた」と感知します。そして、本当に気持ちが明るくなります。

4回のオリンピックで通算9個の金メダルを獲得したアスリート、カール・ルイスを覚えておられるでしょうか。

彼は100メートル競走のゴール20メートル手前で、ニコッと「つくり笑い」をします。本人によると「ゴール手前20メートルあたりで意識的にニコッとすると、過度な緊張や力みが取れてさらにパワーアップする」とのことです。これもバイオフィードバックを上手に取り入れた好例といえます。


腹部外傷・損傷


■腹腔内臓器損傷
 腹膜で囲まれた部分を腹腔といいます。このなかには、肝臓、脾臓、および胃、腸などの消化管の大部分のほかに、腸間膜や大網が存在します。
・脾臓損傷
 左側胸部、上腹部の打撲や圧迫、刃物による創傷で生じます。
 左上腹部に限局した鋭い痛みがおこり、しばしば吐き気や嘔吐が見られます。脾臓は血液のおおい臓器なので、損傷の程度が大きければ腹腔内に大出血し、出血性ショックをきたすことがありますから、多くは緊急開腹手術が必要になります。
 また、打撲や圧迫による損傷では、約十パーセントが遅発性破裂といって、受傷後数日か数週間してから出血が起こります。このため脾臓損傷の恐れがあるときは、比較的長期にわたり観察が必要になります。

日時:2010年12月25日 11:29
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腹部外傷・損傷


■腹壁の損傷 つづき
 腹部の打撲などによる腹壁だけの損傷で外部には傷がない場合、打ったところに冷湿布をして安静にしていればよくなります。腹部を強く打った場合は、内蔵も損傷されていることが多いので、全身状態に何らかの変化が現れたら、すぐに診察を受けましょう。 

日時:2010年12月25日 11:11
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腹部外傷・損傷


■腹壁の損傷
 腹壁の損傷で気をつけなければならないのは、腹腔内の臓器に損傷がおよんでいないかどうかです。傷口が開いており、しかも傷が腹腔内に達して腹腔内出血や腹膜炎を起こしている場合は、当然手術適用になります。
 腹壁だけの怪我、つまり皮膚や皮下組織、筋などが損傷されただけであれば、つぶれた組織を取り除いて傷口を縫合します。しかし、数日入院して注意深く観察が続けられ、もし腹腔内出血や腹膜炎と思われる症状が現れたら、直ちに手術がおこなわれます。

日時:2010年12月24日 09:51
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腹部外傷・損傷


■急性腹膜炎
 まず腹部がかたく張って、一部分または腹部全体が激しく痛みます。とくに腹部を手で押したときに鋭い痛みを感じ、筋性防御、反動痛といった腹膜刺激症状が見られます。また腸管がまひし、腹水がたまって脱水状態が進みます。その上、腸内細菌が有害物質を産生し、それが吸収されて中毒症状を現すこともあります。 
 開腹手術によって損傷された臓器を修復する必要がありますが、腹腔内出血の場合のように一刻を争う必要はありません。まず、輸液などによって全身状態の改善をはかり、その後に緊急手術を行います。

日時:2010年12月24日 09:47
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腹部外傷・損傷


■出血性ショック
 出血性ショックが起こると虚脱状態となり、出血の程度に応じて脈が速い、脈が弱い、手足の先が冷たい、呼吸が速くてあらい、顔や全身から血の気が引いて青白くなる、冷や汗が出るなどの症状が見られます。
 外傷のうちで最も重い出血性ショックを起こしやすいのが、腹腔内出血です。腹腔内に出血していることがわかったら、急速輸血と輸液を行いながら、開腹して止血を施す手術を、一刻を争っておこなわなければならないことが多いのです。

日時:2010年12月20日 12:01
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腹部外傷・損傷


◎腹部外傷・損傷の種類と治療
 腹部の外傷(怪我)は、傷口が開いている開放性損傷と傷口が開いていない非開放性損傷とに大別できます。
 開放性損傷は、ナイフ、包丁などで刺されたり銃弾に当たったりしておこります。非開放性損傷は、打撲や圧迫によって起こります。
 腹部のケガで、とくに緊急処置を要するのは、肝臓、脾臓などの血液の豊富な臓器や血管が損傷されて腹腔内に出血し、出血性ショックにおちいった場合と、腸などの消化管やすい臓が破れて急性腹膜炎を引き起こした場合です。

日時:2010年12月20日 10:32
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胸部外傷


■心タンポナーデ
 心臓とその外側を包んでいる心(外)膜との間に血液がたまるもので、胸部に強い外力が加わったり、胸をナイフで刺されたりして、心筋が挫傷を起こしたときにおこります。
 この場合、心臓が拡張期に十分広がらないために、血液をためることができず、送り出す血液量も減ってショック状態におちいります。心音が弱くなり、血圧低下や静脈圧上昇などが見られるのが特徴です。

日時:2010年12月19日 10:38
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胸部外傷


■フレイルチェスト(胸郭動揺) つづき
 受傷直後には、このような胸郭の異常運動がみられなくても、血胸・気胸を併発したり、肺挫傷が悪化したり、無気肺や肺炎を合併したりして、受傷後数日してから症状が出てくる場合もあります。そのため、胸部に怪我をしたら、必ず呼吸の状態を注意深く観察することが大切です。
 フレイルチェストは非常に危険な状態で、救命出来ない場合もありますので、一刻も早く大きな病院の外科か救急病院で治療を受けなければなりません。

日時:2010年12月19日 09:39
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胸部外傷


■フレイルチェスト(胸郭動揺)
 呼吸のたびに胸郭が異常な動きをするもので、息を吸ったときに胸が凹み、息を吐いたときに胸が膨らむのが特徴です。
 一本の肋骨が二箇所以上折れていたり、さらに連続して三本以上の肋骨が折れているときに起こり、胸郭のケガの中でももっとも重症なものの一つで、治療も困難です。

日時:2010年12月18日 09:39
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骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸部外傷)


■皮下気腫・縦隔気腫 つづき
 いずれの場合も、一刻も早く救急病院などで手当てを受けることが大切で、生命が救えないこともまれではありません。
 程度の軽いものは、チェストチューブを挿入して空気を抜き取り、安静にしていれば、約2〜3週間で回復します。しかし、しばらくの間は、呼吸器系に負担のなる過労や、酒やタバコなどは当然さけましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸部外傷)


■皮下気腫・縦隔気腫 つづき
 皮下気腫が生じると、当然そこが膨らんで強く痛み、さらに触れてみると雪を握ったときのさくさくした感じがあリ、胸痛や呼吸困難もおこります。
 とくに、気管・気管支の断裂が原因の場合は、縦隔気腫といって、左右の肺にはさまれた部分に気腫が生じます。この場合は、頸部の皮下より深いところなどにも気腫ができ、胸痛や呼吸困難に加えて、さまざまな症状を示します。


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■皮下気腫・縦隔気腫
 胸部の打撲や肋骨骨折により、胸壁、胸膜、肺が損傷されたり、あるいは気管・気管支が断裂したときに生じます。
 皮下気腫とは、肺や気管からもれた空気が、皮下組織の中に広がってたまったもので、胸部や頸部だけでなく、時には顔面から足に至るまで、全身に及ぶ皮下に生じることもあります。


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■血胸・気胸・血気胸 つづき
 損傷の程度によりますが、肺に細菌が感染して他の病気を合併しない限り、ふつうは一週間前後でチェストチューブを抜き、安静を保つようにします。しかし、その後も定期的に胸部レントゲン撮影をおこないながら肺の状態を観察しなければならないので、全治までには約2〜3ヶ月かかります。その間、酒やタバコは慎まなければなりません。


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■血胸・気胸・血気胸 つづき
 したがって息を吸うたびに胸空の内圧が高まって重い呼吸循環障害を起こし、すぐに胸空内の空気を抜かなければ死亡します。
 いずれの場合も、一刻も早く救急病院なので手当てを受けなければ生命にかかわります。
 チェストチューブと呼ばれる管を胸空内に挿入し、たまった血液や空気を体外に抜き取ります。これにより血胸・気胸がおさまれば、肺は元の大きさに戻り、呼吸が楽になります。この処置によって回復しない場合は、開胸手術をして、肺の破れたところを縫合します。


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■血胸・気胸・血気胸 つづき
 胸空内に血液や空気がたまると、肺が圧迫され、健康なほうの肺に比べて小さくしぼみます。そのため胸痛が起こり、呼吸が苦しくなります。
 また、気胸のうちでも特に危険なものに、緊張性気胸があります。これは、息を吐くときは、肺の損傷部位が弁状となって閉じ、胸空に空気がたまったままになる一方、息を吸うときは、損傷部位から胸空に空気が漏れるために、胸空内にどんどん空気がたまる状態で、胸空内の空気に押されて肺が縮み、心臓や反対側の肺までも圧迫されるものです。


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■血胸・気胸・血気胸
 胸部の強い打撲や肋骨骨折、あるいはナイフなどの鋭利な刃物の刺傷によって、肺の実質や肺の中の血管が損傷されると、肺から漏れた空気や血液が胸空内にたまります。
 胸空内に血液だけがたまった場合を血胸、空気だけの場合を気胸、血液と空気の両方たまった場合を血気胸といいます。


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■胸部圧迫症 つづき
 このような時は、胸部圧迫の原因となっているのもを急いで取り除き、衣服を緩めて、呼吸の状態を観察することが大切です。呼吸による胸の上がり下がりがおかしかったり、胸の動きが右と左とで違うようなときは治療が必要になってくるでしょう。
 意識障害があるときは、体をゆすりながら大声で呼びかけ、それでの意識が戻らなければ一刻を争います。
 胸を圧迫する外力が非常に強く、しかも手当てが遅れた場合は、肺の喚起不全が起こって生命に危険が及んだり、意識障害がいつまでも続いて植物人間の状態になったりします。


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■胸部圧迫症
 重いものの下敷きになったりして胸部が強く圧迫されて胸空の内圧が高くなると、上大静脈から心臓へ血液が戻りにくくなリ、心臓の手前で血液がうっ血して、頭部のうっ血、結膜のいん血をきたし、さらに胸や顔面に点状出血が見られたり、時には意識障害におちいることもあります。


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■肋骨骨折 つづき
 肋骨が折れたときは、必ずその部分に痛みがおこり、特に深呼吸をすると痛みが強くなります。少しでも肋骨骨折が疑われるのでしたら、早めに受診をしましょう。
 また、肋骨骨折により肺が損傷され、気胸や血胸を合併することがあります。こうなると呼吸困難におちいり、生命にもかかわりますので、呼吸の仕方に多少でも以上がみられたら、早めの検査が必要です。
 胸に簡単なサポーターを巻いて固定し、安静にしていれば、ふつうは2週間から3週間で骨折部が癒合して治りますが、胸痛は3〜4ヶ月を過ぎても残ることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸部外傷)


■肋骨骨折
 胸部を強く打ったり圧迫されると、肋骨が折れることがあります。
 骨折の程度はさまざまで、不完全骨折と完全骨折に分けられ、また、一箇所が折れる単純骨折と、二箇所以上が折れる多発骨折とがあります。
 骨折しているかどうかは、ふつうレントゲン検査でわかりますが、時には折れた骨が胸壁を突き破って外部に飛び出したりすることがあります。


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■胸の打撲・挫傷 つづき
 いずれにしても、単なる打ち身か、肋骨や灰などの損傷をともなっているかは外見からはわからないので、必ず受診してレントゲン検査などを受けるべきです。
 打撲・挫傷だけなら、その部分をシップで冷やし、他の部分は保温をして安静にしています。
 ふつうは一週間程度で痛みが取れますが、高齢者や、強く打った場合は、一ヶ月を過ぎてもまだ痛みが残っていたり、深呼吸をしたり体を動かしたときに痛むことがあります。胸痛が少しでも残っているうちは、酒やタバコは慎んだほうが良いでしょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸部外傷)


■胸の打撲・挫傷
 いわゆる打ち身のことで、胸部に鈍い外力が加わって皮下組織が損傷され、その部分がはれ上がった程度のものを指します。
 打ち身だけなら、特に心配は要りませんが、肋骨骨折や肺の損傷を伴っている場合もあるので、注意が必要です。
 また、呼吸器に異常があったり、息を吸ったとき胸の上がり方が右と左とで違うようなときは危険な状態であり、急いで専門医の受診をおすすめします。ただし、軽い打撲でも、ケガの直後は痛みのために呼吸がひどく苦しくなることもあるので、打った場所や痛みの程度、呼吸の状態を良く確かめることが大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸部外傷)


◎胸部外傷の種類と治療 つづき
 せん通性外傷であれば、誰でもすぐに医師の手当てを受けるでしょうが、非せん通性外傷で、一見たいしたことがなさそうなときは、とかく、受診を怠りがちです。しかし、たいしたことがないかどうかはレントゲンなどで確かめないとわからないことが多いのですから、必ず外科の受診を受けましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸部外傷)


◎胸部外傷の種類と治療
 頸部の怪我は、せん通性外傷と非せん通性外傷とに分けることができます。
 せん通性外傷は、傷口が開いていて、傷口が狭いもので、ナイフや包丁で刺されたり、ピストルなどで撃たれたときに生じます。
 非せん通性外傷は、外部には傷がなく、ケガの範囲が広いもので、交通事故や転倒、高いところからの墜落などによって、胸部を強く打ったり、圧迫されたときに生じます。


世界は加速している


17世紀にイギリスで産業的な改革が起こってから、地球の資源は急速に減少の一途を辿った。特に、この200年間に消費した森林や鉱物などの資源は、それまでの消費速度の
100倍にも当たるといわれている。

引き替えに、産業技術の革新と進歩で世の中は便利になった。国際間の移動交通時間も飛躍的に短縮された。昔なら船で40日もかかった日本―パリ間の移動も、今だと最新のエアバスを使えば10時間あまりで着いてしまう。

「できるだけ早く着きたい。楽して外国に行きたい」―― その気持ちは誰も咎められるものではなかったはずだ。便利になるということは人々の暮らしも豊かになり、みんなも喜ぶのだからと、そう信じてきたのだ。

だが、人々が望んだ「便利さ」は、「スピード」というフィールドを作りだし、時代自体を加速させはじめたのだ。その結果、何が起こったのか? 燃料消費の増大や森林・鉱物などの資源消失はさることながら、人間の心にもスピードのフィールは働きかけていたのだ。『生産効率』という言葉がそれである。

もともと産業革命や技術開発は、辛い単純作業を機械が行うことで人間を助けようとして発生したものだった。人の手だと1日に紙コップ100個、10日で1000個を作るのが精一杯だったのが、機械が変わってくれたおかげで1日1000個できるようになった。

それなら、10日間労働したつもりで残りの9日間はもっと人間にしかできないような創造的なことに当てればよかったのだ。本来ならばその余った時間は、芸術や、遊びやボランティア活動など、より人間らしい創造的なことに費やせるはずだった。

それが「生産性」という考え方によって、1日に紙コップ1000個作れるなら、10日間続ければ1万個になると計算したときから、世界はおかしくなってしまった。

それから後はあなたが御承知の通り、文明国は「生産性」という大義名分を振りかざしてアマゾンなどの熱帯雨林を次々に伐採してきた。

地球の資源が有限であることに世界中の人が気づき出したのは、驚いたことにほんの数十年前なのだ。数百年も前にガリレオが地球が丸いひとつの惑星であるといったのに、人類はそれが枯れることのない泉だと思いこんできたのである。

現在も人類は加速を止めてはいない。それどころか、もっと速く、もっと便利にと言い続けているように思う。「生産性」の魔力は文明国から開発途上国にまで拡がっている。そうして、いつの間にか人間の多くが、生産の主人の立場から奴隷の位置にまで転落してしまっていることにさえ、気づかない。

今では、アボリジニや誇りを失っていない一部のネイティヴ・アメリカンなどの先住民だけが、人間の本来あるべきスピードを保ち続けている。彼らの「偉大なる時間」と「人の時間」が宇宙の理(ことわり)の中で動いているように。

これが「スピード」というフィールドの作りだしてきた世界である。しかし、あなたの中にもこのフィールドに気づいた存在がいる。それは、あなたのこころや肉体である。何となく以前よりもイライラすることが多くなったとか、疲れやすくなったと感じてはいなかっただろうか? そのはずである。以前はゆっくりと休んだり、物事を考えて消化できた時間をどんどん奪われてきたのだから、肉体の方も十分に回復する時間を持てないので、すぐ疲れてしまうのだ。

年輩の人たちが最近の若い人は体力が無くなったと嘆いたりするのは、この過酷なフィールドに気づいていないからだ。医者や精神分析医は、それを現代ストレスのせいであるように説明する。だが、ストレスでは何も解決しない。世界全体を覆っている巨大なフィールドの正体に気づかないかぎり、根本的な解決はできないのだ。

日時:2010年12月 8日 09:48
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◆ 感謝するときは思い切り大げさに


免疫力を高める第三の方法は「感謝すること」です。
それも大げさに感謝するのです。

うれしいことがあったら、普通の3倍ぐらい感謝しましょう。
「ああ、ありがとうございます。本当にありがとう。
本当に本当にありがとうございます」と
三倍ぐらいにしていってみてください。

免疫力がどんどん高まります。

「ありがとう」という言葉には、
人間のあらゆる言葉の中でも一番高いエネルギーが含まれています。
ただ「ありがとう」というだけで、免疫力が高まり、体液がきれいになり、能力を向上させることができるのです。
生きとし生けるものが一番好きな言葉は「ありがとう」と「大好き」です。
この二つは同格のエネルギーを持ちます。


◆ 腹の底から笑って強い体を作る


免疫力を高める第二の方法は「笑うこと」です。
笑うと、人間の体の中の13本の神経が働き、
免疫力を高めるホルモンが作られるのです。

笑うまねをするだけでも効果はあります。
できれば腹の底から大笑いをすると、なお効果があります。

笑う門には福来る、笑えば自分に一番ふさわしい薬が
自然と体の中で作られるのです。


◆ 皮膚に氣持ちのよいことをする


皮膚に氣持ちのよいことをすると、免疫力が高まります。
それは皮膚の外側と内側、つまり皮膚と内臓は同じものだからです。

内側の血液の流れをよくしようと思えば、その箇所の外側の部分をさすればいいことになります。

そのとき言葉もかけましょう。
「大丈夫、大丈夫…」と。
体の細胞にはちゃんと耳もあり目もあります。
「大丈夫」の声で細胞が喜んでスキップをはじめます。

そして体の毒素はどんどん流れます。
免疫力がどんどん高まります。


あるお店で


●流行っている店には一つの共通点があります。それは、お客さんが来た順に必ずメニューを出して、商品を運ぶ店です。

一人目がラーメン、二人目がチャーハン、三人目が焼きそば、四人目がラーメンを注文したとします。
お店によっては、一人目と四人目のラーメンを同時に作り、二人目と三人目のお客さんを待たせた状態で四人目の人を出します。
自分より後に来た人が先に食べているのを見るといい気分になりません。
効率をあげる方法よりも、頼まれた順番にコツコツと目の前の一人一人を大切にしていくことが大切らしいのです。
(小林正観「日々の暮らしを楽にする」より)

日時:2010年12月 5日 09:42
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骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


◎約七割は三ヶ月以内に治る
治療
 ねんざの治療に準じて、初期には安静の上で頚椎を軽く固定し、冷シップを貼ったり、鎮痛剤・消炎剤を使用したりします。軽症なら入院の必要はないでしょう。
 重症の場合は入院が必要ですが、完全に治る場合は六週間以内に症状が取れます。それ以上たっても症状が取れないときは、治りにくくなる可能性があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


症状 
●重症度の判定
 むち打ち損傷は、本人はさまざまな苦痛を訴えますが、レントゲン上ではほとんど以上が認められないことが多く、重症度の判定はなかなか難しいものです。
 首の運動障害も軽く、受傷後1〜2日してから軽い症状が現れたものを軽症、受傷直後から激しい痛みがあって首がほとんど動かず、日常生活がいとめないようなものを重症とし、その中間のものを中等症とする分類もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


症状 
■脊髄症状型
 脊髄も損傷された場合で、腕よりも下肢に症状が現れます。下肢のシビレ感や知覚異常のために歩行が傷害されたり、尿や便が出にくくなったりする膀胱直腸障害が出ることもあります。
 そのほか、根症状型とバレ・リーウー症状型の混合型もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


症状 
■バレ・リーウー症状型(後部頸交感神経症候群)
 後頭部やうなじの痛みのほか、めまい、耳鳴り、視力障害、眼精疲労、顔面・腕・いん頭部の知覚異常、声がかすれる、ものが飲み込みにくくなるなどの症状があり、胸部の圧迫感などの心臓の症状を訴えることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


症状 
■根症状型 
 頚椎の椎間孔やその前後で、頸髄からでている神経根が圧迫刺激されるために症状が現れるものです。首や肩を一定方向にひっぱったり、首を横に曲げたり、首を回したり、セキやくしゃみ時に、頸部痛や上肢の知覚異常などがひどくなるのが特徴です。そのほか、後頭部痛や顔面痛、顔にベールをかぶったような違和感などを訴えることが多いものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


症状
■頚椎捻挫型
 頚椎を捻挫したもので、首や肩が痛くて動かしにくいといったように、寝違いや肩こりに良く似た症状を示します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


症状 
 受傷の数時間後、あるいは翌日になってからうなじあたりの痛み、熱感、頭が重い感じ、肩こりなどの症状が現れることがおおいのですが、受傷直後に現れることもあります。
 このほかに、首の痛みやこわばり、背中の痛み、首や方がよく動かない、腕の痛みとシビレ、意識障害、頭痛、めまい、目がかすむ、耳鳴り、難聴、嚥下痛(物を飲み込むとき痛い)、腰痛等がおこることもあります。 また、症状から、四つのかたちに分類することもあります。このうち最も多いのは頚椎捻挫型で、全体の70〜80パーセントを占めています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


◎ついとつ事故で起こりやすい
どんな病気か つづき
 正面衝突の場合はこの逆で、体が後方に行こうとするため、まず頭が前に倒れ、その後頸部が後ろにひっぱられておこります。 
 正面衝突の場合はあごが胸にぶつかりますし、側面から衝突された場合は耳の部分が肩にぶつかりますので、それ以上に首は曲がりませんから、追突されたときよりは、むち打ち損傷は起こりにくいといえます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(むち打ち損傷)


◎ついとつ事故で起こりやすい
どんな病気か
 交通事故などの衝突事故のさいに、衝撃で頸部がむちのようにしなって起こる頸部損傷です。
 停車中に追突されたときは、頸部は同じ位置に残って、体だけが前方に行こうとするため、頸部が後ろにひっぱられ、次にその反動で頭が前に倒れ、頸部が損傷されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


■頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント つづき
7・年配の男性の頭部外傷の場合、軽く頭を打った程度でも、受傷後、数週間から数ヶ月して、嘔吐、けいれん、手足の麻痺などの症状がおこってくることがあります。これは、硬膜下にゆっくりと血腫ができてきて、ある程度の大きさに達して症状が現れてきたものです。症状が現れたら、早めに脳神経外科を受診しましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


■頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント つづき
6・出血を止めようとしたりして、頭の傷に布などを当て、その上から出で圧迫したりしてはいけません。孔をふさぐことによって、頭蓋内の圧が高くなったり、頭蓋骨の骨片で脳を傷つけたりします。頭部外傷の場合、外部へ流れる血液はたいした量ではありませんから、厚くたたんだガーゼなどを傷口にかぶせておく程度にします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


■頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント つづき
5頭に刺さっているものがあっても、絶対に抜き取ってはいけません。無理にとろうとすると、脳の損傷をよけいに広げてしまうからです。ガーゼなどでふわりと包み、そのままにして病院へ運びます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


■頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント つづき
4頭部に怪我をしたときは頸髄を同時に損傷していることもありますが、外見からはわかりません。したがって、呼吸が楽にできる気道確保の手当てをおこなうときは、首を伸ばすのではなく、あごを押し上げるほう法をとりましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


■頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント つづき
3受傷後、だんだん意識がおかしくなってきたり、いったん回復した意識がふたタブおかしくなってきたときは、脳に損傷が起こっている可能性が高いです、一刻も早く脳神経外科などの救急病院へ行く必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント つづき
2受傷後、意識障害があったが、すぐに意識を取り戻し、それ以後、嘔吐その他の症状が全く現れない場合には、単なる脳震盪で、たいていは心配ありません。念のために脳神経外科を受診しておくことをおすすめします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント つづき
1頭部に傷のない閉鎖性頭部外傷は、一見なんでもないように見えますが、頭に傷があって、大変なケガのようにみえる開放性頭部外傷よりも重症の場合もあるのです。意識障害、けいれん、手足の麻痺、嘔吐などの何らかの症状があるときは、救急車を呼ぶなどして一刻も早く脳神経外科などもそろっている救急病院へ行くことが必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


■頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント つづき
 救急処置が明らかに間違いであったということは少ないにしても、救急医からみると適切を欠いていたというケースは、決して少なくありません。
 特に頭部外傷では、受傷直後の救急処置が、その後の病状の経過に大きく影響します。
 次々と繰り出さなければならない救急処置のすべてに精通することは難しいかもしれませんが、一般の人にも最低限知っておいてほしい頭部外傷のさいの処置や知識は次のようなことです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


■頭部外傷の恐ろしさ
◎救急処置のチェックポイント
 頭部外傷の結果おこる頭蓋内の損傷の一つに、硬膜外血腫があります。この損傷が起こったときには、受傷後、意識障害が起こりますが、しばらくすると自然に意識が冷め、また意識障害におちいるのが特徴です。
 かつて、救急医療体制が今日ほど整っていなかったころ、この硬膜外血腫の意識清明期に、意識が戻ったからといって病院から帰宅させてしまい、数時間後に意識障害が起こって死亡したということがあったそうです。
脳神経外科医や熟練した医師であれば、硬膜外血腫の意識清明期であることを見逃すはずはありませんし、他の科の医師でも、どうして帰宅させたのだろうと疑問を持つほどに、今日では常識的な事柄になっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の後遺症 つづき
 特に、医療が進歩した今日では、生命を救えるケースが増えてのにともなって、植物人間になってしまう場合が増えており、それらの患者さんの看護と行政的な対応をめぐって大きな社会問題にもなっています。
 また、脳の一部が損傷された場合、手足の麻痺や失語症(言葉が理解できず、またしゃべれない状態)などの脳の機能低下のための後遺症が残るとがあります。
 また、損傷された脳組織が瘢痕治癒するにともなって、その部分や周囲の組織が異常に興奮し、時々てんかんを起こすこともあります。そのため、重度の頭部外傷のときには、てんかんを予防するために、けいれん剤が使用されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の後遺症
 頭部外傷を受けたときに一番心配されるのが、後遺症の問題です。
 神経細胞は一度死んでしまうと、二度と再生することはないといわれ、脳が損傷を受けると、痴呆などの精神知能障害や手足のまひなどの運動機能の障害を残すことが多く、その回復はなかなか容易ではないのです。
 脳が広範囲に損傷された場合は、意識障害がいつまでも続くなど、たとえ一命はとりとめても重大な後遺症を残すことになります。一口に意識障害といっても、まったく意思の疎通ができない、いわゆる植物人間の状態から、ほとんど正常だがなんとなく変だといったものまで、その程度はさまざまです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
 慢性硬膜下血腫
 硬膜とくも膜の間に血腫ができるものです。
 これは、頭部外傷にあと数週間から数ヶ月たってから、頭痛や痴呆、嘔吐などの頭蓋内圧の上昇からくる症状や、手足の麻痺などの脳局所症状が現れます。
 慢性硬膜下血腫は、きわめて軽い頭部外傷でも起こることがまれではなく、特に中年以降の男性が頭を打ったときにおこりやすいものです。
 症状が出現してからでも、発見が早ければ簡単な手術で治すことができます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
 脳室内出血
 脳室(脳の内部にある空所)の上皮組織、または脳室の回りの組織が損傷されて、脳室内に出血するものです、
 脳室内出血で水頭症を合併する場合などの治療には、ふつう脳室ドレナージがおこなわれます。
 しかし、高度の意識障害をともなうことが多く、たとえ生命は救えても植物人間になったりして、予後も不良です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
 びまん性脳浮腫
 脳全体が腫れた状態で、頭部全体に大きな外力が加わったときにおこります。若年者に多くおこるとされています。
 脳内の血管がまひしてふくれ、頭蓋内圧が高まっておこると考えられています。
 脳圧下降剤の使用、気管内挿管による呼吸管理などがおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
 脳内血腫
 脳の中に血腫ができるもので、ケガの直後に血腫を生じる急性型と、しばらくしてから血腫ができる遅発型とがあります。
 出血の原因については、脳実質内の血管が怪我のさいの衝撃で破れるという説、頭部に強い外力が加わったために脳が動揺してずれが起こり、血管が切れるという説、受傷後に局所代謝障害が起こり、血管が破れるのではなく、血管壁から血液がにじみ出てくるという説など、色々な考え方があり、どのような状況で血腫ができるのか詳しくはわかっていません。
 血腫が大きい場合は、原則として手術を行います、
 脳内血腫は、血腫が大きいほど、また血腫によって圧迫される脳組織の面積が広いほど予後は悪く、後遺症がひどくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
 くも膜下出血
 くも膜と、脳の表面を直接おおっている軟膜の間に出血した状態です。
 このくも膜と軟膜の間には脳脊髄液が循環しているため血液は凝固せず、血腫のかたちはとらないのがふつうです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋内出血
 硬膜下血腫
 硬膜とくも膜の間に生じる血腫で、おもに脳皮質の動脈および静脈、脳の表面から硬膜を貫いて静脈洞に至る橋静脈が切れて血液がたまるものとされています。
 そのため、脳の損傷つまり脳挫傷をともなっていることが多く、硬膜外血腫に比べて予後は悪く、手術をしても生命が救えないことがまれではありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋内出血
 頭蓋内出血は七つに分類されます。
 硬膜外血腫
 頭蓋骨骨折を起こしたさい、その真下にある硬膜の動脈および静脈が破れて、頭蓋骨と硬膜の間に血腫ができたものです。この血腫は、受傷直後の意識障害がいったん良くなり、血腫が大きくなるにつれてその後再び意識障害を起こしてくるのが特徴です。
 硬膜外血腫ができるのは中年以降の人に多く、乳幼児はまれです。放置すると生命に危険もありますが、早く発見して、直ちに血腫を取り除く手術をおこなえば、後遺症もなく治ることも可能です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
 頭蓋底骨折
 頭蓋底(頭蓋骨の底部)に骨折が起こったもので、ここを通る血管が切れたり、骨折部から脳脊髄液が流れたりします。
 X線写真で骨折を確認できることはまれで、むしろ症状から頭蓋底骨折を推測できることがしばしばです。
 頭蓋底骨折をしているときには、目の周りにブラックアイと呼ばれるいん血班がみられたり、耳の後ろにバトル徴候と呼ばれるいん血班が現れたりします。
 また、CTスキャンで頭部を撮影すると、頭蓋ないに空気が入っているのが写ることがあります。耳や鼻から脳脊髄液が流れ出していることがありますし、脳の損傷が広範囲に及ぶと、頭蓋内の圧が高くなり、耳の穴から脳が脱出することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
 陥没骨折
 頭蓋骨が折れて内側、つまり脳の側にくぼんだ状態で、鈍い外力が頭の一箇所に強く加わったときにおこります。
 陥没骨折では、折れた骨の端が硬膜を傷つけ、硬膜外血腫や硬膜下血腫が生じたり、脳を直接損傷して、脳の組織がつぶれる脳挫傷という状態を起こすことがあります。脳組織の一部がつぶれた場合は、そこが将来てんかんの病巣になることもあるとので、CTスキャンなどで精密検査をすることが重要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
 線状骨折
 頭蓋骨に線状にひびが入った状態です。線状骨折だけで脳に損傷がなければ、骨は自然に癒合するので、手術などの治療は必要ありません。
 頭蓋骨の血管溝や矢状洞、または横静脈洞を横切ってひびが入ったときは、そこを通る血管が切れて出血し、硬膜外血腫を生ずることがあります。
 硬膜外血腫が発生したら、血腫を取り除く手術がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療 
■頭皮と軟部組織だけの損傷
 頭皮には血管が多く血液が豊富に流れているので、多量に出血します。そのため、傷の割には重い怪我のように思われがちですが、慌てずに清潔な布などで傷口を覆って治療を受診しましょう。
 脳に障害がなければ、傷口の消毒、つぶれた組織の除去、傷口の縫合などで治ります。
 傷が開いていない場合は、頭皮の下に血のかたまりができ、いわゆるこぶをつくりますから、意識がないときでも、このコブの場所によって、どこを打ったかがわかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療 つづき
 閉鎖性頭部外傷でも、非せん通性頭部外傷でも、頭を打ったときの衝撃で、脳に損傷が起こっていることがあります。
 いずれの場合にも、外見からでは傷の状態がわからないことが多く、たいていは脳神経外科の詳しい検査によらなければ、性格に判断することはできません。時には検査を繰り返したり、経過を観察しなければ診断がつかないことがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷の種類と治療
 頭のケガで、頭皮が切れて傷口が開いているものを開放性頭部外傷、傷がないものを閉鎖性頭部外傷といいます。
 開放性頭部外傷のうち、傷が脳にまで達しているものをせん通性頭部外傷、傷が脳までは及んでいないものを非せん通性頭部外傷といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷時の応急処置
●特に注意が必要な症状
 左右の瞳の大きさが違っている、つねったりして痛みを与えると、両方の腕を曲げて足を伸ばしたり、両方の腕も足も伸ばしたりする、呼吸が速く、不規則、時々脈が触れなくなるといった症状のどれかが見られるときは、重い脳の障害が起こっている危険性があるので、一刻を争って脳神経外科か救急病院へけが人を運ばなければなりません。
 頭部外傷では、受診直後の対応の仕方が、後遺症をどの程度に食い止められるかなど予後に大きく関係してきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷時の応急処置
■第四型(脳出血型)
 受傷直後は意識障害も脳の局所症状もなく、あっても軽かったものが、時間がたつうちに意識障害や局所症状が現れてきた場合にも、一刻も早く脳神経外科か救急病院を受診しなければなりません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷時の応急処置
■第三型(脳挫傷)
 意識障害が受傷直後から六時間以上も続いたり、意識障害があってもなくても、手足の麻痺、左右の瞳の大きさが違うといった脳の局所症状が見られるときは、一刻も早く脳神経外科か救急病院へ人を運ぶことが必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷時の応急処置
■第二型(脳震とう型)
 意識障害があっても六時間以内(多くは一時間以内)に自然に意識を取り戻し、手足のまひ、左右の瞳の大きさが違う、耳や花からの出血などの脳の損傷を思わせる症状が全くないときも、たいていは心配ありません。しかし、後で脳の中に出血を起こしてくることもありますから、念のためにできるだけ早く脳神経外科を受診しましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷時の応急処置
●けが人の症状と対応の仕方
 意識状態を見て、適切に対応しましょう。
■第一型(単純型/無症状型)
 意識障害や手足のまひなどの脳の障害を思わせる症状が全くないときは、たいていは心配ありません。脳のどこかに損傷がないとはいえないのですが、脳神経外科の治療を必要とするほどではないことが多いといえます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頭部外傷)


◎頭部外傷時の応急処置
 頭に怪我をしたときは、頭に傷があるかどうかと同時に、意識の状態を見ます。
 名前を呼ぶなどして呼びかけても、はっきりとした応答がなかったり、応答があってもすぐにうつらうつらしてしまうようなときは意識障害におちいっている証拠です。
 呼びかけにはっきり返事をし、質問に答えられるようならば意識はしっかりしています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨折)


治療 つづき
●外科的療法
 保存療法で、折れた骨が良い位置に戻らない場合には、手術が必要になります。
 銅線やワイヤーなどを使っての固定、プレートを用いての固定、釘を使っての固定、セラミックや金属を植えこむ置換術、創外固定など、骨折の状態に応じて手術を行います。
 手術後は、一定期間固定した後、体重負荷、筋力増強、関節の運動等をおこないます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨折)


治療 つづき
●保存的治療
 ギプス固定中に、指先や足先が青白くなったりした場合は、指先や足先に血行障害が起こっていますので、直ちにギプスをはずしてギプスを固定しなおすことが必要です。
 ギプスが取れたら早めに関節や筋肉を動かすようにリハビリをします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨折)


治療 つづき
●保存的治療
ギプス固定
 折れた骨の位置のずれが少なく、そのままの状態で骨を癒合させても良い場合は、ギプスをあてて固定します。固定は、骨折した部位の上下にある関節を含めて行います。
 固定しておく期間は、定期的にレントゲン撮影をしたり、腫れなどの症状がどうなったかをみながら決定します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨折)


治療 つづき
●保存的治療
牽引療法
 受傷直後で腫れが強く、折れた骨のずれが大きいなどの場合は入院し、牽引療法を行います。
 これは、ひっぱることによって、骨を正しい位置に戻す療法で、大腿骨骨折、下腿骨骨折、子供の上腕骨か上骨折などに良く行われます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨折)


応急手当
●開放性骨折の場合の注意
 飛び出している骨を押し戻そうとしたり、皮膚などに刺さっている骨を取り除いたりしてはいけません、とび出ている骨が汚れている可能性がありますし、骨片が血管に刺さっていて、取り除くと思わぬ大出血を起こす危険性があるからです。
 傷口が出血や土で汚れていても、洗ったり、冷やしたりせずに、できるだけ病院に運ぶようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨折)


症状
 骨折した部位の腫れ、強い痛み、不自然な形になる変形のほか、患部の骨や関節が異常な動き方をします。
 痛みは激しく、指で軽く押すと痛みはいっそう強くなります。
 また折れた骨が血管を傷つけてない出血を起こしたり、主意組織も傷つけてむくんでくるために腫れがひどくなってきます。
 大きな骨折になると出血量が多くなるために、顔色が悪くなり、出血性ショックを起こして生命に危険が及ぶこともあります。また、内臓に損傷を受けていることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨折)


原因
 骨折は、転落、衝突、事故、転倒などによって、骨に大きな外力が加わったときに起こりますが、高齢者や子供では、ただ転んだ程度の、さほど大きくない力が加わっただけでも骨折することが少なくありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨折)


◎骨、関節が不自然に変形
どんな病気か
 骨折には、閉鎖性骨折と開放性骨折の二種類があります。
■閉鎖性骨折
 皮膚に傷口が開いてなく、骨折部が外界と接触していない骨折で、皮下骨折、単純骨折ともいいます。
■開放性骨折 
 皮膚に傷口が開いていて、折れた骨が傷口から顔をのぞかせたりするもので複雑骨折とも言います。 
 開放性骨折では、傷口から化膿菌が感染し、骨髄炎に発展したりする危険性があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療
●女性の場合
 女性は、男性よりも筋力が弱く、関節も弱くできています。
 瞬間的な力や動きを要求される球技よりも、エアロビクス、ジョギング、ウォーキング、水泳などのほうが適しているのではないでしょうか。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療
●中高年の場合 つづき
 特に過激でなければ、何でもかまいません。また、いったんケガをすると回復が遅いので、2〜3種類のスポーツに参加しておいたほうが回復の程度にあったものが選べ、スポーツを中断しなくても済むという利点があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療
●中高年の場合
 中高年の人の骨はもろく、簡単に折れやすいものです。関節の軟骨も薄く、衝撃を吸収する力が低下し、関節周囲の筋力も弱っているので、同じ運動でも関節にかかる負担が若い人よりも重くなります。肥満している人はなおさらです。したがって、スポーツははじめから無理をせずに徐々に入るようにし、回数も週1〜3回を目安に、疲労を残さないようにすべきです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療
●子供の場合 つづき
 また、筋肉や腱の発育が、骨の成長に追いつかず、一時的に筋肉や腱が短くなっているために、過重な運動を強いると、膝が痛くなったり、腰痛を起こしたりします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療
●子供の場合 つづき
 関節の軟骨は傷つきやすくできています。野球のピッチャーのように繰り返し同じ動作をおこなうと軟骨がはがれ、関節の痛みや運動制限がおこることがあります。かたよった体の使い方をするスポーツは好ましくなく、色々なスポーツに参加したほうがいいわけです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の予防
 最近はスポーツに参加する人が増えてきましたが、怪我をしないためには、体の状態を知り、それに応じた注意を守ることが大切です。
●子供の場合
 子供は、骨の骨端線が伸びて体が成長して行きます。骨端線が傷つくと、骨の発育をゆがめたり、手足の左右の長さに差が生じたりします。したがって、直接からだがぶつかり合うスポーツは注意したほうが良いのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療 つづき
■ねんざ、脱臼、骨折など
 足関節の捻挫、手のつき指、肩や肘の脱臼、色々な部位の骨折、膝の半月板の損傷や靭帯損傷、アキレス腱の断裂などの運動器のケガは整形外科を受診します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療 つづき
■打撲
 腹部の打撲で症状が重く、内臓の損傷が疑われるときは、外科を受診します。
 頭部の打撲や脳震盪で意識を失ったときは、脳神経外科を受診します。
 打撲による鼻骨骨折は耳鼻科を、ボールなどが当たった目のケガは眼科を受診します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療 つづき
■切り傷、すり傷
 軽いものは消毒してガーゼを当てておく程度で治りますが、顔面の場合は後でひきつれ(瘢痕)になることがあるので、注意しましょう。その他の切り傷やすり傷は皮膚科か外科を受診します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎外傷・障害の種類と治療
 スポーツのケガでも、関節であれば整形外科、目であれば眼科と言うように、それぞれの専門の医師の治療を受けるのが良いのですが、疲労骨折、肉離れなどのスポーツ特有のけがで、早くスポーツに現場に復帰したい場合は、気功などの治療で格段に速く治ることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎捻挫、骨折、打撲が多い つづき
 骨折は十五歳ぐらいまでの子供や若年者に多く、十五歳以降になると捻挫が多くなってきます。また、男性は骨折が多く、女性は捻挫が多いのですが、二十六歳以降の女性に、特に捻挫の発生率が高くなっています。
 怪我をする部位は、手指が最も多く、ついで、足関節、膝関節、下腿、足部の順になっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎捻挫、骨折、打撲が多い つづき
 スポーツ障害は、そのスポーツに特有な同一運動を繰り返した結果おこる怪我で、一回の動作では明らかな障害は起こらない程度の外力の積み重ねで起こってきます。野球での肘の痛み、ジョギングによる膝の痛みなどがその良い例です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(スポーツ外傷・障害)


◎捻挫、骨折、打撲が多い
 スポーツによるケガは、スポーツ外傷とスポーツ障害に大別できます。
 スポーツ外傷は、いわゆる怪我に相当するもので、比較的大きな外力が一回加わっておこるものをいいます。スキーでの骨折、野球でのつき指などがそれです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脱臼)


治療
 関節をはめる整復が必要なので、はずれている関節をはめるように整復します。脱臼は習慣になりやすいので、二週間くらいは関節を固定して安静にすることが大切です。
 その後、自分で関節を動かしたり、他人に動かしてもらったりして運動後の回復を図ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脱臼)


どんな病気か
 関節がはずれるのが脱臼ですが、その際関節を包んでいる袋(関節嚢)も大きな力を受けて損傷されます。肩関節と肘関節に良くおこります。
 関節の激痛、変形、緊張感、運動痛が現れ、後で出血を起こすこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(捻挫)


治療
 捻挫をした関節を固定し、動かさないようにすることが大切です。腕だったら三角巾などで固定します。
 痛みや腫れなどの炎症症状があるときは冷シップ、炎症症状が取れたらやや温めることになります。
 捻挫は、治るまでに2〜3週間かかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(捻挫)


症状 つづき
 足関節を捻挫したときは、下腿骨下端の一部がはがれる離断骨折を起こすことがあります。このときには皮下出血がひどく、激痛がおこります。
 また、膝関節を捻挫したときは、半月板に損傷が起こっていることがあり、このときは激痛をともないます。痛みが強いときは、捻挫以外の損傷
を疑ってみることが必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(捻挫)


症状
 捻挫は、関節の痛みと腫れが主な症状です。脱臼や骨折を起こしているときは、痛みが激しく、関節が不自然に変形していたり、動きがおかしかったりしますから、このようなことがないか良く見て確かめます。
 ただし、神経を痛めたりするといけないので、いじくりまわして調べてはいけません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(捻挫)


どんな病気か
 関節に無理な力がかかり、関節がはずれかかって、関節をつないでいる靭帯や腱が傷ついた状態を捻挫といいます。
 捻挫は、足関節に起こることがほとんどですが、膝関節にもおこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(足関節の靭帯損傷)


治療 
 靭帯の損傷があるときは、早く固定数個とが大切で、4〜6週間固定しますが、受診が遅れると治りにくくなります。
 損傷が重いときには手術が必要になってくることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(足関節の靭帯損傷)


どんな病気か
 足関節をひどく捻挫すると、靭帯も損傷を受けることがあります。足関節を捻挫すると、受傷直後から痛みが強く、かなり腫れてきますが、人体も損傷した場合は、足首がぐらぐらして不自然に働きます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(膝の靭帯損傷)


症状
 膝の中に血のかたまりができることが多いものです。
 前十字靭帯、後十字靭帯を損傷したときには、膝の形がくずれ、力が入らなくなって不安定になり、膝の関節が前後方向にずれたりします。
 内側側副靭帯、外側側靭帯を損傷したときは、膝を押すと痛み、膝が横方向にずれたりします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(膝の靭帯損傷)


どんな病気か
 膝は、前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯なおどの靭帯によって支えられています。
 スポーツで色々な動作をしたときや、膝に強い外力が加わったときに、これらの膝の靭帯を損傷することがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩の腱(板)損傷)


症状
 上腕(二の腕)が上に上げられなくなり、肩の部分が強く痛みます。
 損傷したときはわずかな痛みで、上腕も上に上げられたのに、数日後になって全く動かせなくなることも、まれにあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩の腱(板)損傷)


どんな病気か つづき
 また、スポーツや仕事で肩の腱を酷使したために、あるいは老化のために、腱に変性がおこっている場合は、日常のちょっとした動作で損傷が起こることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩の腱(板)損傷)


どんな病気か
 肩関節は、四つの腱に支えられ、安定が保たれています。
 手に重いものを持って急に上に持ち上げたり、転んで手をつき肩をねじったりすると、これらの方を支える腱が損傷を受けることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(上腕二頭筋皮下断裂)


治療
 部分的に切れているのであれば、肘を90度に曲げた位置で4週間程度固定します。
 完全に切れているのであれば、手術をして筋肉をつなぎます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(上腕二頭筋皮下断裂)


症状
 物を持ち上げたとき、突然力が抜けたような感じがして、上腕二頭筋が切れるときに、ぷつんと言う音が聞こえることもあります。
 腕を見ると、筋肉に力がなくてだらりとしていて、患部が膨らんで見えます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(上腕二頭筋皮下断裂)


どんな病気か
 上腕二頭筋は、肩から肘にかけて存在する肘を動かす筋肉です。
 この筋肉が切れてしまう損傷で、重いものを持ち上げようとしたとき、特に肘を曲げて持ち上げようとしたときにおこりやすいものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手の腱・靭帯の損傷)


治療
 靭帯の損傷だけであれば、固定しておくなどの保存的療法でよいこともありますが、手術療法が必要になることもあります。
 手の整形外科といって、手の手術や機能の回復を専門とする医師もいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手の腱・靭帯の損傷)


症状
 腱を伸ばした場合は、その部位を曲げたり、のばしたりできなくなり、押すと痛みます。
 靭帯を損傷した場合は、その部分の関節が横のほうにずれて動くようになるほか、動かすと痛んだり、押すと痛んだりします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手の腱・靭帯の損傷)


どんな病気か つづき
 鋭利な刃物で切ったり、機械に巻き込まれたりなどのケガで損傷することが多いのですが、老人は、腱に老化による変性が起こっているために、日常のちょっとした動作で損傷することがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手の腱・靭帯の損傷)


どんな病気か
 手は細かい作業をするために多くの関節で構成され、それぞれの関節を動かす腱や、それを支持する靭帯があります。
 この腱や靭帯に損傷がおこれば、その手の関節に機能障害が起きてきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(つき指)


治療
 指を伸ばした状態にして、2〜3週間固定しておく保存療法や、切れた腱をワイヤーでしばって固定しておく手術療法がおこなわれます。
●注意 つき指で、筋を伸ばすと称し、指先をひっぱる手当てをおこなってはいけません。腱の損傷をかえってひどくしてしまうことがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(つき指)


どんな病気か
 指先を伸ばす腱の損傷で、刃物で切ったり、指先に物が強く当たったたり、指を突いたりしたときにおこります。
 指先は曲がったままになり、他人にのばしてもらったり、もう一方の手でのばしたりはできますが、その指自体でのばすことはできません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アキレス腱断裂)


治療
 断裂したアキレス腱をギプス固定する保存療法や、切れたアキレス腱を縫い合わせる手術療法がおこなわれますが、いずれも歩けるようになるまで二ヶ月ほどかかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アキレス腱断裂)


症状
 アキレス腱に突然、痛みがおこり、見ると断裂した部分が不自然な形に凹んでいます。
 アキレス腱が切れたときには、ぷつんと言う音が聞こえるときもあります。
 ふつうの歩行はできても、つま先立ちでの歩行はできなくなるのが特徴です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アキレス腱断裂)


どんな病気か
 足首の後ろに太い筋が触れます。これがアキレス腱です、この部分が切れてしまったりするのがアキレス腱断裂です。
 スポーツをおこなっていて、踏み込んだり、飛び上がって着地したときにおこりやすく、このような動作が多いバレーボールなどでよくおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肉離れ)


治療
 受傷直後の急性期は痛む部位を冷やし、症状が落ち着いてきたらサポーターを当てて筋肉の安静をはかり、温めたり、マッサージしたりする理学療法を行います。
 これでたいていは完治するのですが、まれに筋肉が動かしにくいなどの症状が長く残ることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肉離れ)


どんな病気か つづき
 肉離れをおこすと、その部位が痛み、筋肉が緩んで力が入れられなくなったりします。肉離れを起こした部位の筋肉が凹んだり、膨らんできたりすることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肉離れ)


どんな病気か
 筋肉を構成している線維が切れたり、筋肉の表面を包んでいる筋膜が破れたりするもので、筋肉の急激な収縮やアンバランスな収縮が原因でおこります。
 足、特にふくらはぎの筋肉におこりやすく、スポーツのさいに受傷することが多いものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉・腱・靭帯の損傷とは)


●筋肉・腱・靭帯の治療の基本 つづき
 なお、筋肉、腱、靭帯の損傷は、治療によってもとの状態に完全に再生するのではなく、繊維性の組織によって癒着した状態で治ることを知っておきましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉・腱・靭帯の損傷とは)


●筋肉・腱・靭帯の治療の基本 つづき
 傷口が開いていて、傷口がつぶれていたり、傷口が汚れていたりする筋肉、腱、靭帯の損傷は治りが悪く、かえって鋭利な刃物できった場合のほうが治りが良いものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉・腱・靭帯の損傷とは)


●筋肉・腱・靭帯の治療の基本
 受傷直後は、いずれもその部位の冷却、安静、固定が治療の基本になりますが、損傷の程度、部位によっては、温めるなどの保存療法や手術療法が必要になってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉・腱・靭帯の損傷とは)


●筋肉・腱・靭帯の症状の特徴 つづき
 筋肉、腱を損傷した場合は、筋肉に力が入らなくなり、断裂したときには、その部位に凹む部分ができたり、筋肉が膨らんできたりすることもあります。靭帯を損傷した場合は、関節の中に血のかたまり(血腫)ができることが多く、また関節が前後左右にずれたりします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉・腱・靭帯の損傷とは)


●筋肉・腱・靭帯の症状の特徴
 筋肉、腱、靭帯を損傷した場合には、その部位の関節が曲げられなくなったり、伸ばせなくなったりするほか、関節がずれたり、ぐらぐらしたりするなどの障害が起こってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉・腱・靭帯の損傷とは)


つづき
 刃物が刺さるなどの直接深部まで達したケガや、過度に筋肉を収縮させる運動、関節の可動域をこえた運動などで、筋肉、腱、靭帯、の損傷がおこってきます。また、靭帯の場合は、酷使や老化などで変性を起こしていると、日常のちょっとした運動で損傷することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉・腱・靭帯の損傷とは)


 筋肉は、関節を動かす動力源ともいう組織で、関節をまたいで存在しています。
 その両端は腱となっていて、関節の上と下にある骨に付着しています。
 靭帯は、関節を結合させている支持組織で、運動にはあまり関与していません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


●安静
 打撲くらいと簡単に考えず、受傷した日は歩き回ったりしないで安静を保つようにしましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


●受傷部の挙上
 受傷した部位を、心臓より高い位置に保持しておくと腫れを軽減させることができます。
 下肢に受傷した場合は、座布団を積み重ねたり、布団を折りたたんだりした上に下肢をのせて仰向けに寝ます。
 上肢に受傷した場合は、三角巾などでつり包帯をします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


●受傷部の冷却 つづき
 加わった外力が強く、赤い腫れ、痛みが強い場合は、氷のう、氷水でぬらしたタオルで数時間冷やしつづけます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


●受傷部の冷却
 打撲を受けたら、すぐにその部位を氷のうや氷水で冷たくしたタオルなどで冷やします。決して温めてはいけません。
 加わった外力が軽度であれば、頭部や顔面の場合は冷たいタオルで冷やし、手足や体幹ならシップ薬で冷やしてもかまいません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


治療
 たいしたことがなさそうであれば、家庭での手当てで様子を見てもよいのですが、症状がひどいとき、特に運動障害、知覚障害をともなうときは、すぐに治療を受診するようにしましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


合併症
 前腕、下腿に強い外力が加わった打撲で、その部位の腫れが非常に強い場合は、血管と神経が圧迫され、その部位から末端のほうの手、足に、運動障害、知覚障害、血行障害、傷みなどが起こることがまれにあります。コンパートメント症候群といいますが、直ちに手術が必要な状態です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
●発熱
 打撲が広範囲に及んだ場合には、軽い発熱を見ることがありますが、1〜2日で自然に平熱に戻るのがふつうです。打撲を受けてから数日たって発熱したときには、その部位に最近が感染した可能性があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
●末梢神経障害 つづき
 肘、坐骨部、膝など、皮膚表面近くに神経が走っている部位に打撲を受けた場合には、その神経が支配している領域に、知覚障害のほかに動かせない、曲げられないなどの運動障害が起こることがありますが、しだいに回復していき、遅くとも六ヶ月くらいで治ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
●末梢神経障害
 怪我をした直後、熱い、冷たいなどを感じる知覚がなくなる知覚脱失や、何を触れてもびりびりしたりする知覚異常が起こり、まれに長く残ることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
●皮膚壊死
 非常に強い外力が加わると、皮膚に血液が流れなくなって、水ぶくれができてきます。 
 そして、数日後には皮膚が黒色化し、潰瘍ができてくることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
●皮膚の赤い腫れ(発赤、腫脹)
 打撲を受けると、その部位の皮膚の血管が拡張し、血液中の液体が血管

壁からしみでてくる滲出がおこり、皮膚が赤く腫れてきます。
 打撲を受けたときからしだいに強くなり、数時間でピークに達します。
 そして、入浴や飲酒をすると腫れがひどくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
●痛み
 打撲を受けた直後よりも、むしろ数時間後に痛みが強くなってきます。
 これは、怪我をした部位に腫れや血のかたまりができるためで、風呂に

入ったり、お酒を飲んだりすると痛みはいっそう強くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
●皮下出血 つづき
 頭部は皮下組織が少なく、すぐ下に頭蓋骨があるため、ここに打撲を受けると出血や腫れの部位がドーム状に腫れあがり、いわゆるこぶになります。
 老人は血管がもろく、軽い外力が加わっただけでも簡単に大きな皮下出血ができることがあり、治りも遅くなります。
 また、血小板減少症、紫斑病、ビタミンK欠乏症などの出血しやすい素因を持っている人は、こすれた程度の非常に軽い外力が加わっても皮下出血をおこすことがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
●皮下出血
 中心となる症状で、出血が皮膚表面近くの場合は、怪我をした後すぐに暗赤色の出血班が現れてきます。
 皮下の深部から出血した場合は、2〜3日後に皮膚が暗赤色となってきます。
 出血班は、怪我をした部位だけでなく、周囲に広がることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


症状
 皮下出血、痛み、皮膚の赤い腫れがふつうの症状ですが、加わった力が大きかったり、いわゆる打ち所が悪かったときには、皮膚壊死、末梢神経障害、発熱などを伴うことがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(打撲(打ち身))


どんな病気か
 打撃を受けて生じる皮下組織の損傷で、皮膚には開いた傷がないものを打撲といいます。俗に打ち身ともいいます。
 殴打、転倒、衝突、重量物の落下などによって、外から鈍い強い力が加わったときにおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


治療 つづき
●日常生活の注意
 症状は一人ひとり違いますので、活動の範囲、薬の飲み方などをよく相談し、健康の自己管理にも十分留意し、不眠や精神的ストレスなど、症状悪化の誘因となるものは、できるだけ避けるようにしましょう。
 食事が困難な場合は体力の消耗がひどくなりますので、栄養分の豊富な食物を選び、調理法も食べやすく工夫します。したがって、家族の理解と観察、保護が必要となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


治療 つづき
●その他の治療法
 そのほか胸腺を摘出する手術や、最近では特別重症な場合に血漿交換法という治療法が行われることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


治療 つづき
●薬物療法
 抗コリンエステラーゼ剤の使用が中心です、この薬にはいくつかの種類があり、効果と副作用の関係が微妙なので、症状に応じて慎重に処方されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


◎症状悪化の誘因を避ける
治療
 治りにくい病気ですが、最近では各種の治療法が進歩していますし、薬剤の開発も進んでいます。
 初期には、入院しての治療が必要ですが、医師が認めたときには、自宅療養に移ってもかまいません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


症状 つづき
 ふつう、一日のなかでも症状の変化があり、午前中はよいのですが、午後から悪くなってきます。また、不眠や精神的ストレスがあったり、天候不順のときに調子が悪く、抗生物質や筋弛緩剤などの薬剤の使用、感染症、月経、妊娠、出産などが誘因となって症状が悪化します。
 長引くと、休息しても筋力は回復せず、常に筋力が低下し、筋肉が萎縮することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


症状 つづき
 首、肩、上腕の筋肉に脱力が起こり、腰から足へと広がります。顔やのどの筋肉に障害が起こると、物をかんだり、飲み込んだリ、声を出すことが難しくなります。ときには呼吸筋が麻痺して、生命に危険が及ぶこともあり、このような重症な状態をクリーゼといいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


症状
 まぶたが自然に下がってきて目を開けていられなくなる眼けん下垂、逆に目をしっかりと閉じることができない兎眼、眼球が動かなくなり、特に左右の目の視点が合わなくなって物が二重に見える複視などがおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


原因 つづき
 筋無力症は、このアセチルコリンとコリンエステラーゼの量的バランスがくずれたり、アセチルコリンの刺激に対して筋終板の感受性が鈍くなることにより、神経から筋肉への伝達が円滑におこなわれないためにおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


原因
 筋肉を動かすときは、脳からの指令を運動神経が電気的刺激として筋肉に伝えますが、このとき、神経の末端からアセチルコリンという物質が分泌され、筋肉の終板という点に作用して、筋肉の収縮運動を起こします。その間扼1万分の1秒という短い単位で、不要になったアセチルコリンはコリンエステラーゼという酵素によって分解され、これで一回の伝達が終了します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(重症筋無力症)


◎若い女性に多い
どんな病気か
 筋肉の疲労が異常に著しく、どんなに努力しても日常の動作が続けられなくなり、マヒ状態におちいりますが、しばらく休息すると力が回復するという特異な病気です。
 重症筋無力症の発生率は10万人に約3人で、厚生労働省の特定疾患に指定されています。10〜30歳代の女性に発病することが多く、高齢の男性におこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腸腰筋炎)


どんな病気か つづき
 高熱とともに、そけい部から腰部にかけて激しい痛みがあって、足を伸ばすと痛みが増し、足を折り曲げると痛みが和らぐのが特徴です。
 治療は抗生物質を使用し、安静にして患部を冷やします。患部に膿がたまった場合は切開して膿をとります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腸腰筋炎)


どんな病気か
 腸部におこった急性化膿性筋炎で、日本人に多いとされています。
 皮膚の化膿症などの体の他の部位の感染症の原因となっているブドウ球菌が、血液の流れとともに腰部に流れてきて、感染をおこしたものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(急性化膿性筋炎)


どんな病気か つづき
 原因菌としてはブドウ球菌が最も多く、ついで連鎖球菌、肺炎菌があげられます。
 一般に大きな筋肉に起こることが多く、寒気、ふるえとともに高熱を発し、おかされた筋肉が硬く腫脹して痛みます。その部分を圧迫したりのばしたりすると、激しい痛みがおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(急性化膿性筋炎)


どんな病気か
 筋肉に細菌が感染して、急性の炎症をおこす病気です。
 外傷による化膿や皮膚のできものをこじらせたり、関節炎、骨髄炎が筋肉に及んでおこる場合と、体のどこかの感染の原因となっている化膿菌が血液にのって流れてきて(菌血症)、筋肉に侵入して発病する場合とがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖原病)


治療
 この病気に対する根本的な原因療法はなく、日常生活を工夫することと、鎮痛剤の使用で痛みを抑えるなどの対症療法がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖原病)


どんな病気か つづき
 はっきりした筋萎縮はなく、筋力もふだんは正常ですが、長時間運動を続けると筋力がなくなり、筋肉はかたく腫脹し、痛みを生じます。
 また手足を圧迫して血液の流れを止めると、筋肉の脱力と痛みがおこり、その部分の静脈血を調べると、グリコーゲンの代謝によって当然産生され増加しているはずの乳酸が、増加していません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖原病)


どんな病気か つづき
 糖原病にはいくつかの種類がありますが、なかでもマッカーデル病が代表的で、筋ホスホリラーゼという酵素の欠損が原因でおこります。常染色体性劣性遺伝です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖原病)


どんな病気か
 筋収縮のエネルギー源となるグリコーゲン(糖原)の合成分解に関与する酵素が先天的に欠如しているために、筋肉が収縮するときに分解されるべきはずの糖質が分解されず、筋肉に蓄積する病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋炎のいろいろ)


 筋肉に炎症が起こるのが筋炎で、色々な病気がありますが、最も頻度が高いことから、単に筋炎といった場合には、急性化膿性筋炎のことを指すのがふつうです。
 そのほか、比較的頻度が高い筋炎として、急性化膿性筋炎の仲間の腸腰筋炎、ケガなどの後遺症として起こる外傷性骨化性筋炎などがあります。
 進行性骨化性筋炎、結核性筋炎、梅毒性筋炎などもありますが、いずれもまれな筋炎です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(周期性四肢まひ)


治療 つづき
 高カリウム血性や正カリウム血性のときも、病態に応じて、医師から日常生活の注意がありますので、正しく守ってください。
 いずれの場合も、過食や急激な運動を避け、心身のストレスを解消することが発作を予防します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(周期性四肢まひ)


治療
 低カリウム血性のときは、心電図により心臓への影響を注意しながら、血液中のカリウム濃度を高める薬剤などが使用されます。発作のないときも指示に従って生活し、特に甘いものやアルコールの摂取を控え、カリウムを多く含む野菜や果物、水分を十分にとるようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(周期性四肢まひ)


■正カリウム血性周期性四肢まひ
 きわめてまれにしか見られないタイプで、カリウム濃度は正常です。
 寒冷や長時間の安静によって発作が誘発され、麻痺の程度は重症です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(周期性四肢まひ)


■高カリウム血性周期性四肢まひ
 きわめてまれで、血液中のカリウム濃度が高すぎて四肢麻痺が起こります。幼児期に発病し、運動後の休息時に発作を起こすことが多く、空腹、ストレス、寒冷なども誘因となります。
 発作時間は一般に短く、麻痺の程度も軽いことが多いのですが、筋緊張現象をともなうことが知られています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(周期性四肢まひ)


■低カリウム血性周期性四肢まひ つづき
 発作の誘因としては、前日の過食、特に糖質のとりすぎが考えられ、酒の飲みすぎ、激しい運動、精神的ストレスなども誘因になるとされています。
 なお、副腎や腎臓の病気で、血液中のカリウムが減少するために一時的に四肢まひをきたすことがありますが、これは症候性周期性四肢まひと呼ばれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(周期性四肢まひ)


■低カリウム血性周期性四肢まひ
 最も多い型で、男性に多く、年齢的には20〜40歳代によくみられます。日本では、甲状腺機能亢進症にともなっておこる場合が多いようです。運動の後安静にしているときや、睡眠中、明け方に発作を起こすことが多く腕と足の脱力がひどくて動けなくなり、全身に麻痺が広がります。血液中のカリウムが減りすぎると、心臓にも影響して不整脈や心停止をおこしたりするので、注意が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(周期性四肢まひ)


どんな病気か つづき
 この病気の原因や、まひがおこる仕組みについては、まだよくわかっていません。しかし、遺伝性の病気であり、血液中のカリウム濃度の変動に密接な関係のあることがわかっています。
 発作中の血中カリウム濃度によって、三つの型に分けられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(周期性四肢まひ)


どんな病気か
 急激に手足の力が抜けて、だらんと弛緩してしまう発作を特徴とする病気です。多くの場合、数時間で発作がおさまりますが、数日間つづくこともあります。筋肉のまひが長引くと、だるい感じや痛みが加わり、不安も強くなってきます。まひは手足から全身に広がりますが、一般にかをの筋肉や呼吸筋が麻痺することはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋緊張症)


治療
 この病気に対する根本的な治療法はありませんが、筋肉の緊張を和らげるために筋弛緩剤などが用いられるほか、痛みには鎮痛剤が使用されるなど対症療法がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋緊張症)


■筋緊張性ジストロフィー症
 常染色体優性遺伝で、発病は遅く、ふつう中年以降に症状が現れます。
 筋緊張現象以外に、顔、くび、手足の筋肉に萎縮が起こり、さらに前頭部の脱毛、白内障、インポテンツなどのホルモン異常や代謝異常をともないます。また、心臓壁を構成する心筋の障害や、知能低下が起こります。生命にかかわることはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋緊張症)


■先天性筋緊張症 つづき
 筋緊張と筋力の低下で運動機能が制限され、日常生活にも支障をきたすことが少なくありませんが、生命にかかわることは少ないとされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋緊張症)


■先天性筋緊張症
 常染色体優性遺伝のものが多く、乳児期に発病します。全身性に筋緊張現象と筋力の低下が見られ、筋肉が肥大することも特徴とされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋緊張症)


どんな病気か
 一度筋肉を強く収縮させると、ゆるめるのに時間がかかる現象を筋緊張現象といい、例えば、強く握り締めた手を開こうと思ってもなかなか開かない、といった症状を示します。
 また、この病気にかかっている人の筋肉をたたくと、筋肉に収縮が起こります。
 この現象を特徴とする代表的な病気があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先天性ミオパシー)


治療
 遺伝性・先天性に筋肉がおかされる病気であり、治療法は確立されていません。進行性筋ジストロフィーの場合と同じく、リハビリテーションが主体となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先天性ミオパシー)


■ミオチュブラール・ミオパシー
 筋線維の中心部に核があり、これが胎児の筋線維にあるミオチューブ(筋管)に似ていることから、このような名前で呼ばれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先天性ミオパシー)


■セントラルコア病
 筋線維の横断面の中心部に、ちょうどコア(しん)のような丸い形をした変性部が証明されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先天性ミオパシー)


■ネマリンミオパシー
 ネマリンとは糸くずの意味で、筋線維内に、ちょうど糸くずのようなネマリン小体というものが認められます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先天性ミオパシー)


どんな病気か つづき
 この病気は、筋肉組織を構成する筋線維の、細かい構造上の変化が特徴です。したがって、筋肉組織の一部を採取して精密に検査する筋生検によって始めて確定診断がつきます。
 先天性ミオパシーは筋線維の構造の変化により分類されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先天性ミオパシー)


どんな病気か
 ミオパシーとは筋肉の障害のことです。先天性ミオパシーは全身の筋肉が萎縮する先天性のまれな病気で、遺伝します。乳児期に発病しますが、予後は必ずしも悪いものではありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


◎リハビリテーションが大切

治療
 確実な治療法は今のところありませんが、筋肉を使わないと進行が早くなるので、日常生活はできるだけ自分でするなど、体をよく動かすことが大切です。
 特にリハビリテーションは重要で、残された機能をフルに活用して運動能力を最大限にたもつ訓練や、筋肉の硬化や関節の拘縮、変形を防ぐ運動を続ける必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●福山型先天性筋ジストロフィー
 常染色体性劣性遺伝でおこり、筋肉の萎縮は、生まれたときから始まることも乳幼児になってから始まることもあります。
 進行は比較的遅いとされていますが、顔を含む全身の筋肉が萎縮し、関節の拘縮もおこしやすいです。また、この型では知能障害やけいれんをともなうのが特徴とされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●眼筋型ミオパシー
 まれなタイプで、常染色体性優性遺伝で成人期に発病します。
 眼球を動かす外眼筋がおかされて麻痺し、眼球の運動障害、まぶたの下垂などがおこります。顔、首、咽頭、腕の筋肉が萎縮し、しゃべったり食べ物を飲み込むことがうまくできない、などの症状を伴うばあも少なくありません。
 生命にかかわることは少ないです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●遠位型ミオパシー
 ミオパシーとは筋肉の障害を言いますが、これは遠位筋、すなわち手足の筋肉から萎縮が始まるタイプです。極めてまれにしか見られず、遺伝形式や発病年齢も一定していません。
 進行は緩やかで、予後も比較的良好とされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●遠位型ミオパシー
 ミオパシーとは筋肉の障害を言いますが、これは遠位筋、すなわち手足の筋肉から萎縮が始まるタイプです。極めてまれにしか見られず、遺伝形式や発病年齢も一定していません。
 進行は緩やかで、予後も比較的良好とされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●肢体型
 常染色体性劣性遺伝で、男女いずれにもおこります。思春期ごろから発病し、遅い人では40歳代に発病することもあります。初めに腰の周りに筋力の低下、筋肉の萎縮が起こり、ついで肩や腕の筋肉がおかされます。
 進行は遅く障害の度合いも比較的軽いので、運動機能はあまりそこなわれないですむ場合も少なくありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●肢体型
 常染色体性劣性遺伝で、男女いずれにもおこります。思春期ごろから発病し、遅い人では40歳代に発病することもあります。初めに腰の周りに筋力の低下、筋肉の萎縮が起こり、ついで肩や腕の筋肉がおかされます。
 進行は遅く障害の度合いも比較的軽いので、運動機能はあまりそこなわれないですむ場合も少なくありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●顔面肩甲上腕型 つづき
 同時に、肩や腕の筋肉が萎縮して肩甲骨が突き出し、腕が細くなります。筋肉の萎縮はさらに腰や足にもおよび、筋力がしだいに低下していきます。
 進行は極めて緩やかなので、日常の行動には支障なく生活を送る人も少なくありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●顔面肩甲上腕型
 常染色体性優性遺伝で、男女ともおこります。10歳代から20歳前後に発病し、顔の筋肉が萎縮するために、表情が乏しくなり、目や口をしっかりと閉じることができない、口笛がふけないなどの症状が加わり、話し方も不自然になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●ベッカー型良性筋ジストロフィー
 遺伝形式や症状はディシェンヌ型とほぼ同じで、症状もよく似ていますが、予後のよいタイプです。
 発症が5〜25歳と遅く、病気の進行も極めて緩やかなので、天寿を全うすることができます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●ディシェンヌ型(仮性肥大型、悪性全身型) つづき
 やがて、、座ることもできず、寝たきりになります。この型は予後がもっとも不良で、おおくは二十歳前後で栄養障害や肺炎、心不全などを併発し、生命の維持が困難になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●ディシェンヌ型(仮性肥大型、悪性全身型) つづき
 このころには関節の拘縮が進み、肩、肘、股、膝、足の関節などが曲がったまま動かなくなって、骨の変形もだんだんと強くなり、脊柱の湾曲も目立ってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●ディシェンヌ型(仮性肥大型、悪性全身型) つづき
 ふくらはぎの筋肉が萎縮するため、歩くときは爪先立ちになって上体を少し後ろへそらし、腰を大きく揺らすようにして歩きます。また、仮性肥大のために、ふくらはぎが太くなります。
 多くの場合、発症後10年でたって歩くことができなくなり、手を付いて膝行するようになって、やがて車椅子の生活となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●ディシェンヌ型(仮性肥大型、悪性全身型) つづき
 立ち上がりが困難になると、いったん手足を床についてから膝を伸ばし、重心を後ろに移しながら、床についていた両手を足元から膝へと徐々に上へ移動しながら、ちょうど自分の体をよじ登るように、上体を起こしていきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


●ディシェンヌ型(仮性肥大型、悪性全身型)
 最も多いのがこの型で、伴性劣性遺伝により男子のみに発病します。
 2〜5歳の幼児期に発病し、はじめは歩き方が不自然で、転びやすいことから異常が目立ちます。また、立ったりしゃがんだりがうまくできず、階段が上れなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(進行性筋ジストロフィー)


◎筋肉が萎縮する遺伝性の病気
どんな病気か
 筋肉が徐々に萎縮する難病で、厚生労働省の特定疾患に指定されています。遺伝性の病気であり、有病率は人工10万人に対し4〜8人といわれています。
 この病気は遺伝形式、発病部位、進行の度合いなどから、一般にいくつかの分類になっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎筋肉の病気の治療の基本 つづき
 一般に、筋肉の病気は先天性、遺伝性、進行性のものが多く、治療の可能性も限られていることが多いですが、リハビリテーションの進歩によって、筋肉の萎縮、関節が固まって伸びなくなってしまう拘縮や変形をできるだけ少なくし、残された筋肉の機能をフルに活用して生活機能を最大に保てるようにする訓練ができるようになってきました。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎筋肉の病気の治療の基本
 筋肉の病気には、進行が極めて緩やかで日常生活には支障のないもの、進行が急速で致命的なもの、また薬物療法で治せるものがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎筋肉の病気の治療の基本
 筋肉の病気には、進行が極めて緩やかで日常生活には支障のないもの、進行が急速で致命的なもの、また薬物療法で治せるものがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎筋肉の病気の検査 つづき
●筋電図検査 筋線維の収縮によって発生する活動電位の変化を観察することによって筋肉の働きを調べる検査。
●筋生検 最も重要な検査で、しばしば診断の決定的な決め手になるのが筋生検です。小さな手術によって筋肉の一部を採取し、顕微鏡や電子顕微鏡で筋肉の状態を詳しく調べます。このようなミクロの検査に関する最近の進歩はめざましいです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎筋肉の病気の検査
●血液検査 筋線維の崩壊により血液中に流失したCPK、アルドレースなどの酵素の量や種類の分析をはじめ、病態によっては、特殊な酵素の測定もおこなわれます。
●尿の検査 筋の代謝産物で尿と一緒に排泄されるクレアチンの量をはじめ、尿中の色々な物質が測定されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎肩と腰の筋肉がおかされやすい つづき
 このうち、筋疾患は近位筋におこりやすく、立ったりしゃがんだりすることや、重いものを持ち上げることがまず困難になってきます。
 また、萎縮が進行して筋肉がやせ、自然な盛り上がりが失われます。そのため、皮膚をとうして直接骨の輪郭が見えるようになります。時には仮性肥大といって、萎縮した筋組織の変わりに脂肪や線維組織が充満してきて外見上は筋肉が肥大したように見えることもあります。筋肉に痛みがおこってくることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎肩と腰の筋肉がおかされやすい つづき
 身体各部のうち、特に手足の付け根に当たる肩と腰には骨格筋が集中し、大型の筋肉が何重にも重なって、強力な運動が随意でおこなえるようになっています。これら胴体に近い部分の筋肉を近位筋と呼び、胴体から遠い部分すなわち手足の末端のほうの筋肉を遠位筋と呼んでいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎肩と腰の筋肉がおかされやすい つづき
 人間の体には四百数十の骨格筋があるといわれ、骨格筋の重量は、成人男子の場合、体重の約五十パーセントを占めます。それぞれの骨格筋は、顕微鏡で見える程度の細い線維からなり、その数は、骨格筋全体ではおよそ二億五千万にもなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(筋肉の病気とは)


◎肩と腰の筋肉がおかされやすい
 筋肉には、内臓諸器官の内空壁を構成する平滑筋と、骨に付着して運動機能を果たす骨格筋とがありますが、ここでいう筋肉の病気はすべて骨格筋の障害です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(非骨化線維腫)


治療
 腫瘍が小さく、骨折を起こす危険性が少ないと医師が診断したときは、治療をしないで様子を見てもかまいません。
 しかし、すでに骨折を起こしていたり、腫瘍が増大して骨折の危険が大きいときは、腫瘍の切除と骨移植の手術がおこなわれます。
 ほとんどの場合、手術によって完全に治り、再発もないのですが、ごくまれに再発することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(非骨化線維腫)


どんな病気か つづき
 しかし、腫瘍が増大し、骨皮質が薄くなると、わずかな外力が加わっただけでも骨折を起こします。そして、この骨折による痛みのために医師の診察を受けて、初めて腫瘍が発見されることが多いものです。
 腫瘍の発生は十歳代が最も多く、ついで十歳未満の順と、若年者に多い病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(非骨化線維腫)


どんな病気か
 おもに大腿骨や脛骨に発生する良性腫瘍で、レントゲン写真に、石鹸泡状陰影と呼ばれる特徴的な像が見られます。
 腫瘍が発生しても、多くの場合無症状で、気づかずに過ごすことが少なくありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内軟骨腫)


治療 つづき
 腫瘍切除手術だけの場合は、手術後二週間くらいの入院で十分ですが、骨移植手術もおこなわれた場合には、一ヶ月くらいの入院が必要になってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内軟骨腫)


治療 つづき
 痛みが軽ければ、治療をしないで様子を見てもかまいません。
 痛みが強ければ手術をして腫瘍を切除します、切除した後の骨の欠損が大きければ骨移植が必要になります。この治療で完全に治ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内軟骨腫)


治療
 腫瘍組織を取り除き、空洞になった骨の部分に骨移植を行います。移植する骨は、本人のものが最もよいです。
この切除と骨移植で治りますが、ごくまれに再発することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内軟骨腫)


症状
 腫瘍が小さいうちは自覚症状がなく、バレーボールや野球などでの突き指や捻挫をきっかけに発見されることもあります。
 しかし、腫瘍が大きくなり、骨皮質が膨らんで盛り上ってくると、皮膚の上からかたい腫瘤をふれるようになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内軟骨腫)


どんな病気か つづき
 発生は、10〜40歳代のどの年齢層にもみられますが、胴体に近い部位に発生したものは、50〜60歳代になってから、悪性腫瘍に変化することもあります。一個の骨に生じる単発性のものと、多数の骨に生じる多発性のものとがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内軟骨腫)


どんな病気か
 おもに手足の小管骨や中手骨、中足骨などに生じる良性腫瘍で、骨の腫瘍では骨軟骨腫についで多くみられる病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


治療 つづき
 なお、若いころからあった腫瘤が、50〜60歳代になって急速に大きくなり、痛みをともなうようになったときは、悪性腫瘍である軟骨肉腫に変化したと考えられるので、一刻も早い治療が必要となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


治療
 腫瘤が小さく、痛まなければ治療をしないで様子を見てもかまいません。
 ただ、痛みがあったり、関節の動かせる範囲が制限されたときは、手術をして腫瘤を切除します。ほとんどの場合、これで完全に治りますが、切除範囲が小さいと、ごくまれに再発することがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


治療
 腫瘤が小さく、痛まなければ治療をしないで様子を見てもかまいません。
 ただ、痛みがあったり、関節の動かせる範囲が制限されたときは、手術をして腫瘤を切除します。ほとんどの場合、これで完全に治りますが、切除範囲が小さいと、ごくまれに再発することがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


症状
 皮膚の上から骨性の固い腫瘤を触れます。まれに、痛んだり、腫瘤ができている近くの関節の動かせる範囲が制限されたりすることもあります。
 多発性の場合には、四肢が変形することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


どんな病気か つづき
 この腫瘍は、腫瘤の頂上部に軟骨帽と呼ばれる軟骨組織を有していますが、この軟骨組織は、健康な骨の発育層である骨端軟骨に類似した構造をしています。したがって、身体の発育が停止する年齢に達すると腫瘍の発育も停止します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


どんな病気か つづき
 この腫瘍は、腫瘤の頂上部に軟骨帽と呼ばれる軟骨組織を有していますが、この軟骨組織は、健康な骨の発育層である骨端軟骨に類似した構造をしています。したがって、身体の発育が停止する年齢に達すると腫瘍の発育も停止します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


どんな病気か つづき
 若い人に発生することが多く、10歳代の発生が最も多いです。発生する部位は、主に関節の近くの骨で、単発性の場合は、脛骨の上端(膝のすぐした)の内側によく発生します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


どんな病気か つづき
 一個の骨に発生する単発性のものと多数の骨に発生する多発性のものとがあり、多発性のものは、血のつながっている家族の中にも同じ腫瘍を持つ人がいたり、遺伝したりすることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟骨腫)


どんな病気か
 骨の一部分が膨らんでもり上がり、骨性のかたい腫瘤を形成する腫瘍で、骨にできる腫瘍の中では、良性、悪性を通じて最も頻度が高いものです。原因は不明です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(デュプイトレン拘縮)


治療
 変形の軽いものはそのまま保存的な治療となります。腱膜の病変が皮膚にも及んでいる場合は、その部分を切除して植皮術がおこなわれることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(デュプイトレン拘縮)


原因
 手のひらの腱膜が肥厚して引きつれることで手指の変形が起こりますが、その原因は不明です。アルコールの飲みすぎや糖尿病が原因という説もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(デュプイトレン拘縮)


症状 つづき
 この結節は、数が増えて連なって触れるようになり、やがて手指の関節が少しずつ曲がってきます。進行すると、関節が曲がったまま固まって伸びなくなってしまいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(デュプイトレン拘縮)


症状
 まず最初に、手のひらの薬指、小指に近い部分を押さえると、皮膚の下に結節を触れます。押すと痛いか、赤く腫れるなどの炎症症状は、ふつうありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(デュプイトレン拘縮)


症状
 まず最初に、手のひらの薬指、小指に近い部分を押さえると、皮膚の下に結節を触れます。押すと痛いか、赤く腫れるなどの炎症症状は、ふつうありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(デュプイトレン拘縮)


どんな病気か 
 主として薬指、小指がしだいに曲がって変形するもので、50〜60歳代に発症し、圧倒的に男性に多いのが特徴です。本来白人に多い病気で、黒人にはほとんど見られません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腱鞘炎/ばね指)


治療
 痛む腱を使わないようにして、安静を保つことが一番です。それ以外には、整形外科的治療として、患部にステロイドを注射するとよい場合がありまが、回数に限りがありますので注意して使う必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腱鞘炎/ばね指)


治療
 痛む腱を使わないようにして、安静を保つことが一番です。それ以外には、整形外科的治療として、患部にステロイドを注射するとよい場合がありまが、回数に限りがありますので注意して使う必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腱鞘炎/ばね指)


どんな病気か つづき
 腱鞘炎は、関節の使いすぎなどの機械的なストレスが、腱と腱鞘に頻繁に加わる結果、炎症が起こると考えられていて、腱と腱鞘を動かしたときに痛むことが多いのですが、必ずしも手指をよく使う人に発症しやすいというわけではありません。女性に多いという傾向があることから、腱鞘炎をおこしやすい体質があるのではと考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腱鞘炎/ばね指)


どんな病気か つづき
 腱鞘炎は、関節の使いすぎなどの機械的なストレスが、腱と腱鞘に頻繁に加わる結果、炎症が起こると考えられていて、腱と腱鞘を動かしたときに痛むことが多いのですが、必ずしも手指をよく使う人に発症しやすいというわけではありません。女性に多いという傾向があることから、腱鞘炎をおこしやすい体質があるのではと考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腱鞘炎/ばね指)


どんな病気か つづき
 手の指が曲がって伸びなくなり、無理に伸ばすとぽきっという音がしてはじかれたように伸びるのを、ばね指といいますが、やはり腱鞘の中が狭くなって、腱のすべりが悪くなるためにおこるもので、腱鞘炎の一種です。このばね指も頻度が高いです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腱鞘炎/ばね指)


どんな病気か つづき
 最も頻度が高いのは、腱鞘のなかが狭くなるために腱のすべりが悪くなって摩擦が起こる狭窄性腱鞘炎で、手関節の親指側によくおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腱鞘炎/ばね指)


どんな病気か
 腱は、筋肉と骨とをつないでいる組織で、俗にすじとも呼ばれています。この腱は、外側が腱鞘という組織で包まれていますが、この腱と腱鞘二炎症が起こるのが腱鞘炎です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腱鞘炎/ばね指)


どんな病気か
 腱は、筋肉と骨とをつないでいる組織で、俗にすじとも呼ばれています。この腱は、外側が腱鞘という組織で包まれていますが、この腱と腱鞘二炎症が起こるのが腱鞘炎です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


治療 つづき 
 フォルクマン拘縮は、いったんおこってしまうと治療は難しく、元通りには直りにくいです。したがって予防こそが大切で、とくに上腕骨か上骨折をおこしたときは、万全の処置が必要とされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


治療 つづき 
 フォルクマン拘縮は、いったんおこってしまうと治療は難しく、元通りには直りにくいです。したがって予防こそが大切で、とくに上腕骨か上骨折をおこしたときは、万全の処置が必要とされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


治療 つづき 
 フォルクマン拘縮は、いったんおこってしまうと治療は難しく、元通りには直りにくいです。したがって予防こそが大切で、とくに上腕骨か上骨折をおこしたときは、万全の処置が必要とされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


治療 つづき
 すでに筋肉が壊死して手指が変形してしまった場合は、筋肉や癒着を起こしている神経を剥離して、変形を矯正する手術がおこなわれます。
 手術のあとは、指の動きを取り戻すためのリハビリが必要となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


治療
 筋肉が壊死におちいる前の急性期であれば、筋肉神経が圧迫されて循環障害を起こすのを防ぐために、前腕部を筋膜層まで切開して開放創にする手術をできるだけ早く行います。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


症状 つづき
 なかにはこのような典型的な症状が出ないこともありますので、肘関節やその近くに外傷を受けた後で少しでも異常が見られたら、直ちにみてもらうことをおすすめします。発症初期に適切な処置を受けないと、肘から指までの筋肉がすべて壊死におちいり、指の関節や手首が曲がって動かなくなってしまいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


症状
 肘や前腕が激しく痛んで手指が白くなる、とう骨動脈の脈拍がふれない、手指のシビレ感などの知覚異常や、指が自由に動かない、といった症状が現れたらこの病気と考えられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


どんな病気か つづき
 一番多いのは、子供の上腕骨か上骨折につづいておこる場合ですが、骨折後になぜフォルクマン拘縮が発生するのかは、まだよくわかっていませんが、原因としては、上腕骨顆上骨折に伴う外傷性の筋肉内出血、浮腫(むくみ)、外的圧迫や絞扼(ギブス包帯や圧迫包帯固定)に合併して起こると考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(フォルクマン拘縮)


どんな病気か
 肘関節の脱臼や、肘関節周囲の骨折など何らかの外傷が原因で、主として前腕を曲げ伸ばしする筋肉群とその近くを通る神経が損傷され、神経まひや手指の変形を生じる病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手根管症候群)


原因
 いずれも、手の使いすぎが誘因であることはたいての人に共通しており、前記の原因がいくつかあって、そこに手の使いすぎが加わったときに発病するものと思われます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手根管症候群)


原因
 なぜ正中神経が横手根靭帯で圧迫されるのかは不明ですが、この病気が中年女性に多いことから、内分泌機能の変化に関係があると考えられています。また、関節リュウマチや甲状腺機能障害などが原因だとする報告もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手根管症候群)


症状 つづき
 さらに進行すると、親指のつけ根の筋肉が萎縮して膨らみがなくなり、親指と小指を使ってものをはさむことができなくなります。この筋肉の萎縮は見逃しやすいのですが、健康なほうの手と比べるとよくわかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手根管症候群)


どんな病気か つづき
 手根管症候群は、女性10対男性1と女性に多い病気で、特に中年女性に多く、妊娠・出産がきっかけで発症することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手根管症候群)


症状
 最初は親指から薬指までの一部にシビレ感、ぴりぴりするなどの知覚異常が現れます。とくにものを強く握るときなどに知覚異常が強くなり、夜間にシビレがひどくて眠れないこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手根管症候群)


どんな病気か つづき
 正中神経は、手関節の手のひら側の中央で、横手根靭帯という固い靭帯の下をくぐって指のほうへ伸びています。この正中神経が、横手根靭帯によって圧迫されるために、それより先の神経がまひして、指のシビレなどが起こるのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(手根管症候群)


どんな病気か
 正中神経が、手のひら側の手首のところで絞扼されるために、シビレ感などの神経まひ状態が手指におこるもので、神経絞扼症候群の中の代表的な病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経絞扼症候群とは)


 末梢神経は、筋肉、腱、靭帯、血管などの間を通ったりくぐったりしているため、圧迫を受けやすく、絞扼をおこすことが多いものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経絞扼症候群とは)


 腕神経におこる神経絞扼症候群には、手根管症候群のほかに、小指、薬指、手のひらなどを支配している尺骨神経が、肘関節のところで圧迫を受け、小指と薬指がわしの爪のように曲がって伸ばせなくなったりする肘部管症候群や、手の背部を支配しているとう骨神経が、肘関節のところで圧迫を受け、手首のところから垂れ下がって、手首をそらすことができない状態になってしまうとう骨神経まひなどがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経絞扼症候群とは)


 肩から手のほうへ走っている腕神経におこる神経絞扼症候群の中で、最も頻度が高く代表的なのが、手関節の手のひら側で正中神経が圧迫されるために起こる手根管症候群です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経絞扼症候群とは)


末梢神経が、ある部位で絞扼(圧迫)されると、その部位に応じた筋力の低下、知覚神経の異常などの末梢神経障害の症状が現れてきます。これを神経絞扼症候群(エントラップメント)と総称しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(テニス肘)


治療
 症状の強いときは安静が一番ですが、肘以外で背中の筋肉残りなどが肩甲骨の動きを制限しその動きを肘がカバーするために肘に必要以上に負担がかかり痛みが出る場合もあります。そういった場合は、背中の動きを制限している筋肉を緩め、治療します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(テニス肘)


症状
 肘関節の外側が痛み、指で押すと強く痛みます。また、前腕をひねるときに強く痛むのが特徴で、よく雑巾を絞るときに痛みが出ます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(テニス肘)


どんな病気か つづき
 原因はテニスとは限らず、バトミントンなど手首や肘を使うスポーツには共通して見られます、部品の組み立てなどの手や肘をよく使う職業の人にもしばしば起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(テニス肘)


どんな病気か つづき
そのため、以前は上腕骨外果炎と呼ばれていましたが、テニスをする人にこの病気が増えていることから、現在はテニス肘という俗称が一般に使われています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(テニス肘)


どんな病気か
 肘の外側が痛む病気で、30〜40歳代の女性に多くみられます。
 上腕骨外果という部分には手首や指を曲げ伸ばしする筋肉が付着していますが、肘や手首を使いすぎてこの部分に刺激が加わると、慢性炎症が起こって痛むようになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


◎まひが現れたら手術
治療 つづき
 大人の内反肘、外反肘は、外観上気になることはあっても、それ以上変形が進行する心配はありません。しかし、遅発性尺骨神経まひをおこしているものは手術が必要で、尺骨神経をはく離したり前方へ移動させる手術がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


◎まひが現れたら手術
治療 つづき
 大人の内反肘、外反肘は、外観上気になることはあっても、それ以上変形が進行する心配はありません。しかし、遅発性尺骨神経まひをおこしているものは手術が必要で、尺骨神経をはく離したり前方へ移動させる手術がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


◎まひが現れたら手術
治療
 変形が進行する可能性のある子供と、骨の成長が止まった大人では、治療法が違います。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


症状 つづき
 また、子供のときの上腕骨外果骨折による外反肘の場合、成人してから指がうまく開かない、薬指と小指がしびれる、などの障害が起こることがあります。これは遅発性尺骨神経まひといわれ、腕を通る尺骨神経が外側にひっぱられて麻痺するためにおこると考えられています。このような時は、早く手術する必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


症状 つづき
 子供の場合、過去に肘関節を骨折したことがあれば、健康なほうの腕と比べて肘が曲がっていないかどうか、家族が観察することが大切です。軽い反りなら痛みなどの自覚症状はありませんが、進行してそりの角度が大きくなると、肘関節痛などが現れることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


症状
 腕を伸ばしたときに、肘がまっすにならず、前腕部が内側か外側に曲がっています。
 内反肘、外反肘は、骨折の後遺症にしろ、心配のいらない軽い変形にしろ、骨の成長段階で肘が曲がってくるものです。したがって骨の成長する時期を過ぎれば、それ以上に変形が進行することはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


症状
 腕を伸ばしたときに、肘がまっすにならず、前腕部が内側か外側に曲がっています。
 内反肘、外反肘は、骨折の後遺症にしろ、心配のいらない軽い変形にしろ、骨の成長段階で肘が曲がってくるものです。したがって骨の成長する時期を過ぎれば、それ以上に変形が進行することはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


◎子供のころの骨折が原因
どんな病気か つづき
 内反肘、外反肘は、小児期の骨折が原因でおこる骨の変形の中でも、とくにやっかいなものです。子供が肘関節部を骨折したときは、適切な処置を受けるとともに、どのようなタイプの骨折かを詳しく聞いて記録しておくことが大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


◎子供のころの骨折が原因
どんな病気か つづき
 なかでも上腕骨か上骨折や上腕骨外か骨折が原因となることが多く、いずれも子供によく起こり、治療が面倒な骨折です。一般に、上腕骨か上骨折は外反肘を引き起こしやすいといわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


◎子供のころの骨折が原因
どんな病気か つづき
 治療の対象となるのは、子供のときに肘関節に近くを骨折し、その後遺症として、成長するにともなって変形が生じた場合です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


◎子供のころの骨折が原因
どんな病気か つづき
 健康な人でも多少の反りはありますし、特に女性には軽い反りがよくみられますが、これらは腕の働きにほとんど影響がないのがふつうです。特に治療の必要はなく、そのまま放置しても問題はありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(内反肘/外反肘)


◎子供のころの骨折が原因
どんな病気か
 腕を伸ばしたときに、外観上、肘のところで肘から下の部分が内側に曲がっているものを内反肘、外側へ曲がっているものを外反肘といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


治療 つづき
 しかし、神経機能が完全に回復するのは例外的なので、一年ぐらい経ったら手術にふみきることが多くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


治療 つづき
 引き抜き損傷でない場合は、神経機能が回復することがあるので、関節が固まらないように、健康なほうの手を用いて、あるいは他の人に腕を動かしてもらう他動運動をおこないながら半年間経過を診ます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


治療 つづき
 引き抜き損傷であることが判明すれば、神経機能の回復は全く望めないので、残っている機能を利用してできるだけ上肢が使えるようにする手術を早期に行います。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


治療
 切断された神経の縫合は極めて困難であり、ふつうは行われません。神経が脊髄を出たところで引き抜かれてしまったときは全く不可能です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


原因 つづき
 したがって、この神経叢が切断されたり、脊髄から引き抜かれたりすると、肩や腕が麻痺して動かなくなります。腕神経叢全体が損傷された場合は、肩から指先まで、腕全体が麻痺します。上神経幹が損傷されたものは上位型と呼ばれ、肩と肘が動かなくなります。下神経幹が損傷された下位型では、主として手指の運動麻痺が起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


原因 つづき
 一番上が上神経幹で、第五・第六頸髄神経からなり、肩と肘を支配しています。その下の中神経幹は第七頸髄神経からなり、一番下の下神経幹は第八頸髄・第一胸神経で構成されており、手と指を動かす神経幹です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


原因 つづき
 腕神経叢は、まず斜角筋三角の中を通り、次に鎖骨と第一肋骨の間を通過し、わきの下の前で腕に行く主な神経に分岐しますが、鎖骨と第一肋骨の間のところでは、三つの神経幹に分かれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


原因
 頚椎と胸椎の脊髄から出た神経は、首のそくほうで集合して腕神経叢という太い神経の束になり、しだいに枝分かれしながら、肩、腕、指先まで伸びています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


どんな病気か つづき
 腕神経叢の損傷は、首を横にねじり、肩を強く引き下げるような力が加わったときにおこり、圧倒的に多いのは、オートバイの事故で転倒した場合です。また、新生児ん分娩時の牽引で生ずる分娩麻痺でも、腕神経叢麻痺が起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腕神経叢まひ)


どんな病気か
 主として頸脊髄からでて腕のほうへ伸びる神経の束が、鎖骨付近で損傷され、肩や腕の運動、知覚が麻痺するものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


検査と診断
 五十歳前後の人が、肩関節とその周囲が痛み、動きが悪いときには、五十肩が考えられます。五十肩では、レントゲン上はほとんど変化がないか、あっても軽度の変性しか認められません。ただし、石灰沈着性腱炎の場合は、石灰の沈着像が見られます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


症状 つづき
 石灰沈着性腱炎の場合は、一般の五十肩と違って、腕を60度の角度に上げたときに痛みがおこります。回旋腱板にたまった石灰が、その直上にある腱峰下滑液包のなかに破れこむと、激しい痛みがおこって全く腕を動かせなくなってしまいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


症状 つづき
 特に、五十肩の起こり始めは症状が強く、痛みのために夜も眠れなかったり、起床後は肩関節のこわばりと痛みがひどくて日常の作業がおこなえなど、かなりつらいものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


症状
 肩を動かすと痛く、腕を曲げたり、背中に回したりすること、例えば髪をとかしたり、帯を背中で結ぶような動作ができなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


原因 つづき
 また、上腕骨の前側には、肘を曲げる働きをする上腕二頭筋があり、この上端の長頭腱は、肩関節近くで上腕骨の狭い溝の中を通っています。この腱も摩擦を受けるので、加齢にともなって炎症が起こりやすいのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


原因 つづき
 肩関節の運動のさい、腕をやく60〜70度の角度に上げたときに、この回旋腱板は硬い骨である腱峰と大結節の間に挟まれて摩擦を受けることになります。このような摩擦が長年繰り返されるうちに、50歳前後になって、回旋腱板が擦り切れたり、その直下にある関節包が炎症を起こすといった変性が生じてきます。回旋腱板に石灰がたまることもあり、その場合は石灰沈着性腱炎と呼ばれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


原因 つづき
 肩関節をとりまく筋のうち、回旋筋群という四つの小さな筋は、肩峰の下をくぐり、一つに集合して回旋腱板と呼ばれる腱となりますが、そのうちの三つの腱は上腕骨の大結節に付着しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


原因
 肩関節に周囲炎が起こりやすいのは、肩関節の周囲組織は、他の関節に比べて特殊な構造と条件を備えているからです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


どんな病気か つづき
 この病気も変形性関節症、変形性脊椎症などと同様に、老化が原因でおこってくるのですが、関節そのものより、関節の周囲組織が変化して炎症が生ずることから関節周囲炎と呼ばれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肩関節周囲炎、五十肩)


どんな病気か
 男女ともに、50歳前後に、肩の関節が痛み、しだいに動きが悪くなってくることが、かなりの人に見られます。
 一般に四十肩とか、五十肩とか呼ばれていますが、正式には肩関節周囲炎といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肩腕障害)


治療 つづき
 また同じ作業に戻っても症状が楽になっていればそれでよいでしょうが、まだ同じような症状が出るのでしたら整体などにより、筋肉の緊張を和らげ、歪んでいる骨格を矯正することにより症状も改善していくものです。仕事を続けながら、姿勢や、普段からの運動等を取り入れていくとよくなった症状も悪くなりにくくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肩腕障害)


治療
原因としては筋肉の疲労ですから、治療の第一は休息です。ただ、筋肉の異常緊張から頚椎や胸椎がバランスを崩し歪んでしまうと、休息による筋肉の緊張が少し取れてもまた作業をすると、同じような症状が出てきてしまいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肩腕障害)


症状
 肩から背中にかけての肩甲部、肩から肘までや肘から手首までの筋肉痛がおもなもので、肩や腕を動かすと痛みが強くなります。また、冷感やシビレ感を伴うこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肩腕障害)


どんな病気か つづき
 これらの職業に共通するのは、腕を浮かし、手首や肘の関節を一定の角度に曲げ、首を前に傾けた姿勢で、手指を頻繁に動かすことです。このように同じ姿勢を長く続けるなかで、一部の筋肉のみを酷使すれば、当然ながらその筋肉は疲労します。筋肉の疲労が蓄積して、短時間の休憩では回復しなくなった病的状態が、頸肩腕障害です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肩腕障害)


どんな病気か
 タイピスト、キーパンチャーなどの、いわゆる打鍵作業従事者に多い病気で、首、肩、腕に痛みやシビレ、コリを訴えるものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


治療
 腕の痛みやシビレなどの神経根症状に対しては保存療法を行います。痛みが強いときにはある程度の安静が必要です。あまり症状が強くない場合は、背中、肩、首、胸の前側などの筋肉が緊張していますから、まず筋肉の緊張をとり、歪んでいる脊椎を矯正していきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


検査と診断 つづき
 脊髄症状で歩行障害が出ているような高度に進行したものは、入院の上MRI、筋電図、などの精密検査により、脊髄症状を起こしている原因や部位を正確に突き止める必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


検査と診断
 中高年者が肩こりや腕のシビレを訴えるときには、この病気を考えます。
 レントゲンで、頚椎に椎間板の圧迫や骨棘が認められれば、ほぼ確実に頸部変形性脊椎症と診断されますが、さらに椎間板の変性による神経根の圧迫を確認するために、ジャクソン検査、スパーリング検査などがおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


原因 つづき
 脊椎の後方中央に骨棘や圧縮された椎間板の出っ張りがあれば、頸髄の前方が圧迫されて脊髄症状が出現します。このとき脊柱管が狭くなっていると、なかの頸髄が締め付けられ、さらに強い脊髄症状が出ることになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


原因 つづき
 頚椎の加齢変化がすすむと、椎間板が圧迫され、脊椎のふちに骨棘が形成されます。神経根症状が起こるのは椎間板が薄くなるために神経の出口である椎間孔が狭くなり、そこを通る肩や腕へ行く神経根が圧迫されたり、骨棘が直接神経根を圧迫するからです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


原因
 体の諸器官は、年をとるにしたがって少しずつ変化していきます。そのなかでも、重い上体を支えながら前後左右に曲げ伸ばし運動をおこなう脊椎は、関節の並んで、加齢による変化が比較的強く現れやすい部位です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


症状
●脊髄症状
 骨棘や椎間板の出っ張りがあると脊髄が直接圧迫され手、色々な脊髄症状が出てきます。最も目立つのは、うまく早く歩けなくなる症状です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


症状
●神経根症状 つづき
神経根の圧迫がさらに進むと、最も強く圧迫されている神経が支配する筋肉の力が弱くなり、ふつう握力が低下します。また、筋力の低下にともなって筋肉が細くなり、手指が変形してくることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


症状
●神経根症状 つづき
 腕のシビレ感もしばしば見られ、肘から手首までや手指の知覚がにぶくなったり逆に過敏になったりする知覚異常がおこることもあります。これらの症状は、頚椎の後ろからでる脊髄神経根が圧迫されて起こるものなので、神経根症状と呼ばれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


症状 つづき
●神経根症状
 肩こりや頸部の痛みに続いて、ふつう左右どちらかの肩、腕に放散する痛みが出てきます。また、特定の角度に首を動かすと、首の痛みや腕の放散痛が誘発されたり、悪化することがあり、首の運動が制限されることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


症状 つづき
●神経根症状
 肩こりや頸部の痛みに続いて、ふつう左右どちらかの肩、腕に放散する痛みが出てきます。また、特定の角度に首を動かすと、首の痛みや腕の放散痛が誘発されたり、悪化することがあり、首の運動が制限されることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


症状 つづき
 神経根症状だけのタイプが多いのですが、神経根症状と脊髄症状があるタイプや脊髄症状がおもであるタイプもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


症状
 急激に症状が現れることはほとんどなく、ふつう、肩こりや首の後ろ側のわずかな痛みといった、軽い症状から始まります。そして、ゆっくり進行しながら、神経根症状、脊髄症状という症状が徐々に出てきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


どんな病気か つづき
 しかし、個人差があって、変化が高度にすすむ人、変性に周囲の組織がうまく適応できない人もいます。これらの人は、首、肩、腕に痛みやシビレ感などを訴えるようになり、治療が必要になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


どんな病気か つづき
 頚椎の変性は、二十歳を過ぎた頃から少しずつ始まっていますが、一般に、明らかな変化は四十歳代に出現し、それ以降高齢になる程、この変化の見られる率は高くなりますが、頚椎に変化があっても、多くの人はなんら症状を訴えないものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸部変形性脊椎症)


どんな病気か
 レントゲン写真で、脊椎に骨棘(棘状の突起)の形成や椎間板の狭小などが認められるものを変形性脊椎症といいますが、この病気は、それが頚椎に起こったものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(過外転症候群)


治療
 ほとんどの場合は肩関節周りの筋肉の緊張とその緊張による骨のバランスが崩れていますから、まず、肩周り、首、背中などの筋肉を緩め筋肉が緩んだ後背骨や肋骨、頚椎などの歪んでいるところを矯正していきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(過外転症候群)


検査と診断
 腕を過外転の姿勢にしてとう骨動脈の脈をみるライト検査で、脈が弱いか、触れないといった変化があれば、この病気が疑われます。しかし、他の胸郭出口症候群の病気でも、ライト検査はふつう陽性なので、過外転症候群と確定するには、動脈造影が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(過外転症候群)


どんな病気か つづき
 症状は、腕のシビレであり、電車のつり革につかまっているときなどにおこります。この病気になりやすいのは、職業上、過外転の姿勢をとる機会が多い人です。時には、腕を頭上に上げて寝る習慣の人にも見られます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(過外転症候群)


どんな病気か つづき
 過外転とは、腕を外側から頭上に上げることですが、この運動により小胸筋が引き伸ばされます、そのさい小胸筋が異常に緊張して神経血管束を圧迫するものを、過外転症候群といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(過外転症候群)


どんな病気か
 第一肋骨と鎖骨の間の隙間を通過した神経血管束は、わきの下の少し前で烏口突起の下を通ります、ここでは肋骨から出て烏口突起に付着している小胸筋が、神経血管束を前方から覆っています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肋鎖症候群)


治療
 腕に行く神経が途中で圧迫されて症状が出ますので、途中での神経の圧迫が取れれば症状は出なくなります。骨のバランスで神経を圧迫しているのですが骨のバランスを崩しているのは筋肉ですから関係する筋肉を緩めて歪んでいる骨を矯正してあげればだんだん症状が消失していきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肋鎖症候群)


原因
 鎖骨の骨折で変形が生じたもの、第一肋骨の形状異常、頚椎や胸椎の側わん、なで肩体型などが原因となります。また、お腹の大きくなった妊娠末期の女性は、常に肩を後ろに引いた姿勢をしているため、この病気になることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(肋鎖症候群)


どんな病気か
 斜角筋三角を通過した神経血管束は、次に第一肋骨と鎖骨の間の狭い隙間を通ります。肋鎖症候群とは、この通路が狭くなって神経血管束が圧迫される病気で、頸肋症候群や斜角筋症候群とほぼ同様の症状が現れます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肋症候群)


原因 つづき
 現代ではデスクワークなどで座っている姿勢も多く、またストレスなどの影響や運動不足で肩や、首周りの筋肉が緊張して症状が出ると考えられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肋症候群)


原因 つづき
 また、胸郭出口症候群全体に共通することですが、この病気になる人はなで肩が多いという特徴があります。なで肩とは、胸郭に対して上肢帯(鎖骨・肩甲骨)がふつうの体型に人に比べて下がっている状態で、これは胸郭出口を狭めると同時に、斜角筋の緊張を強める要因でもあると考えられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肋症候群)


原因
 斜角筋の刺激状態、肩や鎖骨部の外傷でおこることがあります、しかし、外傷がなくてもこの病気になる人は多く、斜角筋を刺激する原因については不明です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(斜角筋症候群)


どんな病気か
 前斜角筋、中斜角筋は、首の運動に使われる筋肉ですが、これらが何らかの原因で刺激されて緊張すると、斜角筋三角が小さくなり、神経血管束が圧迫されて、頸肋症候群と同じ症状が起こってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肋症候群)


症状
 主に腕の脱力感やシビレ、冷感ですが、首や肩が痛んだり、薬指、小指の知覚異常を伴うこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肋症候群)


どんな病気か つづき
 胸郭出口の最初の通路は斜角筋三角と呼ばれ、前方を前斜角筋、後方を後斜角筋、そして底部を第一肋骨が構成しています。頸肋があれば、第一肋骨にかわって頸肋が斜角筋三角の底部を構成することになり、神経血管束を下から圧迫します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肋症候群)


どんな病気か
 ふつうは胸椎に十二対ある肋骨が、極まれにですが生まれつき一対多く、肋骨がないはずの第七頚椎にもある人がいます、これを頸肋といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸郭出口症候群)


◎腕の神経、血管が圧迫される つづき
 このような症状を総称して、胸郭出口症候群と呼びます。圧迫の原因となる異常には、頸肋症候群、斜角筋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群の四つがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸郭出口症候群)


◎腕の神経、血管が圧迫される つづき
 このため、胸郭出口を狭める異常が起こると、それでなくても狭い通路はいっそう窮屈になり、太い神経血管束が圧迫され、腕、手、首、肩の痛みやシビレなど、色々な症状がおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸郭出口症候群)


◎腕の神経、血管が圧迫される つづき
 これらは神経血管束という太い束になって胸郭出口を通過したあと、わきの下で分岐し、腕のほうへのびていきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸郭出口症候群)


◎腕の神経、血管が圧迫される つづき
 胸郭出口は、比較的狭くて窮屈な通路です。しかも、心臓から腕へ行く動脈と腕から心臓へ戻る静脈ばかりでなく、脊髄から出た神経の束も一緒にこの狭い隙間を通って腕へ伸びています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(胸郭出口症候群)


◎腕の神経、血管が圧迫される
 胸椎・肋骨・胸骨で構成され、心臓と肺を囲んでいる骨格を胸郭といいますが、心臓から血管が胸郭のなかから腕のほうへ出て行くところ、すなわち鎖骨の上のくぼみ、鎖骨と肋骨の間の隙間を、胸郭出口と呼びます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肩腕症候群とは)


◎原因不明の場合は対症治療を つづき
 原因不明といっても、肩周りの筋肉の硬さや、頚椎、胸椎などの脊柱の変位によって症状が現れる場合が多いものです。その場合、触診などによってわかりますから、当治療院などでは緊張している筋肉を緩めることと、それにともなった脊柱の変位を矯正するだけでも症状が緩和されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肩腕症候群とは)


◎原因不明の場合は対症治療を
 原因がわかったときは、それぞれの病気の治療が、原因不明の場合には、症状に応じた対症治療がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(頸肩腕症候群とは)


◎さまざまな病気の総称
 頸肩腕症候群とは、色々な原因で、首、肩、腕に痛みやシビレ感を起こす病気の総称で、単一の病気につけられた病名ではありません。したがって、頸肩腕症候群には、さまざまな病気が含まれていることになりますが、その中でも多いものは、頸部変形性脊椎症、胸郭出口症候群、特定の職業にたずさわる人に多い頸肩腕障害などです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


治療 つづき
 完全に強直してしまった場合、股関節に人工関節を入れることもありますが、脊椎や他の関節にも強直がある場合には立つことも歩くこともできなくなってしまうことが多いものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


治療
 原因不明の病気であるため、進行を止めることは難しく、治療は対症療法になります。痛みは、炎症鎮痛剤である程度おさまります。また四肢が曲がったままになるのを防止するため、水泳や棒体操、機能訓練を積極的におこない、全身を動かすことも大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


検査と診断 つづき
血液検査では、血沈が亢進します。CRPテストは陽性で、血清中にリウマチ因子は見られないのがふつうです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


検査と診断 つづき
 X線検査では、初期には仙腸関節の変化や、その周囲の骨が萎縮しているのが見られます。進行したものでは、仙骨と腸骨が完全に癒合し手、脊椎の周りの靭帯も骨化して、脊柱はちょうど竹のふしのように見えます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


検査と診断 つづき
 強直性脊椎炎の特徴は、本来前に曲がっているはずの腰椎がのびていることと、骨盤の仙腸関節部を前やそくほうから押す検査で痛みが出ます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


検査と診断
強直性脊椎炎の初期には的確な診断は難しく、腰椎症、坐骨神経痛などと診断されやすいです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


症状 つづき
進行するにしたがい、腰はしだいに強直し、放置すれば発祥から1〜2年で、背骨をどの方向にも動かせないほど固くなってしまいます。重症になると頚椎から腰椎まではほとんどすべての脊椎が癒合し、股関節は肩関節、さらにはあごの関節までが強直におちいり、体は一本の棒のようになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


症状 つづき
そのうち、痛みや筋肉の硬直が腰の中央部に集中し、片方か両方の足に坐骨神経痛のような放散痛がおこることもありますが、椎間板ヘルニアのように、前屈姿勢やあしをのばしてうえにあげた時に強く痛むといったことはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


症状
 多くは、10歳代後半から20歳代に症状が現れます。初めは、背中や腰の重苦しい感じ程度で、朝の起床時や同じ姿勢を長く続けたときに、筋肉痛のような痛みが腰と背中におこりますが、動いているうちに感じなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


どんな病気か つづき
 原因不明ですが、関節リュウマチ患者の6パーセントに強直性脊椎炎がみられ、また、そのうちの90パーセントにリンパ球組織適合抗原がみられることから、患者には発病しやすい素因があるものと思われます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(強直性脊椎炎)


どんな病気か
 脊椎や骨盤の関節部がしだいに骨化あるいは繊維化し、骨と骨が癒着してしまう病気です。肩、股、膝などの胴体に近い大きな関節にも癒合が起こり、進行すれば、体をほとんど動かせなくなってしまいます。発生頻度は1万人に5〜6人で、男7〜9対女1と、圧倒的に男性に多い病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


治療
 50度以上に進んでしまった強い側わん症は、手術による治療が必要になってきます。
 手術の目的は、側わんの進行防止、肺の機能障害が出ている場合、その悪化防止、著しい変形に対する美容上の矯正、などです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


治療
 脊柱側わん症は、体の支柱である背骨の変形ですから、その治療は手足の変形を矯正するほど簡単ではありません。
 50度以内の側わんで、なおかつあまり症状の出ていないものは保存的治療となります。主に整体などで張っている筋肉を柔らかくし、捻れている背骨や歪んでいる骨盤を矯正していきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


症状 つづき
●家庭でできるチェックポイント
 脊柱に側わんがおこると肩や肩甲骨、ウエストラインなどが歪み、左右の高さに違いがでますので、1肩の高さが左右同じかどうか、2背中側からみて、肩甲骨の高さに左右差はないか、3骨盤の傾きはないか、4深くおじぎをしたかっこうで、肩や肩甲骨の高さに左右差はでないか、に注意して観察します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


症状 つづき
 特に特発性側わん症は、重症になると心臓や肺が圧迫され、さまざまな障害が起こり、治療も面倒になりますので、家族が子供の体型に普段から気をつけ、少しでも早く異常を発見することが大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


症状
 側わん症は、一般に痛みなどの自覚症状がないため本人は気づかず、家族や友人に両肩の違いを指摘されたり、あるいは学校検診のさいに発見されることが多いようです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


◎小中学生に多い特発性側わん症
どんな病気か つづき
■その他
 レクリングハウゼン病や骨系統疾患に基づいておこる側わん症があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


◎小中学生に多い特発性側わん症
どんな病気か つづき
脊柱側わん症の役10%を占めており、脊髄が圧迫されて足の知覚障害、運動障害がでることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


◎小中学生に多い特発性側わん症
どんな病気か つづき
■先天性側わん症
 二個以上の脊椎が癒合している脊椎癒合症や、椎体のかたちが楔状に歪んでいる楔状椎など、先天性の変形がもとで、脊柱に側わんが起こるものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


◎小中学生に多い特発性側わん症
どんな病気か つづき
■神経原性・筋原性側わん症
 脊髄神経や背筋の麻痺が原因で側わんがおこるものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


◎小中学生に多い特発性側わん症
どんな病気か つづき
■特発性側わん症
 成長とともに徐々に進行する側わん症です。脊柱側わん症全体の役70%を占め、学校検診で発見される側わん症のほとんどがこれです。発症時期は乳児期、学童期、思春期の3タイプがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


◎小中学生に多い特発性側わん症
どんな病気か つづき
■機能性側わん症
 姿勢が悪いためにおこるものや、ぎっくり腰などにともなう一時的な側わんで、脊柱の捻れや椎体の変形はともないません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊柱側わん症)


◎小中学生に多い特発性側わん症
どんな病気か
 脊柱がねじれをともなって側方に曲がってくる病気です。側わんは色々な原因でおこりますが、そのうち最も多いのは、特に小学校高学年から中学生にかけての子供に見られる原因不明の特発性側わん症です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰仙部移行椎)


どんな病気か つづき
 移行椎は先 天的なもので、症状が現れることはありません。強い腰痛等何らかの症状を訴える場合は、他の原因を調べる検査が必要になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰仙部移行椎)


どんな病気か
 第五腰椎の椎体がその下の仙椎と癒合していたり、本来一続きの骨であるべき仙骨の第一仙椎が、第二仙椎以下から離れていることがあります。これらを腰仙部移行椎といい、頚椎から尾椎なでの全脊椎をX線写真にとってみてはじめて確認されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎披裂/二分脊椎)


治療
 脊髄膜ヘルニアや脊髄・脊髄膜ヘルニアは、生まれてから数日間で急速に神経症状が悪化するので、生後24時間以内に緊急手術がおこなわれますが、足の麻痺は防げません。残った足の機能を最大限に活かして歩けるようにするため、長期間にわたってリハビリテーションや装具療法が必要になることが多いです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎披裂/二分脊椎)


症状と分類 つづき
■脊髄披裂
 もっとも重症な型で、嚢腫が皮膚や脊髄膜に包まれてなく、脊椎や神経根が体表にむき出しになっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎披裂/二分脊椎)


症状と分類 つづき
■脊髄膜ヘルニアをともなう脊椎披裂
 脊髄が脊髄膜に包まれて脱出しているもので、皮膚におおわれている場合と、脊髄膜が直接体表に露出している場合とがあります。重度のさまざまな足の神経障害をともないます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎披裂/二分脊椎)


症状と分類 つづき
 披裂と脱出の程度により、次の四つの型に分類されます。
■潜在性脊椎披裂
 椎弓に披裂があるだけで、脊柱管の内容は脱出していません。時に脊髄の発育異常をともなうことがありますが、多くはなんら症状がなく、X線検査のさいに偶然発見されることが多いです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎披裂/二分脊椎)


症状と分類
 軽度のものは何の症状もなく、何かの診察のさいに偶然見つかることが多いのですが、生まれたときに腰のやや下にやわらかい腫瘤を触れたり、体の表面に嚢腫ができていて発見されることもあります。重症のものは、ふつう足の麻痺を伴います。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎披裂/二分脊椎)


原因
 ふつうは体制10週間前後で脊椎の左右に骨核が出現し、それが生まれるまでに中央でつながって椎弓を形成します、ところがこの病気では、椎弓が左右に分かれたままの状態で出生し、その原因は不明です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎披裂/二分脊椎)


どんな病気か
 脊柱管の後方を覆っているべき椎弓が、胎内にいるあいだに完全に癒合せず、開いたまま生まれてくる先天性の病気で、発生率は1万人に2〜3人です。重症のものは、脊髄などが大きく脱出しており、生後直ちに手術が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


治療
どうしても強い痛みがとれず、日常生活や仕事に支障をきたす場合は、手術になりますが、手術をしたからといって劇的に痛みが無くなるということも少ないです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


検査と診断
 脊椎分離症は体の斜位からの、脊椎すべり症は側面からのX線検査でわかります。しかし、脊椎分離症や脊椎すべり症があっても症状が起こるとは限らないので、他の要因が存在しないかどうかの検査も必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


症状 つづき
 脊椎すべり症が高度に進行すると、椎管孔がゆがんで、そこを通る神経根が圧迫されるために、足に放散する痛みが現れます。また、脊柱管にも変形が起こって中の脊髄を圧迫し、腰部脊柱管狭窄症の症状がおこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


症状 つづき
 初めは、朝起きたときや動き始めに腰全体に重苦しい感じや鈍痛がありますが、動いているうちに楽になります。しかし、激しい運動や仕事で体を酷使すれば悪化します。特に、足の放散する痛みやシビレなどが出てきたら、椎間板ヘルニアを合併している可能性があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


症状
 分離しているだけなら何の症状もないことが多いですが、分離しているために脊椎間が不安定になり、椎間板や椎間関節に過大な負担がかかるために、しだいに慢性的な腰痛がおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


どんな病気か つづき
 脊椎分離症、すべり症とも、先天的に起こるものと後天的におこるものとがあります。後天的なものは、成長期におけるスポーツなどによる疲労骨折が原因ではないかと考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


どんな病気か つづき
 脊椎すべり症には、脊椎分離症をともなう脊椎分離すべり症と、脊椎分離症をともなわない仮性すべり症とがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


どんな病気か つづき
 また、上下の脊椎がずれている状態を、脊椎すべり症といいます。ずれ方は、下の脊椎に対して上の脊椎が前方のほうにずれているのがふつうです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脊椎分離症/脊椎すべり症)


どんな病気か
 椎間関節を構成している上関節突起と下関節突起の間の骨がかけてしまって、脊椎の前方部分と後方部分が分かれている状態を脊椎分離症といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


治療 つづき
 手術で脊柱管を十分に広げ、神経根の圧迫を取り除けば、仰向けに寝ることもできないような重症だった人でも、手術直後から足のシビレや痛みが無くなり、背すじを真っすぐに伸ばして眠ることができるようになります。人によってはあまり症状に改善の見られない人もいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


治療 つづき
 保存的治療以外で、症状が強く出ている場合、日常生活に大きな支障がある場合には、手術があります。手術は脊柱管を十分に広げるために、背骨の背中側にある椎弓というところの骨を広範囲に切除する手術がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


治療
 骨盤に巻くゴムバンドや、コルセットなどを使って楽な場合は保存的治療となりますが、整体や、カイロなどでも比較的な折にくい病気の一つです。
 さまざまな要因が考えられますので、背骨のゆがみや、骨盤の歪み、筋肉の緊張などを詳しくわかる治療院がよいでしょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


検査と診断 つづき
 脊柱管の狭窄の程度や範囲、脊髄腫瘍や脊髄動静脈奇形などとの鑑別など、MRIや脊髄造影などでわかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


検査と診断 つづき
 また、椎間板ヘルニアでもよく似た腰痛がおこりますが、ヘルニアの場合は前かがみになると症状が強くなるのに対し、この病気ではかえって症状が和らぐので鑑別できます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


検査と診断
 痛みなどのために歩けなくなり、休むとまた歩けるようになる間歇性破行は、血栓性静脈炎、動脈硬化、などの足の血管の病気でも起こってきますが、この場合は末梢での動脈の拍動がふれなくなるのに対して、腰部脊柱管狭窄症では、動脈の拍動を触れることができますし、背骨をそらせると足のシビレや腰痛がおこるので鑑別できます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


原因 つづき
 腰椎の変性で椎体に骨棘ができたり、椎間関節や黄靭帯が肥厚したりすると脊柱管が狭くなり、なかの馬尾神経根が締め付けられます。背すじを伸ばして立ったり歩いたりすることで馬尾神経根はさらに締め付けられますので、神経そのものの循環障害が起こり、足のシビレや脱力感がおこるわけです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


原因 つづき
 腰椎の変性で椎体に骨棘ができたり、椎間関節や黄靭帯が肥厚したりすると脊柱管が狭くなり、なかの馬尾神経根が締め付けられます。背すじを伸ばして立ったり歩いたりすることで馬尾神経根はさらに締め付けられますので、神経そのものの循環障害が起こり、足のシビレや脱力感がおこるわけです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


原因 つづき
 腰椎の脊柱管には、脊髄馬尾神経が入っていて、ここから足に行く神経が分岐しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


原因
 脊柱管は脊椎の後部背中側を上下に貫いている管で、このなかを脊髄が通っていて、脊髄のうしろを黄靭帯が縦にはしっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


症状 つづき
また、会陰部にもしびれがおこり、排尿や排便の障害、時には尿や便の失禁を起こすこともあります。(膀胱直腸障害)


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


症状 つづき
 ひどくなると、仰向けやうつ伏せに寝ただけで足にシビレがおこり、横向けに背中を丸めて寝ないと眠れなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


症状 つづき
 しかし、しゃがんだり、イスに腰掛けるなどして腰を丸くして休憩すると症状が消え、歩けるようになります、このような症状を間歇性破行といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


症状
 腰痛のほかに背筋を伸ばして立っていたり、歩いていると、腰が重くなる、足がしだいにしびれてくる、足に力が入らなくなってもつれるようになる、足全体が痛む、といった症状が起こってきて歩けなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部脊柱管狭窄症)


どんな病気か
 X線検査で変形性脊椎症と診断されたもののうち、馬尾神経間歇性は行という特徴的な症状を示すものを腰部脊柱管狭窄症といいます。
 中年の男性に多く発症します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部変形性脊椎症)


◎腰椎に老化による変形が起こる
治療 つづき
 保存的療法では、股関節まりの筋肉を柔らかくするようにマッサージや、お腹の筋肉の硬さ、腰の筋肉の硬さをとるような治療をします。
ストレス、ネガティブなものからの影響も受けやすいので、そういったものもリセットするような治療がさらに効果的です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部変形性脊椎症)


◎腰椎に老化による変形が起こる
治療
 骨盤が開いている場合が多いので、骨盤に巻く骨盤バンドをつけて楽な場合は、日常から骨盤に使用します。骨盤が閉じて痛みを出している場合は、骨盤バンドを使用してもあまり効果がありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部変形性脊椎症)


◎腰椎に老化による変形が起こる
症状 つづき
 また、布団から起き上がったり、立ち上がるときに痛み、むしろ体を動かしているときのほうが楽な場合が多いのが特徴です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部変形性脊椎症)


◎腰椎に老化による変形が起こる
症状 つづき
 腰痛は、40歳代から50歳代にかけて多くおこりやすいですが、急激におこることはなく、徐々に強くなってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部変形性脊椎症)


◎腰椎に老化による変形が起こる
症状 つづき
 痛む範囲は、ここと指先で示せる限局したものではなく、このあたりと手のひら全体で示さなければならないもので、腰から臀部にかけておこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部変形性脊椎症)


◎腰椎に老化による変形が起こる
症状
 おもな症状は腰痛ですが、腰全体がだるく感じたり重く感じたりする程度から、鈍く痛むものまでさまざまで、ときに足にしびれ感や冷感が現れることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部変形性脊椎症)


◎腰椎に老化による変形が起こる
どんな病気か つづき
 このような脊椎の変形が起こると、椎間板の変性、椎間間接の動揺、骨きょくによる神経根の圧迫、脊椎周囲の靭帯や筋肉のこわばりなどさまざまな要因が複雑に絡み合って腰痛がおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰部変形性脊椎症)


◎腰椎に老化による変形が起こる
どんな病気か
腰椎に変形性脊椎症が起こり、その結果腰痛等の症状が現れるものをいいます。
 脊椎の老化は、椎体と椎体の間にあってクッションの働きをしている椎間板の水分が減少してくることから始まり、進行の一途をたどります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性脊椎症とは)


◎脊椎に老化による変形が起こる つづき
 変形性脊椎症が起こりやすい部位は、最も負担のかかりやすい腰椎で、これを腰部変形性脊椎症といいます。ついで頭部を支えている頚椎でおこりやすく、これを頸部変形性脊椎症といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性脊椎症とは)


◎脊椎に老化による変形が起こる つづき
 このうち、痛みなどの苦痛となる症状がある場合だけ、変形性脊椎症言う診断名が用いられ、治療の対象となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性脊椎症とは)


◎脊椎に老化による変形が起こる
 脊柱の脊椎と脊椎の間にあってクッションの働きをしている椎間板が薄くなっていたり、脊椎のふちに骨きょくと呼ばれるとげ状の突起が生じているなど、変形性関節症に見られるのと同じ様な老化による変化をしているものを、変形性脊椎症といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎急性期はまず安静
治療 つづき
 筋肉、特に腹筋を強化するための腰痛体操がありますが、腹筋を強化しても骨のバランスや違う筋肉の硬さが取れるわけではないので、あまり腹筋はおすすめできません。簡単なストレッチや、腰回し運動(ゴムバンドを使った)などが効果的です。痛みをともなうときは決して無理をしないで専門家に相談しましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎急性期はまず安静
治療 つづき
 しかし、炎症は一時的に消えても、ヘルニアが引っ込んでしまうわけではないので、痛みが軽くなって慢性化したら、整体、骨盤治療、カイロ、などが効果的です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎急性期はまず安静
治療
椎間板ヘルニアの痛みは、脱出した髄核によって神経根が圧迫されることと、神経根やその周囲に炎症が生じることが原因ですから、痛みの激しい急性期には、安静にしていれば、数日〜一週間くらいで楽になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
検査
●頸椎の椎間板ヘルニア
 症状の問診から始まり、ベッドの上に仰向けになり足を真っすぐに伸ばしたまま上に上げると、腰からつま先まで強い放散痛が走るラセーグ徴候や、SLRテストなどで調べます。そのほか知覚障害の範囲、筋力低下の部位、腱反射の状態などを詳細に調べることで、どの部位に椎間板ヘルニアが起こっているかまで知ることができます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●頸椎の椎間板ヘルニア つづき
 そのため、歩行障害が起こりやすく、特に階段を上り下りするときによろけたりすることがあるので、注意が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●頸椎の椎間板ヘルニア つづき
髄核が後方中央に大きく脱出したときは、神経根よりも脊髄を直接圧迫するために、シビレ感が足の先から上のほうに上がり、胸の辺りから上肢までしびれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●頸椎の椎間板ヘルニア
 頚椎に椎間板ヘルニアが起こったときは、主に左右いずれかの上肢に放散する痛みとシビレ、脱力感が起こり、頸部が痛むために、首が動かせなくなったりします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●腰椎の椎間板ヘルニア つづき
 さらに、痛みのほかにシビレや脱力感、知覚障害がみられ、物につまずきやすくなったりします。腱反射(膝蓋腱を軽くたたくと、反射的にあしがにぶくなったり、筋肉の萎縮や筋力低下が現れることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●腰椎の椎間板ヘルニア つづき
 顔を洗うときに前かがみになったり、中腰など、腰を丸めた姿勢でも痛みが増し、背中を真っすぐに伸ばしたり、寝た姿勢で安静にしていると、痛みは軽くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●腰椎の椎間板ヘルニア つづき
 ヘルニアによる坐骨神経痛の特徴は、せきやくしゃみ、あるいは排便時に力んだりするだけでも痛みが強くなることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●腰椎の椎間板ヘルニア つづき
 急性であれ慢性であれ、腰椎におこった椎間板ヘルニアでは、多くは腰痛のほかに、左右どちらか片側のお尻から大腿部の後ろ側、ふくらはぎの外側、さらにつま先まで激しい痛みが走る坐骨神経痛の症状をともないます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●腰椎の椎間板ヘルニア つづき
 また、いつとはなしににぶい腰痛や四肢のしびれ感で始まり、しばらくするとその症状は消えるのですが、またいつと話二歳月するといったことを繰り返す慢性の型で始まることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
●腰椎の椎間板ヘルニア
 重いものを持ったり、腰をひねったりしたときに突然激しい腰痛がおこる、いわゆるぎっくり腰のかたちで発症することがあります。このときは激しい痛みで動けなくなりますが、たいてい2〜3週間で軽快し、その後慢性化します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰部と頸部では症状が違う
症状
 ヘルニアのおこった部位によって症状は違います。また、脱出の大きさと症状の強さは必ずしも比例せず、ヘルニアの程度は軽くても症状が強いこともあれば、その逆もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰椎の下部におこりやすい
どんな病気か つづき
●おこりやすい部位
 腰椎におこることが多く、頚椎におこることもありますが、腰椎に比べると頻度ははるかに低いものです。頚椎におこった椎間板ヘルニアは、手の痛みやシビレの原因になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰椎の下部におこりやすい
どんな病気か つづき
●病気になりやすい人
 急激に腰をひねったり、中腰で重いものを持ち上げたりしたときや同じ姿勢が長く続いたために自分の筋肉が硬く張って自家筋力で、椎間板に強い力が加わっておこることが多いです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰椎の下部におこりやすい
どんな病気か つづき
●病気になりやすい人
 椎間板ヘルニアは、髄核にまだ弾力があって線維輪に亀裂が生じている20〜30歳代の男性に多い病気で、腰椎の下部にもっともおこりやすく、この年代の男性に見られる腰痛の多くの原因になっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰椎の下部におこりやすい
どんな病気か つづき
 線維輪の亀裂は、抵抗の弱い後側方や後方に生じることが多いので、ヘルニアも背中側におこりやすいのですが、その部位には脊髄や脊髄から分岐する神経根があるために、それらが脱出した髄核によって圧迫され痛みなどの症状がおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰椎の下部におこりやすい
どんな病気か つづき
 20歳代になると、椎間板に変性が始まり、線維輪の弾力性がなくなり、ところどころに亀裂が生じ始めます。一方、髄核はまだ水分を十分含んでいて、弾力性も保たれているので、椎間板に強い力が加わると、線維輪の亀裂から髄核が押し出されてきます。この状態が椎間板ヘルニアです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(椎間板ヘルニア)


◎腰椎の下部におこりやすい
どんな病気か
 椎間板は、椎体と椎体の間にあって脊柱に加わる衝撃を緩和するクッションの役目をしています。
 椎間板は、中央にゼラチン様の柔らかい髄核があり、その周囲を線維輪という比較的かたい軟骨が幾重にも囲んでいて、脊柱に上下から加わる力を全体に分散させて衝撃をやわらげます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


治療 つづき
●日常生活の注意
 イスに腰掛けて長時間同じ姿勢を続けると、背筋などの筋肉が疲労してきます。適当な時間に背すじを伸ばす運動や軽く歩くことが大切です。車のシートや電車の座席、ソファーなどに座るときも腰がしっかりあたるように座ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


治療 つづき
●日常生活の注意
 体の沈む柔らかいマットで寝たり、かかとの高い靴や底のかたい履物や、柔らかいソファーは腰椎に余分な負担がかかり、腰痛がおこりやすくなるので長時間の使用を避けるようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


治療 つづき
●手術的療法
 保存的療法で治りにくいものや、足が動かしづらくなるなどの神経脱落症状が進行するような場合は、原因を取り除く外科的手術が必要なときもあります。
椎間板の切除や、骨を削ったりの外科的手術となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


治療 つづき
●保存的療法(慢性期の場合)
 急性期の激しい痛みは軽くなったが、まだ痛みが続いているときには、骨格の矯正や、張って硬くなっている筋肉をよく緩ませるようにします。
骨盤に巻く骨盤バンドなども効果的です。骨盤のバランスや、脊椎の捻れなどをともなっている場合は痛みが和らいでも、再発しやすくなりますので、骨格を正確に矯正できる治療院を選びましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


治療 つづき
●保存的療法(急性期の場合)
湿布
 腰痛が始まって2〜3日は、冷やしたほうがいいのですが、温めたほうが腰痛が軽くなる方もいますので、痛みが和らぐほうを選ぶようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


治療 つづき
●保存的療法(急性期の場合)
安静
 痛みの強い急性期には、寝て休むなど安静を守ることがもっとも大切です。寝ている姿勢は、自分で一番楽な姿勢を探して横になっているのがよいでしょう。布団は、体が沈まないかたいものがよいでしょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


◎多くは手術しないでも治る
治療 
 多くの腰痛症は、安静にしたり保存的療法を行うのが原則で、手術を必要とする場合はごく一部です。腰痛を繰り返してると、しだいに痛みや不快感が強くなるのではないかと不安になりがちですが、体操や日常生活の生活動作やイスに座るときの座り方などの適切な改善で軽快し、再発を予防できることが多いです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


検査と診断
 腰痛が、どのようなことが引き金で、いつごろからおこったか、痛みや不快感などをともなうか、軽快したり再発したりを繰り返すか、また、どんな動作をしたときに腰痛が強くなるかなどの問診と、姿勢や脊椎の動きのチェック、背すじや痛むところを手で触れたり圧迫したりして、何処に痛みが走るかなどの検査をします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


症状 つづき
 これらの症状は、雨の日などの湿気の多いときに強くなり、晴れると軽くなったり、長時間イスに座って仕事をしたり運動をすると激しくなり、安静にしていると軽くなるなど、天候や日常の生活動作によって変化するものもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


症状 つづき
 多くは痛む部位、痛む範囲がはっきりせず、日によってはお尻や足にまで鈍痛や不快感、しびれ感を伴うこともあります。例えば、腰部椎間板ヘルニアが原因でおこった腰痛は、足の後ろから足の先まで痛みが走る坐骨神経痛をともなうのが特徴です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


症状 つづき
 急に激しい痛みが腰におこり、立つことも歩くこともできず、中には体を動かすことも不自由になることがあります。俗にいうぎっくり腰です。また、鈍い痛みや不快感、腰を伸ばすと痛むなどの症状が慢性的に続くこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


症状
 重いものを持ち上げたり、腰を急にひねったりしておこる腰痛もありますが、大部分は日常の動作や姿勢をしておこったり、思い当たることもないのにおこります。そして、腰痛の原因は色々であるため、痛みの度合いや現れ方もさまざまです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


原因 つづき
●筋・筋膜性疼痛
 脊椎は、周囲を取り囲んでいる筋肉によってしっかりと支えられています。この筋肉に障害が加わっておこる腰痛をいいます。長時間しゃがみ続けるなどして腰の筋肉が疲労したり、中腰で重いものを持ち上げたり、急に腰をひねったりしたときにおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


原因 つづき
●椎間関節性疼痛 
 椎間関節に障害があっておこる腰痛をいいます。脊椎分離症や脊椎すべり症が原因ですが、体の深い部分に痛みを感じることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


原因 つづき
●椎間板性疼痛
 脊椎と脊椎の間にはさまっていて、クッションの働きをしている椎間板に障害が存在するために起こる腰痛をいいます。椎間板に変性や損傷が加わって、上下の脊椎が直接ぶつかったり、上下の脊椎をつないでいる椎間関節がずれたりして腰痛がおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


原因 つづき
●神経根性疼痛
 腰部の、脊椎と脊椎の間にある孔から出ている神経が圧迫されるためにおこる腰痛をいいます。椎間板ヘルニアや脊髄腫瘍が原因でおこることもありますが、痛みやシビレが足のほうに出る症状がみられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


原因 つづき
●骨性疼痛
 腰部にある脊椎や骨盤などの骨に障害があっておこる腰痛をいいます。ガンなどの骨の腫瘍、脊椎炎や骨髄炎などの炎症、脊椎の圧迫骨折や骨盤骨折などの外傷、骨粗しょう症など骨をもろくする代謝性の病気などが原因になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


原因 
 腰痛だけで、他に病気らしい症状をともなわない場合は、たいていは骨、関節、筋肉に原因が存在します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


どんな病気か つづき
●心配あるなしの見分け方
 腰痛は、骨・関節の病気だけで起こるとは限りません。腎盂炎や尿路結石などの泌尿器の病気、胆石などの胆管・胆のうの病気、女性では子宮筋腫その他の女性性器の病気でも起こってきます。また、骨盤内に存在する臓器のガンなどの悪性腫瘍の症状のこともあります。腰痛のほかに、発熱、全身の倦怠感、吐き気、嘔吐、血尿その他の病気らしい症状をともなっているときは、骨・関節以外の病気の可能性が高いものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


どんな病気か つづき
●心配あるなしの見分け方
 安静を守っても痛みが治まらず、だんだんひどくなってきたり、痛みやシビレが足のほうまででてきたときは、早めに治療を受けましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


どんな病気か つづき
●心配あるなしの見分け方
 腰痛の多くは、数日、腰に負担をかけないようにして安静にしていれば治ります。このような腰痛は、たいていは心配ありませんが、骨が歪んだまま落ち着いてしまうこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


どんな病気か つづき
●病気になりやすい人
 腰痛に悩む人は多く、焼く80%の人は、生涯に一度は腰痛を経験するといわれています。特に、20歳をこえると腰痛に悩む人が多くなり、30〜40歳代になると一段と多くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(腰痛)


どんな病気か
 背骨は、28〜30個の脊椎ブロックを重ねた柱のような形で、体の前後左右への曲げ伸ばしやひねりといった運動ができる便利な構造をしています。特に腰椎の部分は、体重を支えたり、体を曲げたり動かしたりするときに果たす役割が大きいために、過度な負担がかかったりして、障害が起こりやすいです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


症状 つづき
 そのうちに下肢の脱力感がおこってきて、立ち上がったり、階段の上り下りができなくなってきます。
 骨はもろくなるのですが、骨粗しょう症とは違い骨折はあまりおこりません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


症状
 発病初期は、特別これといった症状はありません。
 骨軟化症が進行してくると、あちらこちらの骨や関節に痛みがおこってきます。このため、関節リュウマチと思い込んでいる人もいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


症状 つづき
 痛みは、腰背部におこることが多く、そのほかにも股関節、膝関節、足関節などの体重のかかる関節も痛みます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


原因 つづき
 また、先天的に腎臓でのリンの再吸収能力が低く、尿と一緒に排泄されすぎてしまうために、血液中にあるリンの量が少なくなっておこる骨軟化症もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


原因 つづき
 以前はこのようにしておこる骨軟化症が多いといわれていたのですが、現在ではこのようなケースは少なく、肝障害、腎障害などのためにビタミンDが十分に働かなかったり、胃切除後の慢性下痢のために、ビタミンDの腸からの吸収が悪かったりするビタミンD不足による骨軟化症が多くなってきています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


原因 つづき
 ビタミンDは、バター、卵黄、魚肉、レバーなどの中に含まれていますが、これらの食品から摂取するビタミンDの量が足りないと体内のビタミンD不足がおこってきます。また、体内でビタミンDの働きが活性化されるためには、日光にあたることが必要ですので、長期間日光にあたらない生活を続けていると、結果的にビタミンD不足におちいります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


原因 つづき
 したがって、体内のビタミンDの摂取量が不足すると、骨の代謝が円滑におこなわれず、骨軟化症がおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


原因
 類骨に沈着するカルシウムは、血液中のリンと合体し、リン酸カルシウムのかたちで沈着します。この骨の代謝を促進しているのはビタミンDです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


どんな病気か つづき
 骨が柔らかく、もろくなって変形しやすくなる点は骨粗しょう症と似ていますが、骨粗しょう症は、骨の質量全体が減少してくるのに対し、骨軟化症は、骨の質量は変わらず、骨の類骨の部分が増え、骨性部分が減少してくるという質的な変化がおこってくる点が違います。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


どんな病気か つづき
 カルシウムが類骨に十分に沈着しないと、やわらかい類骨の部分が多い骨となり、骨が柔らかくなって変形しやすくなります。この状態が成長期の子供におこった場合をくる病といい、大人におこった場合を骨軟化症といいます。つまり、くる病も骨軟化症も全く同じ病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


どんな病気か つづき
 カルシウムが類骨に十分に沈着しないと、やわらかい類骨の部分が多い骨となり、骨が柔らかくなって変形しやすくなります。この状態が成長期の子供におこった場合をくる病といい、大人におこった場合を骨軟化症といいます。つまり、くる病も骨軟化症も全く同じ病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨軟化症)


どんな病気か
 骨の中では、まず類骨と呼ばれる未完成の骨様組織ができ、この類骨にカルシウムが沈着してかたい骨が完成するという新陳代謝がおこなわれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


●日常生活上の注意
 平均寿命が長くなった現在、骨粗しょう症になる老人が増えています。
 骨が弱くなってくると尻餅をついたり、前かがみになって重いものを持ったときなどに、背骨の骨折がおこることがあります。また、ちょっと転んだだけで肋骨や股関節、手首の骨などが折れることもありますので注意が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎背中と腰に痛みが
原因 つづき
 性ホルモンの欠乏、ビタミンDやカルシウムの摂取不足などが、骨の老化を促進するのではないかと考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎背中と腰に痛みが
原因
 骨質の形成よりも減少のほうが大きいために、骨の容積は同じでも中がスカスカになって骨がもろくなるのですが、骨多孔がおこる原因ははっきりしません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎背中と腰に痛みが
症状 つづき
 骨粗しょう症が四肢におこった場合は、老人などは、転んだときなどに、大腿骨頸部骨折といって、股の部分の骨折を起こしやすく、歩けなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎背中と腰に痛みが
症状 つづき
 また、ある動作をしたときに、突然背中に激しい痛みがはしることがあります。これは、背骨がつぶれて折れたためですから、すぐに治療を受けなければなりません。背骨の骨折が度重なると、身長が低くなったり、脊柱の後湾が生じたりします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎背中と腰に痛みが
症状 つづき
 この腰背痛は、初めは立ち上がったときや歩き出したときなどの動き始めにおこるものですが、しだいに持続的に痛むようになります。神経が存在する部位に沿って肋間神経痛や坐骨神経痛のような痛み方をすることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎背中と腰に痛みが
症状
 全身的に骨がもろくなりますが、特に背骨によくおこり、その場合は腰と背中にだるい感じ、疲労感があり、そのうち腰と背中が痛んできます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


●病気になりやすい人
 50歳以上の女性に圧倒的に多い病気です。特に月経停止後におこりやすいです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎五十歳以上の女性に多い
どんな病気か つづき
 骨の老化は誰にでも起こるものですが、特に年齢に比較して早く、そして強く起こった場合に、骨粗しょう症という病名が用いられ、治療の対象となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎五十歳以上の女性に多い
どんな病気か つづき
 この骨多孔の状態は、ホルモンの病気などの色々な病気の症状としてもおこりますが、ふつう骨粗しょう症とよんでいるのは、病気の症状としておこったものではなく、骨の老化現象としておこったものをいいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(骨粗しょう症)


◎五十歳以上の女性に多い
どんな病気か
 難しい病名ですが、オステオは骨、ポローシスは多孔という意味の英語で、骨多孔症ともいいます。骨に目の粗い軽石なたはスポンジのように小さな孔がたくさん開いて、もろく、折れやすい状態になったものをいいます。つまり、骨の質量そのものが異常に少なくなった状態です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ヘバーデン結節)


どんな病気か つづき
 この病気の原因は全くわかっていませんし、進行を止める方法もなく、放置しておくほかありません。
 結節が完成すれば痛みはなくなりますし、関節が動かせなくなって不自由するということもありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ヘバーデン結節)


どんな病気か つづき
 関節リュウマチとは全く違う病気ですが、まちがえられて薬剤の投与を受けている人もいるようです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ヘバーデン結節)


どんな病気か つづき
 初め関節が痛んで熱を持ち、しだいに結節ができてきます。一本の指の結節が完成されると、次の指にも起こり、全部の指に広がっていくのがふつうです。幸いに、結節ができるのは一番端の関節だけで、手首に近い関節にはできません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ヘバーデン結節)


どんな病気か
 手の指の一番端の関節の背側に、コブのようなものができ、関節が曲がっていく病気で、中年以降の女性に多くみられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


治療
手術 つづき
 ほとんど歩けないくらいほど膝が痛んでしまった場合は、人工関節に替える手術があります。人工関節には色々なタイプがあり、それぞれに特徴があって、一概にどのタイプがよいとはいえませんが、日進月歩で新しい関節が開発されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


治療
手術 つづき
 これで狂っていた大腿骨と下腿骨の軸が正しくなり、内側にかかっていた体重の負担が減ります。したがって、関節の修復力が働きやすくなって、痛みが消えるのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


治療
手術
 がに股がひどくなってきたら、下腿骨の上の方で骨を切ってつなぎなおす脛骨高位骨切り術という手術がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


治療 つづき
 副腎皮質ホルモンの注射を受けている間は、正座、階段の昇降、和式トイレの使用など、膝に負担のかかる動作はできるだけ避けるようにしましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


治療 つづき
 この症状を抑えるために、また副腎皮質ホルモンの注射が必要になりますが、これを何回も繰り返していると、かえって膝を痛めることになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


治療
 初期の段階であれば、膝に副腎皮質ホルモンを注射すると痛みが取れて関節が動かしやすくなります。この時期が大切で、痛まないからといって、膝をどんどん使っていると、薬の効果が切れたときに症状がよけいにひどくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


症状 つづき
 そのうちに膝に水がたまってきて、腫れてきます。そして、正座、階段の昇降ができなくなります。
 だんだんがに股になってきて、膝が曲がったまま伸びなくなったり、歩くときに膝が横のほうにずれたりするようにもなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


症状
 少し長く正座をしたり、長距離を歩いたり、頻繁に階段を上り下りしたりすると、膝が腫れぼったくなって痛みます。膝の曲げ伸ばしをすると痛みが強くなり、ときには、ぎしぎしという摩擦音が聞こえることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


◎膝が腫れぼったくなって痛む
どんな病気か つづき
 また、肥満している人は、膝関節にかかる負担がさらに重くなるので、変形性膝関節症が早くおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症)


◎膝が腫れぼったくなって痛む
どんな病気か
 膝関節に起こる変形性関節症で、最も頻度が高く、女性に多く見られます。
 日本人の女性は膝関節のところで捻れが強くなっている人が多いものです。特に、膝の内側に体重がかかる捻れ方をしているため、長年のうちにしだいに大腿骨と下腿骨の軸が狂ってきて、ますます体重が膝の内側にかかるようになり、内反膝になってきます。にほんじんの女性には、こうして起こる変形性膝関節症が多いのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性股関節症)


治療 つづき
 さらに進行してしまった場合は、人工関節に取り換える手術がおこなわれます。ただし、人工物ですから何十年も使用に耐えるものではなく、使用期間は10年から15年程度となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性股関節症)


治療 つづき
 変形がかなり進行した場合は、長距離を歩かない、長時間たっていない、重いものを持たないなどの日常生活の注意を守ることが大切です。股関節に負担をかけないために、杖を用いることも大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性股関節症)


治療
 手術をすすめられた時期であれば、骨を切りまげて関節を安定させる臼蓋形成術という方法によって、悪くなりにくい関節に作り上げることができます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性股関節症)


症状
 子供の頃も青年期もふつうの人と同じ様にスポーツでもなんでもでき、ちょっと股関節が痛むこともありますが、すぐ治ります。しかし、30歳代後半になったころに、ちょっと股関節の具合がおかしいことに気がつきます。それでも痛みはたいした事はなく、少し休むとすぐにおさまります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性股関節症)


どんな病気か
 股関節に起こる変形性関節症です。
 先天性股関節脱臼の治療を受けた人に起こることもありますが、股関節に生まれつきちょっとした欠点のある人に起こることが多いようです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●手術療法
 関節が老化し、壊れつくして、身の回りことも自分でできなくなっても、関節の手術をすれば、何とか日常生活を送れる位に機能を回復させることが可能になりました。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●保存的療法
 膝関節にかかる筋肉を動かすことによって膝関節のバランスをとり痛みを出しにくくします。大腿四頭筋や、後ろのハムストリング筋、などの筋肉を効果的に動かし、鍛えることによって膝のバランスが安定すると痛みも出にくくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●日常生活の注意 つづき
 また、膝関節や股関節の場合、転んで関節を打ったり、ねじったりすると、急に症状が悪化し、歩けなくなることもあるので、転ばないように注意しましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●日常生活の注意 つづき
 冷房の聞いた部屋や寒いそとで長時間いなければならないときは、関節にサポーターを当てるか、ひざ掛けをかけるなどして関節を冷やさないようにしましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●日常生活の注意 つづき
 体を鍛えると称して、ジョギングやダンスなどに夢中になり、関節に無理な負担をかけると痛みがひどくなります。ある程度のケアをしながら運動をおこなうようにしましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●日常生活の注意
 1・関節に無理な負担をかけない 2・関節を冷やさない 3・転ばない、の三つのことに注意することが大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎変形性関節症の治療の基本
 元来が、老化により関節が変形した病気?なので、根本的な治療法はありません。少しでも痛みや炎症をやわらげて、日常生活を楽に送れるようにするのが治療の基本です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●関節の外見が変形してくる つづき
 たとえば、膝関節の場合、いつの間にか膝が曲がってがに股となることが多く、膝の内側が痛んで歩けなくなることさえあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●関節の外見が変形してくる
 適度な治療を受けず、無理を重ねているうちに、関節の軸が狂ってきて、見た目にもわかるほどの関節の変形が起こってきます。さらに症状がひどくなると、関節が動かせなくなって、身の回りのことも自分でできなくなってしまいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●関節に水がたまる つづき
 水がたまると関節は腫れ、つっぱって思うように曲げることができず、とても不快です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●関節に水がたまる
 関節液が増えて、いわゆる水がたまるといった症状が現れてくることもあります。たいていは、ちょっと転んだり、くじいたりといった、関節に何らかの刺激が加わった後で、急に水がたまりだすことが多いようです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●痛みの特徴 つづき
 関節の痛みは、よくなったり、悪くなったりを繰り返していきますが、特に、冷房の効いているところで長時間関節を冷やしたり、寒い季節に長時間歩いたりといったことがきっかけで痛みが強くなることが多いようです。湿気が多いと痛みも強くなりやすいです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●痛みの特徴 つづき
 このような関節の痛みはいつの間にかおこらなくなるのですが、少し無理をするとまたおこってきます。これは関節が老化してきた証拠ですから、関節に無理な負担をかけないようにしないといけません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


●痛みの特徴 つづき
 例えば、膝関節の場合、座っていたり、腰掛けていたりなどの一定の姿勢から、立ったり、歩き始めたりなどといったような動作の開始時が痛く、しばらく歩いているうちに痛まなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎変形性関節症の症状
 変形性関節症の症状は、関節の痛みがおもです。
●痛みの特徴 
 発症初期の症状は、関節を動かし始めたときに痛みますが、少し動かしているうちに痛まなくなるといった、ちょうど関節の油切れのような関節の動き始めの痛みが特徴です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎変形性関節症の原因 つづき
 特に、若いころに関節を酷使して、関節の中を傷つけたといった人や、生まれつき関節がちょっと具合が悪いといった人に、老化が加わっておこることが多いです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎変形性関節症の原因
 変形性関節症は、体重がかかる膝関節と股関節におこりやすいのですが、肘を酷使する人の肘関節に起こることもあります。
 特に体が丈夫で、若いころにスポーツをやったり、肉体労働に従事したりなど、自分の体に自身があって、関節を酷使してきた人に起こりやすいようです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 骨が増殖してきても、外見からはわからないのですが、レントゲンで見ると、ちょうど使い古したかなづちのへりがからになっているのと似たような骨の増殖による変形が写ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 クッションの役割を果たしている軟骨がすり減ってくると、受ける衝撃をやわらげるために面積を広げて、かかる負担を軽くしようとする働きがおこってきます。この結果、骨が増殖してくるのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 軟骨の一部が擦り切れると、上下の骨が直接ぶつかるようになり、関節を動かしたときに痛むようになります。
 骨と骨とが擦れ合うのですから、骨はすり減るのですが、逆に増殖も生じてきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 さらに老化が進むと、軟骨全体が水気のないばさばさした感じとなり、弾力性がいっそうなくなるだけではなく、こすられてしだいに磨耗していきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 まず、軟骨へ十分な栄養がいきわたらなくなるために、弾力性がなくなってきます。表面が滑らかで、透明な色だったものが、表面がかさかさして、不透明な色になってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 このようによくできた構造をしている関節にも老化には勝てず、年をとるにしたがって老化による変化が起こってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 また、関節の中は、関節液で満たされていて、上下の骨がこすれあうさいに生じる摩擦を少なくしています。関節液は機械にたとえていえば、潤滑油のような役目をしているのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 また、関節の中は、関節液で満たされていて、上下の骨がこすれあうさいに生じる摩擦を少なくしています。関節液は機械にたとえていえば、潤滑油のような役目をしているのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 さらに、関節の上下の骨の先端は、弾力性に富んだ軟骨におおわれていて、骨と骨がぶつかるさいの衝撃をやわらげています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気 つづき
 このようにさまざまな酷使にも耐えられるように、関節は大変緻密な構造をしています。
 まず、関節の上下の骨が前後左右にずれてしまわないように、靭帯という組織が関節を囲んでしっかりと支えています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(変形性膝関節症とは)


◎関節の中が変形する病気
 私たちは、一日に10万回も関節を動かしているといわれています。ただ動かしているだけではなく、股関節や膝関節を例に取れば、立ったときに、上半身をしっかりと支えなければならず、跳んだり、走ったりしたときに関節にかかる衝撃を受け止めなければなりません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(特発性骨壊死)


治療 つづき
 骨頭の破壊がひどければ、人工骨頭などを用いる以外によい方法がありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(特発性骨壊死)


治療
 どうしても、手術が必要になります。
 体重がかかる大腿骨の面を変えて、現在の程度以上につぶれないようにしたり、破壊された部分に支持骨柱を移植して骨頭が臼蓋にぴったりはまるようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(特発性骨壊死)


どんな病気か つづき
 大腿骨頭に壊死がおこると、死んだ骨の周りには線維組織ができ、球形だった骨頭はしだいにつぶれて関節の面が合わなくなります。
 その結果、股関節はゆるんで体重を支えることができず、痛みが増してきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(特発性骨壊死)


どんな病気か つづき
 また、アルコールの愛飲かにも多く、副腎皮質ホルモンやアルコールとの因果関係が推定されていますが、はっきりしていません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(特発性骨壊死)


どんな病気か つづき
 この病気は、他の病気の治療のために副腎皮質ホルモンを大量に用いた人によくみられるもので、例えば膠原病である全身性エリテマトーデスとか腎臓移植で大量に副腎皮質ホルモンを使用した人が、治療して社会復帰するころになって、特発性骨壊死が現れます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(特発性骨壊死)


どんな病気か
 成長期の子供ではペルテス病のように骨端が壊死する病気が知られていますが、成人にも股関節の大腿骨の骨頭が壊死におちいる病気があります。原因が全くわからないことから、特発性骨壊死と呼ばれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(特発性骨壊死)


どんな病気か
 成長期の子供ではペルテス病のように骨端が壊死する病気が知られていますが、成人にも股関節の大腿骨の骨頭が壊死におちいる病気があります。原因が全くわからないことから、特発性骨壊死と呼ばれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(膝内障)


治療 つづき
 早く傷ついた部分をはっきりさせて、修復し、バランスを回復させないと慢性化して治りにくくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(膝内障)


治療 つづき
 傷ついた組織や程度によって治療方法はちがい、治るまでの期間も異なりますが、治るまでにたいていは一ヶ月以上かかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(膝内障)


治療
 周囲の組織が傷ついた程度であれば、サポーターをあて、走るなどの激しい運動は避け、安静にしているだけで治ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(膝内障)


症状
 階段を上り下りするときに痛む、ある角度に曲げると痛むなど、特定の膝の運動をしたときに痛むのが特徴です、膝が不安定になるという症状が伴うこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(膝内障)


どんな病気か つづき
 サッカー、バスケットなどのように、急激に方向を転換する運動をしたときにおこりやすいです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(膝内障)


どんな病気か
 膝の関節は、靭帯、軟骨(半月板)、筋肉などの組織がバランスよく働いて動くようになっています。この膝関節の中が傷ついて、周囲の組織のどれかに異常が起こると、周囲の組織の働きのバランスがくずれ、膝が痛くなります。この状態を膝内障とよんでいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


治療 
 関節をX線撮影や、MRI撮影すると、はがれ落ちた骨片や軟骨片が写ることでわかります。
 はがれ落ちた部分が関節にとって必要でないものであれば、関節の袋を切開して取り除きます。最近では内視鏡下での手術が主流です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


症状 つづき
 関節をひっぱったり、振ったりすると治るのですが、これを繰り返しているうちに、ある角度以上に関節を曲げることも、のばすこともできなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


症状
 ふだんから軽い痛みがある場合もありますが、痛まない場合もあります。
 はがれ落ちた骨や軟骨が、関節の骨と骨の間にはさまると、激しい痛みがおこり、関節を動かせなくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


●外傷その他
 外傷によってはがれた骨片が関節ねずみになることもあります。また、関節は運動器なので、動かしてるうちに自然に骨や軟骨がはがれ落ちて関節ねずみになることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


●骨軟骨腫症
 関節を覆っている滑膜に変化が生じ、軟骨や骨を作り出してしまう(骨化)病気です。この骨化したものがはがれて関節ねずみになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


●離断性骨軟骨炎 つづき
 関節内は関節液で満たされていますから、はがれて落ちても関節液から栄養を受けている軟骨は死にませんが、血液から栄養の提供を受けている骨は壊死におちいります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


●離断性骨軟骨炎 つづき
 知らず知らずのうちに受ける関節内の損傷が原因と考えられていて、テニス、野球、サッカーなど膝や肘を酷使するスポーツ活動をしている成長期の子供に多く起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


●離断性骨軟骨炎
 かんせつの面の一部が、軟骨とその下の骨と一緒に一つのかたまりとなって関節内にはがれ落ちるものをいいます。膝関節に起こることが最も多く、ついで肘関節で、その他の関節はまれです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節ねずみ/関節遊離体)


どんな病気か
 関節面からはがれ落ちた骨・軟骨などの小片が、ちょうどねずみのようにちょろちょろと関節内を動く状態を関節ねずみまたは関節遊離体といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


治療 つづき
 装具などをつけて関節を外部から固め、体重を支持して歩けるようにするぐらいが現在できる治療です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


治療
 治療はとても困難です。
 手術をして、関節の上と下の骨をつなげる関節固定術をおこなっても、神経が通っていないので骨がつながりません、人工関節を入れても、人工関節と骨の結合部が弛んできて長持ちしません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


症状 つづき
 変形は、股関節、膝関節等の体重がかかる関節におこりやすいのですが、他の関節にも起こることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


症状
 中枢神経によってコントロールされなくなるために、関節が奇妙な形に捻れたり、曲がったり、腫れたりして、関節の中がくずれてきます。一方では、骨が奇妙な形に増殖してくるために、関節がひどく変形してきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


どんな病気か つづき
 原因となる脊髄ろうは、梅毒が中枢神経をおかす病気ですが、その脊髄ろうの減少とともに神経病性関節症も減り、現在ではごくまれな病気となりました。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(神経病性関節症)


どんな病気か
 神経の病気、とくに脊髄空洞症や脊髄ろうなどの脊髄の病気があると、中枢神経が関節までかよってこなくなるために、関節の中がひどく破壊されることがあります。これを神経病性関節症といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(結核性関節炎)


治療 つづき
 しかし、発見が遅れると、関節の中がほとんど破壊しつくされて、関節が動かせなくなることもあります。
 再発しやすいので、しじされた定期健診は受けるようにしましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(結核性関節炎)


治療
 スロレプトマイシンなどの抗結核剤を使用し、手術による炎症肉芽組織を取り除いて関節内をきれいにしたり、なるべく関節が動くようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(結核性関節炎)


症状 つづき
 化膿性関節炎に比べると、腫れや痛みなどの症状は軽いのですが、治りにくい結核性の炎症性肉芽が発生し、ゆっくりとですが、関節の中を破壊し続けていくので、徐々に関節の動きが悪くなっていきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(結核性関節炎)


症状 つづき
 股関節や膝関節に起こった場合、はじめはちょっとはこうになるといった軽い症状のこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(結核性関節炎)


症状
 関節の腫れと痛みがおもな症状ですが、化膿性関節炎とは違って、あま

り患部に熱感はありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(結核性関節炎)


どんな病気か つづき
 肺結核菌が多かったころは、頻度が高く、脊椎カリエスとともに治りに

くい面倒な病気でしたが、肺結核の激減とともに大変少なくなりました。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(結核性関節炎)


どんな病気か
 肺結核の原因となっている結核菌が、血流とともに関節に流れてきておこる関節炎です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(化膿性関節炎)


治療 つづき
 化膿菌が検出できたときは、少しでも早く化膿菌を殺し、関節内の破壊を最小限にくいとどめるために、関節を切開して洗浄と抗生物質の使用がおこなわれます。これは、子供の場合も同じになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(化膿性関節炎)


治療
 治療には入院が必要です。検査で化膿菌が検出できなかったときには関節を固定して全身の安静を保ち、点滴で静脈に抗生物質を注入します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(化膿性関節炎)


症状 つづき
化膿菌や化膿にともなって出現する多核白血球、炎症性肉芽といった病変の破壊力は大きく急速で、関節軟骨をはじめとする関節の重要な部分が破壊され、このためにも関節の動きやその他の機能が失われます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(化膿性関節炎)


症状 つづき
 体温が上がることは少なく、患部に熱を持つことのほうが多いようです。
 動かすと痛みが強くなるために、関節を動かすことができません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(化膿性関節炎)


症状
 関節が腫れて激しく痛み、熱感をともなったり、赤くなったりしますが、股関節などの体の深いところにある関節の場合は、腫れなどの炎症症状が外見からはわかりにくいこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(化膿性関節炎)


どんな病気か つづき
 また、化膿性の骨髄炎は、関節に近い部位起こることが多く、この膿が入るために関節が化膿することもあります。時には、病気の治療のために、関節内に薬を注射したり、針をさして関節内にたまった液を抜いたりしたさいに感染することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(化膿性関節炎)


どんな病気か
 ブドウ球菌、連鎖球菌などの化膿菌の感染で、関節の中が化膿する病気です。
 細菌の感染は、関節の中に達する深い大きな傷から直接入ったり、肺血症や猩紅熱などの感染の原因となっている細菌が、血流とともに関節内に流れてきておこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎筋肉のしくみとはたらき
●筋肉が関与するおもな病気
 筋肉そのものの病気ではなく、筋肉などが知覚神経や血管を圧迫したりするために、首、肩、腕などにまひやしびれをおこす病気がいくつかあります。まとめて絞扼性傷害といいますが、頸肩腕症候群や手の指だけが麻痺する神経絞扼症候群もこのなかまです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎筋肉のしくみとはたらき
●筋肉のおもな病気 つづき
 そのほか、筋肉に細菌が感染する急性化膿性筋炎や筋肉の一部が変性して硬くなる外傷性骨化性筋炎などがおこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎筋肉のしくみとはたらき
●筋肉のおもな病気 つづき
 胸鎖乳突筋という首の筋肉にしこりができて、首が片側に傾いてしまう筋性斜頸が赤ちゃんにおこることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎筋肉のしくみとはたらき
●筋肉のおもな病気 つづき
 また、ホルモンの分泌異常やガンのときにも、筋肉に色々な障害がおこることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎筋肉のしくみとはたらき
●筋肉のおもな病気
 原因不明で、年月がたつうちにしだいに筋肉がやせ衰え、筋肉を動かしづらくなってくる進行性筋ジストロフィー、運動神経と筋肉の接合部に故障があって、全身に力が入りにくくなる重症筋無力症等が代表的な病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎筋肉のしくみとはたらき つづき
 したがって、運動神経系に故障が起こった場合、筋肉の動きを見ると、運動神経のどの部位が故障したかがわかります。筋電図検査をおこなえば、故障の程度など、より詳しいことがわかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎筋肉のしくみとはたらき
 関節を動かすのが筋肉の役目です。骨についている筋肉の一方が縮み、反対側が弛むことによって関節が動きます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のおもな病気 つづき
 脊柱に何の異常もないのに痛みを訴えることがあります。脊椎過敏症といいます。二十歳前後の若い女性に多く、神経の一種の過敏状態と考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のおもな病気 つづき
 円背(猫背)は、姿勢が悪かったりして、背中が前後に曲がってくるものですが、原因不明で、左右に曲がってくることがあります。脊柱側わん症といい、思春期前後の女子に多い病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のおもな病気 つづき
 腰痛症の大半は、これらの腰椎の異常によっておこりますが、肋間神経痛や坐骨神経痛もこれらの脊椎の異常が原因でおこるものがかなりあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のおもな病気 つづき
 椎弓の一部がはなれたものを脊椎分離症、その結果椎体の位置にずれが生じたものを脊椎すべり症といい、やはり腰椎におこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のおもな病気 つづき
 上下の椎体に圧迫され、椎間板の中の髄核がはみだして、椎間孔から出ている神経を圧迫して痛むことがあります。椎間板ヘルニアといい、腰椎に多くおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のおもな病気
 椎間板が老化などで変性し、クッションとしての役目を果たせなくなると、上下の椎体がぶつかって変形し、痛みがおこります。これを変形性脊椎症といい、頚椎と腰椎におこりやすいものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のしくみとはたらき つづき
 この椎弓の間に椎間孔という孔があって、脊髄から枝分かれした神経がここから出て、体の末端のほうへのびています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のしくみとはたらき つづき
 椎体には、羽のような形をした椎弓という骨がついていて、上下の椎体の椎弓は組み合わされていて、椎体と椎体をつなぎとめるカギのような役目をしています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のしくみとはたらき つづき
 脊柱を構成している一個一個の骨を椎体(脊椎)といい、椎体と椎体の間には椎間板という軟骨がはさまっていて、クッションの働きをしているのと同時に、上下の椎体を連結させるのりのような役目もしています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎脊椎のしくみとはたらき
 背骨(脊柱)は、七個の頚椎、十二個の胸椎、五個の腰椎、五個の仙椎、二〜三個の尾椎で構成されていて、中心を脊髄が貫通しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき
●関節の主な病気 つづき
 関節軟骨の一部がはがれ、関節を構成している骨と骨の間にはさまって、関節が激しく痛むのを関節ねずみといいます。離断性軟骨炎もその一つでわりあい多い病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき
●関節の主な病気 つづき
 関節の中に細菌が感染するのが化膿性関節炎ですが、結核菌の感染が原因の場合には、特に結核性関節炎といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき
●関節の主な病気 つづき
 組み合わさっている関節の骨がずれたり、外れたりするのが脱臼で、乳幼児に多い先天性股関節脱臼は、生まれつき骨と骨との組み合わせが悪いためにおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき
●関節の主な病気 つづき
 異常な免疫反応の結果、あちこちの関節に炎症が起こり、次第に変形してくるのがリュウマチで、大部分は手指の関節から始まります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき
●関節の主な病気
 生まれつきの関節の変形や、それに加わる老化や長年の酷使の結果、内部が痛んできて炎症を起こし、動かすと痛むことがあります。これが変形性関節症で、膝や股関節におこりやすいのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき つづき
 また、軟骨と軟骨の間には半月板がはさまっていてクッションの働きをしているため、長年にわたって関節を動かしていても、関節軟骨がすり減ったり、傷ついたりしにくいのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき つづき
 骨と骨の間には関節空というすきまがあり、いつも関節液で満たされています。関節が動くときには両方の骨の軟骨が擦れ合います、関節液が潤滑油の働きをしているため、摩擦の度合いが少ないのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき つづき
 関節を構成している骨の先端は関節軟骨という軟骨でおおわれています。骨には血管が来ていて、血液から栄養をえられますが、関節軟骨には血管が来ていないので、血液から栄養を得ることができません。その代わりに、関節液から栄養の供給を受けています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき つづき
 膝、肘、手首、方などの体の中での特によく動く関節を滑膜関節といいます。この関節の外側は、関節法という丈夫な袋で包まれています。この関節包の内側には、滑膜という柔らかい膜があって、ここからは関節液が作られ、関節内に供給されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎関節のしくみとはたらき
 骨と骨との連結部分を、関節といいます。たいていの関節は、一方の骨の頭が丸く出っ張り、片方の骨が深いへこみになっていて、両者が組み合わさった形をしています。膝や指の関節は、わりあいに平らな骨どうしが向き合っていて、ずれたり外れたりしやすいので、靭帯、半月板、筋肉といった支持組織が、周囲からバランスよく支え、安定を保っています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のおもな病気 つづき
 骨端に障害が起こる病気を、まとめて骨端症といいます。大腿骨におこるペルテス病とオスグッド・シュラッター病がその代表で、いずれも子供に起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のおもな病気 つづき
 骨に細菌が感染しておこる病気が急性化膿性骨髄炎で、治療が遅れると慢性化して治りにくくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のおもな病気
 年をとってくると、骨に蓄えられるカルシウム量が少なくなり、骨の質がもろくなってきます。この状態が骨粗しょう症ですが、骨軟化症や副甲状腺機能亢進症でも似た状態が起こってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のはたらき つづき
血液中のカルシウムやリン酸塩の量が少なくなると、骨に蓄えられていたものが供給されるしくみになっています。骨からのカルシウムやリン酸塩の出し入れは、副甲状腺ホルモン、カルチトニン、ビタミンDなどが関与しておこなわれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のはたらき つづき
 骨の主成分はカルシウムとリン酸塩で、体内のカルシウムの99パーセントは骨に存在するといわれる大きな貯蔵庫です。カルシウムは筋肉の収縮、神経の刺激伝達、血液凝固などに、リン酸塩は糖質や核酸の代謝に必要な物質です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のはたらき
 骨の役割は、骨格を形成したり、頭蓋骨や肋骨のように内蔵を取り囲んで保護することですが、代謝にも関係しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨の成長 つづき
 一方、骨膜は破骨細胞という細胞もつくっていて、この細胞が不必要な骨を吸収していきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨の成長 つづき
 成長につれて、骨は太くなっていきます。これは、骨膜から骨芽細胞がつくられ、この細胞が骨に変化するという形で、太くなっていきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨の成長
 成長期の子供の骨の両端には、軟骨細胞の集まりである成長軟骨層があります。この部分の軟骨が骨に変化するとうかたちで、骨は縦軸方向へ成長していきます。そして、成長軟骨層の成長が止まると骨端となりますが、この骨端と骨幹の境には骨端線ができます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のしくみ つづき
 骨梁の外側を皮質骨というかたい骨が取り囲んでいます。この皮質骨波、緻密な細い骨が整然と並んでいる構造をしているのでとても丈夫です。この皮質骨のさらに外側を、骨膜が包んでいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のしくみ つづき
 骨髄は、骨梁という骨の柱に取り囲まれています。骨梁は、海綿骨というもろい骨でできているのですが、巧妙に配列されているので、大きな外力が加わっても耐えられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のしくみ つづき
 骨の中心は、竹のように空洞になっていて、そのなかには骨髄がつまっています。骨髄は、血球や血小板などの血液成分をつくる造血器で、免疫が働くのに不可欠な抗体を作るBリンパ球の産生にも関係している大切な器官です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のしくみ つづき
 長管骨の両端を骨端といい、その先端の表面は関節軟骨でおおわれています。骨端以外の部分を骨幹といい、軟骨でおおわれている部分以外の骨端と骨幹の表面は、骨膜という膜でおおわれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎骨のしくみと働き
●骨のしくみ
 骨には、色々な形をしたものがあります。このうち、肩甲骨や骨盤を構成している扁平な骨を扁平骨、手と足を構成している長い骨を長管骨といいます。どちらも構造は似ています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎運動器とは つづき
 これらの体を動かすときに必要な骨格、関節、筋肉、腱、靭帯、などの器官を総称して運動器といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎運動器とは つづき
この関節を動かしているのが筋肉で、筋肉は運動神経を介して脳と結ばれ、脳の指令によってここの筋肉が全体として統制の取れた動きができるのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(運動器のしくみと働き)


◎運動器とは
 私たちの体は約200個の骨で構成されていて、この骨組みを骨格といい

ます。
 またここの骨と骨のつなぎ目を関節といい、関節の部分が回転したり、

屈曲したりすることによって、体の各部分が色々な方向に動きます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


予防
 自費による、予防接種もあります。自費のため一万円ほどかかります、くわしくは皮膚科でわかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


治療
 痛みが激しいときには、神経に麻酔薬を注入することによって痛みを止める神経ブロックをおこないます。ほとんど内服剤でよくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


どんな病気か つづき
 春や秋に起こりやすく、治るまで3〜4週間かかります。ふつうは一度かかれば免疫ができ、ほとんど再発することはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


どんな病気か つづき
 三叉神経の支配領域に感染すると、目の角膜(黒目の部分)がおかされて視力障害をおこしたり、顔面神経麻痺・聴覚障害・味覚障害を併発するラムゼー・ハント症候群を起こすことがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


どんな病気か つづき
 悪性腫瘍や膠原病などで抵抗力が低下している人や高齢の人では、発熱、頭痛、倦怠感、食欲不振などの全身症状が出たりします。また発疹部に深い潰瘍ができたり、激しい神経痛ようの痛みがおこることがあって、発疹が消えた後に痛みだけが長く残ることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


どんな病気か つづき
 鈍い痛み、さすような痛み、焼け付くような痛みなどの痛みをともなうのが特徴です。
 発疹は、7〜10日たつと、乾燥してかさぶたとなり、特に治療しなくても3〜4週間で自然に治ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


どんな病気か つづき
 神経の支配領域に沿って(胸ならば肋骨に沿って、顔ならば目の周囲からひたいにかけて)、右側か左側のどちらか一方に直径二〜四ミリメートルの紅班をともなった丘疹や水泡が帯状に密集して生じます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


どんな病気か つづき
 三叉神経(頭、顔面)、肋間神経(胸、背部)、坐骨神経(お尻、足)の支配領域におこることが多いです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(帯状疱疹)


どんな病気か
 体の左右どちらか片側の神経に、水痘・帯状疱疹ウィルスが感染しておこる病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脂肪腫)


治療
 大型になると、周囲の組織を圧迫し、例えば肩がこるなどするので、切除してもらうほうがよいでしょう。手術は簡単で、ふつうは外来治療ですみます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脂肪腫)


どんな病気か
 こぶとりじいさんのこぶのようで、中に脂肪が入っています。体の何処にでもでき、ほうっておくと少しずつ大きくなり、乳児の頭ぐらいになることもあります。悪性腫瘍に変化することはまれです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(凍傷)


予後
 傷害が浅いほど、また二次感染がないほど予後は良好ですが、凍傷が全身に及んだ場合は凍死の危険があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(凍傷)


治療 つづき
 凍傷を受けた部分には、抗生物質の入っている軟膏を塗布します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(凍傷)


治療
 できるだけ早く温めます。40度位の温浴をおこないますが、その際一分間に一度くらいの割合で加温するのがいいです。この場合、痛みが一時的に強くなることがあるので、鎮痛剤を内服します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(凍傷)


症状 つづき
第四度
 傷害を受けた手足の指先が脱落します。
 凍傷がおこると、はじめは冷たい感じがして、次第に痛みが強くなってきて、やがて感覚がなくなってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(凍傷)


症状 つづき
第三度
 皮膚や皮膚組織の壊死を起こしたものをいいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(凍傷)


症状 つづき
第二度
 充血、浮腫の上に、さらに水泡ができたものをいいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(凍傷)


症状 
 皮膚の組織損傷の程度により、四段階に分けられます。
第一度
 皮膚に充血、浮腫が生じたものをいいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(凍傷)


どんな病気か
 皮膚に0度以上の強い寒冷が加わり、血行が悪くなって皮膚組織がおかされる病気で、冬山や、低温の物質に触れておこることが多くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院


 明けましておめでとうございます。

 今年も宜しくお願いします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院


 明けましておめでとうございます。

 今年も宜しくお願いします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


予後 つづき
 特に、不適当な局所療法で二次感染をおこすと醜悪な瘢痕を残す例が多いので、最初から医師の下で治療を受けるのがよいでしょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


予後
 重症熱傷では、一次性ないし二次性ショック、感染による敗血症、肺炎、消化管の潰瘍で死亡することがあります。また深い第二度熱傷以上の場合、植皮などの適切な治療をおこなわないと厚い瘢痕やケロイドが残りますし、腕や首では拘縮、運動障害が残ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 
●中等度・重症熱傷 つづき
 この治療には鎮痛剤、強心剤、昇圧剤、酸素吸入を用います。二次性ショックはその後の熱による傷害で、脱水が原因のことが多く、受傷後二十四時間〜四十八時間までがもっとも危険です。早期の輸液治療が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 
●中等度・重症熱傷 つづき
 熱傷によるショックには一次性と二次性があります。一次性ショックは、やけどという熱による大きな傷害のために、受傷から六時間以内に起こるショック状態のことで、興奮状態を示します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 
●中等度・重症熱傷
 この場合は、生命に危険が及ぶこともあるので、全身管理が必要なため、入院となります。全身管理とは、輸液のための静脈の確保、気道確保、尿道へのカテーテルの挿入、痛みに対する鎮痛剤の使用、感染防止などです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 
●軽度熱傷 つづき
深さによる処置
 第三度の場合は、感染防止や、早期の壊死組織の除去、植皮が必要ですから、早く皮膚科か、外科の診察を受けたほうがよいでしょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 
●軽度熱傷 つづき
深さによる処置
 深い第二度の場合は、感染を起こして第三度熱傷になりやすいので、一日に一回は包帯の交換をします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 
●軽度熱傷
深さによる処置 つづき
 すでに水泡が破れていたり、底の皮膚が黄色がかっている場合は、水泡をすべて除去し皮膚科の診察を受けます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 
●軽度熱傷 つづき
深さによる処置
 第一度は令シップのみでもよいのですが、浅い第二度の場合、2から3日は水泡を除かないで経過を診ます。その後水泡の内容が汚くなったり、一部が破れやすくなってきたら水疱を除去します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 つづき
●軽度熱傷
 十分に冷やしたら、手を清潔にして、ヒビテン液、ピロゾン水、リバノール水のいずれかで消毒します。十分水で冷やし、消毒した後でも水疱が残り、やけどの部位がじくじくするようなときは医師にみてもらいましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 つづき
●応急手当
 寒冷の季節で、全身に近いやけどの場合は冷えすぎる心配があるので、体温が35.5度以下にならない程度に、やけどの三分の一の範囲で順次冷やすようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 つづき
●応急手当
 衣服が皮膚にくっついた場合は、そのまま冷やし、ついで、はさみで衣服を切り取ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 つづき
●応急手当
 衣類の上から熱湯を浴びた場合は、無理に服を脱がさないで、その上から清潔な水をかけてください。冷たい水のほうが効果的です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


治療 つづき
●応急手当
 水道の流水で熱傷部分を30分から一時間くらい十分に冷やします。水でぬらした清潔なガーゼか布で冷やしてもかまいません。冷やすと、痛みが和らぎ、やけどの障害が深くならないですむのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


◎まず冷やすことが大切
治療
 治療は、熱傷の広さや深さによって異なりますが、どんな程度のやけどでも、応急処置として、まず冷やすことが大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ
●重症度の判定と病院の選択
 重症熱傷は、深さと広さのほかに、顔面、手、足、外陰部の第3度熱傷、気道熱傷、骨折か軟部組織の損傷などを合併するもので、総合病院に入院が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ
●重症度の判定と病院の選択 つづき
 軽度熱傷は外来ですみますが、中等度熱傷は一般病院で入院治療の必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ
●重症度の判定と病院の選択
 熱傷の重症度は、やけどの深さと広さをみて、軽度、中等度、重症の三段階に分けて判断し、その他、年齢、やけどを受けた部位、合併症の有無なども見て、適切に対処することが必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
●広さ(面積)
小児の場合の五の法則は、頭部を15パーセント、片腕を10、胸からお腹を20、背中側は15、片足全体を15パーセントと分けて考えます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
●広さ(面積)
幼児の場合五の法則は、頭部を20パーセント、腕を10、胸からお腹までを20、背中も20、片足全体を10パーセントと分けて考えます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
●広さ(面積)
成人の九の法則は、頭部を9パーセント肩から先の腕を9、胸からお腹までを18、背中も18、ふともも9、膝から下も9パーセントという具合に分けます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
●広さ(面積)
 全体表面積の何パーセントやけどしたか、およその算定で最も簡単な方法が、九の法則です。しかし、子供の場合は成人に比べ頭部が大きく下肢が小さいので、五の法則を適用します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
 第三度のやけどは最初はあまり痛みを感じませんが、やがて壊死部に潰瘍ができると痛みがおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
第三度
 皮下脂肪までおよんだやけどで、全般に白色か黄白色にみえますが、皮膚が壊死におちいるので、後で感染を起こしてきます。これは瘢痕を残して治ることはありますが、一般的には難治性で、後で潰瘍ができたりするので植皮が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
第二度のやけどは、真皮の障害の深さによって浅層熱症と深層熱傷とにわけられます。水泡を破ってみて、底が赤くなっている場合は浅い浅層熱傷、白っぽく見えるのは深い深層熱傷で、深層熱傷は瘢痕を残すことが多くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
第二度
 真皮などおよんだやけどで、紅班と水泡が生じ、かなり痛みます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ つづき
第一度
 表皮のみのやけどで、紅班と浮腫(むくみ)が見られ、痛みがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


症状のいろいろ
 やけどの重症度を判定するには、その深さと面積を知ることが重要です。
●深さ
 ふつう三段階に分類されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


原因 つづき
 三番目に多いのが火炎によるのもで、これには、衣服に火がついたり、花火によるものなどがあげられます。
 受傷部位は手指が一番多く、特に接触してのやけどが多いのが傾向です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


原因
 熱したお茶、汁、コーヒー、ポットのお湯、牛乳、カップめん、てんぷらの油などを浴びたり、過熱液体が原因のことが全体の約50パーセントと最も多く、ついでストーブ、アイロン、電気釜、などの過熱固体に触れた場合が続きます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


◎広範囲のときは 生命が危険
●やけどの発生状況 つづき
 やけどの発生は、季節的には冬、夏、春、秋の順に多くなっています。また、年齢的には一歳未満が全患者の25パーセント、1〜5歳が20パーセントを占め、ついで青年に多くみられます。
 乳幼児にやけどが多いのは、母親の不注意によるのではないかと考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


◎広範囲のときは生命が危険
●やけどの発生状況
 日本人におけるやけどの割合は35パーセントといわれ、年々増加する傾向にあります。 
 特に最近では、家庭内でのやけどのほか、工業災害、火災などによる重症なやけどが増えていて、熱傷センターのようなやけど専門の医療施設が必要になってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(やけど)


◎広範囲のときは生命が危険
どんな病気か
 やけどは、皮膚に熱性外力が加わって生じるもので、成人では体表の20パーセント以上、幼少児では10パーセント以上のやけどを負って2時間以上も治療を受けないでいると、ショックを起こして生命が危険になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎根気よく抗ヒスタミン剤を内服
●日常生活の注意 つづき
 下痢などの胃腸障害もじんましんを誘発することがあるので、胃腸を壊さないように注意し、かゆみが強まるので、熱い風呂には入らないようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎根気よく抗ヒスタミン剤を内服
●日常生活の注意
 まず、原因から遠ざかることが必要です。原因になった食物は食べないようにし、寒冷が原因であれば、寒冷な空気や水に直接皮膚をさらさないようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎根気よく抗ヒスタミン剤を内服
治療 つづき
 抗ヒスタミンを服用すると眠気が起こります。自動車を運転するときは注意が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎根気よく抗ヒスタミン剤を内服
治療 つづき
 最近は、マスト細胞からのヒスタミンの産生そのものを抑える作用のある薬剤も使用されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎根気よく抗ヒスタミン剤を内服
治療 つづき
 この作用から考えると、原因が消失するまでにかなり時間がかかります。特に慢性じんましんは数年も続き、苦しい思いをします。辛抱強く服用し続けることが大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎根気よく抗ヒスタミン剤を内服
治療 つづき
 抗ヒスタミン剤の作用は、マスト細胞からヒスタミンが産生されるのを抑制するのではなく、産生されたヒスタミンと競合して、ヒスタミンの働きを抑制するのもです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎根気よく抗ヒスタミン剤を内服
治療 つづき
 抗ヒスタミンには、化学伝達物質のうちのセロトニンの作用を抑制するものなど色々あって、原因となった化学伝達物質の種類に応じて使い分けられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎根気よく抗ヒスタミン剤を内服
治療
 かゆみを起こす原因である化学伝達物質の働きを抑制する抗ヒスタミン剤を内服します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●精神的な因子
 心理的なことが原因でおこるじんましんもあるといわれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●虫や植物
 ある特定の昆虫に刺されたり、ある種の植物に触れたときにじんましんが起こることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●コリン性
 汗をかいたり、運動したり、入浴後に、特にかゆみが激しいぶつぶつ状のじんましんが出ることがあります。これは、発汗、運動、入浴がきっかけとなって、化学伝達物質のひとつであるアセチルコリンが産生されるためにじんましんが起こものをコリン性じんましんと呼びます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●温度
 温度が上がるとじんましんが出る人がいますし、寒冷な空気や水などに皮膚を直接さらすとじんましんになる人もいます。膠原病の人に温度の変化が加わっておこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●機械的刺激
 皮膚を引っかくなどの刺激が加わると、マスト細胞からヒスタミンが放出され、じんましんになることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●薬剤
 最近はアスピリンや食物に用いられている黄色人工着色料のタルトラジンが原因物質として注目されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因
●薬剤
 ペニシリン、サルファ剤、ピリン、血清などを使用すると、アレルギーによってじんましんができることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●食物
 たけのこ、サトイモ、そば、アサリなどを食べるとじんましんができる人がいますが、これらの場合は、それ自体に化学伝達物質が含まれているのが原因です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●食物
 これらの食品を食べていったんアレルギーになると、次にこの食品が入ってきたときに抗原抗体反応がおこり、その結果、マスト細胞からヒスタミンという化学伝達物質が産生され、じんましんが起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
●食物
 さば、まぐろ、さんま、かに、いか、かきなどの魚介類や豚肉、卵が原因物質となることが多く、穀類、酒、牛乳などもあげられます。
 また、食品が古くなったために変化したタンパク質や産生された細菌毒素も原因となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
 じんましんは食物によっておこると考えられがちですが、化学伝達物質が皮膚で作られれば、何が原因でもおこりうるのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
 また、化学伝達物質による直接の刺激ではなく、原因物質が体内に入って抗体ができ、再び同じ物質が体内に入ると抗原抗体反応(アレルギー反応)が起こる結果、体内のマスト細胞から化学伝達物質が産生されて蕁麻疹がおこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
 このようなかゆみを生じる物質を化学伝達物質といいますが、これには、ヒスタミンのほかに、セロトニン、アセチルコリンなどがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因
 じんましんの「蕁麻」とは植物のイラクサのことで、その棘が刺さると、皮膚が腫れて、かゆくなることからつけられた病名です。イラクサのとげには、ヒスタミンという物質が含まれていて、その作用で皮膚がかゆくなるのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因 つづき
 このようなかゆみを生じる物質を化学伝達物質といいますが、これには、ヒスタミンのほかに、セロトニン、アセチルコリンなどがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


原因
 じんましんの「蕁麻」とは植物のイラクサのことで、その棘が刺さると、皮膚が腫れて、かゆくなることからつけられた病名です。イラクサのとげには、ヒスタミンという物質が含まれていて、その作用で皮膚がかゆくなるのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


どんな病気か つづき
 じんましんを湿疹と間違う人がいますが、湿疹の場合には、発疹がでたままで消えたり、現れたりしません。
 皮疹が全身にできると、熱が出たり、気管支の粘膜に腫れが出て、喘息のような呼吸困難を起こしたり、下痢を起こすこともあります。ときに、脳膜が腫れて頭痛がすることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


どんな病気か つづき
 皮疹ができるのは、皮膚の浅いところで血管から液体成分がにじみ出て皮膚にたまるためです。この液体成分は、早ければ数分後、遅くとも数時間後には吸収され、あとを残さずに皮疹が次々と現れてくるのが特徴です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(じんましん)


◎かゆみの強い皮疹が出没する
どんな病気か
 境界のはっきりした、ちょうどみみず腫れのような皮疹が、急激に全身に広がります。激しいかゆみをともなうのが特徴です。皮疹は、円形、楕円、地図状、花びら状など、さまざまな形や大きさをしています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アトピー性皮膚炎)


◎気長にあせらず治療を
●入浴
 毎日入浴してもかまいませんが、石鹸はなるべく使わず、タオルでの摩擦もやめ、手に少し石鹸をつけてぬぐう程度にします。洗髪も、かゆいからといって毎日してはいけません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アトピー性皮膚炎)


◎気長にあせらず治療を
●食事
 この病気は、特に症状が悪化するもの以外なら、何を食べてもかまいません。だだし一般に、アルコール、香辛料、あくの強い食物は、かゆみを助長するので控えます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アトピー性皮膚炎)


◎気長にあせらず治療を
治療
 かゆみをとめ、皮疹の悪化を防ぐために抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤などを使用します。
 副腎皮質ホルモン剤や、その他の外用薬も広く使われています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アトピー性皮膚炎)


◎慢性で、かゆみが激しい
原因
 遺伝的傾向が強いのは事実です。気管支喘息と同じ様に、抗原抗体反応で起こる病気と考えられていますが、喘息におけるハウスダストのようなはっきりしたアレルゲンはみつからず、原因不明の皮膚炎といってよいでしょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アトピー性皮膚炎)


◎慢性で、かゆみが激しい
どんな病気か
 年齢によって、症状が変化します。
●症状の一般的な特徴
 アトピー性皮膚炎の特徴は、まず慢性であること、一般に十年以上続くことも珍しくありません。
 次に、かゆみが激しいことも特徴です。かくとそこが象の皮膚のようになって、さらにかゆくなるといった悪循環が生じます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アトピー性皮膚炎)


◎慢性で、かゆみが激しい
どんな病気か
 年齢によって、症状が変化します。
●思春期(十二歳以降)
 小児期の場合とほぼ同じ部位に皮疹画でますが、さらに乾燥してきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アトピー性皮膚炎)


◎慢性で、かゆみが激しい
どんな病気か
 年齢によって、症状が変化します。
●小児期(四歳〜十歳ごろ)
 肘や膝の関節の皮膚が厚くなり、ざらざらしてきます。かゆみをともなう皮疹がずっと続き、額やくび、おしりなどにも皮疹がでるようになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アトピー性皮膚炎)


◎慢性で、かゆみが激しい
どんな病気か
 年齢によって、症状が変化します。
●乳児期(二ヶ月〜三歳ごろ)
 生後二〜三ヶ月から、頭から顔にかけて、じゅくじゅくした皮疹画で増す。全身に広がりやすく、なかなか治りません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(オムツ皮膚炎)


■オムツ皮膚炎(おむつかぶれ)
●治療と予防
 オムツをたびたび取り替えて、オムツを当てている部位が不潔にならないようにします。アンモニアを発生させる細菌の増殖を抑える薬剤の使用も効果的です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(オムツ皮膚炎)


■オムツ皮膚炎(おむつかぶれ)
●症状 
 太ももの内側、お尻、陰部などのおしめを当てている部分が赤くなって、ただれ、小さな丘疹ができます。時に、小水疱や小のう胞が発生することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(オムツ皮膚炎)


■オムツ皮膚炎(おむつかぶれ)
●原因
 尿に含まれている尿素が細菌によって分解されて、その結果、発生するアンモニア皮膚炎とも言います。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(オムツ皮膚炎)


■オムツ皮膚炎(おむつかぶれ)

オムツを当てている部位に発生した皮膚炎で、オムツを使用している赤ちゃんや老人にしばしばおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹らしいときは
 湿疹らしいかゆい皮疹ができて,一日〜二日たっても自然に消えないときは、皮膚科の診察を受けましょう。特に病変が大きかったり、分泌物がみられるときは、早く診察を受けましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹かどうかの見分け方 つづき
 また、湿疹の場合、赤く腫れたり、ぶつぶつができたり、小さな水ぶくれやかさぶたができたり、ひふがかさかさしたりなどいろいろな状態になりますが、これらの病変が集まってできるのが特徴で、一つの病変が独立してできたときは湿疹以外の皮膚病の可能性が強くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹かどうかの見分け方
 皮疹(皮膚にでた発疹)ができたとき、湿疹なのか、他の皮膚病なのかの判断は大変難しいのですが、湿疹の場合は、多かれ少なかれかゆみをともなうものです。まったくかゆくない皮疹の場合は湿疹以外の皮膚病です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹ができやすい皮膚の状態
●多汗
 汗は、皮脂と乳化作用を起こすことによって皮脂膜を酸性にし、さまざまな科学的刺激や機械的刺激から皮膚を保護しているほか、皮膚に病原菌が繁殖するのを防いでいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹ができやすい皮膚の状態
●脂肪の異常 
 皮膚は、皮脂と呼ばれる脂肪を分泌し、皮脂膜を形成することで、皮膚からの有害物質の侵入や水分の喪失を防いでいます。この皮脂の分泌が、冬季に減少したり、老化のために衰えたりして量的に不足すると、湿疹ができやすくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹ができやすい皮膚の状態
●アトピー つづき
 アトピー性皮膚炎の人の皮膚は特徴的で、青白い顔色、したまぶたのふちの黒いくまどり、皮膚の乾燥、毛孔の角か、魚のうろこのようなかさかさした皮膚、手足の冷感などの状態がみられます。(アトピー皮膚)


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹ができやすい皮膚の状態
●アトピー
 アレルギーのひとつの型で、遺伝性の先天的過敏症をアトピーといい、臨床的には気管支喘息、アレルギー性鼻炎などです。ほこり、花粉、動物の毛、かびの胞子、食物などのありふれたものが抗原となり、気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎などのアレルギー性の病気がおこりやすくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)



◎湿疹ができやすい皮膚の状態
●アレルギー状態
 同じ物質が、何回も何回も接触して皮膚に抗体ができ、抗原抗体反応がおこりやすくなっている皮膚の状態です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹ができやすい皮膚の状態
 湿疹は、皮膚科の患者の三分の一を占めるほど多い病気ですが、湿疹ができやすい人もできにくい人もいます。
 これは、その人の皮膚の状態が関係しています。つまり、湿疹が出来やすい状態の人とそうでない人がいるわけです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹のおこり方 つづき
 第三は、抗体ができて、抗原抗体反応がおこるためには、必ず以前に感作されていることが必要ですが、一回物質と接触したからといって感作が成立するわけではなく、何回も何回も接触を繰り返しているうちに感作がせいりつしてくることです。
 したがって、何年も使ってきてなんでもなかった香水に、あるときから突然にかぶれるということもあるのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹のおこり方 つづき
 第二に、湿疹をおこす抗体は、ガンマグロブリンなどの血清中の因子と関係がないので、抗体を含んでいる人の血液の輸血を受け、その抗体に反応する抗原に接触しても湿疹ができることはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹のおこり方 つづき
 この抗原抗体反応の特徴は三つあります。
 第一は、抗原となる物質の分子構造の分子の基の一つが違っていても、抗原抗体反応はおこらないことです。したがって、セメントのクロムに感作されていて、接触すると湿疹をおこす人が、同じ金属のニッケルに触れても、湿疹をおこすという事はありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹のおこり方 つづき
 この状態を感作が成立したといい、その抗原に対応する抗体を体内にもったことになります。
 感作されたTリンパ球が皮膚に存在するときに、再び同じ抗原が入ってくると、抗原と抗体の間で反応がおこります。これを抗原抗体反応と呼びます。この反応が起こると皮膚にリンホカインという物質が発生してきます。このリンホカインが、湿疹と呼ぶ病変をおこすのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹のおこり方 つづき
 このタンパクと結合して抗原が、皮膚のリンパ組織に運ばれリンパ節に達すると、Tリンパ球に、抗原であるという情報が伝達されると、Tリンパ球は、同じ抗原が体内に入ってくると同一の抗原であることを鑑別できるようになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹のおこり方
 かぶれるという現象は、どのようにして起こるものなのでしょうか。
 かぶれの原因となる物質を、接触性抗原またはアレルゲンといいます。
 抗原の多くは、分子量が小さく、接触して皮膚から吸収されると、組織内のタンパクと結合し、表皮の細胞の一つであるランゲルハンス細胞に取り込まれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹と皮膚炎 つづき
 近年のアレルギーの考え方からすると、湿疹と皮膚炎を区別することは難しく、現在では同じ意味で用いられています。
 つまり、湿疹も皮膚炎も同じ意味で、どちらの病名を用いてもよいということになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹と皮膚炎 つづき
 かぶれやすい体質的な要因を持った人に起こったかぶれを湿疹、はっきりとした外部要因が皮膚に加わって起こったかぶれを皮膚炎と区別して呼んでいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(湿疹とは)


◎湿疹と皮膚炎
 皮膚は人体の最も表面にあり、直接外に接するために、体の外からの色々な作用を受けます。色々な刺激物やかぶれやすい物質に触れることもあり、このようなときに皮膚に起こった反応が、湿疹とか皮膚炎とか呼ばれるものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●内臓や全身の病気でおこる病変
 皮膚病と思っていた病変が、実は内臓や全身の病気の症状だったりすることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●腫瘍 つづき
 今まであった腫瘍が急に大きくなったり、色が変わったり、潰瘍ができたりなどの変化が起こってきたときには、悪性腫瘍に変化していることもあります。また、今まで何もなかった部位に発生してきた腫瘍も同様です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●腫瘍
 細胞や組織が異常に増殖したものが腫瘍で、ほくろ、あざ、いぼもその一種です。皮膚にできる腫瘍の大部分は良性腫瘍ですが、ときに皮膚がんなどの悪性腫瘍のこともありますし、悪性腫瘍になる前の前ガン状態のこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●真菌の感染(みずむし)
 皮膚にいわゆるカビが生えるもので、感染した部位と真菌の種類によっていろい

ろな病名が用いられています。
 もっとも頻度が高いものは、白癬菌の感染によるものですが、発生した部位によ

って、色々に病名が変わります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●ウイルスの感染
 ウイルスの感染による皮膚の病変は、大きく分けて水ぶくれができるものと、いぼができるものとがあります。
 水泡の場合、そこに後で細菌が感染し、化膿することがよくあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の化膿(おでき) つづき
 また、皮膚の色々な病気に、後から細菌が感染し、のう胞を作ることもよくあります。手のひら、足の裏にのう胞ができます。掌せきのう胞症と呼ばれ、細菌感染がきっかけとなって起こり、感染がおさまると治ります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の化膿(おでき)
 細菌の感染が原因ですが、毛孔を中心としたもの、汗腺を中心としたもの、表皮内に感染したもの、真皮内に感染したもの、皮下組織に感染したものといったように、感染する部位はさまざまです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●爪の異常
 爪には、色が変わる、溝やすじができる、はがれる、変形するなどの色々な変化がおこることがあります。変化が一本の爪に限られているのはたいていは爪自身の病気で、全体の爪に同じような変化が起こるのは内臓や全身の病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●毛髪の異常 つづき
 白髪は、毛の老化によって起こるもので、メラニン色素の減少が主な原因ですが、ストレスが加わったりすると、白髪化を早めることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●毛髪の異常
 脱毛には遺伝的な体質が関係しておこる自然発生的なものもありますが、アレルギー、ストレスその他種しゅの原因でおこるものもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●汗の異常
 多汗症、無汗症などの汗の出方の異常はエクリン腺が関係していますが、わきがなどの汗のにおいの異常はアポクリン腺が関係しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮脂の異常 つづき
 逆に皮脂の分泌が少なくて皮膚がかさかさになる乾皮症/皮脂減少症もあります。水仕事の多い人は、皮脂が洗い流されてしまうために、手があれ、そこに色々な刺激が加わって湿疹が起こることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮脂の異常
 皮脂の分泌が多いと、フケガ出ますが、これは病気ではありません。ただし、フケガ多いと炎症を起こしたり、毛髪が抜けたりして、治療が必要になってきます。
 毛孔に皮脂が詰まり、そこに色々な原因が加わって炎症を起こすのがにきびですが、そのほかにも色々な病気があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の色の変化 つづき
 全身の皮膚が真っ赤になるのを紅皮症といいますが、色々な病気の症状としておこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の色の変化 つづき
 また、皮膚へ流れる血液の量によっても皮膚色は変わるもので、血管が拡張して充血するとその部分が赤くなります。これを紅班症といいます。逆に、血液の流れが少なくなると白くなったり、青白くなったりします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の色の変化
 皮膚色の変化は、色々な原因でおこります。
 メラニンという色素の作られ方が多すぎたり、少なすぎたりしてもおこりますし、いろいろな色素が皮膚に沈着したりしてもおこり、これらをまとめて色素異常症と呼んでいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の水泡(みずぶくれ)
 たいていはウイルスの感染によっておこりますが、ウイルスの感染とは関係のない水泡症もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚のいぼ
 いぼといわれているものには、ウイルスの皮膚への感染によって起こるものと、良性腫瘍として起こるものとがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の母班(あざ・ほくろ)
 あざ・ほくろといわれているものは、皮膚の部分的な成長障害によって生じたもので、それと同時に病変が内臓にも発生しているものは母班症といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の角化症
 表皮の特に角層が固くなるもので、たこや魚の目がその代表ですが、その他にも色々あります。角化症に炎症を伴うものもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の過敏症
 色々な刺激に対して皮膚が過敏に反応して発疹やかゆみを起こすもので、湿疹がその代表ですが、薬疹、日光皮膚炎もその仲間です。また、病気の本態がまだわかっていない点の多いジンマシンも過敏症の仲間と考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


◎皮膚に起こる病変の色々
 皮膚には、色々な原因によって多種多様の病変が起こりますが、大きく分けると皮膚そのものの病気による病変と皮膚以外の病気の症状として現れる病変があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●爪
 爪は、表皮の角層が変化してできたもので、根元に爪母と呼ばれる細胞群があり、ここで絶えず新しい爪が作られているため、毎日、0.15ミリメートルずつ伸びてきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●汗と汗腺 つづき
 これとは別に、大衆の下になる汗をかく汗腺もあります。この汗を作るのはアポクリン腺で、わきの下、陰部などだけにあって、思春期になると発達してきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●汗と汗腺
 周囲の温度が高くなると汗をかきますが、これは汗が蒸発するときに体温を奪うことによって、体温を一定に保つようにしています。この汗は、真皮内に存在する表皮が変化してできたエクリン腺という汗腺で作られますが、この汗腺は全身に200万個存在するといわれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●毛と皮脂 つづき
 この毛の生えてくる孔を毛孔といいますが、毛孔は真皮内に存在する脂腺という脂肪を分泌する腺と連絡していて、毛孔から皮脂が分泌され、皮膚に潤いを与えています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●毛と皮脂
 毛には、かたい頭髪と、体全体に生えていて目立たないうぶ毛とがありますが、どちらも皮膚の角層が変化したもので、真皮内にある毛根から生えてます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の色とメラニン つづき
 なお、皮膚の色は、真皮内を流れる血液の量の多少によっても違って見えます。血液が少なくなって、皮膚が青く見えるレイノー病がその典型です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の色とメラニン つづき
 紫外線は、皮膚には有害な光線で、メラニンはこの紫外線を遮断し、皮膚を守る働きをしています。したがって、紫外線の多い直射日光に皮膚をさらすと、作られるメラニンの量が増えてきます。日焼けして色が黒くなるのはこのためです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●皮膚の色とメラニン
 表皮の基底細胞には、メラニンという褐色の小さな色素の粒を作る色素細胞が点在していて、皮膚の色は、作られるメラニンの量が多いか少ないかによって決まってきます。黒人はメラニンの量が多く、白人は少ないのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●真皮のしくみ つづき
 また、真皮内には、神経も張り巡らされていて、皮膚で感じる痛い、あつい、かゆいなどの知覚をつかさどっています。
 真皮のしたには皮下組織が続きますが、ここには皮下脂肪が存在します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●真皮のしくみ
 表皮のすぐ下にある真皮の主成分は膠原線維で、その中に血管が網の目のように張り巡らされていて、表皮に酸素と栄養を供給しています。怪我をして皮膚から血が出るのは、この真皮まで傷ついたときです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●表皮のしくみ つづき
 また、角質層は、絶えず新しい細胞と入れ替わっていて、古い細胞はあかとして剥がれ落ちていきます。これは、表皮の一番下の細胞層である基底細胞層の細胞が、上方へ移行しながら成熟し、角質層に変化して古い角質と入れ替わるからです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●表皮のしくみ つづき
 角質層は、丈夫な構造をしている細胞層で、体の表面を覆って体を保護しています。硬い毛髪や爪は、この角質層が変化して作られたものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


●表皮のしくみ
 表皮は、外界と接している表面から順に、角質層、顆粒層、有きょく細胞層、基底細胞層という四層の細胞の層で構成されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


◎皮膚のしくみ つづき
 見た目にはわかりにくいのですが、皮膚には無数の孔が開いています。毛の生えてくる孔を毛孔、汗の出る孔を汗孔といいますが、これらの孔の数は生まれたときから死ぬまで変わりません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


◎皮膚のしくみ つづき
 皮膚の厚さは、年齢、性別、部位によって違ってきますが、平均すると約2mmで、厚さ約0.1mmの表面の表皮とその下の約1.9ミリメートルの真皮とによって構成されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


◎皮膚のはたらき
 体重の60パーセントは水分といわれるほど、わしたちの体内には多量の水分が存在しますが、いくら汗をかいても、そのために体内の水分が出すぎてミイラのようになってしまうこともありません。大切な成分が体外へ出てしまわないように皮膚が守っているのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(皮膚のしくみとはたらき)


◎皮膚のはたらき
 日常あまり気にとめることのない皮膚ですが、想像以上に重要な役目をしていて、そのはたらきは、私たちの生命の維持に直結しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎薬物療法
 関節の炎症とそれにともなう痛みを抑えるには、どうしても薬剤の助けが必要です、基礎的保存療法もあわせて行うことが不可欠です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●食事
 特にこの病気によい食品も悪い食品もありませんが、体重減少や貧血が起こりやすいので、栄養バランスの取れた食事を心がけます


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●理学療法 つづき
 ただし、理学療法の後で発熱や関節痛が増すなどの変化があれば、一時中断して様子を見ます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●理学療法 つづき
 温熱療法とは逆の低温療法も最近注目されています。急性期で関節の炎症の強い場合や、それが局所的な場合は有効です。極低温では、まひ作用があるので痛みが取れます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●理学療法 つづき
 温熱療法とは逆の低温療法も最近注目されています。急性期で関節の炎症の強い場合や、それが局所的な場合は有効です。極低温では、まひ作用があるので痛みが取れます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●理学療法 つづき
 関節を温めると、筋肉への血流が増え、関節のこわばりがとれて痛みが和らぎ、動かせる関節の範囲が広くなるので、温熱療法の後に、関節を十分に動かすことをすると効果的です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●理学療法 つづき
 全身浴、お湯で温める局所浴、赤外線照射、関節をくるむホットパック等さまざまな方法があります。温泉療法も、この温熱療法と同じ効果があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●理学療法
 いろいろな物理的手段を用いて治療をおこなうのが理学療法で、関節リウマチでは、炎症を起こしている関節を温める温熱療法が中心になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●運動療法 つづき
 運動の量は、運動中の関節の痛みが、運動後2時間くらいで消える程度がちょうどよく、ぜんぜん痛くない場合は不足ですし、反対に運動後3時間以上も痛みが残る場合はやりすぎになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●運動療法
 関節が曲がったまま動かなくなってしまうのを予防するには、毎日の体操が必要です。自分で関節を動かしておこなうのが原則ですが、寝たきりの場合には他の人が関節を動かしてあげます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●関節の安静
 できるだけ関節を伸ばした状態を保つようにします。足関節は足の甲を伸ばした形にならないように直角位を保つようにします。関節の安定のために、ギプス、包帯を用いることもありますが、少なくとも1日に2回はこれらをはずして関節を動かすようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●全身の安静 つづき
 関節の運動は1回15〜30分程度、1日に2〜3回おこないます。熱のない軽症または症状の安定している場合は、日常の仕事をふだんと同じ様に続け、運動も十分におこないます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●全身の安静 つづき
 38度前後の微熱や疲労感などの全身症状がある場合は、1〜2時間の昼寝も含めて、1日に10〜12時間の布団やベットでの安静が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●全身の安静
 38度以上の発熱や激しい関節炎症症状が見られる急性期の場合は、一日中寝て安静を保ちます。この場合でも、寝たままで1日に2〜3回は全身の関節を伸ばす運動をします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎基礎的保存療法
 関節リウマチの治療の目的は、炎症の鎮静、機能の維持と変形の防止にあります。このためには、全身の安静、精神的安静、食事療法、理学療法、運動療法が必要で、この組み合わせを基礎的保存的療法といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎治療 つづき
 関節リュウマチの治療には、基礎的保存法、薬物療法、整形外科的療法の三つがあります。信頼できるリウマチ専門医の治療を受けることが、より一層効果をあげることになります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎治療 つづき
 また、関節リュウマチという病気は、治療によって緩解という状態は続けることが可能にしても、完全に治すのは難しいことを、本人も家族もよく理解しておくことも必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎治療 つづき
とにかく痛みに耐えるよりも、一時の安楽を求め、関節を動かさなかったり、肘を曲げたり、膝の下に枕をあてがって寝たりしがちです。
 このようなことを続けていると、将来、手足が曲がったまま伸ばせなくなってきます。励ましながら肘を伸ばさせ、膝の下の枕を取り去る勇気が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎治療 つづき
 関節が変形して固まってしまうのを予防するために、どんなに痛みの強いときでも、寝たままでよいので1日2〜3回はすべての関節を十分に動かすことが必要ですし、関節をできるだけ伸ばした状態の良肢位に保つことが必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎治療
 関節リュウマチになった人は、1関節の痛みに対する苦痛、2関節の変形に対する不安、3日常生活が障害されるために、そのうちに社会から取り残されるのではないかという不安、4以上の三点からくる病気に対する嫌悪と精神的な不安、といった悩みを持っています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●予後 つづき
 15〜20年後に全く仕事ができなくなってしまう人は、全体の約10パーセントに過ぎません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●予後
 現在では、治療法の進歩、新しい抗リウマチ剤の登場によって予後はよくなってきています。リウマチの専門医の治療を受けている人のうち、50〜60パーセントは10年後には安定した状態か、改善の状態になっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●進行性増悪型
 約15パーセントがこの型です。長年のうちに、変形の起こる関節が増えてきます。理学療法や運動療法などで、身の回りのことはできるぐらいになるまで回復は可能です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●単周期型
 この病気全体の約35パーセントを占める型です。半年から1〜2年間、関節の炎症や痛みが出たり、軽快したりという経過を繰り返ししたあと、再発もなく治ってしまう型で、関節障害もほとんど残りません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●多周期型
 関節リュウマチの半分くらいはこの型で、増悪と緩解を1〜2年間周期で繰り返し、5年、10年という長い年月をかけて関節の障害が緩やかに進みますが、適切な治療と努力で関節のひどい障害は食い止められます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチの経過と予後)


◎10年後、約半数が安定か改善
●病状の経過
 病状は、大別して四つの経過のどれかに属することが多いようです、多周期型、単周期型、進行性増悪型、悪性型です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎診断基準 つづき
(1) 少なくとも1時間以上持続する「朝のこわばり」が6週間以上続く
(2) 3個以上の関節の腫脹が6週間以上続く
(3) 手・中手指節関節・近位指節関節の腫脹が6週間以上続く
(4) 対称性関節腫脹が6週間以上続く
(5) 皮下結節(リウマチ結節)
(6) 血清リウマトイド因子が陽性
(7) 手・指のX線の変化
以上の7項目中、4項目を満たすものを関節リウマチとします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎診断基準
 左右の同じ関節の炎症など関節リュウマチの特徴的な症状があって、リウマトイド因子の検出など特有の検査結果やX線検査による関節の変形など、典型的な症状の場合は診断がつきやすいですが、発病初期や、数年たっても典型的な病像を示さない場合は、はっきりとして診断がつきにくく、全身性エリテマトーデスなどの他の膠原病や、神経痛、変形性関節症などと区別がつけにくいこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●発病の誘因
 心身の過労、栄養不足などの栄養障害、気候の変化、最近などの感染、外傷(特に捻挫)などがきっかけとなって発病することがよくあります。このような誘因に、免疫異常を起こしやすい体質的な要素が加わって発病すると考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎原因
◎自己免疫説が有力
 関節リュウマチの原因としては、1特殊な病原微生物の感染、2栄養障害、3代謝異常、4内分泌の障害、5自律神経系の失調、6心身症、7免疫異常など、これまでに色々いわれてますが、免疫異常ということが一番有力です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


◎原因
◎自己免疫説が有力
 関節リュウマチの原因としては、1特殊な病原微生物の感染、2栄養障害、3代謝異常、4内分泌の障害、5自律神経系の失調、6心身症、7免疫異常など、これまでに色々いわれてますが、免疫異常ということが一番有力です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●その他の症状
 体重の減少、発熱、血沈の亢進、貧血などが現れます。いずれも関節リュウマチが活動期に入ると重くなり、緩解期になると軽くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●関節とその周辺の症状
●神経系
 末梢神経が傷害され、手、足のしびれ感や、運動障害がおこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●関節とその周辺の症状
●肺
 胸膜に炎症が起こる胸膜炎、肺が萎縮して硬くなる肺線維症がおこることがあります。この場合は、黒目の周りに充血がみられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●関節とその周辺の症状
●心臓
 心筋に炎症が起こる心筋炎、心外膜に炎症が起こる心膜炎が起こることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●関節とその周辺の症状
●関節以外の症状 つづき
 特に、心臓、肺の病変は、関節リウマチが悪化すると並行して悪くなることが多く、生命にかかわることもあるので、せき、たん、動悸、息切れなどが現れたときは、検査が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●関節とその周辺の症状
●関節以外の症状
 関節リウマチは全身性の病気ですから、関節以外の部位にも病変が起こりますが、時に生命にかかわるものもあるので、注意が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


●関節とその周辺の症状
●結節の発生
 肘、膝、足首、手首の外側、後頭部など外力を受けやすい部位の皮膚の下に、リウマトイド皮下結節と呼ばれる硬いしこりができる事もあります。


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●関節とその周辺の症状
●結節の発生
 肘、膝、足首、手首の外側、後頭部など外力を受けやすい部位の皮膚の下に、リウマトイド皮下結節と呼ばれる硬いしこりができる事もあります。


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●関節とその周辺の症状
●関節の変形 つづき
 足では親指が外側に曲がったり(外反母趾)、第二〜第五指が足背へ脱臼したり、かぎ爪足指などの変形が起こります。関節炎を起こした他の関節にも、さまざまな変形が起こってきます。


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●関節とその周辺の症状
●関節の変形
 発病早期には、関節周囲の軟部組織が腫れ、とくに手指の近位指節関節が紡錘状に腫れてくることが多いものです。小指のほうに指が曲がったり、鳥の首の形やオペラグラスを握った形になったりする変形がおこってきます。


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●関節とその周辺の症状
●関節炎 つづき
 また、変形性関節症などの他の関節炎の症状が軽く、午後になると段々重くなってくることが多いのですが、関節リュウマチの場合は、午前中のほうが症状が重く、関節炎のために体を動かすのさえ苦痛だったものも、午後になると軽くなって来るということもあるほどです。


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●関節とその周辺の症状
●関節炎
 関節が赤く腫れて、痛みます。痛み方は、何もしてなくても痛んだり、動かすと痛んだり、押すと痛んだりなど色々です。この関節炎は、手指の特に近位指節関節
と中手指節関節、足指の特に中足指節関節からおこることが多く、次第に方々の三節にも起こってきます。しかも、左右の同じ部位の関節に炎症が起こることが多いです。


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●関節とその周辺の症状
●朝のこわばり つづき
 発病当初から見られる症状ですが、病状が重くなる活動期になるとその持続時間が長くなり、病状が軽くなる緩解期になると持続時間が短くなるので、自分で病状を把握する好い指標になります。


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●関節とその周辺の症状
●朝のこわばり
 朝起きたときに、特に手の指がこわばったり、腫れぼったく感じて動かしにくいという症状で、痛みとは違います。少しの間、指を動かしたり、温めたりするうちに消えていきます。


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関節リウマチの症状
◎朝の手指のこわばりが特徴 つづき
 関節の中では、骨の脱灰、軟骨の破壊、骨の破壊、骨の癒着へと変化が進行し、次第に関節が変形していきます。


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関節リウマチの症状
◎朝の手指のこわばりが特徴 つづき
 そのうちに、関節が赤く腫れて痛む関節炎の症状が起こってきますが、この症状は、午前中は重く、午後になると軽くなってくるのが特徴です。関節炎は、何ヶ月間か悪い状態が続いたかと思うと、次の何ヶ月間は良くなるということを長年に割ったって繰り返していきます。


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関節リウマチの症状
◎朝の手指のこわばりが特徴 つづき
 不定の全身症状で始まった場合、関節リュウマチの発病とは気づかないことが多いのですが、この病気であれば、朝起きたときに、特に手の指がこわばった感じがして動かしにくい、いわゆる「朝のこわばり」という症状がともなうのが特徴です。


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関節リウマチの症状
◎朝の手指のこわばりが特徴
 大部分は、体の疲労感や違和感、体重の減少、微熱などの関節とは直接関係のない不定の全身症状が、なんとなく起こってきて発病するのですが、時にはっきりした発熱、関節痛をともなって比較的急性の症状で始まることもあります。


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関節リュウマチとは
●病気になりやすい人 つづき
 この病気が遺伝や体質が関係しているという確実な証拠はありません。
 つまり、血のつながった家族の中に患者がいるからといって、発病する危険性が高いとはいえないのです。


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関節リュウマチとは
●病気になりやすい人 つづき
 罹患する人は、1対3または1対4の割合で女性が多くなっています。幼児から高齢者まであらゆる年代の人に発病しますが、20〜40歳代での発病が最も多いです。


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関節リュウマチとは
●病気になりやすい人
 関節リュウマチの発生頻度は、年間1000人に0.5〜3人といわれていて、日本では、人工の約0.3パーセントの発病率となっています。


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関節リュウマチとは つづき
 しかし、少なくとも、関節の変形が起こり始めた初期段階で適切な治療を開始すれば、たいていは、関節がうごかせなくて日常生活に不自由することにはならないものです。


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関節リュウマチとは つづき
 この関節リュウマチは、関節炎が自然によくなったり、悪くなったりを繰り返しているうちに、炎症がいつも続くようになります。その間に、関節の中では、骨の骨粗しょう症、軟骨の破壊、骨の破壊と次第に病変が進行し、関節が変形していきます。最後には、上下の関節の骨が癒着してしまい、関節が全く動かせなくなります。このような関節の変化は、左右の同じ関節に起こってくることが多いために、日常の身の回りのことさえ、自分ではできなくなる人もいます。


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関節リュウマチとは つづき
 日本では、かつてはリウマチ様関節炎とか、ロイマチスとか呼ばれていたのですが、現在では関節リュウマチが正式病名として用いられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


関節リュウマチとは つづき
 膠原病といって全身の結合組織に特有な病変を起こしてくる病気の中で、複数の関節が炎症を起こして痛み、化膿してくることはない関節炎をおもな症状とする病気だけをリウマチと呼ぶことに決められています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


関節リュウマチとは
◎膠原病の一つ、関節炎が主症状
 リウマチという語源はギリシア語で、「流れる」という意味です。
 ギリシア時代から16世紀ごろまでは、脳から流れ出た悪い液がたまって関節が痛むと考えられていて、関節が痛む病気はすべてリウマチと呼んでいました。その名残で、現在でもリウマチという病名が用いられているのですが、かつてのように、関節が痛む病気を漠然とリウマチと呼んでいるのではありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(関節リュウマチ)


関節リュウマチとは
◎膠原病の一つ、関節炎が主症状
 リウマチという語源はギリシア語で、「流れる」という意味です。
 ギリシア時代から16世紀ごろまでは、脳から流れ出た悪い液がたまって関節が痛むと考えられていて、関節が痛む病気はすべてリウマチと呼んでいました。その名残で、現在でもリウマチという病名が用いられているのですが、かつてのように、関節が痛む病気を漠然とリウマチと呼んでいるのではありません。


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関節リュウマチとは
◎膠原病の一つ、関節炎が主症状
 リウマチという語源はギリシア語で、「流れる」という意味です。
 ギリシア時代から16世紀ごろまでは、脳から流れ出た悪い液がたまって関節が痛むと考えられていて、関節が痛む病気はすべてリウマチと呼んでいました。その名残で、現在でもリウマチという病名が用いられているのですが、かつてのように、関節が痛む病気を漠然とリウマチと呼んでいるのではありません。


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関節リュウマチとは
◎膠原病の一つ、関節炎が主症状
 リウマチという語源はギリシア語で、「流れる」という意味です。
 ギリシア時代から16世紀ごろまでは、脳から流れ出た悪い液がたまって関節が痛むと考えられていて、関節が痛む病気はすべてリウマチと呼んでいました。その名残で、現在でもリウマチという病名が用いられているのですが、かつてのように、関節が痛む病気を漠然とリウマチと呼んでいるのではありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


◎自己免疫とは つづき
●おもな自己免疫疾患
 もう一つは、ほぼ全身の臓器が傷害されるもので、全身性自己免疫疾患と呼ばれています。関節リュウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、全身性硬化症などの膠原病が代表的な病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


◎自己免疫とは つづき
●おもな自己免疫疾患
 自己免疫疾患は、二つのグループに分けることができます。 
 一つは、傷害される臓器が一つまたは二つと少ないもので、限局性自己免疫疾患と呼ばれます。慢性甲状腺炎、巨赤芽球性貧血、重症筋無力症など名代表的な病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


◎自己免疫とは つづき
●自己免疫のしくみ
 もう一つは、健康な人でも自己抗体は作られているという考え方です。自己抗体はつくられていても、免疫学的監視機構が働いていて、その量は極めて少なく、不必要にたくさん作られ、その結果、自己免疫疾患が発症するものと考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


◎自己免疫とは つづき
●自己免疫のしくみ
 その一つは、もともと自己の組織に対して抗体を作る細胞(禁止クローン)が存在するという考え方です。この禁止クローンは、胎生期に死滅してしまうか、生後に存在していても抑制されているため自己抗体はできないのがふつうですが、抗体産生組織にガンなどの腫瘍ができたり、感染が起こったりすると突然変異が起こり、禁止クローンが復活して自己抗体が産生されるというものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


◎自己免疫とは つづき
●自己免疫のしくみ
 もう一つは、組織の性質は変わらないが、抗体産生組織に異常がおこるために自己免疫が起こるという説で、この説には色々な考え方があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


◎自己免疫とは つづき
●自己免疫のしくみ
外傷、炎症、感染などが起こると、組織の性質が変わり、抗体を作る側には非自己と感じられてしまうために抗体を作ってしまうというものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


◎自己免疫とは つづき
●自己免疫のしくみ
 自己免疫がなぜ起こるのか、まだ正確なことはわかっていませんが、大きく分けて二つの説があります。
 一つは何らかの原因で自己の組織の性質が生まれてきたときのものとは変わってしまうために、自己抗体ができてくるという説です。


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◎自己免疫とは つづき
 ところが、自己である体の構成成分を非自己と錯覚して、これに対して抗体を作ってしまうことがあります。この抗体を自己抗体、この抗体との間でおこる抗原抗体反応を自己免疫といい、この結果起こってくる病気を自己免疫疾患といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


◎自己免疫とは
 体の健康を守っている免疫反応は、生まれつき体内に持っているものに対しては抗体を作らないのが原則です。


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●4型(遅延型)反応 つづき
4型反応によるおもな病気
 アレルギー性接触皮膚炎が代表的な病気ですが、他にも、色々な感染症の発症や進展にこの4型反応が関与しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


●4型(遅延型)反応 つづき
4型反応によるおもな病気
 アレルギー性接触皮膚炎が代表的な病気ですが、他にも、色々な感染症の発症や進展にこの4型反応が関与しています。


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●4型(遅延型)反応 つづき
 ツベルクリン反応のように反応の現れ方がおそいので、ツベルクリン型、遅延型と呼ばれますが、感さTリンパ球によって生じるので細胞免疫型と呼ばれることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


●4型(遅延型)反応
 抗原と特異的に反応する感作Tリンパ球によっておこるアレルギーです。抗原と反応した感作リンパ球から、リンホカインと総称して呼ばれるマクロファージを活性化する因子をはじめとする色々な活性物質が遊離し、組織障害を起こします。


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●3型反応 つづき
 3型反応によるおもな病気
 異種抗毒血清注射でおこる血清病が代表的な病気ですが、薬剤アレルギーでも同じような症状がおこることがあり、血清病型といわれています。その他に、血管炎、急性腎炎、全身性エリテマトーデスにともなっておこる腎炎、アレルギー性気管支アスペルギルス症、過敏性肺臓炎などです。


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●3型反応
 血管内やその周辺の組織で抗原抗体反応が起こると、その結果つくられた免疫複合体という物質が血管壁や組織に沈着します。この免疫複合体に補体が結合して活性化され、血管や組織が傷害されるアレルギーです。


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●2型(細胞障害型)反応 つづき
 2型反応で起こる主な病気
 不適合輸血、自己免疫性溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少性紫斑病などがあります。


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●2型(細胞障害型)反応 つづき
 2型反応で起こる主な病気
 不適合輸血、自己免疫性溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少性紫斑病などがあります。


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●2型(細胞障害型)反応
細胞膜自信や細胞膜に結合した他の物質、が抗原となり、これに対して作られた抗体が、細胞に作用して細胞を溶かすなどの色々な障害を細胞に起こすアレルギーです。


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●1型(アナフラキシー型)反応 つづき
 1型反応によるおもな病気
 薬剤の使用などでおこるアナフラキシーショック、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、じんましん、アレルギー性胃腸症などがあります。これらの病気は、起こりやすい遺伝的な体質を持つ人に起こります。


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●1型(アナフラキシー型)反応 つづき
感作された状態にあるときに、抗原が体内に入ると免疫反応(抗原抗体反応)がおこり、その刺激で一連の反応が細胞内で生じて、ヒスタミン、SRS−Aといった化学伝達物質が、体の色々な部位の平滑筋の収縮、毛細血管の透過性亢進、腺からの分泌亢進をひきおこし、さまざまな症状が現れてきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


●1型(アナフラキシー型)反応
 IgE抗体によって起こるアレルギーです。IgE抗体が作られると、組織に存在するマスト細胞(肥満細胞)や血液中の好塩基球の細胞膜と結合しますが、これを感作された状態といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


●アレルギーの型
 アレルギーは、おこり方から四つの型に分類されています。
 このうち、1〜3型はいずれも抗体の働きの異状によっておこるもので、この抗体と反応する抗原をアレルゲンともいいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


アレルギーとは つづき
 「アレルギーとは、免疫反応によって引き起こされた生体の全身性または局所性の障害をいう」と定義づけられています。つまり、免疫反応の中で、生体に障害を
おこすものだけをアレルギーと呼ぶようになっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


アレルギーとは つづき
 アレルギーとは、ギリシャ語の「変化する」といういみのallosと「作用、能力」を意味するergoを一緒にした言葉で、「変化したした反応能力」を意味し、1906年にオーストリアの小児科医ピルケによって提唱たれた定義です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


アレルギーとは つづき
 この免疫応答に質的、量的な変化が生じて、調節機能の異常、特に過剰な免疫応答が起こって、体に障害を与えることがあります。この現象をアレルギーといいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


アレルギーとは
 免疫応答は、原則として、1自己に対しては抗体を作らない、2色々な抗原に対して、特異的な抗体とリンパ球を作る、3その質や程度は過剰にならないように調整される、4遺伝的な素因が関係する、といった性質を持っています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫応答のしくみ つづき
 一方、T細胞からは、遅延型反応性T細胞(感さTリンパ球)、キラーT細胞、ヘルパーT細胞、サプレッサーT細胞などのリンパ球が作られます。このうち、感さTリンパ球とキラーT細胞は抗原と反応しますが、このT細胞由来の免疫応答を細胞性免疫といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫応答のしくみ つづき
 抗原が再び体内に入ると、これらの抗体と抗原との間で免疫反応が起こります。このB細胞由来の免疫応答を体液性免疫といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫応答のしくみ つづき
 この抗体は、グロブリンというタンパク質で、免疫に関与するところから免疫グロブリン(Ig)といい、IgE、IgG、IgM、IgA、IgDの五種類があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫応答のしくみ つづき
 情報が伝わると、B細胞は抗体を作る抗体産生細胞(形質細胞)に分化し、抗体ができます。この反応は、ヘルパーT細胞とサプレッサーT細胞の働きによって、促進されたり、抑制されたりして調整されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫応答のしくみ つづき
 抗体が体内に入ると、マクロファージが抗原を取り囲みますが、この情報が胸腺で作られるT細胞と骨髄で作られるB細胞に伝達されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫応答のしくみ
 抗原が体内に入ると、生体は複雑な反応を起こします。この反応を免疫反応といいます。
 免疫反応をおもにつかさどっているのは、骨髄で作られるリンパ球とマクロファージ(大食細胞)です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫のしくみ つづき
 この免疫反応を応用して、病気の予防に役立てているのが、予防接種です。病気

が起こらない程度に不活性化または弱毒化した細菌やウイルスのワクチンを接種し

ておくと、体内に抗体ができ、感染を受けても免疫反応が働いて発病しないですむ

わけです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫のしくみ
 体内に入ってきたものが非自己であると識別すると、体は抗体をつくって非自己

であることを記憶し、再び同じ非自己が体内に入ってきたときに、抗体が結びつい

て非自己の性質を封じ、早く体外へ排除しようとします。この抗体と結びつく非自

己を抗原(アレルゲン)といい、抗原と抗体が結びつく現象を抗原抗体反応または

免疫反応といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫とは つづき
 臓器移植の際に起こる拒絶反応は、この免疫の働きによるものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(免疫のしくみと働き)


免疫とは
 動物は、見たり、嗅ぎ分けたりして、親、兄弟などの身内と身内でないものとを識別することができます。
 これと同じ様な識別が、私たちの体内でもおこなわれています。体には、生まれつき自分の体内にあったものとそうでないものを識別できる能力が備わっていて、非自己が体内に入ってくると識別してこれを体外へ排除しようとします。
 この働きを免疫といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE過剰症)


どんな病気か つづき
 また、狭心症の治療などのために、血液が固まるのを予防する薬物投与を受けている方は、ビタミンEを大量にせっしゅし結果、出血時間の明らかな延長と、身体各所に斑状出血が認められた例があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE過剰症)


どんな病気か つづき
 ただし、ビタミンEを大量に摂取した場合には、血液を凝固させる作用のあるビタミンKと拮抗し、出血が止まりにくくなることが明らかにされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE過剰症)


どんな病気か
 ビタミンEには、他の脂溶性ビタミンに見られるような重い過剰症は報告されていません。
 近年、老化予防などを目的とした大量摂取が一般的に普及しているため、中には過剰症が懸念される例もいくつか報告されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD過剰症)


治療
 ビタミンDの使用を直ちに中止して、カルシウムの少ない食事にします。
 緊急の場合は点滴などを行い、尿と一緒に排泄されるカルシウムを増加させます。無機リンや副腎皮質ホルモン剤の使用も、血清カルシウムを低下させます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD過剰症)


どんな病気か つづき
 ビタミンD過剰症が長期に及ぶと、心臓、脳、動脈、骨などにカルシウム沈着が起こり、機能が低下したり、質がもろくなったりします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD過剰症)


どんな病気か つづき
 症状は多彩で、顔色が青白い、食欲がない、食物を吐く、便秘などに始まり、体重が減り、成長期の発育が止まったりします。重症になると、昏睡、けいれんを起こし死亡することもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD過剰症)


どんな病気か つづき
 ビタミンD過剰症には、摂取後数日ないしは数週間で症状が現れる急性中毒症と、数ヶ月してから症状が現れる慢性中毒症とがあります。中毒症になると、血液中のカルシウム濃度が異常に高くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD過剰症)


どんな病気か
 ビタミンDが体内に過剰に蓄積された状態です。ふつうは、ビタミンD剤や活性型ビタミンDを必要以上に摂取した結果起こりますが、ときにはビタミンDに対する体の感受性が敏感すぎたり、肝臓や腎臓で活性型ビタミンDが過剰に作られたりしておこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA過剰症)


治療
 ビタミンAの使用を、直ちにやめます。急性中毒症が起きている場合は、点滴などにより、脳圧を下げる治療がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA過剰症)


どんな病気か つづき
 また、妊娠初期に大量のビタミンAを摂取した妊婦からは、口唇裂その他の携帯異常を持った赤ちゃんの出生もみられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA過剰症)


どんな病気か つづき
 急性中毒症は、能圧亢進症状(吐き気や頭痛をともない、意識状態が悪くなる)が唯一の症状として現れます。それに比べて慢性中毒症の症状は多彩で、脳圧亢進症状のほかに、片側の目の視力障害、片側の手足の麻痺など、脳腫瘍があるときのような症状(偽性脳腫瘍症状)を起こします。食欲不振、体重減少、皮膚のはく脱、四肢の痛み、肝障害などもみられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA過剰症)


どんな病気か つづき
 過剰症には、ビタミンA摂取後12時間前後で発病する急性中毒症と、数ヶ月以上摂取し続けた後に発病する慢性中毒症とがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA過剰症)


どんな病気か
 ビタミンA過剰症は、体内にビタミンAが必要以上に蓄積した状態で、誤ってビタミンA剤を多量に服用したり、にきびやガンなどの治療のために大量に服用したときに起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンK欠乏症)


治療
 原因となった病気の治療と並行して、ビタミンKを使用します。ビタミンKは海草、ほうれん草、キャベツ、トマト、レバー、大豆などに含まれており、ふつうは欠乏症になることはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンK欠乏症)


原因 つづき
 成人では、肝臓の病気、胆道閉塞症、消化吸収不全症候群などにともなって起こります。また、抗生物質や、ビタミンK拮抗剤などの薬剤の長期使用によっておこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンK欠乏症)


原因
 ビタミンKの一部は、腸内細菌によって合成されます。
 新生児の欠乏のおもなものは、肝機能や腸内細菌叢が未熟で、ビタミンKの合成や利用障害が起こるためです。このほか、母乳中のビタミンKが少ないために欠乏状態になることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンK欠乏症)


どんな病気か つづき
 新生児の場合は、褐色のものをはいたり、血便をしたり、皮膚に大きな紫斑が生じるなどの症状がみられます。母乳栄養の乳児に比較的多く、頭蓋内出血、下血、粘膜出血、血液凝固因子低下症などがみられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンK欠乏症)


どんな病気か
 ビタミンKは脂溶性で、出血したときに、血液を固めることによって止血させる作用があります。ビタミンKが欠乏すると、成人では、出血すると血が止まりにくくなり、長期にわたると貧血状態となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(新生児メレナ)


 血液が固まりにくく、消化管などから出血しやすくなる状態が新生児に起こった場合を新生児メレナといい、原因となる病気の代表がビタミンK欠乏症ですが、色々な血液の病気が原因のこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE欠乏症)


治療 つづき
 ビタミンEは、植物油、豆類、キャベツ、ほうれん草に多く含まれていて、これらをふつうにとっていれば欠乏症になることはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE欠乏症)


治療
 一般にビタミンE剤が使用されますが、必ずビタミンE剤の使用が必要とは限りません。
 合成抗酸化剤、セレン、含硫アミノ酸といった薬剤の使用で治るビタミンE欠乏症もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE欠乏症)


原因
 野菜類をふつうに取っていれば欠乏症におちいることはありません。
 長期間のすい臓の病気が続き、脂肪の吸収が阻害されると、ビタミンEの吸収も阻害され、欠乏状態になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE欠乏症)


原因
 野菜類をふつうに取っていれば欠乏症におちいることはありません。
 長期間のすい臓の病気が続き、脂肪の吸収が阻害されると、ビタミンEの吸収も阻害され、欠乏状態になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE欠乏症)


どんな病気か つづき
 ビタミンEは、色々な食品に含まれているので、欠乏症になることは珍しいのですが、欠乏症になると、体内の脂質の酸化による溶血の亢進、赤血球の脆弱化とそれにともなう貧血、皮疹、腸内壁の脂質へのセロイド色素沈着がおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE欠乏症)


どんな病気か つづき
 ビタミンE欠乏症をおこした動物には、老化色素の沈着など老化にともなう症状が現れてくることから、さび止めのビタミンとか若返りのビタミンとか言われています。
 しかし、ビタミンEが人間の老化防止にどの程度有効かは、まだわかっていません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンE欠乏症)


どんな病気か
 ビタミンEは脂溶性で、体内の脂質が酸化して変性するのを防いだり、細胞膜が壊れないようにしたいする働きをしています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD欠乏症)(くる病、骨軟化症)


治療 つづき
 ビタミンDにはいくつかの種類がありますが、おもにその作用を示すのは、ビタミンD2とD3の二種類です。ビタミンD3は、レバー、卵黄、牛乳、うなぎなど動物性食品に多く含まれ、ビタミンD2は、その前駆体のプロビタミンDのかたちで、しいたけなどのきのこ類や、酵母など、植物性食品に多く含まれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD欠乏症)(くる病、骨軟化症)


治療
 ビタミンD、または活性型ビタミンDを使用します。
 ビタミンD欠乏症を予防するには日常の食事による適切な摂取が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD欠乏症)(くる病、骨軟化症)


原因 つづき
 肝臓や腎臓に障害があると、ビタミンDを摂取していても、結果的には不足となり、やはり欠乏症となります。最近では、こうした二次的なビタミンD欠乏症が増えてきています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD欠乏症)(くる病、骨軟化症)


原因 つづき
 また、紫外線照射不足もその一因となります。日光中の紫外線を受けて皮膚でビタミンDに変わり、体内に吸収されて効力を発揮するものもあるからです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD欠乏症)(くる病、骨軟化症)


原因
 日常の食事からのビタミンDの摂取不足のほか、下痢や慢性膵炎などで腸管でのビタミンDの吸収が悪くなったりして、体の中のビタミンDが非常に少なくなったり、欠乏したときにおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD欠乏症)(くる病、骨軟化症)


どんな病気か つづき
 ビタミンDが欠乏すると、歯や骨の発育不全、虫歯や骨の変形などがおこり、子供ではくる病、大人では骨軟化症がおこります。一般的な症状としては、顔色が青白く、筋肉や皮膚に張りが見られず、たるんだ感じとなり、汗もかきやすくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンD欠乏症)(くる病、骨軟化症)


どんな病気か
 ビタミンDは脂溶性で、カルシウムとリンの小腸からの吸収を促進し、正常な骨組織の発育維持に関与します。また、骨から血液中へのカルシウムの移動を円滑に行い、血液中のカルシウムの量を一定に保つ働きをしています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンC欠乏症)(壊血病)


予防
 ビタミンCは、パセリ、ほうれん草、ピーマンなどの緑黄色野菜、トマト、キャベツ、果物類などに含まれています。
 これらの食品をふつうにとっていれば、欠乏症になることはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンC欠乏症)(壊血病)


治療
 壊血病その他の異常は、ビタミンCの使用で治ります。
 壊血病とまではなっていなくても、白血球中に含まれるビタミンCが正常値よりも少ない潜在性のビタミンC欠乏状態の人が、います。このような人は、普段からビタミンCを多く含む食品をとるように心がけることが大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンC欠乏症)(壊血病)


どんな病気か つづき
 風邪を引いたとき、興奮や緊張などストレスの続いたときには、ビタミンCが多く消費されます。これは、風やストレスが続くと、エピネフリンというホルモンの分泌にビタミンCが使われてしまうからです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンC欠乏症)(壊血病)


どんな病気か つづき
 ビタミンCが不足すると、血管壁がもろくなり、皮下出血を起こしやすくなります。これは、骨格や血管などの結合組織の主成分であるコラーゲンの形成に関与しているからです。コラーゲンは、タンパク質の一種で、骨の強化に役立ち、細胞間をしっかり固める作用があるので、傷の回復や止血に重要な働きをします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンC欠乏症)(壊血病)


どんな病気か つづき
 人工栄養児にみられるメルラー・バルロー病は、ビタミンCの不足が原因でおこる乳児壊血病です。この病気の症状は、発育障害、歯肉の腫れ、皮膚の出血、血尿、血便、貧血、手足の骨の末端におこる出血や痛みなどです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンC欠乏症)(壊血病)


どんな病気か つづき
 壊血病の初期症状は、倦怠感、皮膚蒼白、皮膚の点状出血が起こります。やがて出血は歯肉、皮下、粘膜、筋肉、内臓などの毛細血管からおこって、腫れ、痛みをともない、そのまま放置すると貧血状態になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンC欠乏症)(壊血病)


どんな病気か 
 ビタミンCは水溶性で、不足すると、特に毛細血管の機能を正常に保つ上に重要な働きをしていて、体のあちこちから出血する壊血病がおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンという名称の由来)


 ビタミンは、ラテン語のビタと英語のアミンをくっつけて作られた造語です。
 ビタは生命という意味で、アミンは、生体に強力な作用を及ぼす化合物の総称です。つまり、ビタミンとは、生命活動を活発にさせるような、強力な作用を持つ化合物という意味です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB2欠乏症)


予防
 日ごろから、ビタミンB2を多く含む食品を摂取するよう心がけましょう。
 特に、タンパク質や脂肪を多く含む食品を好んで食べる人は、ビタミンB2の必要量も高まります。動物の肝臓、牛乳及び乳製品、しいたけなどを時々とるようにしましょう。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB2欠乏症)


治療
 ビタミンB2の欠乏が、単に食事による摂取不足によっておこったものか、それともB2の利用能や保有能に障害が起こったのかを見極めた上で、適切な治療がおこなわれます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB2欠乏症)


原因 
 ビタミンB2の少ない食事を続けることによっておこります。1〜2ヶ月で症状が出る場合もあるし、3〜4ヶ月かかる場合もあります。また、摂取はしていても、体内でのビタミンB2の利用障害が起きたとき、例えば抗生物質の連用、肝臓病、糖尿病、脳下垂体の病気などが生じたときにも、ビタミンB2欠乏症を起こします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB2欠乏症)


どんな病気か つづき
 炎症は、目の角膜の表層に起こるび慢性角膜炎、口角、唇の内側、舌などの口腔の炎症、鼻、唇、耳介、まぶた、肛門、陰部などにおこる皮膚炎です。主として口腔の炎症が多く、最も早期に現れます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB2欠乏症)


どんな病気か
 ビタミンB2は水溶性で、糖質、脂質、タンパク質の代謝の仲立ちをする酵素を助けて粘膜の保護、肝機能の増強といった働きをするビタミンです。
 このビタミンB2が不足すると、体の粘膜の部分に炎症が起こってくるのが特徴です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(脚気の由来)


 脚は、膝から下のすねの部分のことで、ビタミンB1欠乏症になると、脚から力が抜けて、歩くときによろよろしたりするところから脚気と呼ばれるようになりました。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB1欠乏症、脚気)


予防 
 偏食しないことが大切で、特に米飯などの糖質性食品を多くとる人は、ビタミンB1の必要量が高まります。
 ビタミンB1を多く含む食品としては、豚肉、胚芽米、きなこ、落花生、ごま、うなぎ、たらこなどがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB1欠乏症、脚気)


原因 
 日常摂取している食事からのビタミンB1の補給が不十分な場合、脚気症状が出てきます。
 脚気は、昭和30年以前の日本人に多発した栄養欠陥症ですが、最近では食生活の改善により、大変少なくなりました。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB1欠乏症、脚気)


どんな病気か つづき
 このビタミンB1欠乏による多発性神経炎は、一般に脚気と呼ばれています。
 脚気の主症状は、全身倦怠感、食欲不振、足が重だるく感じられる重量感、知覚や運動麻痺、心悸亢進などの自覚症状に始まり、アキレス腱と膝蓋腱の腱反射消失、浮腫などが現れます。発育期では成長停止がみられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンB1欠乏症、脚気)


どんな病気か
 ビタミンB1は水溶性で、糖質代謝の仲立ちをする酵素を助けて神経機能の調節、消化機能の刺激といった働きをしているビタミンです。ビタミンB1欠乏をおこすと、多発性神経炎が発生します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA欠乏症)


予防 
 ビタミンAはレバー、うなぎ、バター卵黄などに多く含まれています。
 また、にんじん、ピーマン、かぼちゃ、ほうれんそうなどの緑黄色野菜には、カロチンという成分が多く含まれていますが、このカロチンは、小腸でビタミンAに変化します。
 これらの食品を、日常普通に摂取していれば、ビタミンA欠乏症になることはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA欠乏症)


治療
 不足を補うためにビタミンAを使用しますが、けが、やけど、感染症が原因のときは、その治療も平行しておこなわれます。
 タンパク質とカロリー不足が原因の場合には、これらを供給して栄養失調を回復します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA欠乏症)


原因 つづき
 また、ビタミンAの貯蔵組織である肝臓にビタミンAが十分に蓄えられていても、これを全身の組織に運ぶ血液中のタンパク質が減少したために、ビタミンAが全身にいきわたらず、結果的に欠乏症になることもあります。大きなケガや重いやけどなどで、血清蛋白質が急激に減少したときにもおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA欠乏症)


原因 
 ビタミンAを含む食品の摂取が不足する状態が続くと、体内のビタミンAの量も減って、当然欠乏症になりますが、ビタミンAだけが不足することはまれで、大部分は、タンパク質とカロリー全体の摂取不足による栄養失調や、重い感染症の合併症としておこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA欠乏症)


どんな病気か つづき
 性腺の退行変性のために、不妊症になったり、妊娠中であれば胎児の発育にも影響をおよぼし、形態異常が起こりやすくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA欠乏症)


どんな病気か つづき
 ビタミンA欠乏症の子供にはつく障害が起こるのは、この消化管での栄養成分の吸収障害と諸臓器の感染が主要因です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA欠乏症)


どんな病気か つづき
 また、皮膚や粘膜上皮細胞組織が角質化して、皮膚がひどく荒れてひび割れたり、目の角膜が乾燥して痛んだりします。
 さらに、気道や泌尿器の粘膜上皮細胞組織にも角質化がおこるために、細菌やウィルスの感染を受けやすく、気管支炎や膀胱炎などにかかりやすくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンA欠乏症)


どんな病気か
 ビタミンAは脂溶性で、体の発育と生殖作用の維持、目の機能の保護や皮膚の保護、感染に対する抵抗力の維持といった働きがあります。
 慢性的に不足した状態が続くと、子供の体の発育障害、暗いところで物が見えにくくなる夜盲症(鳥目)、生殖作用の維持障害(女子では卵巣の発育や卵子の形成障害、男子では精子の形成障害)がおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎欠乏症と過剰症 つづき
 なお、水溶性ビタミンは、余分な量は尿と一緒に排泄されてしまうので、過剰症になることはありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎欠乏症と過剰症 つづき
 一方、脂溶性ビタミンの場合には、必要以上の量を摂取すると、体内に蓄積されて体に障害を起こすことがあります。これをビタミン過剰症といいます。健康に良いからと言って、むやみにビタミン剤を服用したときなどにおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎欠乏症と過剰症 つづき
 また、肝臓病などの内臓の病気などのために、体内でのビタミンの利用のされ方が悪くなったりすると、必要量は摂取していても欠乏症になることがあります。このような場合、ビタミン剤による補給がどうしても必要になることから、ビタミン依存症と呼びます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎欠乏症と過剰症 つづき
 典型的なのは、食糧事情が悪く、特定の食品しか食べられないといった状態が続いたときにおこるものですが、このようなビタミン欠乏症は、現在の日本ではほとんど見られなくなりました。むしろ、美容などを理由に、特定の食品しか食べないといった極端な偏食のために起こることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎欠乏症と過剰症 つづき
 典型的なのは、食糧事情が悪く、特定の食品しか食べられないといった状態が続いたときにおこるものですが、このようなビタミン欠乏症は、現在の日本ではほとんど見られなくなりました。むしろ、美容などを理由に、特定の食品しか食べないといった極端な偏食のために起こることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎欠乏症と過剰症
 体内のビタミンが不足すると、体に障害が起こってきます。このような状態をビタミン欠乏症といいます。ビタミン欠乏症は、色々な原因でおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎ビタミンの種類
 ビタミン類は、油に溶ける性質の脂溶性ビタミンと、水に溶ける性質の水溶性ビタミンの二つに大別されます。脂溶性ビタミンには、ビタミンA、D、E、Kがあります。水溶性ビタミンには、ビタミンB1、B2、ニコチン酸(ナイアシン)、B6、パントテン酸、ビオチン、コリン、葉酸、B12、イノシントール、Cがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎ビタミンは体の潤滑油 つづき
 したがって、絶えず外部から補給しなければならないのですが、ビタミン類は種類によって自然界の食品中の分布が異なりますので、極端な偏食をすることは好ましくありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎ビタミンは体の潤滑油 つづき
 私たちの体は、ホルモンなどは自分の体内で作ることができますが、ビタミン類は作ることができません。中には作ることのできるビタミンもありますが、それは本の一部です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎ビタミンは体の潤滑油 つづき
 それ自体は、体の血となり、肉となる栄養素ではないのですが、ビタミン類の働きがあってこそ、からだのいとなみが円滑におこなわれ、その結果、健康が保たれ、体の発育もうながされるわけで、いわば体の潤滑油のような役割をしている大切な物質です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(ビタミンとは)


◎ビタミンは体の潤滑油
 ビタミンは、栄養素が効率よく体内で利用されるように、代謝の仲立ちをしたり、からだのいろいろな機能が順調に働くように調節したりする微量の栄養素の総称です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


治療 つづき
●生活の改善
 精神的、肉体的ストレスは、コレステロール値を上昇させます。できるだけストレスを避けるようにし、趣味などをもってストレス解消を心がけることが大切です。喫煙や運動不足、肥満を解消または改善するようにします。
 生活のスタイルを見直し、反省することが高脂血漿治療の第一歩です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


治療
 高脂血漿の治療は、生活の改善、運動療法、食事療法、薬物療法の四つの方法の組み合わせで行われます。
 まず、生活の改善、運動療法、食事療法を行ってみて、十分な効果が上がらなければ薬物療法を追加するというのが原則です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●低HDLコレステロール血漿の原因 つづき
 動物性脂肪の過剰摂取 動物性脂肪の過剰による高トリグリセライド血漿が原因になります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●低HDLコレステロール血漿の原因 つづき
 運動不足 筋肉を使う運動をしない人にはこの脂質異常が起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●低HDLコレステロール血漿の原因
 喫煙 タバコを毎日吸う人は、この脂質異常を起こしているのが普通です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●高コレステロール血漿の原因 つづき
 遺伝的な素因 高トリグリセライド血漿があって、治療をしても改善しない人を家族や血のつながった家系の中に持つ人も、この脂質異常を起こしやすくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●高コレステロール血漿の原因 つづき
 病気 肥満、糖尿病、高尿酸血漿、通風などの各種の病気が関連します。まれに膵炎が原因のこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●高コレステロール血漿の原因 つづき
 運動不足 摂取するカロリーに比較して、体を動かして消費するエネルギーが少ないと、体内に脂質が蓄積して起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●高トリグリセライド血漿の原因
 カロリーの過剰摂取 食べすぎ、砂糖、アルコール、油物の過剰摂取などのカロリーオーバーでおこります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●高コレステロール血漿の原因 つづき
 体質の遺伝 LDLコレステロールを取り込んで処理をする受容体という細胞の表面の小器官に異常があっておこるもので、この体質は遺伝します。日本人には、500人に1人の割合でこの体質の人がいるといわれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●高コレステロール血漿の原因 つづき
 病気 糖尿病、腎臓病、肝臓病、ホルモンの病気が原因になります。また、病気の治療のために副腎皮質ホルモン剤などの薬を服用しておこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●高コレステロール血漿の原因 つづき
 中年太り/更年期 いずれもホルモン分泌が変化するために、代謝も変化することが原因となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


原因
●高コレステロール血漿の原因
 食事 肉類、脂身の多い魚、動物性脂肪の多い動物性食品の多食、卵、うに、いくら、レバー、モツ類などのコレステロールを多く含む食品の連続摂取、野菜、海草、果物の不足といった食事のアンバランスが上げられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎高脂血漿はなぜ治療が必要なのか
症状
■1000ミリグラム以上の高トリグリセライド血漿
 まれに強烈な腹痛が起こることがあります。これは、膵炎が合併するためと考えられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎高脂血漿はなぜ治療が必要なのか
症状 
■家族性高コレステロール血漿
 高コレステロール血漿になりやすい体質が遺伝して起こったものを家族性高コレステロール血漿といい、血のつながった家族には、たいていは高コレステロール血漿の人がいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎高脂血漿はなぜ治療が必要なのか
症状
 高コレステロール血漿や高トリグリセライド血漿が2度(中程度)の以上になっても、自覚症状は現れてこないのがふつうです。
 3度以上になってもまだ自覚症状が現れてこない人が多いのですが、家族性高コレステロール血漿の人と1000ミリグラム以上の高トリグリセライド血漿の人には、重要な症状が現れてきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎高脂血漿はなぜ治療が必要なのか
合併症
●低HDLコレステロール血漿の合併症
 高コレステロール血漿と同じ合併症を起こしてきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎高脂血漿はなぜ治療が必要なのか
合併症
●高トリグリセライド血漿の合併症
 長年続くと肝臓に脂肪がたまる脂肪肝を誘発し、高度になると膵炎も起こってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎高脂血漿はなぜ治療が必要なのか
合併症
●高コレステロール血漿の合併症
 長年放置しておくと必ず動脈硬化症が起こり、ついには脳梗塞、心筋梗塞、壊疽などの閉塞性末梢動脈硬化症などの合併症をおこしてきます。
 また、胆石症を合併する頻度も高くなってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎高脂血漿はなぜ治療が必要なのか
合併症
 高脂血漿をおこしていても痛くもかゆくもありません。それなのに、なぜ治療が必要なのでしょうか。
 高脂血漿の段階では何の症状もないのですが、長年放置しておくと合併症を起こしてきます。そして症状が表面に現れてきたときは、治療をしても健康な状態に戻すのは容易ではありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎血液中の脂質の量が非常に多い
血清脂質の正常値
総コレステロール
 160〜219ミリグラム
トリグリセライド(中性脂肪)
 50〜149ミリグラム
LDLコレステロール 
 80〜139ミリグラム
HDLコレステロール
 70〜40ミリグラム


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎血液中の脂質の量が非常に多い
どんな病気か つづき
 このことから、HDLコレステロールは善玉コレステロールとも呼ばれます。このコレステロールの血液中の量が異常に少ないとということは、全身の組織から余分なコレステロールが十分に取り除かれていないわけで、この状態を低HDLコレステロール血漿といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎血液中の脂質の量が非常に多い
どんな病気か つづき
 HDLコレステロールは、全身の組織から静脈血を介して肝臓へ回収されているコレステロールで、血液中にこのコレステロールが多いことは、全身の組織から余分なコレステロールが取り除かれていることを意味します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎血液中の脂質の量が非常に多い
どんな病気か つづき
 このことから、LDLコレステロールを悪玉コレステロールといい、血液中にこのコレステロールが異常に多い状態を高LDLコレステロール血漿といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎血液中の脂質の量が非常に多い
どんな病気か つづき
 LDLコレステロールは、肝臓から動脈を介して全身の組織へ分配されるコレステロールで、動脈血中のコレステロールの量が多いと、動脈壁をはじめ色々な臓器に蓄積し、障害を起こします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎血液中の脂質の量が非常に多い
どんな病気か つづき
 血液中のコレステロールには、大きく分けてLDLコレステロールとHDLコレステロールの二種類があって、この二つをあわせたものを総コレステロールといいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎血液中の脂質の量が非常に多い
どんな病気か つづき
 四種類の脂質のうち、コレステロールが多い状態を高コレステロール血漿、トリグリセライドが多い状態を高トリグリセライド血漿といい、高脂血漿と呼ぶときは、このどちらかの状態にありか、両方の状態にある場合をさしているのが普通です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(高脂血漿)


◎血液中の脂質の量が非常に多い
どんな病気か
 血液中には、コレステロール、リン脂質、中性脂肪、遊離脂肪酸という四種類の脂質(脂肪)が存在し、血清脂肪と呼ばれています。この血液中の脂質の量が異常に多い状態を高脂血漿または高脂質血漿といいます。また、血液中の脂質はリポタンパクの状態で存在していることから、高リポタンパク血漿ともいいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


予防
 通風や高尿酸血漿は、それが遺伝的な体質の場合は、的確な予防手段がありません。定期的な血液のチェックをし、尿酸値が高いときにはその原因を調べることが大切です。肥満にともなって発病した場合は、まず肥満を是正する為の食事療法をおこなう必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


治療
●食事の注意
 通風は肥満にともなっていることも多く、食生活に対する配慮も大切です。高タンパク、高カロリーにかたよらないような献立を工夫することも大切な治療、予防となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


治療
●基本的治療
 基本的には血液中の尿酸値を薬剤によって下げる治療が必要です。そのための薬剤としては、尿酸を尿中に排泄する作用のある尿酸排泄剤、あるいは尿酸がつくられることを抑制する薬を服用し、血液中の尿酸を、正常範囲にコントロールします。これらの薬剤は長期間服用する必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


治療
●通風性関節炎の治療
 痛風発作にはコルヒチンか、副腎皮質ホルモンを含まない抗炎症剤を用います。また、痛風発作の前兆として、発作の起こる部位になんとなく違和感やねっかんを感じることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


治療 
 通風の根本的な治療法はありません。しかし、薬物療法や、食生活の注意などを守っていれば、悪化も防げ、腎不全などの病気に移行する心配もありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎引き金となる高尿酸血漿
原因 つづき
 高尿酸血漿は、
1遺伝的な体質や環境的な要因により、腎臓からの尿酸の排泄が低下して起こる場合
2尿酸が異常に多く作られて起こる場合
3二つの原因が平行して起こる場合の三つに大別されます。
 これらのほかに、高血圧の治療のために高圧利尿剤を長期間服用している人に、高尿酸血漿がおこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎引き金となる高尿酸血漿
原因 
 大きく二つに分けて、通風を起こしやすい遺伝的な体質によって発病する場合と、高カロリーの摂取やアルコールの飲みすぎ、肥満などの環境的な要因による場合とがあります。 
 痛風発作が起きるのは、高尿酸血漿のために関節などに尿酸が沈着するからです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎足の親指のつけ根が痛む
症状 つづき
 ひどい通風結節では、尿酸が沈着した部分の骨が侵食され破壊されているのもあります。 
 また、通風が進行する過程で、腎臓にも尿酸が沈着するために、腎臓の働きが低下して、慢性腎炎から腎不全へと移行するようになります。しかし、腎臓では関節のような自覚症状はなく、検査をしなければわかりません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎足の親指のつけ根が痛む
症状 つづき
通風が慢性状態になると、蓄積した尿酸のかたまりである通風結節が、耳介や手の甲のほか、痛風発作をおこした関節の近くにできてきます。このしこりは、皮膚の上からさわっても痛くないものもあれば、痛みを感じるものもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎足の親指のつけ根が痛む
症状 つづき
 このような状態が続くと、関節炎は急性から慢性になって、いつも痛むようになり、しかも一箇所だけでなく、体のあちこちの関節が痛むようになってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎足の親指のつけ根が痛む
症状 つづき
 しかし、痛風発作が治っても、その基礎にある高尿酸血漿という状態は続いているため、またいつか、激しい痛みをともなった通風発作が起こってきます。
 


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎足の親指のつけ根が痛む
症状
 たいていは、足の親指のつけ根にある関節に、これといった前触れもなく、激しい痛みと炎症がおこります。
 痛風発作の特徴は、急激に起こり、早ければ2〜3日、遅くても1〜2週間という短期間のうちに、何も治療しなくても自然に症状が軽快してしまうことです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎尿酸が関節や腎臓に沈着する
どんな病気か つづき
●中年の男性におこりやすい
 血液を調べてみると、高尿酸血漿の状態になっている人が100人中10〜20人ぐらいいますが、その人たちすべてが通風になるというわけではありません。その一割程度の人が通風を起こします。しかし、放置しておくと通風になる率は非常に高くなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎尿酸が関節や腎臓に沈着する
どんな病気か つづき
 また、腎臓の尿細管に尿酸塩が沈着すると、尿細管から再吸収されるはずのタンパク質が尿中に漏れでたり、尿を濃縮する能力が低下するなど、腎臓の働きが低下して腎不全になります。このような状態を通風腎といいます。
 通風とは、尿酸が沈着して起こるこのような病的な状態の総称です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎尿酸が関節や腎臓に沈着する
どんな病気か つづき
■通風性関節炎と通風腎
 関節の滑膜に尿酸塩が沈着し、そこに刺激が加わると急性の炎症が起こり、関節に耐えがたい激しい痛みが起こります。この状態を痛風発作または通風性関節炎といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎尿酸が関節や腎臓に沈着する
どんな病気か つづき
 高尿酸血漿の状態が続くと、尿酸は体液に溶けにくい性質のために、体の色々な部位に沈着を起こしてくることがあります。特に沈着しやすいのは、関節の内部を包んでいる滑膜と、尿を作っている腎臓の尿細管という部分です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎尿酸が関節や腎臓に沈着する
どんな病気か つづき
■高尿酸血漿
 尿酸は、腎臓で尿と一緒に体外へ排泄されるために、血液中の尿酸の量は一定量以上にはならないのがふつうですが、人によっては、その量が以上に増えることがあります。この状態を高尿酸血漿といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)


◎尿酸が関節や腎臓に沈着する
どんな病気か つづき
 尿酸は、細胞の新陳代謝の結果生じる物質で、いわば、体が種しゅの物質をエネルギーとして消費した後に生じる燃えカスのようなものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(痛風)



◎尿酸が関節や腎臓に沈着する
どんな病気か
 痛風は、血液中に含まれる尿酸という物質が異常に増え、関節や腎臓などに沈着して、痛みをともなった炎症を起こしたり、臓器の働きを低下させたりする病気の総称です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎血糖の自己測定
 インスリン依存型糖尿病で、インスリン注射を自分でおこなっている人は、インスリンの効果を、日々、確かめなければなりません。
 特に血糖の動揺が著しいときや、妊娠中などは血糖測定の確認が大切です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎薬物療法 つづき
●インスリンの副作用
 副作用としては、低血糖、インスリン治療開始早期の神経痛、注射部位の発赤・腫れ・しこり・かゆみ・萎縮のほか、一過性に現れる全身のむくみ、目の屈折異常などがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎薬物療法 つづき
 インスリン注射をしている人は、食事のとり方も大切です。つまり、インスリンの作用時間を考慮しながら食事を取るのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎薬物療法 つづき
●インスリン注射の実際
 インスリン注射は、毎日一定の時間に自分でおこなうのが原則です。インスリン依存型糖尿病のインスリン治療には、現在のところ2相インスリンを用い、朝夜二回注射するのを原則とし、必要に応じて正規インスリンを追加するのが良いとされています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎薬物療法 つづき
 インスリン製剤は、作用の面から三つに大別されます。
 まず、効果は早く現れるが持続性は短い速効性インスリン、次に、効果の出現は比較的遅いが長続きする持続性インスリン、そして速効性と持続性の中間的な効果を持つ中間型インスリンです。


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◎薬物療法 つづき
●インスリン療法 
 注射によりインスリンを投与する療法で、これを必要とする糖尿病の状態は二つに大別できます。
 一つは、絶対にインスリン注射を必要とする場合で、投与しないと生命を失う危険をともなう状態です。
 もう一つは、糖尿病のコントロールに、インスリンを用いたほうが良いと考えられる状態です。
 前者をインスリン絶対的適応、後者を比較的適応といいます。


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◎薬物療法
●経口血糖降下剤療法
 食事療法や運動療法を正しく行っても、血糖のコントロールが十分でないと判断された、インスリン非依存型糖尿病には、経口血糖降下剤を使用します。スルホニールウレア剤とビグアナイド剤などがあります。


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◎運動療法 つづき
 糖尿病のための特別な運動があるわけではなく、健康な人が体力増進のためにおこなう運動でよいのです。相手や特定の機械を必要とせず、いつでも、何処でも好きなようにできて、しかもあきがこないものが適当です。その意味では、歩くのが一番です。


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◎運動療法 つづき
 運動による筋肉のブドウ糖消費は、インスリンの力を借りずにおこなわれるので、そのぶんだけ自分のすい臓から分泌するインスリンを節約することになります。
 運動を積極的におこなうためには、まず、毎日の生活時間の中に、運動の時間を組み入れることからはじめます。できれば、食前よりも食後一時間くらいの時間帯を当てると、摂取したものを効率よく代謝させることができます。


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◎運動療法
 食事療法に加えて、毎日一定の運動療法を行うと、更に治療効果が上がり血糖や血清脂質が改善します。


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◎食事療法
●指示エネルギーの算出 つづき
これは多すぎても少なすぎてもいけないので、経過を診ながら適切な量を決めていきます。成人でふつうの労働の人なら、標準体重一キログラムあたり30きろかろりーくらいです。


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◎食事療法
●指示エネルギーの算出 つづき
 食事の総エネルギーは、性別、年齢、栄養状態、労働量を考慮に入れて、標準体重の1キログラムあたりにどのくらいのエネルギーを与えるかを決め手から計算します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎食事療法
●指示エネルギーの算出
 糖尿病はインスリン分泌不足から来る病気ですが、現段階では不十分なインスリン分泌を正常にする治療法がありません。そこで、自分の体のインスリン分泌能力に見合う範囲で食事を取ること、つまり全体の摂取エネルギーの制限が必要です。おおよその見当は、普通初句の60〜75パーセントくらいになります。
 


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◎食事療法
 糖尿病の食事療法とは、むやみに糖質を制限したものではなく、一般に想像されがちな病人食でもありません。ただ、その人が生活するのに必要な最小限のカロリーの範囲で、タンパク質、脂肪、糖分のほか、ビタミン、ミネラルなどをまんべんなく取り入れる方法なのです。もちろん生活の中には、労働や、正常な発育、妊娠、出産などが可能であるということも含まれます。


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◎食事療法が治療の根幹 つづき
 この時点で、経口血糖降下剤やインスリンの治療が必要かどうかもほぼわかります。インスリン非依存型糖尿病はできるだけ食事療法で治療すべきで、肥満体なら、標準体重になるまでこれらの薬剤を用いるべきではありません。薬には副作用がつきものですし、また薬に頼って、基本的な食事療法がおろそかになってはいみがありません。


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◎食事療法が治療の根幹 つづき
 二週間の食事療法の効果が、血糖値や尿糖量の上に反映されていなければ、食事療法に誤りがあると考えられます。問題点を的確につかむためには、毎日の食事の献立や使用した食品の種類と量は、大切になってきます。


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◎食事療法が治療の根幹 つづき
 まず、指示された食事療法を約二週間行った上で、再び血糖値や尿糖量、コレステロールや中性脂肪の血中濃度が検査されます。その結果が順当であるかどうかで、そのままの食事療法を続けるか、あるいは多少の修正を加えるかが判断されます。


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◎糖尿病治療の手順
 治療の手順は一様ではありません。インスリン依存型糖尿病では、治療を急がないと、命を失う場合もあります。 
 糖尿病の大半を占めるインスリン非依存型の患者に対しては、一般に性別、年齢、身長、体重、労働の程度をはじめとして、さまざまな検査を参考にして治療手順が決められます。検査としては、血糖値、血漿インスリン値、総コレステロールや中性脂肪の血中濃度、尿糖、尿タンパク量、血圧、心電図、眼底検査、肝機能検査、腎機能検査などです。


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◎食事療法が治療の根幹 つづき
 糖尿病の状態は人によって異なります。ある人は食事療法だけでコントロールできますし、他の人は更にインスリン治療を必要とします。


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◎食事療法が治療の根幹 つづき
 糖尿病の治療には、食事療法、運動療法、経口血糖降下剤療法、インスリン注射療法、人工膵島、すい臓移植があります。
 もっとも大切なのは食事療法です。糖尿病をコントロールすることは、ごく普通に言えば、食事や食後の血糖値をなるべくけんこうなひとのそれに近づけることです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎食事療法が治療の根幹 つづき
 言い換えれば、糖尿病の治療は、患者当人が自分の病状を良く知り、病気を良くする強い意志を持ち、家族や同僚も、これを積極的に支援するのでなければ、達成されるものではありません。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎食事療法が治療の根幹 つづき
 糖尿病の治療を進めるにあたって重要視されるのは、糖尿病の重さや合併症の有無ばかりではなく、患者の人格、教養、社会的な立場、収入、食習慣、さらには患者をとりまく家族構成、家庭環境、社会環境などです。糖尿病コントロールのよしあしが、これらの因子によって大きく左右されるからです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎食事療法が治療の根幹 つづき
 この治療目標は、糖尿病の発症予防にも当てはまります。三親等のうちに糖尿病にかかっている人がいるとその人が肥満することは、糖尿病に発症に火をつけるようなものですし、糖尿病にかかっている親が、自分の子供の肥満を放置するのは子供の糖尿病へのてだすけをしているようなものです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎食事療法が治療の根幹 つづき
 つまり、現時点での糖尿病の治療目標は、病状を不利に導く色々な因子を取り除き、インスリン作用の不足による種しゅの代謝異常を是正して、血管障害などの合併症への進行を防ぎ、糖尿病による死を避けると同時に、その個人が一生の間、健康人に近い状態で健全な社会生活を送ることにあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎食事療法が治療の根幹 つづき
 糖尿病の遺伝子素因を発見し、遺伝子工学的にそれを取り除くのは、未来の夢です。
 では、糖尿病にかかった人の前途は暗いものかというと、そうではありません。体質を変えることはできませんが、正しい治療をつづけ、糖尿病を良い状態に保てば、健康な人と同じ様に社会生活を送ることができます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の治療)



◎食事療法が治療の根幹
 糖尿病は、糖尿病になりやすい体質を遺伝的に受け継いだ人がなりやすい病気です。
 したがって、現代の医学では、1〜2の例外を除いては根本的に治すことはできません。1〜2の例外とは、著しい肥満をともなう糖尿病患者が減食に励み、正常体重になったとき、あるいは妊娠中のときだけに現れる糖尿病などです。
 


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 インスリン非依存型糖尿病では特定のHLAは検出されておらず、ウィルス感染とも無縁です。ただ肥満と過食は重要な引き金となっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 原因としては、体質の遺伝も原因しています、インスリンを作り出すランゲルハンス島β細胞の機能障害、つまり、β細胞にインスリンを分泌せよという指令が来ても、その認知や伝達がうまくおこなわれなかったり、インスリンを作る過程や分泌の機構に関する色々な要素に対する障害が、代々受け継がれていくのだろうと想像されています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 インスリン非依存型糖尿病は、ケトーシスに進むことは少なく、大多数の人は食事療法だけか、食事療法に経口血糖降下剤の助けを借りて、治療することができます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン非依存型糖尿病の原因
 2型糖尿病とも呼ばれるインスリン非依存型糖尿病は、40歳以上の人に多い糖尿病で、症状もゆっくりと進行します。約80パーセントの人は、肥満か、あるいは過去に肥満の経歴を持っている人です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 なお、インスリン依存型糖尿病の発病初期には、約60パーセントもの人の血液中に、膵島細胞質抗体や膵島細胞膜抗体といった膵島に対する抗体が検出されます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 ウィルス以外では、体内に自己免疫反応が起こり、甲状腺や副腎などに対する交代が産生されると同時に、ランゲルハンス島に対する抗体も作られて、膵島炎を生じることが知られています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 しかし、これらのHLAを持っているからといって、必ずインスリン依存型糖尿病になるわけではなく、何らかのきっかけがあって発病するのです。
 


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 この体質は白血球の型と関係が深いといわれています。人には、赤血球にA・B・O・AB型の血液型があるように、白血球もいくつかの型に分けることができます。
 白血球の型はHLAという略称で呼ばれ、インスリン依存型糖尿病になりやすい素質と関係が深いHLAは、人種によって異なり、日本人の場合は、DR4とDRw9といわれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 原因は、ある種のウィルス感染や自己免疫反応、あるいはその両者によってすい臓のランゲルハンス島に炎症が起こり、多数のリンパ球が侵入して、インスリンを分泌するβ細胞が破壊されるためと考えられています。そして、インスリン依存型糖尿病は、特定のウィルスによってランゲルハンス島がおかされやすいとか、自己免疫反応を起こしやすい体質を持つ人がかかるもので、この体質は遺伝するらしいと考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

●インスリン依存型糖尿病の原因 つづき
 インスリン依存型糖尿病は若い人に多く、急に発病します。欧米では、20歳以下の0,1〜0,3パーセントにみられますが、日本では少なく、同世代の0,02パーセントといわれています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係 つづき

●インスリン依存型糖尿病の原因
 インスリン依存型糖尿病は、インスリン欠乏状態があり、ケトーシス(脂肪が分解して産生されるケトン体が血液中に増え、体液が酸性に傾く状態)におちいりやすく、生命を維持するために、一日もインスリン注射を欠かせない糖尿病のことで、別名1型糖尿病とも呼びます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の原因)



◎発病に遺伝的な体質が関係

 糖尿病には色々な種類がありますが、普通に糖尿病といえば、インスリン依存型糖尿病(1型)かインスリン非依存型糖尿病(2型)の事を指します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の合併症、糖尿病性昏睡)



◎血液の酸性化が昏睡をまねくつづき

 一デシリットル中1000ミリグラムをこえる高血糖、ケトン尿のないこと、高度の脱水、けいれんをともなう昏睡が非ケトン性高血糖工浸透圧昏睡発見の決め手となります。
 このほか糖尿病の人は、低血糖昏睡も起こります。低血糖と数からすれば、これが一番多く、糖尿病の治療にインスリンを注射している人や、経口血糖降下剤を服用している人にみられます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の合併症、糖尿病性昏睡)



◎血液の酸性化が昏睡をまねくつづき

 これは糖尿病の有無とは直接の因果関係がなく、著しい脱水がもとで高血糖となり、高浸透圧をきたすのです。糖尿病があったとしてもその程度は軽く、インスリンは脂肪の異常な分解をきたさない程度に分泌されているので、糖尿病性昏睡に特有なケトン尿は検出されないか、検出されたとしてもわずかです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の合併症、糖尿病性昏睡)



◎血液の酸性化が昏睡をまねくつづき

なお、糖尿病性昏睡に似通った症状を示し、これと区別が必要なものに、非ケトン性高血糖高浸透圧昏睡という難しい名の昏睡があります。
 最近では糖尿病性昏睡と同じくらいの頻度で発見され、決して珍しくはありません。しかも、死亡率が約五割にも達します。昏睡が重いばかりか、高齢者に多いこと、しかも心筋梗塞、脳卒中、尿毒症、肺炎などの重症の病気の経過中に起こりやすいことが、死亡率を高めている原因のようです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の合併症、糖尿病性昏睡)



◎血液の酸性化が昏睡をまねくつづき

糖尿病性昏睡は、インスリン依存型糖尿病だけにおこるとは限りません。インスリン非依存型糖尿病でも、暴飲暴食や、肺炎などの感染症にかかって発熱したときの、脳卒中や心筋梗塞をおこしたとき、さらにはインスリン治療中の人が、勝手にインスリン注射を中止した場合などには、糖尿病が急激に悪化して、糖尿病性昏睡におちいることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の合併症、糖尿病性昏睡)



◎血液の酸性化が昏睡をまねくつづき

 血液の酸性化と脱水が高度に達すると、脳の働きが低下して意識が薄れ、こん睡状態へと進みます。
 前兆としては、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状をはじめ、多尿、のどの渇き、体重の急激な減少、頭痛、筋肉痛などがみられます。
 インスリン依存型糖尿病患者の中には、突然昏睡状態におちいる人もいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の合併症、糖尿病性昏睡)



◎血液の酸性化が昏睡をまねく
 合併症のほかに糖尿病が直接の死因となるものとして、糖尿病性昏睡があります。 
 これは子供をはじめ若年者に多いインスリン依存型糖尿病に良く見られるもので、ケトアシドーシス昏睡とも呼ばれます。
 ケトアシドーシスとは、インスリンの分泌量や作用が著しく低下するために、体内で糖質がエネルギーとして有効に利用されず、その代わりに体内に蓄えられている脂肪がエネルギー源として分解される結果、その一部がケトン体という物質にへんかして血液を酸性化させ(ケトーシス)、酸血症(アシドーシス)の状態におちいることをいいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病の合併症)



■肺炎
 腎不全や心不全を起こした糖尿病末期の人は、感染に対する抵抗力が特に弱く、肺炎を起こしやすい状態となります。しかも治療に抗生物質を大量に使用していること、二次的に菌交代現象で緑膿菌、大腸菌、肺炎桿菌といった細菌が二十感染します。肺炎はなかなか治りにくく、直接死因となりやすいです。


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■感染症
 以前は、糖尿病患者は細菌やウィルスに感染しやすく、いったん感染症が起きると進行が早く、治りづらいといわれていましたが、糖尿病の治療が発達したことと、すぐれた抗生物質が作られるようになったために、現在では糖尿病による感染症が特に多いとはいえなくなりました。
 しかし、糖尿病の治療をなおざりにしている人は例外で、やはり重症の感染症を起こしやすいことは間違いありません。
 中での死因となる感染症は、肺炎、肺結核、尿路感染症の三つが多いようです。


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神経栄養性潰瘍
 足の指と指の間の筋肉が萎縮し、足が変形します。ハンマートウ、外反足などの変形を起こします。また、足の圧力を受けやすい部分に潰瘍を生じます。


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シャルコー関節
 膝などの下肢の関節が正常時の動きをこえ、ろくろ首のように動きます。運動能力は正常に保たれて入るのですが、感覚が麻痺しているために小さな傷を負いやすく、そこから細菌が侵入して、骨髄炎を起こすことがあります。


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食道及び胃腸障害
 食べ物を飲み込んだ後、食堂を通過するのに時間がかかったり、胃に長く停滞して(糖尿病性胃まひ)、中々十二指腸に進まなくなります。
 自律神経障害が腸にくると、便秘したり下痢することがあります。糖尿病では下痢のほうが特徴的で、糖尿病性下痢の名がついています。この下痢は大変しつこく、治ったと思うとまた繰り返すといった間歇性の示し、ことに夜間から早朝にかけて強くおこります。
 なお、胆のうも正常の三倍ほどの大きさになり、収縮機能が低下して胆汁の分泌が低下します。


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食道及び胃腸障害
 食べ物を飲み込んだ後、食堂を通過するのに時間がかかったり、胃に長く停滞して(糖尿病性胃まひ)、中々十二指腸に進まなくなります。
 自律神経障害が腸にくると、便秘したり下痢することがあります。糖尿病では下痢のほうが特徴的で、糖尿病性下痢の名がついています。この下痢は大変しつこく、治ったと思うとまた繰り返すといった間歇性の示し、ことに夜間から早朝にかけて強くおこります。
 なお、胆のうも正常の三倍ほどの大きさになり、収縮機能が低下して胆汁の分泌が低下します。


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発汗の異常
 汗を出すエクリン腺を支配する自律神経の失調で、発汗が減少します。


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起立性低血圧
 これは、心臓血管系の自律神経障害のなかで、もっとも著しいものといえます。
 寝た姿勢から立ち上がるとき、普通は交感神経が働いて血圧は下がらないのですが、その調節ができなくなるため、収縮期血圧(最高血圧)が一度に30ミリくらい下がります。
 症状としては、めまいや失神をきたします。ことに朝、目覚めたときに多いです。
 就寝時に枕を高くしたり、腹帯や足に弾性サポーターをつけて寝たりすると予防できることがあります。


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心臓血管系の自律神経障害
 糖尿病の場合、心臓血管を支配している自律神経がおかされると、おもに迷走神経に障害が起きて、安静時でも脈拍が速くなることがあります。また、深呼吸をすると普通脈拍は少なくなるものですが、それが減少しません。運動したときには、その強さによって脈拍が増えるはずですが、その変動もわずかです。
 心臓血管系のこうした障害のある糖尿病患者は、激しい運動や労働をさける様、十分に心がけなければなりません。


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膀胱機能障害
 糖尿病の末期に時々見られます。膀胱を支配する自律神経の障害によるもので、尿がでづらくなり、排尿したつもりでも完全には出きらず、尿が膀胱に残ります。ときには、排尿が止まってしまうこともあります。排尿回数が少なくなることが診断の手立てとなります。
 この障害は、いつも尿が膀胱に残っているので、細菌が感染しやすく、しばしば膀胱炎や腎盂腎炎を引き起こす原因となります。 
 男性では、前立腺肥大症との区別が必要です。女性では、膀胱に尿がたまりすぎて下腹部が局所的に膨らんで、子宮筋腫とまちがえることがあります。


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逆行性射精
 骨盤内の自律神経が侵されると、正常な射精がおこなわれずに精液が暴行に排泄されてしまいます。性交後の尿を顕微鏡で調べると、精子がたくさんみられます。これは、男性側に由来する不妊の原因の一つと成ります。


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インポテンツ
 男性性器の勃起力が弱くなるもので、糖尿病の治療がおろそかな人に起こりやすく、糖尿病が良好に管理されると、大方は回復します。しかし、糖尿病の治療は順調なのに起きるインポテンツは、治りにくいものです。


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■自律神経障害
 糖尿病にかかってからの期間が長く、管理が十分におこなわれていないと、しゅしゅの自律神経障害が現れてきます。糖尿病の場合は、自律神経が実質的に侵されるので、更年期などに見られる自律神経失調症よりも、ずっとやっかいです。


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■末梢神経障害つづき
 糖尿病筋萎縮
 末梢神経障害の結果として現れ、腰やでん部の筋肉がやせ衰えます。


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■末梢神経障害つづき
 脳神経障害
 やはり、神経内血管の血流が停滞するために起こるといわれています。ものが二つに見え、上まぶたがさがり、片目をつぶってしまいます。


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■末梢神経障害つづき
 糖尿病単神経障害
 多発性神経炎ほど多くはありませんが、単一の神経のまひがおこることのあり、糖尿病単神経障害と呼びます。
 大腿骨、坐骨、ひ骨の神経が侵されやすく、急速に進んで感覚と運動機能に障害をきたします。ちぎれるような痙攣性の強い痛みがあり、夜間に現れやすい傾向があります。侵された神経が支配している筋肉は、衰えて細くなります。原因は神経の中を走る細小血管の血流がとだえるためと考えられています。


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■末梢神経障害つづき 
 多発性神経炎が進行してくると、足だけではなく、手にも症状が現れ、ちょうど手袋をはめる部分だけに感覚の低下を自覚します。たとえば、直接物に触れた場合、布の上からさわっているような感じがします。
 夜寝ているとき足が痛むことが多く、不眠にも悩まされノイローゼになることもあります。痛みの感じ方は色々で、鈍痛からずきずきしてたえられない痛みまで、まちまちです。ふくらはぎのこむら返りも良くおきます。


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■末梢神経障害
 糖尿病により末梢神経に障害がおこるもので、なかでも、最も多いものは末梢性多発性神経炎です。
 末梢性多発性神経炎
 まず両足に対称性の痛みや感覚の異常が現れます。特に足の裏や指が犯され、運動ができないほど重症になることもあります。間隔の異常としては、ひりひりする、アリがはうような感じがする、ほてる、足がふわふわするなどと感じます。


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■神経障害つづき
 神経障害のうむを見分けるには、色々な方法がありますが、普通は膝蓋腱反射やアキレス腱反射の低下や消失、振動を感じる感覚の低下などがみられます。詳しくは、神経刺激伝導速度や筋電図を調べます。また、筋肉や神経を微量摂取して調べる生検がおこなわれることもあります。
 なお、自律神経障害は、深呼吸をしたときや運動後に、脈拍数の変動が少ないことによって知ることができます。


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■神経障害つづき
 そのほか、ビタミンB群に含まれるミオイノシトールという物質が、神経組織中に欠乏し、神経の伝導が妨げられるともいわれています。また、神経に栄養を送っている細小血管の血流がとだえて障害を起こすことも否定できません。
 糖尿病神経障害そのものは死因となることはありませんが、患者の生活能力を奪うことがあるので、重要な傷害です。


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■神経障害
 糖尿病には、末梢神経障害と自律神経障害の二つのタイプの神経障害がみられます。自覚症状を持つ人は10パーセントと少ないのですが、実際には、90パーセントに人になんらかの異常が認められます。
 原因は、インスリン作用の不足のために、高血糖が続き、過剰なブドウ糖が神経細胞のなかにとりこまれて、ソルビトールという糖に変化し、神経毒として作用するためと、考えられています。


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■糖尿病性心筋症
 糖尿病患者におこる心臓血管障害のうち、心筋に分布する細小血管の障害を原因とする病気です。狭心症や心筋梗塞の所見がないのに心不全を起こしたり、胸痛を訴える患者です。
 そして、直径70〜150ミクロンの小動脈や、それ以下の毛細血管の血流がとだえて起こることがわかりました。この場合には、同時に糖尿病性腎症や糖尿病性網膜症をともなうことが多いようです。
 特別な治療法はありませんが、血糖の正常化、高血圧の治療、高脂血漿の改善、禁煙に勤めます。


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■糖尿病性腎症のつづき
 糖尿病から腎糸球体硬化症を経て尿毒症となる過程を阻止するには、正常な血圧になるべく近づけること、腎臓機能に有害な鎮痛剤や抗生物質を乱用しないこと、腎機能が低下したら食事のタンパク質を次第に減らし、しかも良質のタンパク質を用い、糖質の摂取を多めにすること、などです。もちろん食塩の摂取量も減らさなければなりません。クレアチニンが血液一デシリットル中六ミリグラムに達したときは、人工透析を受けなければなりません。


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■糖尿病性腎症のつづき
 糖尿病から腎糸球体硬化症を経て尿毒症となる過程を阻止するには、正常な血圧になるべく近づけること、腎臓機能に有害な鎮痛剤や抗生物質を乱用しないこと、腎機能が低下したら食事のタンパク質を次第に減らし、しかも良質のタンパク質を用い、糖質の摂取を多めにすること、などです。もちろん食塩の摂取量も減らさなければなりません。クレアチニンが血液一デシリットル中六ミリグラムに達したときは、人工透析を受けなければなりません。


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■糖尿病性腎症のつづき
 アメリカの統計では、インスリン依存型糖尿病患者の約半数は、尿毒症が死因になるといいます。また、腎臓の移植手術を受ける糖尿病患者の大半は40歳以前で、その平均年齢は34歳という若さであったという報告もあります。日本の現状もアメリカとほぼ同様です。
 糖尿病患者におこる腎臓の病気は、腎糸球体硬化症だけではありません。糖尿病特有とはいえませんが、腎乳頭壊死、腎盂腎炎、腎動脈狭窄、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、慢性間質性腎炎、糖尿病でない人よりも多いといわれています。


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■糖尿病性腎症のつづき
 常在性淡白尿が現れても、クレアチニンや尿素窒素が血液中に増加していないうちは、腎機能をそれ以上に低下させないことは可能です。
 食事療法を十分に守り、血圧を正常に保つことにより進行は防げるのです。
 しかし、管理がうまくいかないと、次第に腎機能は低下して,乏尿、貧血、低タンパク血漿、高尿酸血漿、高カリウム血漿なども加わってきます。いわゆる尿毒症の状態です。食欲は低下し、全身がだるく、肌は青黒くなりからだは尿臭が漂います。同時に視力障害は益々進み、虚血性心疾患や脳血管障害も現れてきます。


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■糖尿病性腎症のつづき
 糖尿病性腎症の一般的な経過は、糖尿病の治療がうまくいっていいない人に、まず糖尿病性網膜症が現れ、ついで蛋白尿が時々陽性となり、やがて検尿のたびに陽性となる常在性タンパク尿という状態に発展していきます。
 このとき血液検査で重要なのは、血清のクレアチニン、尿素窒素、尿酸、カリウムなどの値です。腎機能が低下してくると、これらの物質は血液中に増加してきます。


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■糖尿病性腎糸球体硬化症(糖尿病性腎症)
 糖尿病に特有の病変で、糖尿病患者の主要な死因の一つとして恐れられています。血液をろ過して原尿を作るごく細かい血管の集まりである腎糸球体に結節や肥厚ができるもので、その結果ろ過機能が低下し、排泄されるはずの老廃物が血液中に増えます。腎糸球体硬化症が更に悪化すると、体内が汚れて尿毒症となり生命が危険になります。


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■糖尿病性網膜症つづき
 出血や白斑が増えてくると、網膜は映像を捉えることができないばかりか、縮んではげてきます。これが網膜はく離です。
 また、網膜病変で新しく作られた血管は、その全部の硝子体にも入り込んで出血します。こうなると病変は網膜だけにとどまらず、増殖性網膜症というかたちになり、ついには失明します。
 網膜出血は突然現れることもあり、このときはいままでよく見えていた目の前に、すすのような幕が下りたような感じがして見えにくくなります。
 治療には、出血を防止するレーザー光線を照射する光凝固や、硝子体の病変を取り除く硝子体切除手術がおこなわれますが、完全な視力の回復はできません。


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■糖尿病性網膜症
 目の網膜に酸素や栄養を送っている毛細血管の病変です。普通糖尿病になってから、5〜10年を経過した頃から起こってきますが、糖尿病が軽症だったり、治療をきちんとしていれば、おこりにくいものです。
 初めは、眼底検査で網膜の毛細血管の一部が膨らんでくる血管瘤の形で発見されます。この時期に糖尿病の治療に専心すれば、まだ治る可能性があります。しかしそのままにしていると、血管瘤が破れて出血したり、血液の流れがとだえて網膜の栄養が不良となり、段々治りにくくなってきます。血流のとだえた毛細血管の側壁からも血液がにじみ出てきます。出血の一部は吸収されますが、残りは変化して白いしみとなり、網膜は出血としみによる白斑とで綾模様を呈します。栄養のとだえた箇所に血液を送るために新しい毛細血管が自然に開通してきますが、急に作られた血管はもろく、すぐに破れて更に出血が増します。


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■細小血管障害
 ごく細い血管に病変が起こるもので、糖尿病に特有の変化と考えられています。細小血管の機能に異常が起こり、血管を構成している基底膜が段々あつくなり、やがて血液が流れなくなります。
 おもな細小血管障害は、糖尿病性網膜症と糖尿病性腎糸球体硬化症(糖尿病性腎症)ですが、最近では細小血管障害のために糖尿病性心筋症が起こると考えられています。


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下肢の血管障害つづき
 糖尿病壊疽には、動脈硬化によっておこるものの他に、末梢の神経障害が原因でおこるタイプがありますが、実際には動脈硬化の因子も加わっているので、両者の区別は簡単ではありません。
 末梢の神経障害がもとで起きる糖尿病壊疽は、感覚が鈍るために足に外傷ややけどを作りやすく、傷ついた箇所から壊疽になります。この場合は、足の項の動脈は消失しません。壊疽の部分は痛そうですが、神経障害のため本人は痛みを感じません。また、細菌感染が起きない限り、黒ずむだけですが、壊疽が崩れて潰瘍になり、細菌に冒されると化膿が始まり、ときには骨髄炎や敗血漿に発展することがあります。
 壊疽の引き金になるものは、魚の目、たこ、深爪、みずむし、切り傷、水泡、皮膚の亀裂などです。糖尿病患者は、特に足の衛生に注意し、いつも清潔にしておくことです。


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下肢の血管障害つづき
 初めは長い道のりを歩いて、ふと脚が進まなくなることに気づくのですが、病状が進行すると20〜30メートル歩いただけでひと休みするようになります。足は冷たく夏でも靴下をはかなければ眠れず、感覚も鈍ってきます。すね毛は抜けて、皮膚はてかてかにひかり、足を下げたままにしておくと、充血して不気味な紫色に変わります。普通は足の甲に脈拍が触れますが、それが感じ取れなくなってしまいます。そのうち足の親指から黒ずんで壊疽に進むのです。


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下肢の血管障害つづき
 日本では糖尿病壊疽は少ないといわれてきましたが、食事や生活様式が欧米化するにつれて次第に増え、糖尿病患者全体に対する糖尿病壊疽患者の割合が、1960年の0,1パーセントから、1980年には約2パーセントに達しています。
 糖尿病壊疽の原因となる下肢の閉塞性動脈硬化症の症状の第一は、間歇性は行です。これは、脚が重くなって、時々やすまないと歩けなくなる現象で、動脈の内空断面積の82パーセント以上が閉ざされたときにおこります。


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下肢の血管障害つづき
 こうしたところに動脈硬化が起こると、足先に栄養や酸素が行き届かなくなり、壊疽に進展することがあります。足の指から始まり脚の甲にかけて段々黒ずんできて、ついにはミイラ化します。
 アメリカでは、えそのために脚を切断される人の半数は糖尿病患者といわれます。また、糖尿病による壊疽は、糖尿病でない人の壊疽に比べて、40歳代では165倍、五十大では85倍、六十大では53倍にのぼったという報告もあります。


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■下肢の血管障害
 末梢、ことに下肢に来ている血管の動脈硬化のなかで、糖尿病壊疽は最も重要です。
 糖尿病壊疽
 動脈硬化で血液の流れがとだえる病変を閉塞性動脈硬化症といいますが、糖尿病の場合は、比較的末梢の動脈、例えば下肢のすねの部分にある脛骨動脈や膝の部分にある膝下動脈に良くおこります。しかも血管の内空が狭くなっている範囲が広く、同時に両側の下肢をおかし、進行も早いのです。


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つづき
 これは、糖尿病による脳動脈硬化症が、広い部分に強くおきていることの証拠です。たとえ脳卒中を起こさなくても、糖尿病のない人に比べると、比較的早くボケが現れます。
 脳血管障害の予防には、糖尿病の正しい治療と、高血圧や高脂血漿の管理が、何よりも大切です。


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■脳血管障害
 欧米では脳血管の動脈硬化で死亡する人は意外に少ないのですが、日本では成人の死因に占める脳血管障害の割合が常に2位か3位という国柄のため、それに影響されて、糖尿病患者の脳卒中による死亡率も高率です。
 糖尿病患者に起こる脳卒中は、脳出血よりも脳梗塞が圧倒的に多いのが特徴です。つまり脳軟化症が多いのです。そして片側の運動まひだけにとどまらず、人間としての英知も衰え、植物人間になりやすく、まひの回復も良くありません。


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 急性心筋梗塞の症状は、普通は前胸部またはみぞおちに激しい痛みを感じ、同時に脱力感、冷や汗、吐き気、嘔吐、めまい、呼吸困難を自覚しますが、糖尿病患者の心筋梗塞では、胸痛を感じないことがあります。こらは神経障害のために痛みが伝わりにくいからだと考えられています。その代わり、腕、腹、背、くび、あごに痛みを感じることがあります。
 糖尿病患者におこる心筋梗塞は、最初の発作で死亡することが多く、もし一回目の発作で死を免れたとしても、二回目の発作に襲われると、余命は90パーセントまでが5年以内といわれています。心電図で心筋梗塞を起こす危険が予測される糖尿病患者は、血糖の正常化、肥満の是正、高血圧の管理に細心の注意を払わなければなりません。


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心筋梗塞
 動脈硬化におちいった冠状動脈に血栓が生じ、その先に血液が流れなくなった状態です。その結果、その冠状動脈によって栄養を送られていた部分の心筋の組織が機能を失い、死滅するのです。この状態を一般に壊死といいます。急性の心筋梗塞では、不整脈や、心臓のポンプとしての作用が低下するために、死にいたることが少なくありません。


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 糖尿病の合併症としておこる狭心症では、これらの定型的な症状がなく、代わりに頭部、背部、腹部の痛み、歯痛として感じることがあります。これを非定型的な狭心症といいます。
 狭心症の診断は、心電図をはじめとする種しゅの心機能検査で容易につきます。発作時に狭心症の治療薬であるニトログリセリンの錠剤を口に入れ、舌の下で解かすと楽になることからも、ある程度の推測はつきます。
 狭心症を起こした人は、以後絶対にタバコをすってはいけません。発作が頻繁に起きるようになったら、専門医にどのくらいまで動いたらよいか、その程度をきちんと決めてもらい、それ以上の運動や労働は決してしないことです。積極的な治療としては、冠状動脈の狭くなっているところの手術がおこなわれます。


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■心臓血管障害
 一般に虚血性心疾患と呼ばれ、その主なものは狭心症と心筋梗塞です。
 狭心症
 胸痛を特徴とする心臓病一般をさす病名で、一つの症候群です。心筋に酸素や栄養を送っている冠状動脈が、動脈硬化におちいり、血流が不足するために胸痛が起こります。普通は、前胸部の圧迫感、締め付けられる感じ、みぞおちの不快などの症状が急に起こります。こうした症状は労働や運動をしたときに現れ、安静にすると落ち着きます。


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■大血管障害
 大血管障害は、心臓血管障害、脳血管障害、下肢の血管障害に分けられます。いずれも動脈が硬化して弾力がなくなったり、血管内が血栓(血液のかたまり)などで狭くなり、血液の流れが妨げられることによって起こります。
 糖尿病では、あとで述べる最小血管障害をともないやすいばかりでなく、高血糖、ホルモンの異常、高血圧、高脂血漿、血液凝固の促進もあって、これらはいずれのも動脈硬化を促進させるように作用します。


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■血管障害
 医療の向上で糖尿病患者の寿命も長くなってきましたが、糖尿病でない人に比べると、まだ短いようです。世界的に見ると、子供に発症したインスリン依存型糖尿病の平均余命は約30年で、糖尿病でない人に比べると50パーセントに過ぎません。成人に発病したインスリン非依存型糖尿病でも、糖尿病でない人の平均余命に比べると70パーセントです。
 日本での糖尿病患者の平均寿命は、男63,1歳、女64,9歳といわれ、日本人の平均寿命に比べるとそれぞれ10年以上も短いのです。そしてその死因の約半数が血管障害です。血管障害には、大きな血管におこるものと、小さな血管におこるものとがあって、それぞれ大血管障害、最小血管障害と呼ばれます。


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糖尿病は、血管障害、神経障害、感染症などを合併しやすく、これは特に糖尿病の治療が不十分な人や、発症してからの経過の長い人に起こりがちです。糖尿病がこわいのは、これらの合併症が健全な生活機能を奪い、廃人に追い込むばかりか、生命を脅かすからです。


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●その他
 目がかすんだり、手足のシビレや痛み、こむら返り、口臭、歯肉出血、性欲減退、月経異常などの症状もみられます。これらは、すべてが現れるとは限らず、また最初からはっきりとした形で現れることも少ないので糖尿病の症状とはきずきにくいものですが、放置すると生命にかかわる合併症を引きをこすので、少しでも疑わしいときは検査を受けるようにしましょう。


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●尿糖(糖尿)
 特別変わった症状はないのに、健康診断や尿検査で尿糖を指摘され、精密検査を受ける人が増えています。しかし、尿糖は、ひどい疲れやショックなどで一時的に出ることもあれば、他の病気が原因のこともあります。いずれにしても精密検査が必要で、尿糖をすぐに糖尿病として結び付けて考えるのは早計です。


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●外陰掻痒感 
 女性の場合、外陰部がかゆくなることがありますが、これは糖尿病発見の糸口となる重要な症状です。欧米では糖尿病の主症状とされます。日本では外陰部掻痒感を自ら訴える人は少ないのですが、糖尿病の発病時期を推定する有力な参考となります。
 原因は尿糖の刺激によるもので、糖尿病を治療して尿糖が減少すれば、次第に消失します。しかし、中には真菌が感染して膣炎となり、婦人科での治療を必要とする場合があります。


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●全身倦怠感
 インスリン不足のため、糖質が円滑に利用されないことや、脱水、尿中への糖、ミネラルの喪失などにともなう症状です。体力の低下や、脱力感、疲れ、気力のなさ、食後のだるさ、眠気などを感じます。十分な睡眠をとっても疲れが抜けにくくなります。子供では、疲れるため学力が低下し、急に成績が落ちることがあります。


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●体重減少
 糖尿病の悪化にともなって、急速な体重減少が現れます。食欲があり、十分に食べているのにやせてきたと訴える人の中に、しばしば糖尿病が発見されます。
 糖尿病では、インスリン不足のために食べたものがエネルギー源として完全には利用されず、一部がブドウ糖として尿中に失われるため、体はエネルギー不足となってしまいます。それを補うために体内に蓄えられている脂肪やタンパク質からブドウ糖が作られますが、これもインスリン不足のために、十分には利用されません。
 こうして、体内に蓄えられた脂肪やタンパク質が減ってくるために、やせてくるわけです。また、多尿のために、からだの水分が減って脱水状態になることも、体重が減少する一因です。


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●多食
 多食は、多尿、多飲とともに糖尿病の三大症状の一つに上げられています。しかし、実際は、食欲の亢進を訴える人は少なく、意識しないうちにたくさん食べているようです。
 多食の原因は、インスリンの作用が不十分なために、体内でエネルギー源である糖質の利用が低下し、また尿中に多量の糖を失うので、体が飢餓状態を感じるからでしょう。著しく悪化した糖尿病では、かえって食欲が低下し、ついで糖尿病性昏睡に進むことがあります。


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●口渇、多飲
 患者の訴える症状は、のどの渇きが最も多く、口が渇く、口が粘るという人もいます。原因は、多尿のため脱水をきたすことと、高血糖により血液の浸透圧が上昇するためです。このような体内の情報は脳の視床下部にある渇中枢という細胞群に伝えられて、渇きを感じ、水分をとりたくなるしくみになっています。
 水をたくさん飲んではいけないのではと心配する人がいますが、飲んでも一向に差し支えありません。ただし、ジュースやコーラ、牛乳などのエネルギー源が含まれているものを水の変わりに飲むのは、よくありません。


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●多尿、頻尿
 普通一日の尿量は、ほぼ1,5リットル以内ですが、糖尿病では3リットルを超える場合が珍しくありません。尿の回数は当然増え、一日十回以上もなることがあります。一回の排尿量も多いのが特徴です。
 多尿の原因は、高血糖のために腎臓の尿細管に多量の糖が流れ込み、浸透圧が上昇して、周囲の血管から大量の水分を引き寄せるためです。
 子供では夜尿症が糖尿病発見の糸口になることがあります。


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糖尿病特有の症状はない
 糖尿病の症状は、糖尿病がある程度進行してからでないとあらわれません。
 現在は、集団検診などで、症状が出る前の段階で、糖尿病が発見されるケースが多くなりました。


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種類続き
 インスリン非依存型糖尿病は、食事療法だけで、または食事療法や運動療法に経口(内服)血糖硬化剤の助けを借りることによって、病状をコントロールできる糖尿病です。
 40歳以降に発症することが多く、たいては定期的な通院で十分ですが、早朝空腹時の血糖値が、血液1デシリットル中に200ミリグラムをこえていたり、正しい食事療法ができない人は、入院を進められます。
 インスリン依存型も非依存型も、発症の過程、症状、進み方、症状の重さ、治療法、予後などは個人個人によって違います。


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種類
 糖尿病は、インスリン依存型糖尿病(1型)と、インスリン非依存型(2型)に分かれます。
 インスリン依存型糖尿病は、インスリンが欠乏状態にあって、毎日インスリン注射をしなければ糖尿病性昏睡を起こす危険性のある糖尿病で、子供や、若年者におこりやすい糖尿病です。血糖が良好にコントロールされ、また患者がインスリン注射を自分で行えるようになるまで入院が必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病)



病気の経過続き
 これらに加えて、太い血管の動脈硬化現象も、年齢不相応に早く出現し、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、下肢の壊疽の原因となります。
 細菌などの病原体の感染に対するからだの抵抗力も低下し、肺炎、肺結核、腎盂炎などの感染症のしばしば合併するようになります。
 老化現象の一つとしておこる白内障も、早くから起こります。
 糖尿病そのものを根本的に治すことはまだできませんが、正しい治療を続けることによって、これらの合併症の進行は予防でき、健康な人とほとんど変わらない生活を送ることができます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病)



病気の経過続き
 また、糖尿病でもっともこわいのは、合併症です。
 糖尿病を長く患っていると、毛細血管や細小血管という細かい血管に、糖尿病特有の変化が起こってきます。
 特に、目の網膜の血管がおかされて失明したり、腎臓の糸球体がおかされて血液のろ過機能が低下し、尿として排泄されるはずのものが体内に蓄積する尿毒症となって、生命が危険になったりします。
 また、神経系統も広い範囲で機能の変調をきたし、手足のしびれ感や神経痛をはじめ、多種多様の神経症状が出てきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病)



●病気の経過
 糖尿病は、軽いうちはほとんど自覚症状がありません。しかし、重くなったり治療をおこたったりしていると、尿が多くでる、のどが渇く、飲料をたくさん飲む、だるい、やせてくるなど、糖尿病の症状が出てきます。
 更に進行すると、糖質代謝だけでなく、脂肪やタンパク質、水やミネラルの代謝にも異常をきたし、血液が酸性に傾いて(アシドーシス)、昏睡におちいることがあります。この状態を糖尿病性昏睡といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病)



糖尿病続き
 糖尿病になると、インスリン不足の結果、ブドウ糖が十分にエネルギーとして利用されず、血液中に多く残って、血液中のブドウ糖濃度が高くなります(高血糖)。
 高血糖の状態が続くと、腎臓で尿が作られるときに、血液中のブドウ糖が尿に含まれて排泄されるようになります。これが糖尿です。
 血液中のブドウ糖は、本来腎臓で再吸収されて尿中には排泄されないのですが、血液中のブドウ糖が多すぎると、腎臓の再吸収が間に合わなくなって尿中にブドウ糖が排泄されてくるようになります。
 糖尿病という病名はこの尿糖が出ることから、ついたのです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(糖尿病)


糖尿病とは
〇インスリン不足がつづく
 私たちは、血液中に含まれるブドウ糖(血糖)をエネルギー源として生命を維持し、活動しています。
 血糖がエネルギー源として使用されるためには、すい臓にあるランゲルハンス島のなかのβ細胞から分泌されているインスリンと要るホルモンの助けが必要です。 糖尿病は、このインスリンが必要量だけ分泌されなかったり、量は分泌されていてもその作用が弱かったりして、インスリン不足の状態が慢性的に続く病気です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(尿崩症)


■腎性尿崩症
 抗利尿ホルモンの分泌は正常なのに、抗利尿ホルモンが作用する腎臓の部位で働かないためにおこる尿崩症です。抗利尿ホルモンを使用しても、尿崩症は治りません。
 今のところ有効な治療法はありません。水分の補充を十分にすることで、生命の危険はないといえます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(尿崩症)


治療
 抗利尿ホルモン作用のある薬剤を点鼻薬として用います。
 効果は30分以内に現れ、6時間以上続くので、朝起きたときと夜寝る前に用います。
 点鼻は一生続けることになります。しかし、これにより日常の生活がずいぶん楽になることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(尿崩症)


原因
 脳腫瘍や頭部外傷によって脳内の下垂体へ通じる神経系が傷害されて起こることが多い様ですが、特に原因が見当たらないのにおこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(尿崩症)


続き
 このため、脱水状態となり、のどが渇いて頻繁に飲料を飲むようになります。しかし、どんどん尿として排泄されてしまうので、すぐにまたのどが渇きます。夜も排尿と水を飲んでのどの渇きを癒すために何回もおきなければなりません。
 健康な人の一日の尿量は、1,5リットル前後ですが、この病気の人は、一日に7リットル以上にもなることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(尿崩症)



どんな病気か
 私たちの体内では、水と電解質(塩類)の割合がいつも一定に保たれています。
 もし、体内の水が不足気味になると、下垂体後葉から抗利尿ホルモンが分泌され、腎臓の尿細管という部分に働きかけて水を再吸収し、血液中に戻して水を体内にためるようにします。この結果、排泄される尿の量は減少します。この抗利尿ホルモンの分泌が低下するために、体内の水がどんどん尿として排泄されてしまう病気を尿崩症といいます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(下垂体性小人症)


治療
 成長ホルモンの使用によって身長が伸び始めますが、特にタンパク質豊富な食事を取るように心がけることも大切です。
 治療を始めてから一年目で8〜12センチメートル、二年目で6〜8センチメートル身長が伸びますが、できるだけ若いうちにこの病気を発見して治療を開始したほうが効果が高いようです。
 従来は、人間の下垂体から採取した成長ホルモンが治療用に用いられていましたが、現在は、大腸菌で作られた人成長ホルモンが用いられるようになりました。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(下垂体性小人症)


どんな病気か
 下垂体前葉から分泌される成長ホルモンの分泌が減少するために、骨端線が閉じていない思春期前に骨の成長が止まり、身長が伸びなくなるものをいいます。
 身長がのびなくなくなるのは、体質のこともありますし、下垂体以外のホルモンを分泌する臓器の異常でも起こってきます。血液検査をすると、含まれている成長ホルモンが少なく、成長ホルモンの分泌を促進させる検査をしても、ホルモンの分泌が不十分であることで下垂体性小人症と診断されます。
 下垂体性小人症の特徴は、身長が低いだけで、体や四肢の均整が取れていて、知能も正常なことです。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先端巨大症/巨人症)


治療
 外科的手術で腫瘍を摘出すればそれ以上の骨の成長は止まりますが、いったん伸びたり太くなった骨は元には戻りません。したがって、早期発見、早期治療が大切です。
 先端巨大症が軽い場合や手術ができない場合、手術後に再発した場合には、成長ホルモンの分泌を抑える薬を用いますが、効果は人によってまちまちです。有効な場合も副作用に注意しながらの服用となります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先端巨大症/巨人症)


続き
 骨端線が閉じた思春期に発病すると、骨は伸びることができなくなるので太くなります。特に手足の指の先端、前額部、下あごの骨などの体の先端が太くなるので先端巨大症といいます。骨以外の皮下組織も大きくなるので、靴のサイズが合わなくなったりして気づくことが少なくありません。汗をかきやすく、糖尿病を合併することもあります。
 腫瘍が大きくなると、近くの視神経を圧迫して視力障害をおこすこともあります。先端巨大症が軽い場合には、発病に気づかないことがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(先端巨大症/巨人症)


どんな病気か
 下垂体前葉から分泌される体の成長をうながす成長ホルモンが、過剰に分泌される結果起こるもので、たいていは、下垂体に線種という良性腫瘍ができるのが原因です。
 骨端線が閉じていない思春期前に発病すると、骨がどんどん長くなり、身長が伸びて巨人症になりますが、骨端線が閉じると成長は止まります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(褐色細胞腫)


治療
 手術をして腫瘍を摘出すれば治ります。
 ガンであったり、検査で腫瘍の部位がはっきりしなかったりして、手術ができないときは、血圧降下剤のα受容体遮断剤を使用します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(褐色細胞腫)


検査と診断
 
 血液と尿を採取して、その中に含まれるカテコールアミンの良を調べると増加しています、この腫瘍はかなり大きいので、CTスキャンに写って診断できる事が多いですが、補助的な検査として、血管造影、選択的静脈採血による血中カテコールアミン測定を行って、腫瘍が発生している部位を調べることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(褐色細胞腫)


症状
 高血圧が起こってきます。若い人がひどい高血圧を起こした場合、この病気が原因のことがあります。そのほか、顔面紅潮、著しい発汗、動悸、頭痛などの起こります。これらの症状が長く続く場合と、時々発作的に起こる場合とがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(褐色細胞腫)


どんな病気か
 副腎の髄質に発生する腫瘍で、カテコールアミンと言うホルモンが過剰に分泌されてきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副腎性器症候群)


治療
 腫瘍が原因の場合は、手術をして腫瘍ができている副腎を摘出します。 
 これで、男性化や女性化などの異状はおさまります。
 ホルモン合成酵素の先天的欠損が原因の場合は、骨の成長程度、身長などを指標にしながら、適度のハイドロコーチゾンを使用しますが、生涯服用し続けることが必要です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副腎性器症候群)


 先天性の酵素欠損症の症状は、陰核の肥大などの女児の女性半陰陽が代表的で、男児と間違われることがあります。
 そのほかは、欠損している酵素の種類によって過剰に分泌されてくるホルモンが違い、高血圧症、電解質異状などの異状が現れてきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副腎性器症候群)


症状 
 腫瘍ができて女性ホルモンが過剰に分泌された場合、大人の男性では女性化乳房、女性では過多月経や頻発月経などの月経異常が起こります。子供では、男女ともに思春期から乳房が大きくなってきます。
 腫瘍ができて男性ホルモンが過剰に分泌された場合、女性ではひげが生えるなどの多毛、無月経、陰核の肥大、声の低音かなどの男性化傾向が現れてきます。大人の男性では目立つ変化は見られませんが、男児に起こった場合は、生の早熟が起こります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副腎性器症候群)


どんな病気か
 副腎皮質から性ホルモンが過剰に分泌され、男性が女性化したり、女性が男性化したりなどの異状を示す状態を言います。
 副腎に腫瘍ができておこる場合と、ハイドロコーチゾンなどの副腎皮質のホルモンの合成に関与している酵素が先天的に欠損しているために起こる場合とがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アジソン病/急性副腎不全)


続き
 急性副腎不全は、アジソン病の状態のときに、感染、心労、手術などが誘因となってショック状態におちいったものをいいます。直ちに、副腎皮質ホルモンの投与と輸液を行わないと生命が危険です。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(アジソン病/急性副腎不全)


どんな病気か
 広範囲にわたって両側の副腎皮質が崩壊し、副腎皮質ホルモンの分泌が低下してくるのがアジソン病です。副腎への結核菌感染が原因のこともあります。全身倦怠感、脱力、やせ、低血圧がおこるほか、全身の皮膚の色が黒くなってきます。
 崩壊した副腎は再生しないので、生涯副腎皮質ホルモン剤を内服し続ける必要があり、これで健康に生活できます。塩分も多めにとるようにします。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(原発性アルドステロン症)


治療
 腫瘍があるときは、その副腎を摘出します。
 過形成が原因のときは、アルドステロンの働きを抑制する薬剤を使用します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(原発性アルドステロン症)



検査と診断
 血圧を測ると高血圧で、血液を採血して調べて低カリウム血症がみられればこの病気の可能性が濃厚です。さらに、血液中のレニンの値が低く、アルドステロンの値が高ければ診断がつきます。
 その後、副腎シンチグラフィー、CTスキャン、副腎血管造影、副腎静脈血中のアルドステロン測定を行えば診断が確実になり、腫瘍や過形成の状態もわかります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(原発性アルドステロン症)


症状
 アルドステロンは、腎臓の尿細管に働きかけて、原尿の中のナトリウムの再吸収をうながして血液中に戻す一方、カリウムの排出を促して尿と一緒に捨てる作用があります。
 このため、アルドステロンが過剰に分泌されてくると、血液中のナトリウムの量が増え、必ず高血圧が起こってきます。血圧は最高血圧の最低血圧も上昇しますが、特に最低血圧が上昇するのが特徴で、最低血圧が100を超えたときにはこの病気の可能性があります。
 又、血液中のカリウムが減少するために、筋力が低下したり、四肢が麻痺して動かせなくなったりします。
 そのほか、しきりにのどが渇いて飲料を多量に飲み、しばしば排尿すると言う症状になることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(原発性アルドステロン症)


どんな病気か
 副腎皮質に腫瘍ができたり、組織の増殖がおこったりして、アルドステロンと言うホルモンが過剰に分泌されてくる病気で、30〜40歳の女性が多くなっています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(クッシング症候群)


治療 
●下垂体の腫瘍などが原因の場合
 腫瘍を摘出するのが原則ですが、最近は、副腎皮質ホルモンの分泌を抑える薬剤を使い、手術をせずに治療する方法もあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(クッシング症候群)



治療
●副腎皮質の腫瘍が原因の場合
 良性腫瘍の副腎腺腫であれば腺腫を摘出します。摘出手術をおこなったあと、ハイドロコーチゾンの分泌機能が回復してくる1〜2ヶ月位の間、ハイドロコーチゾンを使用します。
 ガンなどの悪性腫瘍も摘出が原則ですが、摘出が不可能なときは薬剤で治療します。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(クッシング症候群)


検査と診断
 血液を採取して、そこに含まれるハイドロコーチゾンと副腎皮質刺激ホルモンの量を測定します。何が原因であっても、ハイドロコーチゾンの量は増加していますが、副腎皮質刺激ホルモンの量は、副腎皮質の腫瘍が原因のときは減少しでおり、下垂体の腫瘍や間脳の障害が原因のときには増加しています。採尿検査では、尿中に排泄される17−KSと17−OHCSと言う物質が増えてきます。
 そのほか、CTスキャン、シンチグラフィー、X線撮影などをおこなって原因が副腎皮質そのものにあるのか、下垂体にあるのかを調べます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(クッシング症候群)


糖尿病、高血圧が起こってくるほか、性欲の低下、筋力の低下、多毛、にきび、骨折などが起こることがあります。
 女性では、無月経になったり、多毛のためにひげが濃くなったりします。
 これらの症状は、膠原病やネフローゼ症候群などの病気の治療のために、大量の副腎皮質ホルモン剤を使用しているときにおこることがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(クッシング症候群)


症状
 満月様顔貌と言って、顔が満月のように丸くなってきます。これは顔面の皮下に脂肪が沈着するために起こってくる症状です。顔面の皮膚が赤みをおび、いわゆるあから顔にもなります。
 中心性肥満と言って、胸、腹に脂肪が沈着して太ってきますが、手足はかえって細くなってきます。
 皮膚が薄くなり、体に妊娠腺に似た線条ができ、ちょっとしたことで皮下出血を起こしやすくなります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(クッシング症候群)


どんな病気か
 副腎皮質から分泌されるハイドロコーチゾン(糖質ホルモン)と言うホルモンが、過剰に分泌されてくる病気です。
 ハイドロコーチゾンが過剰に分泌されてくるのは、大部分が副腎皮質に悪性や良性の腫瘍ができたり、副腎皮質そのものが過剰に増殖してくるのが原因です。この副腎皮質の増殖は、下垂体に腫瘍があったり、間脳のホルモン中枢に障害があったりして、副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌されてくるためにおこります。
 そのほかに、副腎以外の部位にガンなどが発生し、副腎皮質ホルモンに似た作用のある物質が作られるためにこの病気がおこることもあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(テタニーと原因の色々)


 テタニーとは、筋肉が断続的に緊張して収縮し、けいれんを起こすことを表す言葉です。
 テタニーを起こす代表的な病気は副甲状腺機能低下症ですが、そのほかに、原発性アルドステロン症、大量のアルカリ摂取、過喚起症候群、頻回の嘔吐などでおこったアルカローシス(体内のアルカリ度が高くなった状態)、ビタミンD欠乏症でもおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能低下症)


治療
 活性型ビタミンDを内服します。場合によっては、カルシウム剤の一緒に内服することもあります。これを毎日続けることで血液中のカルシウム濃度が正常になり、普通の日常生活が送れます。
 薬は、でなくなったホルモンの代わりとなるものですから、一生服用する必要があります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能低下症)


検査と診断
 上腕を圧迫して血流を低下させたときに、三分以内に手指のしびれやこわばりが出現してくれば副甲状腺機能低下症が疑われます。血液検査で、カルシウム濃度の低下とリンの濃度の上昇が見られれば診断が確定します。
 血液中の副甲状腺ホルモンの値は、特発性副甲状腺機能低下症の場合は低下していて、偽性副甲状腺機能低下症の場合は上昇しています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能低下症)


そのほか、白内障を合併して視力が低下したり、真菌が感染する皮膚モニリア症をおこしたり、つめ、毛髪、歯に異状がおこったりすることもあります。
 偽性副甲状腺機能低下症の場合、低身長と肥満の傾向があって、顔が丸く、手足の指が短く、皮下や軟部組織に石灰化や骨化がおこるという特徴のある症状を示すこともあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能低下症)


症状
 症状のほとんどは、血液中のカルシウム濃度の低下のための神経や筋肉の興奮によっておこります。 
 典型的なのはテタニー発作で、痛みをともなった強直性の筋肉のけいれんのために、両手指がこわばり、親指が内側に寄ったいわゆる助産婦手位になるほか、両足のこわばり、顔の引きつれ、手指や唇周囲のシビレが出現してきます。全身のけいれんを起こして、てんかんと間違われることもあります。又、情緒不安定、不機嫌、不安感、イライラなどの精神症状のともないます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能低下症)


 副甲状腺ホルモンの分泌が低下するのは、甲状腺の手術などで副甲状腺組織がなくなってしまった術後副甲状腺機能低下症のこともありますが、はっきりした原因もないのにホルモンの分泌が低下してくる特発性副甲状腺機能低下症のこともあります。
 又、受容体の異状によっておこるものを偽性副甲状腺機能低下症と呼んでいますが、遺伝的な素因によって起こると考えられています。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能低下症)


どんな病気か
 副甲状腺ホルモンの作用が低下している状態で、血液中のカルシウム濃度が低下、リンの濃度が上昇しています。
 原因としては、副甲状腺ホルモンの分泌そのものが少ない場合と、副甲状腺ホルモンの分泌は正常でも、ホルモンが作用する骨や腎臓などの部位に異常があるために、ホルモンの作用が発揮できない場合とがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能低下症)


どんな病気か
 副甲状腺ホルモンの作用が低下している状態で、血液中のカルシウム濃度が低下、リンの濃度が上昇しています。
 原因としては、副甲状腺ホルモンの分泌そのものが少ない場合と、副甲状腺ホルモンの分泌は正常でも、ホルモンが作用する骨や腎臓などの部位に異常があるために、ホルモンの作用が発揮できない場合とがあります。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能亢進症)


治療
 腫瘍があればその摘出、副甲状腺の過形成であれば部分切除と、いずれにしても治療には手術が必要です。
 手術後、血液中のカルシウム濃度は、正常値よりも低くなりますが、たいていは、数ヶ月以内に正常値に戻ります。又、骨粗しょう症、胃・十二指腸潰瘍、膵炎などの合併症も、治ってきます。
 普通の生活が送れますが、治療が遅れると腎機能が低下したり、骨折を繰り返したりして、日常生活に支障がおこってきます。


骨盤矯正・O脚矯正の治療院(副甲状腺機能亢進症)


検査と診断
 前頸部に腫瘤が触れたり、はっきりした症状があれば、すぐに診断がつきやすいです。
 はっきりした兆候がなくて、尿路結石、骨折、胃・十二指腸潰瘍、膵炎などの治療を受けているときや、健康診断での血液検査で、偶然発見されることが多いものです。
 副甲状腺機能亢進症におちいっていれば、血液検査でカルシウム濃度の上昇、リン濃度の低下、副甲状腺ホルモン値の上昇が見られ、診断がつきます。診断が確定したら、CTスキャン、超音波検査などで病変の存在する部位を確定します。


O脚矯正と体(副甲状腺機能亢進症)


原因
 ほとんどは、副甲状腺ホルモンの分泌過剰でおこります。
 その原因は、副甲状腺に発生した線種と言う良性腫瘍や副甲状腺の増殖のことが多いのですが、まれに副甲状腺がんのこともあります。
 極めてまれですが、脳下垂体、甲状腺、すい臓のランゲルハンス島、副腎などのホルモンを分泌する他の内分泌腺に腫瘍が発生する多発性内分泌線種症が原因のこともあります。これは遺伝性が濃厚で、同一家族におこることが多いものです。


O脚矯正と体(副甲状腺機能亢進症)


症状
 血液中のカルシウム濃度が高くなると、血液中の水の比率が少なくなるために、のどが渇いて、多量の飲料を飲むようになり、排尿回数の一回の尿量も多くなるといった糖尿病と紛らわしい症状が現れてきます。
 又、筋力の低下、集中力の低下、抑うつ状態、意識障害などの精神症状も現れてきます。
 骨粗しょう症が進行すると、骨がもろくなってちょっとした事で骨折したり、骨や関節が変形したりします。
 尿路結石ができると、腰痛や血尿などが見られますし、胃・十二指腸潰瘍や膵炎が発生すると、上腹部痛、吐き気などの色々な症状が起こってきます。


O脚矯正と体(副甲状腺機能亢進症)


どんな病気か
 副甲状腺の働きが活発になりすぎて、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてくる状態をいいます。カルシウム代謝が必要以上に促進されるために、血液中のカルシウム濃度が高くなって、リンの濃度が低くなります。
 血液中のカルシウム濃度が高くなると、腎臓の尿細管での再吸収能力が追いつかなくなって、多量のカルシウムが尿中に排出されてしまい、このカルシウムが尿路で固まって尿路結石になったり、カルシウムが腎臓の子宮体や尿細管に沈着して腎石灰沈着症をおこしたりします。
 又、必要以上に骨からカルシウムが抜けてしまうために、骨がもろくなる骨粗しょう症がおこり、歯にも同じ現象が現れてきます。そのほか、カルシウムの刺激によって、胃・十二指腸潰瘍や膵炎がおこったりもします。


O脚矯正と体(副甲状腺、上皮小体とは)


この副甲状腺が分泌する副甲状腺(上皮小体)ホルモンは、体内のカルシウムの代謝を促進し、主に血液中のカルシウムの濃度を上昇させるように働いています。
 例えば、小腸が植物中からカルシウムを吸収するのを助けて、血液中のカルシウムを増やすようにしていますし、血液が腎臓の糸球体でろ過された際に尿中に排出してしまったカルシウムを、尿細管と言う部分で再吸収し、血液中に戻すのを助けています。
 又、骨や歯に貯蔵されていたカルシウムを、血液中に供給させるようにも働いています。
 一方、副甲状腺ホルモンは、血液中のリンの濃度が増えすぎないように抑制する働きもしています。


O脚矯正と体(副甲状腺、上皮小体とは)


副甲状腺は、甲状腺の裏に存在するホルモンを分泌する腺で、上皮小体とも言います。大きさはほぼ米粒大で、4個存在しますが、全部あわせても100ミリグラムしかありません。


O脚矯正と体(亜急性甲状腺炎)


治療
 治療を行わなくても、短い場合は一ヵ月半、長い場合でも半年で完全に治ります。
 発病初期に副腎皮質ホルモンを使用すると、発熱、痛みなどの症状消失に劇的な効果がありますが、非ステロイド性抗炎症剤でも有効なことがあります。後遺症は残らないのが原則ですが、時に甲状腺機能低下症となることがあります。


O脚矯正と体(亜急性甲状腺炎)


検査と診断
 発病初期に血液を採取した検査で、血沈の高度の亢進、CRP陽性などの炎症症状を示す結果がみられますが、白血球は増えていません。
 又、血液中の甲状腺ホルモンの量を調べてみると、トリヨードサイロニン、サイロキシン、が上昇し、サイログロブリンも上昇しています。血液中の甲状腺刺激ホルモンの値は低下しています。甲状腺摂取率が極めて低いのが特徴です。


O脚矯正と体(亜急性甲状腺炎)


原因
 甲状腺へのウィルス感染がもっとも有力視されています。血液を調べると、インフルエンザウィルス、ムンプスウィルス、アデノウィルス、エコーウィルス、コクサッキーウィルスなどの抗体の値が、病状の強いときは高くなり、病状が治まるにつれて低下すると言うように言われていますが、原因となるウィルスが特定できているわけではありません。


O脚矯正と体(亜急性甲状腺炎)


●病気になりやすい人
 断然女性が多く、中でも30歳代以上の人が90パーセントを占め、中年の女性に起こりやすい病気と言えます。
 どの季節でも発病がみられますが、夏の発病がやや多いようです。


O脚矯正と体(亜急性甲状腺炎)


どんな病気か
 甲状腺の急性炎症による細胞の破壊のために、甲状腺の組織内に蓄えられていた甲状腺ホルモンが血中に多量にもれだし、一時的に甲状腺中毒症状を起こす病気です。
 脈が速い、汗をかきやすい、手指が震えるなどの甲状腺中毒症状が見られるほか、甲状腺に痛みをともなう硬いしこりを触れ、発熱などの全身的な急性炎症症状がみられます。これらの症状が消失したあと数週間たつと血液中の甲状腺ホルモンの量は正常化し、2〜5ヶ月で自然に治ります。


O脚矯正と体(亜急性甲状腺炎)


どんな病気か
 甲状腺の急性炎症による細胞の破壊のために、甲状腺の組織内に蓄えられていた甲状腺ホルモンが血中に多量にもれだし、一時的に甲状腺中毒症状を起こす病気です。
 脈が速い、汗をかきやすい、手指が震えるなどの甲状腺中毒症状が見られるほか、甲状腺に痛みをともなう硬いしこりを触れ、発熱などの全身的な急性炎症症状がみられます。これらの症状が消失したあと数週間たつと血液中の甲状腺ホルモンの量は正常化し、2〜5ヶ月で自然に治ります。


O脚矯正と体(甲状腺の良性腫瘍)


●外科的療法
 比較的大きな腺腫やのう胞の場合には、局所麻酔のもとに、皮膜をつけたまま腫瘍だけを摘出する核出術が行われます。
 又、腫瘍が大きく、気管や食道を圧迫して苦痛となる症状がある場合は、腫瘍のできている部分の甲状腺を摘出する手術が行われます。
 腫瘍が硬く、表面に凹凸があって、皮膚と癒着していたり、急速に大きくなってくる場合は悪性腫瘍の可能性が高いので、甲状腺全摘出術が行われます。


O脚矯正と体(甲状腺の良性腫瘍)


●外科的療法
 比較的大きな腺腫やのう胞の場合には、局所麻酔のもとに、皮膜をつけたまま腫瘍だけを摘出する核出術が行われます。
 又、腫瘍が大きく、気管や食道を圧迫して苦痛となる症状がある場合は、腫瘍のできている部分の甲状腺を摘出する手術が行われます。
 腫瘍が硬く、表面に凹凸があって、皮膚と癒着していたり、急速に大きくなってくる場合は悪性腫瘍の可能性が高いので、甲状腺全摘出術が行われます。


O脚矯正と体(亜急性甲状腺炎)


どんな病気か
 甲状腺の急性炎症による細胞の破壊のために、甲状腺の組織内に蓄えられていた甲状腺ホルモンが血中に多量にもれだし、一時的に甲状腺中毒症状を起こす病気です。
 脈が速い、汗をかきやすい、手指が震えるなどの甲状腺中毒症状が見られるほか、甲状腺に痛みをともなう硬いしこりを触れ、発熱などの全身的な急性炎症症状がみられます。これらの症状が消失したあと数週間たつと血液中の甲状腺ホルモンの量は正常化し、2〜5ヶ月で自然に治ります。


O脚矯正と体(甲状腺の良性腫瘍)



治療
 年2〜3回程度定期てきに診察を受けるだけで、治療を必要としないこともあります。
●甲状腺ホルモン療法
 腺腫や腺腫様甲状腺腫のなかには、甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニンが良く用いられる)を内服すると縮小したり、消失したりするものがあります。効果は人によってまちまちですが、有効な場合は、服用し始めてから2〜3ヶ月たつと著明に腫瘍が縮小していきます。


O脚矯正と体(甲状腺の良性腫瘍)


検査と診断
 甲状腺に腫瘍ができても、血液中の甲状腺ホルモンの量が異常値を示したり、白血球数、血沈など一般の血液検査に異常が現れたりすることはなく、前傾部に腫瘤が認められるのが唯一の所見です。
 この腫瘤が悪性か良性かを調べるために、画像診断や血中腫瘍マーカーの測定が行われますが、もっとも確実な診断法は、甲状腺の生検です。


O脚矯正と体(甲状腺の良性腫瘍)


どんな病気か
 甲状腺の良性腫瘍には、線種、のう胞、線種様甲状腺腫があります。これらの良性腫瘍と甲状腺ガンとをあわせて結節性甲状腺腫と総称しています。
 甲状腺の良性腫瘍は、男性の3〜5倍と女性に多く、年齢をみると40歳代、30歳代、50歳代の順になっていて、発病は過半数が45歳以下です。


O脚矯正と体(甲状腺の良性腫瘍)


どんな病気か
 甲状腺の良性腫瘍には、線種、のう胞、線種様甲状腺腫があります。これらの良性腫瘍と甲状腺ガンとをあわせて結節性甲状腺腫と総称しています。
 甲状腺の良性腫瘍は、男性の3〜5倍と女性に多く、年齢をみると40歳代、30歳代、50歳代の順になっていて、発病は過半数が45歳以下です。


O脚矯正と体(結節性甲状腺腫とは)


甲状腺に、色々な良性腫瘍やガンが発生します。これらの腫瘍をまとめて結節性甲状腺腫と呼んでいます。
 甲状腺の集団検診の結果によると、受信者の約1パーセントに結節性甲状腺腫が発見されたと言うことです。
 又手術を受けた結節性甲状腺腫の内訳を見ると、その20パーセントが甲状腺ガンで、残りが良性腫瘍となっています。良性腫瘍の大部分は線種で、線種様甲状腺腫は日本では少ないと報告されています。


O脚矯正と体(単純性甲状腺腫)


治療
 年1〜2回、定期的に検査をして経過を観察するだけで、治療の必要はありません。たいていは、年月が経つうちに甲状腺腫は縮小し、自然に消失します。
 もちろん、甲状腺腫を起こす原因がはっきりすればその治療が必要ですし、甲状腺腫が大きいときには甲状腺ホルモン薬が使用されることもあります。


O脚矯正と体(単純性甲状腺腫)


原因 
 海草などのヨードを含む食品の取りかたが少ないなどのヨード摂取量の低下が原因の一つに上げられています。世界的にみても、ヨードの摂取不足になりやすい海岸から遠く離れた大陸内部や山岳地帯に多いと言われていますが、日本などのヨード不足がおこるとは考えにくい国々にも、症状は発生しています。逆にヨードの過剰摂取が原因でおこる単純性甲状腺腫もあります。
 又、甲状腺の働きを低下させる抗甲状腺物質や甲状腺腫を誘発する物質を含む食物(キャベツ、からし菜など)の多食が原因のこともあります。
 甲状腺ホルモンの需要を増大させるようなことも原因となります。この病気は思春期前後の女性に多いのですが、思春期の女性は、特に多量の甲状腺ホルモンを必要とするために、相対的にホルモンの量が不足するのが原因とする説もあります。


O脚矯正と体(単純性甲状腺腫)


症状
 柔らかい甲状腺腫がみられるだけです。おそらく数年をかけて徐々に生じてきたと考えられます。
 甲状腺腫が比較的小さいので、前頸部の圧迫症状や違和感もなく、自分では気づかずにいて、学校や職場などの健康診断で偶然発見されるものが大部分です。


O脚矯正と体(単純性甲状腺腫)


どんな病気か
 炎症、腫瘍、酵素異常などの甲状腺を腫らす原因もないのに、甲状腺に腫れ(甲状腺腫)が生じ、しかも甲状腺機能亢進や甲状腺機能低下の状態を起こしていないものをいいます。この場合の甲状腺腫はびまん性(甲状腺が全体に腫れる)で、柔らかいのが特徴です。
 男性の4〜9倍と女性が多く、しかも10〜30歳代の人に多くみられます。妊娠、授乳、月経などに一致して甲状腺腫は増強しますが、年齢が進むにつれて小さくなり、自然に消失してしまうことが多いです。


O脚矯正と体(慢性甲状腺炎、橋本病/自己免疫性甲状腺炎)



●薬物療法
 甲状腺の機能が低下してきたら、甲状腺ホルモンをない服する甲状腺ホルモン療法を行います。この療法は、毎日欠かさず生涯続けることが必要です。
 慢性甲状腺炎の治療として免疫抑制のために、副腎皮質ホルモンの内服が行われることがありますが、強い副作用がありますので、急に病状が悪化下などの特別な場合に限って用いられています。


O脚矯正と体(慢性甲状腺炎、橋本病/自己免疫性甲状腺炎)


◎機能が低下したらホルモン療法
治療
 甲状腺の機能が正常であれば、年1〜2回定期的に検査を受けて経過を観察するだけで、治療の必要はありません。
 甲状腺の機能が低下してくるまでに長い年月がかかりますし、たとえひどく機能が低下しても、甲状腺ホルモンを毎日服用すれば、健康な人と同じように生活することができます。
 ただし、女性の場合は、出産後に一時的に甲状腺機能低下がひどくなることもあるので、妊娠がわかれば相談するようにしましょう。


O脚矯正と体(慢性甲状腺炎、橋本病/自己免疫性甲状腺炎)


検査と診断
 血液の血沈の亢進、血清総タンパク量の上昇、A/G比の低下が見られ、肝機能検査項目のうち硫酸亜鉛試験やチモール混濁試験などの血清膠質反応の上昇がみられます。これらは、血液中の血清ガンマグロブリン値が上昇しているときに見られる所見です。
 血液中の甲状腺自己抗体を調べる検査では、抗サイログロブリン抗体と抗マイクロゾーム抗体が、多くの場合陽性に出ます。特に抗サイログロブリン抗体が、かなり高値を示すことが多いものです。
 甲状腺の機能を調べると、約4分の3の人は正常で、機能低下を示す人は約2割です。また、頻度は低いのですが、機能の亢進を示す人もいます。甲状腺の機能低下を示す場合は、血液中のトリヨードサイロニン(T3)、サイロキシン(T4)といった甲状腺ホルモン、T3レジン摂取率、基礎代謝率、甲状腺放射性ヨード摂取率がそれぞれ低下し、血液中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)やコレステロール値が上昇しています。
 そのほか、貧血や、胸部X線での心陰影の拡大、心電図検査での低電位差が見られる場合もあります。
 甲状腺の組織を微量採取した生検、リンパ球の浸潤、リンパ濾胞の形成、間質の繊維化、甲状腺濾胞上皮細胞の変性と濾胞の崩壊といった特有の変化が見られるので、生検はこの病気の診断にかかせません。


O脚矯正と体(慢性甲状腺炎、橋本病/自己免疫性甲状腺炎)


症状
 約90パーセントの方に甲状腺の腫れ(甲状腺腫)がみられます。
 このうち、甲状腺腫だけで何の症状も現れない人が約半数を占め、残りの半数の人には、かすれ声、前頸部の不快感、体がだるいなどの症状がみられます。このような人の甲状腺を調べると、たいていは正常です。
 甲状腺の機能が低下してくると、気力がわかない、寒がりになる、便秘がちになる、ことががもつれるなどの症状が現れてきます。また、指で押してもへこみのできないむくみ、とうもろこし毛のようなつやのない頭髪、脱毛、皮膚の乾燥、体重の増加、女性では月経過多といった症状が現れ、知的な活動が低下したり、動作が緩慢になったりします。


O脚矯正と体(慢性甲状腺炎、橋本病/自己免疫性甲状腺炎)



●病気になりやすい人
 病気の発生率は、人工10万人に対し約80人とされていますが、甲状腺が腫れれいるだけで何の症状も現れないために、診察を受けない人もかなりいると考えられ、こうした人も含めると、日本には10万人を超す患者が存在すると推定されます。
 患者は、10歳代から70歳以上まで広い年代にわたってみられますが、そのうちの60パーセント異状は30〜50歳代の人です。
 また、断然女性が多く、男性に比べると十数倍も多く、中には、患者の95パーセントは女性だという報告もあります。


O脚矯正と体(慢性甲状腺炎、橋本病/自己免疫性甲状腺炎)


◎大部分は中年の女性に多い
どんな病気か
 自己免疫が原因と考えられることから、自己免疫性甲状腺炎ともいいますが、九州大学の橋本博士が最初に症例の報告を行ったことから橋本病ともいいます。
 橋本病の大部分は甲状腺機能は正常ですが、機能低下症もみられ、大人の甲状腺機能低下症の大部分はこの慢性甲状腺炎によるものです


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症の種類)



■粘液水腫
 原発性甲状腺機能低下症のうち、特に機能低下の程度がひどく、指で押しても凹みができないむくみなどの特有の皮膚症状が現れた場合をいいます。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症の種類)


■クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)
 生まれつき甲状腺ホルモンの合成が障害されていたり、甲状腺の無形成や低形成といった形態異常があったりしておこる甲状腺機能低下症をいいますが、頻度はきわめてまれです。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症の種類)


■治療後などに見られる甲状腺機能低下症
 色々な甲状腺の病気の治療のために、甲状腺の外科的治療や放射性ヨード療法を受けたり、昆布などのヨードを含んだ食物を過剰に摂取したりして甲状腺機能低下症におちいることがあります。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症の種類)


■慢性甲状腺炎(橋本病/自己免疫性甲状腺炎)
 免疫異常の一つの自己免疫が原因でおこる甲状腺機能低下症で、大人におこる甲状腺機能低下症の大部分はこれです。
 九州大学の橋本博士が、1912年に、甲状腺が硬くなって、全体に腫れた(びまん性甲状腺腫)中年女性の症例を報告したのが、この病気の最初の報告であることから、橋本病とも呼ばれます。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症とは)


◎原発性甲状腺機能低下症の種類
 甲状腺機能低下症の中で、最も多いのが原発性機能低下症です。
慢性甲状腺炎(橋本病/自己免疫性甲状腺炎)免疫異常の一つの自己免疫が原因でおこる甲状腺機能低下症です。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症とは)


治療 
 原発性甲状腺機能低下症、二次性甲状腺機能低下症、三次性甲状腺機能低下症のいずれも、治療には甲状腺ホルモンの内服が必要です。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症とは)


○三次性(視床下部性)甲状腺機能低下症
 下垂体は、視床下部という部分から分泌されるTSH(甲状腺刺激ホルモン)放出ホルモン(TRH)の刺激を受けて、TSHを分泌しています。TRHの分泌が十分でないとTSHも分泌されず,結果的に甲状腺ホルモンも分泌されません。このような甲状腺機能低下症をいいます。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症とは)


○二次性(下垂体性)甲状腺機能低下症
 甲状腺は、脳の下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けて甲状腺ホルモンを分泌しています。
 下垂体に故障があって、TSHが十分に分泌されないためにおこる甲状腺機能低下症です。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症とは)


○原発性(甲状腺性)甲状腺機能低下症
 甲状腺に原因があって機能が低下しているものを言います。


O脚矯正と体(甲状腺機能低下症とは)


◎甲状腺ホルモンの量が不足する
 甲状腺ホルモンの合成、分泌などを行っている甲状腺の働きが低下するために、血液中の甲状腺ホルモンの濃度が低下した状態を甲状腺機能低下症といいます。
 甲状腺ホルモンの血液中の濃度の低下がひどくなると、体内での色々な物質の代謝が円滑に行われなくなって、体がだるい、気力がわかない、動作が緩慢になるなどの症状が起こってきます。
 この甲状腺機能低下症には、色々な種類があります。


O脚矯正と体(バセドウ病)


外科的治療(手術療法)
甲状腺亜全摘出術
 ごく一部を残して甲状腺を切除し、ホルモンの分泌を少なくする治療法で、妊娠・出産を予定している女性、甲状腺腫が大きく、機能亢進の程度が著しいひと、薬物療法を受けているが、経過からみて治る見込みのない人、社会的条件などから早く確実に直したいと希望する人、甲状腺に結節ができている人などに対して行われます。
 これは、再発したり、甲状腺機能低下症を起こしたりすることが極めて少なく、やく90パーセントの人は完全に治るという治癒率の高い治療法です。
 手術の前に、薬物療法を行って甲状腺の機能を正常にしておくことが必要で、抗甲状腺薬が良く用いられますが、無機ヨード薬、副腎皮質ホルモン剤や交感神経遮断剤が併用される場合もあります。
 効果の高い治療法ですが、前頸部に手術の傷跡がのこ利増す。また心臓病などの重い慢性の病気を持っている人には、この治療は行えません。


O脚矯正と体(バセドウ病)


無機ヨード薬
 甲状腺ホルモンの分泌を抑制する薬剤で、効果は即効的ですが、長くは続かないので、現在では、外科的治療を行う前や合併症のバセドウクリーゼの治療などに限って用いられています。


O脚矯正と体(バセドウ病)


薬物療法
副作用
 皮膚の発疹、肝機能障害、発熱などが時々みられる副作用で、これらの治療が必要になる場合もありますが、抗甲状腺薬の種類を変えるだけで治る場合もあります。
 また、白血球減少症や無顆粒球症がまれにおこることもあります。全体の0.3パーセント程度と頻度は低いのですが、特に注意が必要なのは無顆粒球症です。内服を始めてから4〜8週間後に、高熱、激しい咽頭痛、全身倦怠感などが現れ、ときには生命にかかわることがありますから、直ちに抗甲状腺薬の内服を中止し、抗生物質、副腎皮質ホルモン薬などによる治療を開始します。


O脚矯正と体(バセドウ病)


薬物療法 
抗甲状腺薬
 甲状腺ホルモンの合成、分泌を抑制する薬剤で、日本では、プロピルチオウラシルとメチマゾールの二種類が使われています。
 若年者で、甲状腺の腫れが小さく、発症後間もない軽症の場合に用いられます。
 抗甲状腺薬は、胎盤を通過し、胎児に影響を与えるため、妊娠の場合は一日3〜4錠のない服にとどめます。
 また、抗甲状腺薬は、乳汁にも含まれて出てくるため、授乳中の女性には使用しません。もし、ない服が必要な場合は、授乳を中止してミルクに切り替えてもらいます。


O脚矯正と体(バセドウ病)


治療
 バセドウ病らしいときは、ホルモン、特に甲状腺を専門とする医療機関を受診するようにしましょう(一般的な内科では、特殊な検査ができないため)。
 現在良く行われている治療は、甲状腺ホルモンの合成、分泌を抑制する抗甲状腺薬を内服する薬物療法、甲状腺そのものを切除し、甲状腺ホルモンの分泌を抑制する外科的治療、放射性ヨードを用い、甲状腺を破壊する放射性ヨード療法の三つです。
 これらの治療を行っても、血液中の甲状腺ホルモンの量が正常化するまで少し時間がかかるので、この間の色々な症状を抑える対症療法として、鎮静剤や交感神経遮断薬の使用が良く行われます。


O脚矯正と体(バセドウ病)


原因
 バセドウ病は、免疫異常の一つである自己免疫疾患が原因と考えられています。
 バセドウ病の人の血液から、甲状腺を刺激する作用のある免疫グロブリンが見つかりますが、この免疫グロブリンは、甲状腺の濾胞上皮細胞という細胞のまく表面に存在するTSHレセプター(下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンの刺激を感知する部分)に対する自己抗体と考えられています。
 バセドウ病は、免疫反応により生じたTSHレセプターに対する抗体(免疫グロブリン)により生じる自己免疫疾患の一つと考えられているのです。


O脚矯正と体(バセドウ病)


○甲状腺中毒性周期性四肢まひ
 周期的に四肢が麻痺して動かせなくなるもので、日本では頻度が高く、大部分が男性の方におこります。
 バセドウ病の治療によって治るのがふつうですが、カリウム薬の併用が行われることもあります。
 その他の合併症として、悪性眼球突出症や眼球突出性眼筋まひ、重症筋無力症、糖尿病などが起こってくることがあります。


O脚矯正と体(バセドウ病)


○甲状腺中毒ミオパシー
 著しい筋肉の萎縮や筋力の低下が起こるもので、四肢の近位筋、特に肩や股関節の付近におこりやすいものです。中年以降の男性の方に起こりやすいのですが、バセドウ病の治療とともに軽快していきます。


O脚矯正と体(バセドウ病)


合併症 
 甲状腺機能亢進状態が続いているときに、合併症が起こることがあります。
○バセドウクリーゼ(甲状腺発症)
 バセドウ病の症状が突然悪化するとともに、発熱、悪心、嘔吐、不安、不眠などがおこり、興奮状態におちいることがあります。さらに、意識障害を起こして志望することもあります。このような状態をバセドウクリーゼ(甲状腺発症)といいます。
 甲状腺その他の手術後に起こる場合(外科的発症)と、ストレス、感染症、糖尿病性ケトアシドーシス、副腎不全、妊娠・分娩などにともなってこる場合(内科的発症)とがありますが、手術前後の処置がしっかり行われている現在では、外科的発症はほとんどありません。
 治療は、抗甲状腺薬や無機ヨード薬の使用といった、甲状腺機能亢進症そのものの治療のほかに、頻脈や冠状動脈不全があれば強心薬や冠拡張薬の使用、脱水症状があれば輸液、最近などの感染があれば抗生物質の投与、ストレスやショックがあれば副腎皮質ホルモン薬のしよう、血圧の上昇があれば交感神経遮断約の使用といった治療が行われます。


O脚矯正と体(バセドウ病)


◎特徴的な三つの症状が現れる
症状
 大部分の人は甲状腺が腫れて大きくなるため(甲状腺腫)、首が太くなったように見えます。
 また、脈が速くなって数が増え、1分間に120ぐらいになることもあります(頻脈)。このため、安静にしていても動悸を感じたりします。
 約半数の人に眼球が前方に突き出てくる症状が起こります(眼球突出)。
 この甲状腺腫、頻脈、眼球突出がバセドウ病の代表的な症状で、メルセブルグの三主徴と呼んでいます。
 そのほか、汗をかきやすい、手指が震える(振せん)、からだがだるい、体重が減ってやせてくる、食欲が旺盛になる、神経過敏になって精神的に不安定になる、下痢が続くといった症状のほか、女性では月経の異常がおこることがあります。
 微熱、最高血圧の上昇、不整脈(大部分が心房細動)などの症状もみられます。


O脚矯正と体(バセドウ病)


病気になりやすい人
 人工10万人に対し、約80人の割合でおこります。
 患者は、男性の3〜5倍と女性が多く、なかでも20歳代と30歳代の人が最も多く、ついで40歳代の順になっています。


O脚矯正と体(バセドウ病)


○20〜30代の女性に多い
どんな病気か
 免疫異常の一つである自己免疫疾患が原因でおこってくるのではないかと考えられています。自己免疫のため、血液中に甲状腺刺激物質(抗体)が増加し、甲状腺のはたらきが活発になりすぎて、過剰に甲状腺ホルモンが分泌されます。
 アイルランドの内科医グレーブス、ドイツの開業医バセドウによりあついで症例が報告されたことから、グレーブス病あるいはバセドウ病と呼ばれています。


O脚矯正と体(甲状腺機能亢進症とは)


○バセドウ病
 自己免疫によりおこると考えられています。
 血液中に存在する甲状腺刺激物質により、甲状腺の機能が亢進して甲状腺ホルモンが過剰にぶんぴつされるものをいいます。
 甲状腺機能亢進症の原因となる病気の中で最も多く、単に甲状腺機能亢進症といった場合には、このバセドウ病をさします。


O脚矯正と体(甲状腺機能亢進症とは)


○甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生腫瘍
 甲状腺は、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けて甲状腺ホルモンを分泌しています。下垂体その他の臓器に腫瘍ができると、TSHが過剰に分泌されるために、甲状腺ホルモンの分泌も過剰になってきます。
 治療は、原因となっている腫瘍を切除することが必要です。


O脚矯正と体(甲状腺機能亢進症とは)


○プランマー病
 甲状腺に腫瘍(甲状腺腺腫)が発生し、この部分からの甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる病気です。
 治療は、手術をして腫瘍を切除することが大切です。


O脚矯正と体(甲状腺機能亢進症とは)


甲状腺ホルモンが過剰になる
 甲状腺は、体内での色々な物質の代謝を促進する甲状腺ホルモンを分泌しています。
 この甲状腺の働きが活発になりすぎて、甲状腺ホルモンを分泌が過剰になり、血液中の甲状腺ホルモンの濃度が上昇しすぎた状態を甲状腺機能亢進症といいます。
 不必要に新陳代謝が高まるために、安静にしていても脈が速くなって動悸がしたり、食欲が旺盛になってたくさんたべているにもかかわらず、やせてきたりするといった症状がでてきます。
 この甲状腺機能亢進症を起こす病気には、つぎのプランマー病、甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生腫瘍、バセドウ病(グレーブス病)の三つがあります。


O脚矯正と体(ガンとホルモン)


 内分泌腺以外の部位に発生したガンが、色々なホルモンを作り出すことがあり異所性ホルモン産生腫瘍と呼んでいます。
 肺がんが、副腎皮質刺激ホルモン、抗利尿剤ホルモン、ゴナドトロピン、プロラクチンといったホルモンを、肺がんがインスリンに似た物質をそれぞれ作り出すことがこれまでに知られています。しかし、その原因はまだわかっていません。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


副腎の主な病気
 アルドステロンが過剰に分泌される原発性アルドステロン症、ハイドロコーチゾンが過剰に分泌されるクッシング症候群、アドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌される褐色細胞腫が代表的な病気で、いずれも二次性高血圧の原因となります。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


副腎
 両方の腎臓の上に乗っている5〜7グラムの器官で、中心にある髄質とその上を覆っている皮質に分かれています。生命維持に欠かせない器官で、両方の副腎を摘出してしまうと、1〜2週間で死亡します。
 副腎皮質からは、塩類の代謝に関与するアルドステロン(塩類ホルモン)、糖質の代謝に関与するハイドロコーチゾン(糖質ホルモン)、生殖器の発育に関与する性ホルモンが分泌されています。
 副腎髄質からは、血管を収縮させ、血圧を上げるアドレナリンとノルアドレナリンという物質が分泌され、大出血などで血圧が低下した才などに血圧を上昇させるように働きます。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


副甲状腺 
 副甲状腺は、甲状腺の裏側にある小さな器官で、四個あります。血液中のカルシウムを増加させ、リンを低下させるホルモンを分泌します。
 副甲状腺の主な病気
 ほるもんの分泌が過剰になる副甲状腺機能亢進症と、逆に低下する副甲状腺機能低下症が起こります。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


甲状腺の主な病気
 甲状腺の働きが活発になって、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるのが甲状腺機能亢進症で、代謝が活発になりすぎる為に、やせ、多汗、動悸、体温の上昇などさまざまな症状が起こってきます。
 甲状腺機能亢進症は、色々な原因で起こります。甲状腺の自己免疫疾患であるバセドウ病が代表です。
 逆に、甲状腺ホルモンの分泌が低下するのが甲状腺機能低下症で、やはり色々な原因で起こります。自己免疫疾患である慢性甲状腺炎がその代表です。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


甲状腺
 甲状腺は、のどのすぐしたの器官についている器官で、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けて、サイロキシンとトリヨードサイロニンというホルモンを分泌しています。
 この二つのホルモンは、互いに同じような作用を持っていて、糖質やタンパク質の代謝に関与したり、心臓、消化器、骨、脳の発育を促したり、体温の調節に関与したりします。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


下垂体の主な病気
 色々な原因で下垂体前葉の働きが傷害されると、さまざまな病気が起こってきます。
 成長ホルモンの分泌が過剰になると先端巨大症や巨人症がおこり、分泌が低下すると下垂体性小人症がおこります。
 また、抗利尿剤ホルモンの分泌が低下すると尿崩症やシモンズ病・シーハン病が、逆に分泌が過剰になるとADH分泌異常などが起こります。
 そのほか、分泌異常をきたしたホルモンのしゅるいによって、甲状腺、副腎、性腺の病気が起こってきます。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


下垂体
下垂体は、大脳の下にある大きさは1センチメートルくらい、重さは約1グラムの器官で、前葉、後葉の二つの部分に分かれます。
 前葉からは、視床下部から出る放出ホルモンの刺激を受けて、甲状腺にはたらきかける甲状腺刺激ホルモン(TSH)、性腺に働きかける性腺刺激ホルモン(ゴナトロンビン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン)が分泌されます。
 また、体の成長を促す成長ホルモンや、女性の乳腺を刺激し、乳汁を分泌させるプロラクチンも分泌されています。
 後葉からは、尿量を調整する抗利尿ホルモン(バゾプレッシン)、子宮を収縮させるオキシトシンといったホルモンが分泌されています。このうち、バゾプレッシンは、視床下部で作られ、下垂体後葉に蓄えられるホルモンです。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


視床下部の主な病気
 神経系とホルモン系の総司令部ともいうべき部位なので、水頭症などのために圧迫されたり、きわめてまれですが、ここに腫瘍が発生したりすると、さまざまなホルモンの分泌異常や神経系の病気が起こってきます。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


抑制因子
 視床下部からは、下垂体を刺激してホルモンの分泌を促進させるように働くホルモンが分泌されているのですが、一方では下垂体の働きを抑制する物質も分泌されていると考えられています。ソマトスタチンがその代表ですが、そのほかにも色々なものがあると考えられています。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンは、下垂体を刺激し、下垂体から副腎皮質ホルモン(ACTH)を分泌させます。このACTHの刺激を受けて、副腎は副腎皮質ホルモンを分泌します。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、下垂体を刺激し、下垂体から性腺刺激ホルモンを分泌させます。この性腺刺激ホルモンの刺激によって、男性は睾丸から男性ホルモン(アンドロゲン)を、女性は卵巣から女性ホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)を分泌します。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


分泌されるホルモン
 どのようなホルモンを分泌しているのか、まだ完全にはわかっていないのですが、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン、性腺刺激ホルモン放出ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの三種類のホルモンが分泌されています。
 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TSH)は、下垂体を刺激し、下垂体から甲状腺刺激ホルモンを分泌させる働きをするホルモンです。このTSHの刺激を受けて、甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌します。


O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)


内分泌腺とホルモンの色々
視床下部
 視床下部は、神経系とホルモン系の働きを統合しているいわば司令部のような部位です。ここから出される指令が神経系と血管系を介して下垂体に伝えられ、それを受けて下垂体がそれぞれの内分泌腺に指令を発してホルモンを分泌させる仕組みになっています。
 視床下部から下垂体へ伝えられる指令は、ホルモンの分泌と抑制因子の分泌という方法で行われています。


O脚矯正と体(ホルモンとは)


 ホルモンと結合するのは、細胞の膜や細胞質にそんざいする結合タンパクで、レセプター(受容体)と呼ばれています。
 血液中のこの微量名量のホルモンが減少すると、脳にある視床下部がこれを感知し、下垂体を介してそれぞれの内分泌腺へ指令を伝えて必要なホルモンを分泌させる仕組みになっています。血液中に十分な量のホルモンが存在しているときには、ほとんどホルモンは分泌されません。
 私たちの脳には、マイクログラムやナノグラムといったきわめて微量な単位の変化にも感応する高度なセンサーが備わっているわけなのです。


O脚矯正と体(ホルモンとは)


ホルモンが働く仕組み
 ホルモンは、それぞれに働きかける組織が決まっています。
 内分泌腺から分泌されたホルモンは、血液中に入って全身をめぐるうちに、それぞれ目標とする組織に到達しますが、組織を構成している細胞には、ホルモンを受け入れる構造があって、これにホルモンが結合することによってホルモンの働きが発揮できる仕組みになっています。


O脚矯正と体(ホルモンとは)


内分泌腺とホルモンのいろいろ(視床下部)
 視床下部は神経系とホルモン系の働きを統合しているいわば総司令部のような部位です。ここから出される指令が神経系と血管系を介して下垂体に伝えられ、それを受けて下垂体がそれぞれの内分泌腺に指令を発してホルモンを分泌させる仕組みになっています。
 視床下部から下垂体へ伝えられる指令は、ホルモンの分泌と抑制因子の分泌という方法で行われています。


O脚矯正と体(ホルモンとは)


血液中に含まれるホルモンの量は、多くは血液1デシリットル中に、マイクログラム(1マイクログラムは線分のミリグラム)といった単位のきわめて微妙な量です。
 血液中のこの微量な量のホルモンが減少すると、脳にある視床下部がこれを感知して、下垂体を介してそれぞれの内分泌腺へ指令を伝えて必要なホルモンを分泌させる仕組みになっています。血液中に十分なホルモンが存在しているときは、ほとんどホルモンは分泌されません。
 私たちの脳には、マイクログラムやナノグラムといったきわめて微量な単位の変化にも感応する高度のセンサーが備わっているわけなのです。


O脚矯正と体(ホルモンとは)


ホルモンが働く仕組み
 色々なホルモンは、それぞれに働きかける組織が決まっています。
 内分泌腺から分泌されたホルモンは血液中に入って全身をめぐるうちに、それぞれ目標とする組織に到達しますが、組織を構成している細胞には、ホルモンを受け入れる構造があって、これにホルモンが結合することによってホルモンの働きが発揮できる仕組みになっています。
ホルモンと結合するのは、細胞の膜や細胞質に存在する結合タンパクで、レセプター(受容体)と呼ばれています。


O脚矯正と体(ホルモンとは)


内分泌のいろいろ
 ホルモンを分泌する内分泌腺は、脳にある視床下部、下垂体、松果体、首の前側にある甲状腺とその裏側にある副甲状腺、腎臓の上に乗っている副腎、腹部のすい臓、それに女性では卵巣、男性では睾丸などが代表的なものです。そのほかに、肝臓、胃、十二指腸、腎臓などからも重要なホルモンが分泌されています。
 これらの分泌線から分泌されるホルモンは、40種類以上にもなります。


O脚矯正と体(ホルモンとは)


その機構の一方の主役が神経系で、もう一方の主役が内分泌系で器官から分泌されるホルモンという化学物質です。
 ホルモンという言葉はギリシャ語で、(呼び覚ます)という意味を持っています。体の色々なところに働きかけて、体の成長や代謝を促進させる物質なので、このような名称がついたのですが、体のある働きを逆に抑制するホルモンもあります。


O脚矯正と体(ホルモンとは)


ちなみに食べるホルモンではありません!
 私たちの体をとりまく環境は、刻々と変化しています。
 気温を例に取ると、一日に10度前後も上下することも少なくありません。しかし、健康な人の体温は、いつも36度前後に保たれていて、外界の温度にあわせて上下するようなことはありません。これは、私たちの体に体温を一定に保つ機構が備わっているからです。
 体温だけではありません、環境や加わる条件が変わっても、体内の状態をいつも一定の状態に保っておくように働くように体内に備わっているのです。


O脚矯正と体(慢性リンパ節炎)


結核性リンパ節炎
 結核にかかるとリンパ節にも病変が及ぶことがしばしばです。一個または数個のリンパ節が腫れてきますが、痛みはありません。腫れたリンパ節同士が互いに癒合し、かたまりになってきます。
 リンパ系のガンである悪性リンパ腫とは腫れ方が違うのですが、ときには鑑別が難しいこともあるようです。
治療
 原因となってる病気の治療が必要ですが、これが治ってもリンパ節の腫れが長く残ることもあります。


O脚矯正と体(慢性リンパ節炎)


 どんな病気か
 リンパ節炎が長く続いている状態で、弱い刺激が繰り返しリンパ節に加わっている為におこることもありますし、急性リンパ節炎が治りきらずに慢性化しておこることもあります。
 なかでも多いのは、肺結核に伴っておこる結核性リンパ節炎とトキソプラズマ症に伴っておこってくる慢性リンパ節炎です。


O脚矯正と体(急性リンパ節炎)


治療
 原因となっている部位の治療が優先されますが、炎症が治まるまで全身の安静を保つようにし、腫れたリンパ節は冷やします。
 抗生物質の使用が必要なことが多くなります。ときには、リンパ節を切開して膿を出さなければならないこともあります。


O脚矯正と体(急性リンパ節炎)


どんな病気か
 細菌の感染などによってリンパ管に炎症が起こると、そのリンパ管とつながっているリンパ節に急性の炎症が起こってきます。
 たとえば、足に傷ができ、そこから細菌が侵入して股の付け根の鼠径部のリンパ節が腫れて痛くなるなどがその例です。
 リンパ節は、体の色々な部位に存在していますが、急性リンパ節炎が起こりやすいのは、頸部、腋か(わきの下)、鼠径部などにあるリンパ節で、炎症が起こるとリンパ節が腫れて、押すと痛みます。


O脚矯正と体(脾臓とは)


脾臓は、左上腹部の横隔膜の下に位置する重さ約150グラムの血液に富んだ臓器です。
 血液は、腹腔動脈から分岐した脾動脈から脾臓に入り、脾静脈に出た後肝臓へ血液を送るルートである門脈に注いでいます。
 脾臓の働きは、リンパ組織の一つとして体の防御機構を担うことと、古くなった血球の処理を行うところです。


O脚矯正と体(出血しやすい人と病気)


出血性素因をもつ人はまれ
 出血性素因をもたらす病気は、いろいろあります。
 血管に異常があって出血性素因をもたらす病気としてはアナフィラクトイド紫斑病(アレルギー性紫斑病)、血小板機能異常症が、凝固因子の異常では血友病、血友病Bがそれぞれ代表的な病気です。
 また、播種性血管内凝固症候群、フォン、ウィレブランド病のように血小板と凝固因子の双方に異常がある出血性素因もあります。
 しかし、これらはいずれもまれな病気です。皮膚に紫斑(あざ)ができやすい、鼻出血や歯肉出血を起こしやすい、抜歯するとなかなか出血が止まらない、月経の出血量が多いといったことから、自分は出血性素因を持っているのではないかと考えている人は多いのですが、大部分の人は異常ではありません。
 たとへ軽症でも出血性素因があると、不要に大きな手術をしてしまったり、交通事故にあったりすると健康な人よりも止血が困難で、出血量が多くなって危険だからです。


O脚矯正と体(出血しやすい人と病気)


 ところで、破れた部分での血液凝固がどんどん進んでしまうと、血管のなかが完全に閉ざされてしまって、その先に血液が送れなくなって、そのけっけんから血液の供給を受けていた組織や臓器は死んでしまうことになります。
 このような過剰な血栓ができないようにする働きも備わっています。血液中には、血液を固まりにくくする凝固因子と呼ばれる物質と、フィブリン網を溶かすプラスミン系と酵素系が存在し、血栓が過剰に形成されないように働いているのです。
 怪我もしないのに出血し、一度出血するとなかなか出血が止まらない状態を出血性素因といいますが、自然に備わっている止血機構、つまり、血管、血小板、凝固因子のいずれかに異常が起こると出血性素因が現れてきます。


O脚矯正と体(出血しやすい人と病気)


血液中には、血液を固める凝固因子が含まれていて、ふだんは働いていないのですが、血管が破れると、それが刺激となって働き出し、フィブリン網が形成されてきます。このフィブリン網と凝集した血小板が結合し、強固な血栓が形成されて破れた血管を完全にふさぎ、出血は止まります。
 このような仕組みで出血は自然に止まるのですが、太い血管が大きく破れた場合は、この自然の止血機構の働きが間に合わず、大量出血となって生命が危険になることがあるのです。
 怪我などで血管が破れた場合は、手などでその部分を強く圧迫すると出血は速く止まります。


O脚矯正と体(出血しやすい人と病気)


自然の止血機構と血栓
 血管が破れると、破れた部分から血液成分が血管外へ流れ出てきます。この現象を出血といいます。
 肺、心臓、肝臓などの重要な臓器に出血したり、出血が多量になると生命にかかわりますが、私たちの体には、この出血を最小限に食い止めようとする自然の働きが備わっています。これを止血機構といいます。どのような仕組みで止血機構が働くのでしょうか。
 まず、血管が破れると、その部分の血管が収縮し、血液の流れが緩やかになって出血量が少なくなります。
 ついで、血液中の血小板が破れた部分の血管の内側の内皮下組織、特にコラーゲンに粘着します。血小板の細胞は色々な物質を放出していますが、そのうち、特にアデノシン2リン酸、トロンボクサンA2などの物質の働きによって、血小板は互いにくっつきあって固まってきます(凝集)。この凝集した血小板の塊によって、破れた血管の部分は一応ふさがれて、出血は止まります。


O脚矯正と体(遺伝性出血性毛細血管拡張症)


治療
 遺伝性の先天的な病気であり、また血管の異常が全身に及んでいるので、根本的な治療がありません。
 皮膚、粘膜に出血したときには、手の届く部位であれば圧迫止血を行います。
 低色素性貧血があれば鉄分を補給します。


O脚矯正と体(遺伝性出血性毛細血管拡張症)


検査と診断
 血のつながった家族の中に同じような症状の人がいないかなど、遺伝関係を調べます。
 鮮紅色や紫色の血管拡張の症状は、出血と間違えやすいのですが、ガラス板をあてると色が消えるので出血でないことがわかります。
 出血が長期間続いていた場合には、血液検査を行うと赤血球中の血色素量が少ない低色素性貧血が認められますが、そのほかには異常がありません。


O脚矯正と体(遺伝性出血性毛細血管拡張症)


症状
 血管の異常は、全身の皮膚、粘膜、臓器の血管に存在しています。
 特に、唇、舌、結膜、耳、手のひら、足などに1〜3ミリメートルの鮮紅色または紫色の血管拡張が認められ、圧迫すると消えます。
 また、鼻、くちびる、舌からしばしば出血を繰り返し、胃腸からの出血も見られ、出血に伴う貧血も起こってきます。
 血管拡張の症状は、若いころははっきりしないのですが、年齢がかさむにつれてはっきりしてきて、40歳前後になると最盛期を迎えるといわれています。
 このころになると、肺に動静脈ロウ、脳に動脈瘤が存在することがしばしばです。


O脚矯正と体(遺伝性出血性毛細血管拡張症)


どんな病気か
 三層からなっているはずの小静脈と毛細血管の血管壁が、生まれつき一層の内皮細胞だけで構成されていて薄く、血圧に押されて拡張しているために、わずかな外力が加わっても破損して出血しやすくなっています。
 常染色体優性遺伝する先天性の病気で、男女に等しくおこります。


O脚矯正と体(老人性紫斑病)


 どんな病気か
 老人に見れる紫斑病で、前腕、手の甲などの皮膚に点状やまだら状の出血が起こり、なかなか吸収されません。
 年をとるにつれて血管周囲のコラーゲン、弾性線維、脂肪組織が萎縮する為に血管の支持が弱くなり、わずかな外力が加わっても皮下出血をおこします。
 心配のない状態で、治療の必要もありません。
 できるだけ紫斑を作らないように、机やイスなどに手足をぶつけたり、強いゴムひもの入った衣服で体を締め付けたりしないように気をつけます。


O脚矯正と体(単純性紫斑病)


どんな病気か
 しばしば皮下出血を起こすのですが、鼻出血、性器出血、胃腸からの出血は見られず、出血凝固関係のスクリーニングテストもすべて正常なものを言います。
 若い女性に多く、打撲を受けやすい足、お尻の皮膚に皮下出血がおこりがちです。
 単純性紫斑病そのものは心配のない状態で、特に治療の必要はありません。  
 しかし、紫斑は血小板や血管の異常を示す最初の危険信号であり、単純性紫斑病や老人性紫斑病などの心配のない紫斑病かは、検査をしなければわかりません。
 また、軽症の血小板機能異常症(フォン、ウィレブランド病など)が見逃されていることもあります。
 したがって、一度は血液検査を受けて、異常のないことを確かめておくべきでしょう。


O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)


予後
 この病気は、腎炎や腸重積症を合併しない限り、約四週間で軽快します。
 腎炎が合併しても、一年以内に治ることが多いのですが、その間、尿タンパク量、尿沈検査、血液検査を定期的に受けることが必要です。
 尿のタンパク量が多いときは、経過が長引く恐れがあります。
 頻度はわずかですが、腎不全におちいり、生涯、人工透析が必要になる人もいます。


O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)


治療
 大多数は、約四週間で自然に軽快するので、特に治療は必要ありません。
 その間、できるだけ体を休めるようにします。
 免疫が関与する病気なので、ときには副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤が用いられることもあります。しかし、自然によくなってゆく期間を短縮できるほどの効果は期待できません。
 腎炎が急激に悪化して、腎不全を起こしてきたときには人工透析が行われます。


O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)


検査と診断
 過去三週間以内に扁桃炎などの感染症にかかったり、虫に刺されたりしなかったか?
 病変は血管にあるので、血液には異常は見られないはずですが、症状が現れている急性期に血液検査では、血沈(赤沈)の亢進、白血球(特に好酸球)の増加が見られることがあります。しかし、血小板数、出血時間、血液凝固検査はすべて正常です。
 血液検査を行うと、腎炎を合併していて、尿タンパクや尿潜血反応が陽性になることがしばしばです。


O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)


症状
 扁桃炎などの上気道感染症にかかったあと1〜3週間後に、蕁麻疹ようのきゅうしん、紅班などの皮疹(発疹)が体の左右の同じ部位に出現し、その数時間後に皮疹の出た部位に紫斑が現れてくるというのが典型的な発病の仕方です。紫斑が現れやすいのは、ふくらはぎの前面、お尻などです。
 約半数が、関節の腫れや痛みといった関節症状や、腹部の差し込むような痛みなどの腹部症状を伴います。そして、関節症状を伴う場合をリウマチ性紫斑病、腹部症状を伴う場合を腹性紫斑病と呼び、この二つをあわせてシェーンライン、ヘノッホ紫斑病と呼ぶこともあります。
 また、発熱、頭痛、体がだるいなどの全身症状を伴うこともあります。
 急性腎炎を合併し、蛋白尿、血尿が現れることもまれではありません。
 子どもは、まれに腸重積症を合併することがあります。


O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)


どんな病気か
 アレルギーによる血管炎が原因と考えられている紫斑病で、アレルギー性紫斑病という病名で呼ばれることが多いようです。
 食物、虫刺され、扁桃炎などの上気道感染症がアレルギーの原因になると考えられています。
病気になりやすい人
 2歳以上、10歳以下の子どもが多く、女児より男児が多いといわれています。


O脚矯正と体(血管性紫斑病)


どんな病気か
 血管がもろくなったり、血管を支えている支持組織に病的な変化が起こったりして出血しやすくなって紫斑ができるものを血管性紫斑病といいます。
 いくつかの病気がありますが、代表的なのはアナフィラクトイド紫斑病(アレルギー性紫斑病)、単純性紫斑病、老人性紫斑病、遺伝性出血性毛細血管拡張症の四つです。
 このうち、治療上問題となるのはアナフィラクトイド紫斑病と遺伝性出血性毛細血管拡張症です。
 アナフィラクトイド紫斑病は、紫斑病全体に占める割合が高く、合併症として腎炎がおこることがしばしばです。また、遺伝性出血性毛細血管拡張症は遺伝性の先天的な病気なので、根本的に治す治療法がありません。
 これに対し、単純性紫斑病と老人性紫斑病は、出血が止まらなくなったりすることがなく、治療の必要もない心配のない紫斑病です。


O脚矯正と体(血小板機能異常症)


どんな病気か
 血小板数は正常なのに、一度出血を起こすと出血が止まりにくくなる紫斑病があります。これは、血小板の働きが異常なために止血機能がそこなわれて、出血すると止まりにくくなるもので、色々な病気があります。これらの病気をひとまとめにして、広義の血小板機能異常症と呼んでいます。
 広義の血小板機能異常症は、血漿フィブリノーゲンが欠如している無フィブリノーゲン血症、血漿フォン、ウィレブランド因子が欠如しているフォン、ウィレブランド病などの血漿に異常がある病気と、血小板そのものの働きに異常のある狭議の血小板機能異常症とに分けることができます。


O脚矯正と体(症候性(続発性)血小板減少性紫斑病)


どんな病気か
 血小板数を減少させる病気があっておこった血小板減少性紫斑病です。
 原因となる病気は色々ありますが、骨髄での血小板の産生を傷害する病気、肝臓や脾臓での血小板の破壊を亢進させる病気、血小板の分布を異常にする病気の三つに分類することができます。
 このうちでも、原因として比較的頻度が高い病気として、白血病、再生不良性貧血、全身性エリテマトーデスなどが上げられます。
 症候性血小板減少性紫斑病かどうかは、それぞれの病気を特徴付ける症状や検査結果から診断されます。
 原因となった病気の治療が先決ですが、血小板数の減少が著しいときは、平行して副腎皮質ホルモンのしよう、血小板の輸血などの止血措置が行われます。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


その他の養生
 血小板数が正常にまで回復し、治療を中止しても減らなくなれば、まったく普通の生活を送れるようになります。ただし、年一回は血液検査を受けることが必要です。
 血小板数の増加が十分ではなく、治療をさらに継続しなければならない場合は、1〜2週間に一度、通院となります。色々な治療をすべて行っても、血小板数の減少が続くこともまれにあります。
 副腎皮質ホルモンを内服しているときは、糖尿病、胃潰瘍、感染症などがおこりやすいものです。これを予防する為に、過労などを絶対に避け、規則正しい生活を心がけることが大切です。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


慢性ITPの治療
 副腎皮質ホルモン療法、脾臓の摘出、免疫抑制療法の三つが治療の柱です。
 まず、副腎皮質ホルモンを内服し、二ヶ月から一年間様子を見ます。
 これで血小板数が正常化しなければ脾臓を摘出します。
 それでもまだ十分に血小板数が増えてこない場合には、免疫抑制剤を内服する免疫抑制療法を行います。脾臓は摘出したほうが結果がよくなります。
 脾臓は、寿命のつきた血球を破壊したり、免疫に関与する免疫グロブリンを作っている臓器で、子どもは摘出すると細菌などの感染に対する抵抗力が低下するという説もあって、慎重に検討したうえで摘出されます。大人は摘出しても支障はありません。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


急性ITPの治療
 90パーセントの人は、自然に血小板数が正常かするので、治療を必要としないのが普通です。
 しかし、血小板数が、血液1立方ミリメートル中3000のように著しく減少していると、生命にかかわる出血を起こす危険があります、これを予防する為に血小板を輸血し、副腎皮質ホルモンを1日に体重1キログラム当たり1〜2ミリグラムを使用します。副腎皮質ホルモンは、血小板数が増加してきたら段階的に減らしていきます。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


その他の検査
 血小板の寿命の短縮を証明する検査、血小板に結合する抗体であるIgG(免疫グロブリンG)の血液中の量が増加していることを証明する検査などを行えば診断の助けになります。
 このような特殊な血液検査よりも、全身性エリテマトーデス、播種性血管内凝固症候群などによる症候性血小板減少性紫斑病と鑑別するけんさのほうが重要です。
 また、遺伝性の血小板減少症と鑑別するために、家族の人の血液検査が必要になるときもあります。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


骨髄検査
 はりを骨に刺して骨髄組織を微量採取して調べる検査で、診断には欠かせない検査です。
 骨髄に障害があって血小板が減少しているわけではないので、この検査を行っても、血小板を作り出す細胞である骨髄巨核球の数の減少は見られず、正常か増加しているのが特徴です。
 また、末梢血検査と同様、赤血球系にも、白血球系にも明らかな変化はみられません。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


血液凝固検査
 血液の固まり具合を調べる検査で、出血時間の延長、毛細血管の抵抗の減弱がみられますが、その他の凝固検査結果には異常がありません。ただし、末梢血液検査で、血小板数の減少がはっきりしていれば、この出血時間の検査は必要ありません。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


末梢血検査
 静脈から採血して調べると、血小板が血液1立方ミリメートル中10万以下になっています。赤血球や白血球の数などには異常はないのが原則ですが、大量の出血があった場合には、赤血球の減少(貧血)と白血球の増加が認められることがあります。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


検査と診断
 どんな部位に出血しやすいか、いつ症状が始まったか、いつ症状にきずいたかなどを聞く問診。ITPかどうかを判断するには、発熱、リンパ節の腫れ、関節の痛みや腫れなどの関節症状、発疹などの症状があったかどうかが有力な手がかりになります。
 次いで、末梢血検査、血液凝固検査、骨髄検査などの検査が行われます。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


症状
 皮膚や粘膜に紫斑ができ、鼻、歯肉(歯ぐき)、尿路などから出血しやすくなります。女性は、性器出血や月経過多もおこります。
 これらの症状が、急性ITPでは急激に起こりますし、慢性ITでは徐々におこってきます。
 重くなると、胃、腸などの消化管からの出血、頭蓋内出血などを起こし、生命に危険が及ぶようになります。
 ひどい貧血、発熱、リンパ節の腫れ、脾臓の腫れといった症状を伴うことはありません。もし、これらの症状があればITPではなく、症候性血小板減少性紫斑病の可能性があります。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)



原因
 ITPは、健康を守るように働くはずの免疫が以上になって過度に血小板が破壊されてしまう免疫異常が、原因として有力視されています。このため、免疫性血小板減少性紫斑病とも呼ばれています。
 急性ITPは、抗原抗体反応の結果生じた免疫複合体という物質が血小板に結合する為に、慢性ITPHは、血小板に対応する抗体が作られ、これが血小板と結合する為に、それぞれ脾臓や肝臓での血小板の破壊が亢進し、血小板が減少すると考えられています。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


慢性ITP
 患者は思春期以降の女性が多くなります。徐々に発病する為に発病の時期がはっきりせず、血小板数が自然に正常になることは少ないものです。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


急性ITP
 患者は子どもが多く、男女ともに同じ比率で発病します。
 何のきっかけもなくおこることもありますが、はしか(麻疹)などのウイルス感染の病気に引き続いておこることもあります。
 ひどい血小板数の減少がおこりますが、90パーセントの人は自然に血小板数が正常になります。


O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)


どんな病気か
 血小板数を減少させる病気もないのに起こっている血小板減少性紫斑病で、英語の頭文字をとってITPともいいます。
 血小板を減少させる病気は色々あるので、ITPと決める為には検査でこれらの病気を除外する必要があります。
 ITPには、血小板数の減少が急激に起こってくる急性特発性血小板減少性紫斑病(急性ITP)と、徐々におこってくる慢性特発性血小板減少性紫斑病(慢性ITP)の二つのタイプがあります。


O脚矯正と体(血小板減少性紫斑病)



 このように、血小板数が減少したことが原因でおこる紫斑病を血小板減少性紫斑病といいます。
 この血小板減少性紫斑病には、白血病、再生不良性貧血、全身性エリテマトーデスなどの血小板を減少させる病気があるために起こる症候性(続発性)血小板減少性紫斑病と、血小板を減少させる病気がないのに起こる特発性血小板減少性紫斑病(免疫性血小板減少性紫斑病)とがあります。


O脚矯正と体(血小板減少性紫斑病)


血小板が著しく減少する
どんな病気か
 血小板は、血管壁の強度を保つ働きをしていて、万一血管が破損すると、その部位に集まってかたまり(血栓)を作り、そこをふさいで出血を止める働きもします。
 血小板の正常値は、血液一立方ミリメートル中15万〜35万で、血小板が10万を下回るようになると、その程度に応じて出血しやすい傾向が現れてきます。さらに、これが5万以下になると、出血班である紫斑が現れてきます。


O脚矯正と体(紫斑病)


紫斑病とは
 血管がもろくなったり、血小板の質や量に異常があったりして出血しやすくなる状態を紫斑病と総称しています。皮膚や粘膜に点状やまだら状のない出血が起こり、そこが紫色に見えるので紫斑病といいます。
 紫斑病は、血小板の減少によっておこる血小板減少性紫斑病、血小板の働きの異状によっておこる血小板機能異常症、血管の病的変化によって起こる血管性紫斑病の三種類に大きく分けられ、さまざまな原因で起こりますが、最も頻度が高いのは、特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病とアナフィラクトイド紫斑病です。


O脚矯正と体(続発性貧血)


治療
 原因となっている病気の治療が先決で、これで貧血が治ることもあります。
 原因となっている病気を治療しても貧血の改善が望めないときは、貧血そのものの治療が必要になりますが、貧血の種類に応じて治療を進めていくことになります。
 ただし、特に貧血が強いなど、やむをえないケースを除いては、輸血を行わないのが原則です。


O脚矯正と体(続発性貧血)


 貧血の種類も、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血など原因となった病気によってさまざまで、症状も、からだがだるい、息切れや動悸を強く感じる、皮膚の赤みがなくなって黄色みをおびてくる、などの貧血の一般症状のほかに、原因となっている病気の症状が一緒に起こってきます。
 原因となる病気が色々あり、中には頻度の高い病気もあるので、続発性貧血はしばしばみられます。
 原因となっている病気がはっきりしない場合には、続発性貧血と診断されるまでにじかんが掛かることもあります。


O脚矯正と体(続発性貧血)


どんな病気か
 病気の症状としておこる貧血の総称で、症候性貧血ともいいます。
 原因となる病気には、慢性腎炎などの腎臓病、肝硬変などの肝臓病、バンチ症候群などの脾臓の病気、甲状腺機能低下症などのホルモンの病気、結核などの慢性の感染症、関節リウマチなどのリウマチ性の病気、ガンなどの悪性腫瘍、白血病などの血液の病気などさまざまなものがあります。


O脚矯正と体(感染性貧血)


原因 
 亜急性心内膜炎、結核、膿胸、骨髄炎、気管支拡張症などの際に起こることが多いものです。
治療
 たいてい貧血は軽く、特に貧血の治療は必要としません。
 元の病気が回復するにつれて、貧血も治っていきます。
 万一、病気が治ったあとで貧血が残った場合には、その時点で、貧血の治療を開始します。


O脚矯正と体(感染性貧血)


 ウィルス、細菌などの感染に伴って、貧血が起こることがあって感染性貧血といいます。
 一ヶ月以内に治るような感染症でおこるようなことはなく、再発を繰り返したり、長期間にわたって続く感染症のさいにおこるもので、感染症の治療に抗生物質が使われるようになって以来、感染症が短時間で治るようになり発症は極めて少なくなりました。
 患者は子どもが多く、鉄欠乏性貧血になることが多いのですが、巨赤芽球性貧血になることもあります。


O脚矯正と体(再生不良性貧血)


日常生活の注意
 出血しやすいので、打撲を受けたり、皮膚や粘膜を傷つけたりしないように注意します。
 うがいをよくして、風邪などを引かないように注意することも大切です。
 徐々におこってきた再生不良性貧血は、よくなる時期と悪くなる時期を繰り返しますが、治療によって社会復帰を果たすことができ、普通の生活が送れるようになりますから、根気よく治療することが大切です。


O脚矯正と体(再生不良性貧血)


治療
 軽症であれば輸血をしないで済むことがありますが、輸血を必要とすることが多くなります。
 また、タンパク同化ホルモンや副腎皮質ホルモンが使用されるほか、発熱があれば抗生物質も使用されます。
 急激に発症した再生不良性貧血などに、最近は骨髄移植が行われます。
 いずれにしても、再生不良性貧血は治療が難しいことがあるので、血液専門の医師の治療を受けるようにしましょう。


O脚矯正と体(再生不良性貧血)


検査と診断
 鉄欠乏性貧血と同じ血液検査のほかに、色々な血液検査が行われます。また、病気の状態を知る為に骨髄の検査も必要です。
 再生不良性貧血の場合には、血液検査で血色素量と赤血球の減少があるほか、白血球、血小板も減少しています。また、骨髄の検査で、骨髄造血細胞の減少もみられます。


O脚矯正と体(再生不良性貧血)


原因
 骨髄での造血機能が衰えるのは、骨髄中の血液を造るもとの細胞(母細胞)が著しく減少し、その部分が脂肪組織と入れ替わってしまうためですが、なぜこのようなことがおこるのか、解らないことがほとんどです。
 しかし、薬剤性による場合と、多量の放射線でなる場合もあります。


O脚矯正と体(再生不良性貧血)


症状
 体がだるい、息切れや動悸を強く感じる、皮膚の色が悪いなどの貧血の一般症状のほかに、皮膚、歯ぐき、鼻などから出血しやすくなります。
 皮膚の出血は、打撲したあとに紫色のあざができやすかったり、注射したあとの出血がなかなか止まらなかったりすることがあります。
 出血しやすいほかに、発熱、咽頭痛などの、風邪のような症状も現れてきます。
 軽症のときは、出血症状もなく、発熱もしないことがあります。


O脚矯正と体(再生不良性貧血)


どんな病気か
 血液は骨の中の骨髄で作られますが、この骨髄の働きが衰え、赤血球が十分作れなくなる為におこる貧血です。
 骨髄では、白血球や血小板も作られているので、赤血球以外にもこれらも減少しています。そして、白血球減少のために細菌の感染が、血小板減少のために出血がそれぞれ起こりやすいものです。


O脚矯正と体(溶血性貧血)


治療
 先天性の場合は脾臓の摘出が行われます。
 後天性の自己免疫性溶血性貧血は、副腎皮質ホルモンの内服や注射で軽快しますが、時に脾臓の摘出が必要なこともあります。
 溶血性貧血をおこす病気はこのほかにも色々あり、治療も異なります。


O脚矯正と体(溶血性貧血)


症状
 体がだるい、息切れや動悸を強く感じるなどの貧血の一般症状のほかに、溶けた赤血球の成分が皮膚に沈着するために黄だんが出現してきます。
 溶血の程度はまちまちで、徐々に貧血と黄だんが起こってくることもありますが、時に急激におこってくることもあります。また、溶血は、激しい運動や風邪がきっかけで起こる場合もあります。
 溶血のために、ときに尿の色が濃くなり、ひどくなるといつも茶褐色の尿がでます。
 溶血が急に起こってきたときには、腹痛、発熱も起こります。
 そのほか、脾臓が腫れてくることもあります。合併症として、胆石ができることもあります。


O脚矯正と体(溶血性貧血)


原因
 溶血性貧血は色々な原因で起こりますが、大きく分けると先天性の原因によるものと後天性の原因による物とに分けることができます。
先天性の原因
 生まれつき、赤血球の中に欠陥があって、赤血球が破壊されやすい為に溶血を起こすというケースです。その代表が、遺伝性球状赤血球症です。


O脚矯正と体(溶血性貧血)


どんな病気か
 骨髄で作られた赤血球は、120日たつと肝臓と脾臓で破壊されます。この速度が速くなり、赤血球が溶けてゆき、(溶血)、しかも不足した赤血球を補えない為に起こった貧血を、溶血性貧血といいます。
 他の貧血と比べると、頻度は高くありません。


O脚矯正と体(巨赤芽球性貧血)


治療
 ビタミンB12が不足しているときは、ビタミンB12を注射で使用します。ビタミンB12は、内服よりも注射のほうが効果が現れやすいです。
 葉酸の不足のときも、注射か内服で葉酸を使用します。
 昔からレバーを食べると良いといわれていますが、薬をきちんと内服したり、注射で受けたりしたほうが効果が確実で、食事療法の必要があまりなくなりました。


O脚矯正と体(巨赤芽球性貧血)


検査と診断
 静脈から10ミリリットル前後採血し、鉄欠乏性貧血と同じような血液検査を行うほかに、ビタミンB12と葉酸の血液中の量も測定します。
 巨赤芽球性貧血を起こす原因は色々ありますし、鑑別しなければならない病気もあるので、骨髄検査、肝機能検査、便の検査,胃のX線検査など実施する検査が少し多くなりますが、診断さえつけば治療で完全に治すことができます。


O脚矯正と体(巨赤芽球性貧血)


原因
 ビタミンB12か葉酸に欠乏によっておこります。
 ビタミンB12欠乏は、これを含む食品の摂取不足でおこることはまれで、たいていは、ビタミンB12をじゅうぶんに吸収できない原因が体に存在する為に起こります。ビタミンB12が吸収されるためには、胃液中に含まれる内因子という物質の助けが必要ですが、萎縮性胃炎、胃の切除そのたのために内因子が欠乏して起こるのです。


O脚矯正と体(巨赤芽球性貧血)


症状
 体がだるい、息切れや動悸を強く感じるなどの貧血の一般症状のほかに、したが赤くなってぴりぴりし、表面が平らになってつるつるしてくるという症状が現れてきます。
 食欲不振、吐き気、下痢などの胃腸症状も起こり、胃液の分泌が低下する無酸素症や低酸素症もおこります。


O脚矯正と体(巨赤芽球性貧血)


どんな病気か
 赤血球が作られるときに必要なビタミンB12、葉酸といったビタミンが不足する為に起こる貧血です。
 ビタミンB12や葉酸が欠乏すると、巨赤芽球という巨大な赤血球の母細胞が出現してくることから巨赤芽球性貧血と呼ばれています。昔は治療法がなく、最後まで治らないことが多かったために悪性貧血と呼ばれていたのですが、その後、レバーを食べるとよくなることがわかり、悪性貧血という病名は使われなくなりました。
 日本では比較的少ない貧血で、老人や胃を切除した人に時々見られる程度で、しかも治療で完全に治ることができます。


O脚矯正と体(妊娠と貧血)


 妊娠は貧血になりやすく、妊婦の約30パーセントは貧血を起こしているという統計があります。
 妊婦が貧血になる原因の一つに水血症があります。これは妊娠末期に入るにつれて、血液中の血漿量(主に水分)が増えてくるために、相対的に血液中の赤血球の数が減少して、貧血の状態になるものです。
 しかし、妊婦の貧血の原因はこれだけではなく、むしろ鉄分の不足のほうが原因としては重要なことがわかってきました。


O脚矯正と体(プランマービン症候群)


鉄欠乏性貧血のなかに、物が飲みにくいと訴える人がいます。
 このような人の食道をX線撮影や内視鏡で確認すると、食道の筋肉の退行性変化が起こっています。
 このような状態をプランマービン症候群といいますが、鉄剤を服用すると良くなります。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


予防
 鉄分は、肉類、レバー、魚のちあいなどに多く含まれてますから、偏食を避け、時々とるようにしましょう。
 また、胃下垂などでふだんから胃腸の弱い人は、胃腸を丈夫にするように運動や、お腹のマッサージをしましょう。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


鉄剤内服中の注意
 人によっては、鉄剤内服中に食欲の低下、胃のむかつき、胃の不快感などが起こることがあります。このような症状が現れたときは、鉄剤を食事のすぐあとに飲むか、胃腸薬と一緒に飲むと防ぐことができます。それでも調子が良くないときは、鉄剤の種類を変えてもらうのも一つの方法です。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


鉄剤の長期服用で治る
治療
 痔、胃、十二指腸潰瘍、月経過多などの原因が存在すれば、まずその治療が必要です。
 鉄欠乏性貧血そのものは、鉄剤の内服でよくなりますが、長期間のない服が必要となります。鉄剤の内服を始めるとまもなく血液中の鉄分不足の状態は解消されるのですが、体の鉄欠乏状態はまだ続いている事がしばしばあるので、血液の鉄不足が解消されたあとも、たいていは2〜3ヶ月は鉄剤を毎日服用し続けなければなりません。
 貧血が強いときには、入院して静脈注射や点滴で鉄剤を使用しなければならないこともあります。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


検査と診断
 鉄欠乏性貧血かどうかは、静脈から10ミリリットル前後採血する血液検査でわかります。
 血液中の赤血球数、血色素量のほか、ヘマトクリット値、平均赤血球容積、平均赤血球血色素などを調べますが、鉄欠乏性貧血では、これらの値が正常値よりも低下しています。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


胃腸での鉄吸収不足
 いや腸の粘膜に萎縮があったり、働きに障害があったりすると、鉄分の吸収が阻害され、鉄分不足になります。胃炎、胃下垂などの病気がある人や胃を切除する手術を受けた人は、鉄分の吸収が妨げられて、鉄欠乏性貧血を起こすことがあります。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


食品中の鉄分不足
 鉄分は、肉類、レバーなどに多く含まれていて、これを適宜摂取していないと鉄分不足におちいります。
 美容食として若い女性に人気のある生野菜を中心とした食事内容を続けると、鉄欠乏性貧血を起こす女性も少なくありません。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


月経、妊娠、分娩、授乳
 月経と分娩は体外への出血によって、妊娠中は赤ちゃんに鉄分を取られる為に鉄不足になりやすい物です。また、母乳にも鉄分が含まれているため、授乳によっても鉄分不足になりやすいのです。
 女性は、このように鉄分不足になりやすい条件を持っているので、鉄欠乏性貧血は女性に多いのです。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


原因 
 鉄欠乏性貧血の原因には次のようなものがあります。
出血
 けがなどで、体外へ出血すると血液中の鉄分が失われ、鉄欠乏状態になります。
 怪我のような急激な出血ではなく、痔、胃、十二指腸潰瘍、十二指腸虫症など,女性では子宮筋腫などがあって、少量の出血が慢性的に続いている場合にも、鉄欠乏性状態になりやすいものです。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


症状
 急激におこってくることはなく、貧血は徐々に進行してくるので、体がだるい、息切れや動悸を強く感じるなどの貧血の一般症状が徐々に起こってきます。
 貧血の進行が極めてゆっくりだった場合には、血色素量が正常の半分ぐらいになっても、安静にしているとこれらの症状を感じないこともあります。
 強い貧血が長く続いた場合には、つめがスプーンのように反り返ってくることもあります。また、物が飲み込みにくくなる嚥下困難がおこることもあります。


O脚矯正と体(鉄欠乏性貧血)


鉄分の不足が原因の貧血
どんな病気か
 体内の鉄分が不足する為に起こる貧血で、最も頻度が高いものです。
 鉄分は血色素の主成分で、体内の鉄分が不足すると血色素がうまく作れず、赤血球中の血色素の量が減少してきます(低色素性)。血色素は肺で酸素と結合し、全身に酸素を供給する働きをしているので、血色素が減少すると全身の組織や臓器が酸素不足におちいり、働きが低下してきます。また、赤血球の大きさも小さくなってきます(小球性)。
 圧倒的に情勢に多いのですが、治療すれば治る、心配のない貧血です。


O脚矯正と体(貧血とは)


貧血の種類
 鉄欠乏性貧血
 体内の鉄分が不足する為に起こった貧血をいいます。

 巨赤芽球性貧血
 ビタミンB12や葉酸の欠乏で起こった貧血をいいます。
 
 溶血性貧血
 肝臓や脾臓で、赤血球の破壊が亢進するために生じた貧血をいいます。

 再生不良性貧血
 骨髄で赤血球などが十分に作られなくなっておこった貧血をいいます。

 続発性貧血(症候性貧血)
 他に病気があって、それに伴っておこる貧血をいいます。


O脚矯正と体(貧血とは)


貧血の原因
 赤血球は、骨のなかにある骨髄で作られますが、その寿命は120日間で、この期間を過ぎると肝臓や脾臓で破壊されます。
 骨髄で赤血球が作られる為には、ビタミンB12と葉酸の助けが必要です、酸素と結合する赤血球中の血色素(ヘモグロビン)が作られる為には、鉄分が必要です。
 骨髄で作られる赤血球が少なくなったり、体内のビタミンB12、葉酸、鉄分が不足したり、肝臓や脾臓での赤血球の破壊が活発になりすぎると貧血が起こってきますが、貧血は原因によって色々な種類に分けられています。


O脚矯正と体(貧血とは)


貧血の診断
 血色素量の正常値は、血液一デシリットル中、男性は14〜18グラム、女性は12〜16グラムです。これが、男性は14グラム以下、女性は12グラム以下になった場合に貧血と診断されます。特に10グラム以下になったときには治療が必要な貧血です。
 赤血球数の正常値は、血液1立方ミリメートル中、男性は450万〜550万、女性は400万〜450万です。これが、男性は400万以下、女性は350万以下になった場合は貧血となります。


O脚矯正と体(貧血とは)


貧血の検査と診断
 貧血かどうかは、静脈から二〜三ミリリットル採血し、そのなかの赤血球数と血色素量(ヘモグロビンの量)を調べることで簡単に診断がつきます。
 血液の比重で判断する方法もありますが、この検査だけでは不十分です。赤血球と血色素、なかでも血色素量の測定が、貧血の診断には大切です。
 貧血の検査は、どこの病院でも行えます。


O脚矯正と体(貧血とは)


貧血の症状
 体がだるく、寒さを人一倍感じるようになってきます。
 心臓や肺に負担が掛かるため、普段であればなんでもない運動、たとえば階段や坂でも動悸や息切れを感じるようになります。
 貧血が進行すると、皮膚や粘膜の赤みがなくなり、多少黄色みをおびてきます。そのほか足が少しむくんだり、微熱が出ることもあります。まわりの人から、顔色が悪い、とかだるそうだなどと注意されることもしばしばです。ときには、食欲がなくなり、吐き気などを感じることもあります。


O脚矯正と体(貧血とは)


 赤血球や血色素が減少して貧血になると、運ばれてくる酸素の量が減少するために、全身の組織や臓器は酸素不足におちいって働きが低下し、さまざまな症状が現れてくることが少なくありません。
 全身の組織や臓器は、酸素と栄養素を化合させてエネルギーを得ているので、いくら栄養素があっても、送られてくる酸素が不足すると十分なエネルギーが得られなくなり、働きが低下するのです。


O脚矯正と体(貧血とは)


 全身の組織や臓器が、酸素と栄養素をエネルギー源として利用した後には、排気ガスともいうべき炭酸ガスが生じます。この炭酸ガスを静脈を介して肺にまで運んでくるのも赤血球と血色素です。
 血液中のこの赤血球や血色素の量が減少した状態を貧血といいます。


O脚矯正と体(貧血とは)


赤血球や血色素が減少した状態
 血液は、肺の中を通過する間に、炭酸ガスが捨てられ、酸素が取り入れられて酸素の豊富なきれいな血液となります(ガス交換)。全身の組織は、動脈を介して送られてくるこの酸素の豊富な血液から、酸素と栄養素を受け取り、これをエネルギー源として働いているわけです。


O脚矯正と体(リンパ)


リンパという言葉の意味
 リンパとは、澄んだ液体を表す言葉です。
 血管系とは別に、全身に張り巡らされた管系の中を、文字どおり澄んだ液体が流れているので、この液体をリンパ液といい、リンパ液が流れる管系をリンパ管といいうのです。


O脚矯正と体(リンパ系の仕組みと働き)


リンパ系の主な病気
 リンパ節が腫れて痛むときは、細菌感染による急性リンパ節炎のことが多く、押しても痛まないときは結核などの病気が考えられます。
 リンパ節の腫れがなかなか引かないのは慢性リンパ節炎ですが、まれにリンパ系のガンとも言うべき悪性リンパ腫のことがあります。


O脚矯正と体(リンパ系の仕組みと働き)


リンパ系の働き
 体内に侵入してきた細菌は、リンパ系を流れる間にリンパ節でとらえられます。したがって、ここに最近が感染し、炎症を起こしてリンパ節が腫れることが多いのですが、リンパ節はここで最近を食い止めて、感染が全身に広がらないようにしています。子どものリンパ節の働きは特に活発で、細菌などが捕らえられて炎症を起こし、リンパ節が腫れることが多いのです。


O脚矯正と体(リンパ系の仕組みと働き)


 毛細リンパ管網は、集合してより太いリンパ管になり、組織から出てきます。このリンパ管は、しだいに合流して最後は一本の管となり、首の下のところにある鎖骨下静脈につながっていて、リンパ液はここから静脈に流れ込む仕組みになっています。


O脚矯正と体(リンパ系の仕組みと働き)


リンパ系の仕組み
 動脈系、静脈系の血管が全身に張りめぐらされているのと同様に、リンパ管が全身に張りめぐらされていて、このなかをリンパという液体が流れています。このリンパは、組織と組織の間に存在する組織間液という液体から作られています。
 リンパ管のうち、もっとも細くなっている管を毛細リンパ管網といいますが、互いにつながって連絡しあいながら、網の目のように全身の組織のなかに張りめぐらされています。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


血液凝固因子の主な病気
 血液凝固因子が欠乏すると、血液の凝固がおこりにくくなり、いったん出血すると止まりにくくなります。
 その代表が血友病で、第8因子が欠乏しているもの血友病A、第9因子が欠乏しているものを血友病Bといいます。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


血液凝固因子
 血漿中には、血液を固める色々な凝固因子が含まれていますが、これまでに12種類の物質の存在が確認されていて、1〜8までのローマ数字の番号が付されています(ただし、6は欠番)。
 血管が破綻して出血がおこると、この血液凝固因子が血小板と協力して血液を固まらせ、出血を止めるのです。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


免疫グロブリン
 生まれつき体内にもっていないものに対する抗体を含むタンパク質で、非自己が体内に入ってくるとそれを識別して抗体を作り、再び同じ非自己が体内に入ってくると、抗体がその非自己(抗原)と結びついて(抗原抗体反応)、無害なものにします。一度はしかにかかると生涯かかることがないのは、この免疫グロブリンの働きです。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


血漿のしくみ
 血漿は、血液中の淡黄色をした液体成分で、その約90パーセントは水分で、残りの大部分はタンパク質です。
 このタンパク質の60パーセントは、血液の浸透圧を保ったり、色々な物質の輸送に関係しているアルブミンというタンパク質で、残りの主成分は免疫に関与している免疫グロブリンというタンパク質です。
 このほかに、血漿中には血小板と協力して出血を自然に止める血液凝固因子という物質も含まれています。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


血小板の主な病気
 血小板が減少すると、鼻出血や歯肉出血が起こりやすくなって、しかも止まりにくくなったり、皮膚に紫斑ができやすくなったりします。
 このような状態を出血傾向といいますが、その代表が血小板減少症性紫斑病で、色々な種類があります。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


血小板
 顕微鏡で見ると、細胞の小片のように見える小さな血球で、血液一万立方ミリメートル中15万〜35万個含まれています。
 この血小板は、血管が破綻して出血が起こると固まって血栓を作り、破綻した部位をふさいで出血を止める働きをしています。
 この働きは血液凝固因子との強力で行われています。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


白血球の主な病気
 その代表は、血液がんともいうべき白血病です。
 そのほか、顆粒球全体が減少する無顆粒球症や、好中球だけが減少する好中球減少症がさまざまな原因で起こり、病原性微生物の感染に対する抵抗力が低下します。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


 このリンパ球は、体内に入ってきたものが、生まれつき体内にもっていたものか、そうでないものかを識別する働きをしています。
リンパ球が、体内に入ってきたものを非自己と識別すると、リンパ球や形質細胞から抗体が作られ、同じ非自己が二度目に体内に入ってくると抗体が結びついて(抗原抗体反応、免疫反応)、無毒化します。このように、白血球は全体として体の健康を守る働きをしています。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


体内に侵入した細菌が多量で炎症が起こると、作られる白血球がぞうかして血液中の数が増えますが、ウィルスやリッケチアなどの感染が原因の炎症の場合は、血液中の白血球数がかえって減少するという傾向があります。このため、色々な病気の診断に、白血球の検査が行われます。
 リンパ球以外の白血球は骨髄で作られますが、リンパ球は主にリンパ節や脾臓で作られます。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


白血球
 白血球には、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球などの種類があって、好中球、好酸球、好塩基球の三つを合わせて顆粒球ともいいます。健康な人の血液中に含まれる白血球数は、血液一万立方ミリメートル中に4000〜9000個です。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


 なお、血液が赤く見えるのは、この血色素の色です。
 赤血球の寿命は120日で、古くなった赤血球は、肝臓で胆汁を作る材料に使われたり、脾臓で破壊されたりします。このようにして消耗した分だけ、骨髄で赤血球が作られ、血液中に毎日供給されています。
 赤血球の主な病気
 この赤血球が正常値より少なくなるのが貧血で、色々な種類があります。
 逆に赤血球数が正常値よりも多くなることがあります。これを多血症といいます。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


赤血球
 直径七ミクロン(一ミクロンは千分の一ミリメートル)ぐらいの大きさで、血液一万立方メートルのなかに、男性は450万〜550万個、女性は400万〜450万個も含まれていて、血球成分の大部分は赤血球といっても過言ではありません。


O脚矯正と体(血液、造血器のしくみ)


 血液は、血球と呼ばれる有形成分と血漿と呼ばれる液体成分から成り立っていて、血液の容積の約60パーセントが血漿で、約40パーセントが血球です。
血液のしくみ
 血液には、種類があってそれぞれに働きが違っています。
 これらの血球には寿命があり、古くなったものは、肝臓や脾臓で破壊されています。脾臓の働きが異常になって、血球の破壊が亢進し、色々な血液の病気が起こった場合、脾臓を摘出することがありますが、肝臓がその代わりにはたらくので、血液に古い血球がたまってしまうようなことはありません。


O脚矯正と体(血液の働き)


 一方、細胞が酸素と栄養素をエネルギー源として利用したあとは、炭酸ガス(二酸化炭素)、尿素窒素といった老廃物が生じます。この老廃物を集めてきて、炭酸ガスは肺へ、尿素窒素は腎臓へというようにそれぞれの排泄器官へ運び、老廃物を体外へ排出させるのも血液の役目です。
 この血液が、絶えず全身をかけめぐっているために全身の細胞は生きていることができ、全体としての生命が維持できるのです。
 全身をめぐっている血液の量は、その人の体重の約7.5パーセントです。


O脚矯正と体(血液の働き)


 全身の細胞は、酸素と栄養素をエネルギー源として、その生命を維持しています。
 このエネルギー源である酸素と栄養素を全身の細胞に送り届ける役目をしているのが血液です。
 酸素は、血液が灰の中を通過する間に供給され、栄養素は、肝臓の中をとおる間に供給されます。この酸素と栄養素が豊富になった血液が動脈血として心臓から送り出されます。全身の細胞は、血液からこの酸素と栄養素を受け取り、化合させることによってエネルギー源としているのです。


O脚矯正と体(重症筋無力症)


日常生活の注意
 症状は一人ひとり違いますので、活動の範囲、薬の飲み方など、指示を守ります。健康の自己管理も十分留意し、不眠や精神的ストレスなど、症状悪化の誘引となるものは、できるだけ避けるようにします。
 食事が困難な場合は体力の消耗がひどくなりますので、栄養分の豊富な食事を選び、調理法も工夫します。したがって、家族の理解と、協力が必要となります。


O脚矯正と体(重症筋無力症)


症状悪化の誘引を避ける
治療
 治りにくい病気ですが、最近では各種の治療法が進歩していますし、薬剤の開発

も進んでいますので、あまり心配せずに、治療を続けることが大切です。
 初期には、入院しての治療が必要ですが、自宅療養になる人も多くいます。
薬物療法
 抗コリンエステラーゼ剤の使用が中心です。この薬はいくつかの種類があり、効

果と副作用の関係がありますので、症状に応じて慎重に処方されます。
その他の治療
 そのほか胸腺を摘出する手術や最近では、特別重症な場合に血漿交換法という治

療法が行われることもあります。


O脚矯正と体(重症筋無力症)


症状
 まぶたが自然に下がってきて目を開けていられなくなる眼けん下垂、逆に目をし

っかりと閉じることができないと眼、眼球が動かなくなり、特に左右の目の視点が

合わなくなって物が二重に見える複視などがおこります。
 首、肩、上腕の筋肉に脱力が起こり、腰から下肢へと広がります。顔やのどの筋

肉に障害が起こると、物をかんだり、飲み込んだり、声を出すことが難しくなりま

す。時には呼吸筋がまひして、生命に危険が及ぶこともあり、このような重症な状

態をクリーゼといいます。


O脚矯正と体(重症筋無力症)


原因
 筋肉を動かすときは、脳からの指令を運動神経が電気的刺激として筋肉に伝えますが、このとき、神経の末端からアセチルコリンという物質が分泌され,筋肉の終板という点に作用して、筋肉の収縮運動を起こします。その間約一万分の一秒という短い時間で、不要になったアセチルコリンはコリンエステラーゼという酵素によって分解され、これで一回の伝達が終了します。


O脚矯正と体(重症筋無力症)


若い女性に多い
どんな病気か
 にんにくの疲労が異常に著しく、どんなに努力しても日常の動作が続けられなくなり、まひ状態におちいりますが、しばらく休息すると力が回復するという特異な病気です。
 重症筋無力症の発生率は10万人に約三人で、厚生省の特定疾患(難病)に指定されています。10〜30歳代の女性に発病することが多く、高齢の男性におこることもあります。


O脚矯正と体(ガン性ミオパシー)


どんな病気か
 各種のがんに合併して起こる筋障害ですが、原因はよくわかっていません。
 肺がんの人の一部に、筋肉の脱力、疲れやすいといった筋無力症の症状が起こりますが、最初は力が出ないのに、同じ動作を続けているうちにしだいに力がでてくるという特有な症状がみられます。筋肉が硬くなって動かしにくい多発性筋炎の症状が、色々ながん患者におこることもあります。


O脚矯正と体(内分泌性ミオパシー)


どんな病気か
 ホルモンの病気が原因で起こる筋肉の障害を、ない分泌性ミオパシーといいます。主に、次のような種類があります。
甲状腺中毒ミオパシー
 バセドウ病に合併する筋肉の障害で、近位近の筋力が低下し、萎縮がみられます。
甲状腺中毒性周期性四肢まひ
 バセドウ病に合併して現れる一時的な四肢まひで、日本人には比較的多いとされています。
眼球突出性眼筋まひ
 バセドウ病の眼球突出に伴う筋障害で、眼球を動かす外眼筋が浮腫状になって痛みます。物が二重にみえる複視もおこります。
ステロイドミオパシー
副腎腫瘍が発生して副腎皮質ホルモンの分泌が過剰になったり、副腎皮質ホルモン剤を長期間使用したときにおこり、近位筋の筋力低下と萎縮をきたします。
治療
それぞれの原因となった病気を治療することにより、筋肉の障害も治ります。


O脚矯正と体(腸腰筋炎)


どんな病気か
 腸部におこった急性化膿性筋炎で日本人に多いとされています。
 皮膚の化膿症などの体の他の部位の感染症の原因となっているブドウ球菌が、血液の流れとともに腰部に流れてきて、感染を起こします。
 高熱とともに、そけい部から腰部にかけて激しい痛みがあって、足を伸ばそうとすると痛みが増し、足を折り曲げると痛みが和らぐのが特徴です。
 治療は、急性化膿性筋炎と同じです。


O脚矯正と体(急性化膿性筋炎)


どんな病気か
 筋肉に細菌が感染して、急性の炎症を起こす病気です。
 外傷による化膿や皮膚のできものをこじらせたり、関節炎、骨髄炎が筋肉に及んで起こる場合と、体のどこかの感染の原因となっている化膿菌が血液に乗って流れてきて、筋肉に侵入して発病する場合とがあります。


O脚矯正と体(糖原病)


はっきりした筋萎縮はなく、筋力もふだんは正常ですが、長時間運動を続けると筋力がなくなり、筋肉は硬く腫脹し、痛みを生じます。
 また、手足を圧迫して血液の流れを止めると、筋肉の脱力と痛みが起こり、その部分の静脈を調べると、グリコーゲンの代謝によって当然産生され増加しているはずの乳酸が、増加していません。


O脚矯正と体(糖原病)


どんな病気か
 筋収縮のエネルギー源となるグリコーゲンの合成分解に関与する酵素が先天的に欠如している為に、筋肉が収縮するときに分解されるべきはずの糖質が分解されず、筋肉に蓄積する病気です。
糖原病にはいくつかの種類がありますが、中でもマッカーデル病が代表的で、筋ホスホリラーゼという酵素の欠損が原因で起こります。常染色体性劣性遺伝です。


O脚矯正と体(周期性四肢まひ)


治療
 血中カリウム濃度の測定などで、どのタイプか診断されます。
 低カリウム血性のときは、心電図により心臓への影響を注意しながら、血液中のカリウム濃度を高める薬剤などが使用されます。特に甘いものやアルコールの摂取を控え、カリウムを多く含む野菜や果物、水分を十分に取るようにします。


O脚矯正と体(周期性四肢まひ)


正カリウム血性周期性四肢まひ
 きわめてまれにしか見られないタイプで、カリウム濃度は正常です。
 寒冷や長時間の安静によって発作が誘発され、麻痺の程度は重症です。


O脚矯正と体(周期性四肢まひ)


高カリウム血性周期性四肢まひ
 きわめてまれで、血液中のカリウム濃度が高すぎて四肢麻痺が起こります。幼児期に発病し、運動後の休息時に発作を起こすことが多く、空腹、ストレス、寒冷なども誘引となります。
 発作時間は一般的に短く、麻痺の程度も軽いことが多いようですが、筋緊張現象を伴うことが知られています。


O脚矯正と体(周期性四肢まひ)


低カリウム血性周期性四肢まひ
 最も多い型で、男性に多く、年齢的には20〜40歳代によくみられます。日本では、甲状腺機能亢進症に伴って起こる場合が多いようです。運動のあと安静にしているときや、睡眠中、明け方に発作を起こすことが多く、腕と足の脱力がひどくて動けなくなり、全身に麻痺が広がります。血液中のカリウムが減りすぎると、心臓にも影響して不整脈や心停止をおこしたりするので、注意が必要です。


O脚矯正と体(周期性四肢まひ)


どんな病気か
 急激に手足の力がぬけて、だらんと弛緩してしまう発作を特徴とする病気です。
多くの場合、数時間で発作がおさまりますが、数日間続くこともあります。筋肉の麻痺が長引くと、だるい感じや痛みが加わり、不安も強くなってきます。まひは手足から全身に広がりますが、一般に顔の筋肉や呼吸筋が麻痺することはありません。


O脚矯正と体(くびさがり病、ジェルリエ病)


頭痛、頸部痛、視力障害、めまい、眼けん下垂などが起こり、首の筋肉が麻痺して前へさがり、手足の筋肉も麻痺して動かせなくなりますが、しばらくすると自然に回復する病気です。
 かつて、スイスで多発して有名になった病気で、日本では、青森県、岩手県、福島県の農村部での発病が知られています。


O脚矯正と体(筋緊張症)


先天性筋緊張症(トムゼン病)
 常染色体優性遺伝のものが多く、幼児期に発病します。全身性に筋緊張現象と筋力の低下が見られ、筋肉が肥大することも特徴とされています。
 筋緊張と筋力の低下で運動機能が制限され、日常生活にも支障をきたすことが少なくありませんが、生命にかかわることは少ないとされています。


O脚矯正と体(筋緊張症)


どんな病気か
 一度筋肉を強く収縮させると、緩めるのに時間が掛かる現象を筋緊張現象といい、たとえば、強く握り締めた手を開こうと思ってもなかなか開かない、といった症状を示します。
 また、この病気にかかっている人の筋肉をたたくと、筋肉に収縮が起こります。
 この現象を特徴とする代表的な病気には、つぎのようなものがあります。


O脚矯正と体(先天性ミオパシー)


 先天性ミオパシーは、筋線維の構造の変化によって、次のように分かれます。
ネマリンミオパシー
 ネマリンとは糸くずの意味で、筋線維内に、ちょうど糸くずのようなネマリン小体というものが認められます。
セントラルコア病
 筋線維の横断面の中心部に、ちょうどコアのような丸い形をした変性部が証明されます。


O脚矯正と体(先天性ミオパシー)


どんな病気か
ミオパシーとは筋肉の障害のことです。先天性ミオパシーは全身の筋肉が萎縮する先天性のまれな病気で、遺伝します。乳幼児期に発病しますが、予後は必ずしも悪いものではありません。
 この病気は、筋肉組織を構成する筋線維の、細かい構造上の変化が特徴で巣。したがって、筋肉組織の一部を採取して精密に検査することによってはじめて確定診断ができます。


今日は成人の日


今日成人式を迎えた人も多いのでは?

良い天気でよかったかも。自分は数十年前に迎えて、いつまでたっても大人?になりきれていない。
これから色々な人生、自分もまだこれから、精進精進!!

いろいろな事や色々な人に感謝して生きて生きたいと思った今日でした。

日時:2009年1月12日 18:14
続きを読む”今日は成人の日”

O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


リハビリテーションが大切
治療
 確実な治療法は今のところありませんが、筋肉を使わないと進行が早くなるので、日常生活はできるだけ自分でするなどの、体を良く動かすことが大切です。
 特にリハビリテーションは重要で、残された機能をフルに活用して運動機能を最大限に保つ訓練や、筋肉の硬化や関節の拘縮、変形を防ぐ運動を続ける必要があります。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


福山型先天性筋ジストロフィー症
 常染色体性劣性遺伝でおこり、筋肉の萎縮は、生まれたときから始まることもあります。
 進行は比較的遅いとされますが、顔を含む全身の筋肉が萎縮し、関節の拘縮もおこしやすいものです。また、この型では知能障害やけいれんを伴うのが特徴とされています。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


眼筋型ミオパシー
 まれなタイプで、常染色体性優性遺伝で成人期に発病します。
 眼球を動かす外眼筋がおかされて麻痺し、眼球の運動障害、まぶたの下垂などがおこます。顔、首、咽頭、腕の筋肉が萎縮し、しゃべったり食べ物を飲み込むことがうまくできないなどの症状を伴う場合も少なくありません。
 生命にかかわることは少ないものです。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


遠位型ミオパシー
 ミオパシーとは筋肉の障害をいいますが、これは遠位筋、すなわち手足の筋肉から萎縮が始まるタイプです。きわめてまれにしか見られず、遺伝形式や発病年齢も一定していません。
 進行は緩やかで、予後も比較的良好とされています。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


肢帯型
 常染色体劣性遺伝で、男女いずれにもおこります。思春期(十歳代)ごろから発病し、遅い人では四十歳第に発病することもあります。はじめに腰の周りに筋力の低下、筋肉の萎縮が起こり、次いで肩や腕の筋肉がおかされます。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


顔面肩甲上腕型
 常染色体優性遺伝で、男女ともにおこります。十歳から二十歳前後に発病し、顔の筋肉が萎縮する為に、表情が乏しくなり、目や口をしっかりと閉じることができない、口笛がふけないなどの症状が加わり、はなし方も不自然になります(ミオパシー顔貌)。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


ベッカー型良性筋ジストロフィー
 遺伝形式や症状はデュシェンヌ型とほぼ同じで、症状も良く似ていますが、予後の良いタイプです。
 発症が五〜二十五歳と遅く、病気の進行も極めて緩やかなので、天寿を全うすることができます。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


 多くの場合、発症後約十年でたって歩くことができなくなり、手を突いて膝で歩くようになり、やがて車椅子の生活となります。
 このころには関節の拘縮が進み、肩、肘、股、膝、足の関節などが曲がったまま動かなくなって、骨の変形もだんだんと強まり、脊柱の湾曲も目立ってきます。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


 立ち上がりが困難になると、いったん手足をとこについてから膝を伸ばし、重心を後ろに移しながら、床についていた両手を足元から膝へと徐々に上へ移動させながら、ちょうど自分の体をよじ登るように、状態を起こしていきます。これを登坂性起立といいます。


O脚矯正と体(進行性筋ジストロフィー)


筋肉が萎縮する遺伝性の病気
どんな病気か
 筋肉が徐々に萎縮する難病で、厚生省の特定疾患に指定されています。遺伝性の病気であり、有病率は人口十万人に対し四〜八人といわれます。
 この病気は遺伝形式、発病部位、進行の度合いなどから、一般に次のような形に分類されます。


O脚矯正と体(顎の役割)


 ものを食べる時のもうひとつの重要な口腔内の役割に、舌を中心とした味覚があります。味覚の種類による刺激が唾液や胃液などの消化液の分泌に、深く関係しています。更に、大脳の食欲中枢を刺激して、食べたいという気持ちを起こしたり、ことに美味しいと感じるものを食べた場合には、気持ちを和ませることも確認されています。


O脚矯正と体(顎の役割)


 口や顎の重要な役割のひとつに、咀嚼(そしゃく)というものがあります。ものを食べる時に、上顎にたいして下顎を上下、あるいは左右に動かして、口の中に入れた食べ物を歯で噛み砕く運動の事を指して、咀嚼といいますが、食べ物を栄養として体内に吸収するための消化活動最初にあたります。


O脚矯正と体(顎骨腫瘍)


どんな現れ方か
 はじめは歯肉やその近くの粘膜に小さな潰瘍、肉芽様の変化が生じ、次第に拡大します。しこりとして自覚されるようになる頃には顎下部や頚部のリンパ節に転移を起こし、硬く腫れていきます。


O脚矯正と体(顎骨腫瘍)


顎骨がん(悪性)
どのような病気か
 稀ですが、歯肉や顎骨のまわりの粘膜に潰瘍として発生し、顎骨を侵して行きます。発症はがんねんれいに多く見られますが、若年者にも発生することがあります。自然治癒はありませんから、放置すると増大し、転移を起こして死亡することもあります。


O脚矯正と体(筋肉の病気の治療の基本)


筋肉の病気には、進行が極めて緩やかで日常生活には支障のないものや、進行が急

速で致命的なもの、また薬物療法で治せるものがあります。
 一般に、筋肉の病気は先天性、遺伝性、進行性のものが多く、治療の可能性も限

られていることが多くなります。リハビリテーションの進歩によって、筋肉の萎縮

、関節が固まって延びなくなってしまう拘縮や変形をできるだけ少なくし、残され

た筋肉の機能をフルに活用して生活機能を最大に保てるようにする訓練ができるよ

うになってきました。


O脚矯正と体(筋肉の病気)


 身体各部のうち、特に手足の付け根に当たる肩と腰には骨格筋が集中し、大型に

筋肉が幾重にも重なって、強力な運動が随意に行えるようになっています。これら

胴体に近い部分の筋肉を近位筋と呼び胴体から遠い部分すなわち手足の末端のほう

の筋肉を遠位筋と呼んでいます。


O脚矯正と体(顎骨腫瘍)


どんな現れ方か
 小さいうちは全く症状がありません。長年かかって顎骨を徐々に吸収して大きくなるもので、顎骨のう胞との鑑別が必要です。
病気を治す
 手術して摘出したり、大きいものは額骨を切断して摘出し、その後に骨移植します。


O脚矯正と体(顎骨腫瘍)


良性と悪性に分けられます。良性は無痛性で顎骨中に徐々に拡大します。予後は良好です。悪性は顎骨癌が主で、粘膜の治りにくい潰瘍から始まります。大きくなると治療が困難になります。


O脚矯正と体(顎関節症)


どんな現れ方か
 耳の前の痛みが多く、口を開く時に感じます。痛みの強い場合は、食事に支障をきたします。また口を開く時や閉じる時に、カックン、ポッキンなどの音を生じます。これは顎関節円板や軟骨などの異状によっておこるもので、痛みなどがなくても顎関節の病気を示すサインでスから、注意する必要があります。また、首や肩の凝りは、色々な原因によっても生じますが、顎関節の病気が関連している事もあります。


O脚矯正と体(顎関節症)


どのような病気か
 顎関節症とは、顎関節を構成する組織の異常によって生ずる様々な顎関節の病気を総称したものです。したがって顎関節の特定の病気を示す病名ではありません。慢性の顎関節炎、顎関節内症、変形性顎関節症などの症状が、お互いに良く似ているので、詳しく調べて鑑別できるまで、とりあえず顎関節症としての総称です。あごの筋や靭帯の病気を含む場合もあります。


O脚矯正と体(筋肉の病気)


肩と腰の筋肉がおかされやすい
 筋肉には、内臓諸器官の内空壁を構成する平滑筋と、骨に付着して運動機能を果たす骨格筋とがありますが、ここでは骨格筋の障害です。


O脚矯正と体(好酸球性肉芽腫)


どんな病気か
骨内に、単発性または多発性に骨破壊が起こる病気で、組織を採取した病理検査では、組織球と呼ばれる細胞や白血球、特に好酸球が出現しています。原因は不明です。


O脚矯正と体(繊維性骨異形成)


どんな病気か
 本来、骨であるべき部分が、不完全な骨や結合組織で置き換えられてしまう病気です。一つの骨に生じる単骨性と、多数の骨に生じる多骨性があります。そして多骨性の病巣に、色素班、性早熟などのホルモンの異常を伴う場合は、オールブライト症候群といいます。


O脚矯正と体(骨嚢腫)


どんな病気か
 10歳前後の子どもに多く、X線検査をすると上腕骨上端、大腿骨上端に嚢上の陰影(嚢腫)が見られる腫瘍類似疾患で、生命の危険はまったくありません。
 骨髄内に空洞ができ、そのなかには黄色の液体が充満しています。骨皮質が薄くなり、わずかな外力が加わっても骨折が起こります。骨折を生じると、嚢腫内溶液は血性となります。


O脚矯正と体(巨細胞腫)


 腫瘍が増大してくるにつれて、その部位の腫れ、押すと痛む圧痛、熱感などを伴うようになったり、関節の動く範囲が制限されてきます。


O脚矯正と体(巨細胞腫)


どんな病気か
良性と悪性の中間に位置する性質を持つ腫瘍で、腫瘍の組織を採取して調べる病理学検査を行うと、一個の細胞の中に多くの細胞核を持つ多核巨細胞が多く発見されることからこの病名がついています。
 長管骨の発育層である骨端軟骨が閉鎖し、骨の発育が停止したあとに発生することが多いので、20歳以上になってから発生するものが大部分です。
 腫瘍が発生しやすいのは、大腿骨下端、脛骨上端、上腕骨上端、とう骨末端などの長管骨の末端ですが、脊椎、骨盤などの長管骨以外の骨に発生することもあります。


O脚矯正と体(ガングリオン)


(結節腫、筋腫)
主に関節包(関節を包んでいる膜)、まれに腱鞘(俗に筋と呼ばれている組織を包んでいる膜)から発生する嚢腫様の腫瘤(袋状のこぶ)で、なかにはゼリー状の粘液性の物質が充満しています。良性の腫瘍で、悪化することはありません。
 発生しやすいのは、手首、足首、膝などで、各年代にみられますが、10〜20歳代の女性が特に多くなっています。


O脚矯正と体(非骨化性線維腫)


どんな病気か
 主に大腿骨や脛骨に発生する良性腫瘍で、X線検査を行うと、石鹸泡状陰影と呼ばれる特徴的な像がみられます。
 腫瘍が発生しても、多くの場合無症状で、気づかずに過ごすことが少なくありません。


O脚矯正と体(類骨骨腫)


どんな病気か
脛骨、大腿骨、上腕骨などの長管骨に発生することの多い腫瘍で、夜間になると痛み出すのが特徴です。
 10歳代の若い人に発生することが最も多く、約半数はこの年代の発生です。
 X線検査を行うと、比較的特徴のある像が写ること、夜間になると痛むことで診断がつきますが、痛みはアスピリンがよく効き、アスピリンの使用で痛みが消えることも診断の参考になります。


O脚矯正と体(内軟骨腫)


どんな病気か
 主に手足の小管骨や中手骨、中足骨などに生じる良性腫瘍で、骨の腫瘍では骨軟骨腫に次いで多く見られる病気です。
 発生は、10〜40歳代のどの年齢層にもみられますが、胴体に近い部位に発生したものは、50〜60歳代になってから、悪性腫瘍に変化することもあります。一個の骨に生じる単発性のものと、多数の骨に生じる多発性のものとがあります。


O脚矯正と体(骨軟骨腫)


症状
 皮膚の上から骨性の硬い腫瘤を触れます。まれに、痛んだり、腫瘤画で来ている近くの関節の動かせる範囲が制限されたりすることもあります。
 多発性の場合には、四肢が変形することもあります。
 たいていの場合、X線検査で簡単に診断がつきます。


O脚矯正と体(骨軟骨腫)


どんな病気か
 骨の一部が膨らんで盛り上がり、骨性の硬い腫瘤を形成する腫瘍で、骨にできる腫瘍の中では、良性、悪性を通じて最も発生頻度が高いものです。原因は不明です。
一個の骨に発生する単発性のものと多数の骨に発生する多発性のものとがあり、多発性の場合は、血のつながっている家族の中にも同じ腫瘍をもつ人がいたり、伝染したリする事があります。


O脚矯正と体(キーンベック病)


手を構成する骨の一つの月状骨が壊死におちいり、柔らかくなってくる病気で、20歳前後の人にみられます。
 オーストリアの放射線学者ロベルト、キーンベックが最初に報告したことから、この人の名が病名として用いられています。


O脚矯正と体(デゥピィトレン拘縮)


どんな病気か
主として薬指、小指がしだいに曲がって変形するもので、50〜60歳代に発症し、圧倒的に男性に多いのが特徴です。
 近年、日本では増加の傾向にありますが、もともと白人に多い病気で、黒人にはほとんど見られません。


O脚矯正と体(腱鞘炎、ばね指)


治療
 痛む腱を使わないようにして、安静を保つことが一番です。簡単な関節固定具をつけ、関節の安静を保ちます。
 同時に、消炎鎮痛剤の内服や痛む腱への副腎皮質ホルモン剤の注射も効果的です。


O脚矯正と体(腱鞘炎、ばね指)


どんな病気か
 腱は、筋肉と骨とをつないでいる組織で、俗に筋とも呼ばれています。この腱は、外側が腱鞘という組織で包まれていますが、この腱と腱鞘に炎症が起こるのが腱鞘炎です。
 最も頻度が高いのは、腱鞘のなかが狭くなる為に腱のすべりが悪くなって摩擦が起こる狭窄性腱鞘炎で、手関節の親指側部に良く起こります。


O脚矯正と体(フォルクマン拘縮)



筋肉が壊死におちいる前の急性期であれば、筋肉神経が圧迫されて循環障害を起こすのを防ぐために、前腕部を筋膜層まで切開し手開放そうにする手術を、できるだけ早く行います。
 既に筋肉が壊死して手指が変形してしまった場合は、筋肉や癒着を起こしている神経を剥離して、変形を矯正する手術が行われます。


O脚矯正と体(フォルクマン拘縮)


どんな病気か
 肘関節の脱臼や、肘関節周囲の骨折など何らかの外傷が原因で、主として前腕を曲げ伸ばしする筋肉群とその近くを通る神経が損傷され、神経まひや手指の変形を生じる病気です。
 一番多いのは、子どもの上腕骨か上骨折に続いて起こる場合ですが、骨折後になぜフォルクマン拘縮が発生するのかは、まだよくわかっていません。


O脚矯正と体(手根管症候群)


原因
 なぜ正中神経が横手根靭帯で圧迫されるのかは不明ですが、この病気が中年女性に多いことから、内分泌機能の変化に関係があると考えられています。また、関節リウマチや甲状腺機能障害などが原因だとする報告もあります。
 いずれも、手の使いすぎが誘因であることはたいていの人に共通しており、前記の原因がいくつかあって、そこに手の使いすぎが加わった時に発病するものと思われます。


O脚矯正と体(手根管症候群)


どんな病気か
 正中神経が、手のひら側の手首のところで絞扼されるためにしびれ感などの神経まひ症状が手指におこるもので、神経絞扼症候群の中の代表的な病気です。
 正中神経は、手関節の手のひら側の中央で、横手根靭帯という硬い靭帯の下をくぐって指のほうへ伸びています。この正中神経が、横手根靭帯によって圧迫されるために、それより先の神経が麻痺して、指のしびれなどがおこるのです。


冬至


 昨日は冬至、でも日中は二十度くらいの暖かさで、とても冬至という雰囲気ではなかった。

ゆず湯というのが恒例だが、はたしてどのくらいの人がゆず湯に入っているのでしょうか。(小さいころに実家で入ったことは何回かありましたが)

最近では、まったくといっていいくらいゆず湯には縁がない?昨日はシャワーでした。(笑)

しかしまた明日から寒くなる予報ですので、皆さん風邪を引かないようにご用心を。

日時:2008年12月22日 12:46
続きを読む”冬至”

O脚矯正と体(神経絞扼症候群とは)


 末梢神経が、ある部位で絞扼(圧迫)されると、その部位に応じた筋力の低下、知覚神経の異常などの末梢神経障害の症状が現れてきます。これを神経絞扼症候群(エントラップメント)と総称しています。
 肩から手のほうへ走っている腕神経におこる神経絞扼症候群の中で、最も頻度が高く代表的なのが、手関節の手のひら側で正中神経が圧迫されるためにおこる手根管症候群です。


O脚矯正と体(テニス肘)


どんな病気か
 肘の外側が痛む病気で、30〜40歳代の女性に多くみられます。
 上腕骨外かという部分には手首や指を曲げ伸ばしする手指伸筋回外筋という筋肉が付着していますが、肘や手首を使いすぎてこの部分に刺激が加わると、慢性炎症がおこって痛むようになります。そのため、以前は上腕骨外上か炎と呼ばれていましたが、テニスをする人にこの病気が多いことから、現在はテニス肘という俗称が一般的に使われています。


O脚矯正と体(内反肘、外反肘)


症状
 腕を伸ばしたときに、肘がまっすぐにならず、前腕部が内側か外側に曲がっています。
 内反肘、外反肘は、骨折の後遺症にしろ、心配の要らない軽い変形にしろ、骨の成長過程で肘が曲がってくるものです。したがって骨の成長が完成する時期(一般に男十八歳、女十六歳ごろ)を過ぎれば、それ以上に変形が進行することはありません。


O脚矯正と体(内反肘、外反肘)


どんな病気か
 腕を伸ばしたときに、外観上、肘のところで前腕(肘から下の部分)が内側に曲がっているものを内反肘、外側へ曲がっているものを外反肘といいます。
 健康な人でも多少の曲がりはありますし、特に女性には軽いそりが良くみられますが、これらは腕の働きにほとんど影響がないのが普通です。特に治療の必要はなく、そのまま放置しても問題はありません。
 治療の対象となるのは、子どものときに肘関節の近くを骨折し、その後遺症で、成長するとともに変形が生じた場合です。


O脚矯正と体(腕神経叢まひ)


治療
 切断された神経の縫合はきわめて困難であり、普通は行われません、神経が脊髄を出たところで引き抜かれてしまったとき(引き抜き損傷)はまったく不可能です。
 引き抜き損傷であることが判明すれば、神経機能の回復はまったく望めないので、残っている機能を利用してできるだけ上肢が使えるようにする手術を早期に行います。


O脚矯正と体(腕神経叢まひ)


どんな病気か
主として頸脊髄から出て腕のほうへ伸びる神経の束(腕神経叢)が、鎖骨付近で損傷され、肩や腕の運動、知覚が麻痺するものです。
 腕神経叢の損傷は首を横にねじり、肩を強く引き上げるような力が加わったときに起こり、圧倒的に多いのは、オートバイの事故で転倒した場合です。また、新生児に分娩時の牽引で生ずる分娩麻痺でも、腕神経叢麻痺が起こります。


O脚矯正と体(頚椎後縦靭帯骨化症)


検査と診断
整形外科や脳神経外科を受診します。X線検査では頚椎の椎体のすぐ後ろに、後縦靭帯の骨化が認められることで診断がつきます。骨化は、第四〜第六頚椎に多くみられます。
 また、詳しい神経学的検査により、手足の知覚異常の範囲、筋力の低下の程度、筋肉の反射異常の有無を調べ、骨化した後縦靭帯が頸髄や神経根を圧迫しているかどうかを確認します。異常の検査をした上で、圧迫の部位や範囲、程度を正確に見るために、脊髄造影やCTスキャンなどの検査が行われます。


O脚矯正と体(頚椎後縦靭帯骨化症)


どんな病気か
 脊椎の椎体後方には後縦靭帯が縦にはしっていますが、頚椎の後縦靭帯がしだいに骨化することによって四肢に痛みやしびれが現れる病気です。
 頚椎の脊柱管は、もともと腰椎などに比べてスペースの余裕が少ないため、比較的柔らかい組織である後縦靭帯が硬い骨に変化し、その上太さを増すようになると、その後方にある脊柱管は狭められ、中の頸髄が圧迫されることになります。また、骨化した靭帯が椎間孔を狭め、そこを通る神経根を圧迫することにもなります。


O脚矯正と体(肩関節周囲炎)


症状
 肩を動かすと痛く、腕を上げたり、背中に回したりすること、たとえば髪をとか

したり、背中のフォックをしたりする動作ができなくなります。
 特に、五十肩の起こり始めは症状が強く、痛みの為によるも眠れなくなったり、

起床後は肩関節のこわばりと痛みがひどくて日常の作業が行えないなど、かなりつ

らいものです。夜に寝ていても痛みが続く人もいらっしゃいます、どんな角度をと

っても常に痛みが続く痛みの激しい人もいます。激しい痛みは長くは続かないです

が、夜に寝られないために不安になることもあります。


O脚矯正と体


どんな病気か
 男女ともに、五十歳前後に、肩の関節が痛み、しだいに動きが悪くなってくることが、見られるようになります。
 一般に四十肩とか、五十肩とか呼ばれていますが、正式名称は肩関節周囲炎といいます。
 この病気も変形性関節症、変形性脊椎症などと同様に、老化が原因で起こってくるのですが、関節そのものより、関節の周囲組織が変化して炎症がしょうずる事から関節周囲炎と呼ばれます。

日時:2008年12月16日 11:27
続きを読む”O脚矯正と体”

O脚矯正と体(頸肩腕障害)


検査と診断
 特別な検査法はありませんが、筋肉の疲労を生じやすい職業の人であれば、作業内容、作業時間を詳しく聞きます。そしてX線検査で異常がなく、症状の似ている胸郭出口症候群などの所見が認められないときは、この病気と診断されます。


O脚矯正と体(頸肩腕障害)


どんな病気か
 パソコンでのデスクワークにによる打ち込みの多い人など、いわゆる打鍵作業従事者に多い病気で、首、肩、腕に痛みやしびれ、コリを訴えるものです。
 これらの作業に共通することは、腕を浮かし、手首や肘の関節を一定の角度に曲げ、首を前に傾けた姿勢で、手指を頻繁に動かすことです。このように同じ姿勢を長く続けるなかで、一部の筋肉のみを酷使すれば、当然ながらその筋肉は疲労します。筋肉の疲労が蓄積して、短時間の休息では回復しなくなった病的状態が、頸肩腕障害です。


O脚矯正と体(肩こり)


肩こりは一つの症状で、医学上病名としては用いられることはありません。肩こりは長時間座ったままで仕事をしたときなどによくおこりますが、これは肩やうなじの筋肉背中の筋肉、お腹の筋肉首の前の筋肉、あごの筋肉などが、長時間緊張を強いられた為に疲労するからです。


O脚矯正と体(頸部変形性脊椎症)


治療
 腕の痛みや痺れなどの神経根症状に対しては、保存療法をおこないます。マッサ

ージや整体により硬くなっている筋肉をほぐしたり、頚椎の捻れから左右どちらか

の症状がでる場合がほとんどなので、骨のバランスも診ることになります。頚椎だ

けに原因があるのか?胸椎のバランスや動きは動なのか?その下にある骨盤のバラ

ンスや動き、それに付随する筋肉の硬さやはりなどを丁寧に調べていきます。下か

らのバランスを取ることによって、上つまり上半身のバランスも取れていきます。


O脚矯正と体(頸部変形性脊椎症)


原因
 体のそれぞれの器官は、年齢を重ねるごとにしこしずつ変化していきます。その

なかでも、重い上体を支えながら前後左右に曲げ伸ばし運動をおこなう脊椎は、関

節と並んで、加齢による変化が比較的強く現れやすい部位です。
 頚椎の加齢変化がすすむと、椎間板が圧迫され、脊椎のふちに骨棘が形成されま

す。神経根症状が起こるのは椎間板が薄くなる為に神経の出口である椎間孔が狭く

なり、そこを通る方や腕へ行く神経根が圧迫されたり、骨棘が直接神経根をあっぱ

くするからです。


O脚矯正と体(頸部変形性脊椎症)


神経根症状
 肩こりや首の後ろの痛みに続いて、ふつう左右どちらかのかた、上肢に放散痛が出てきます。また、特定の角度に首を動かすと、首の痛みや上肢の放散痛が誘発されたり、悪化することがあり、首の運動が制限されることもあります。


O脚矯正と体(頸部変形性脊椎症)


首、肩、腕に痛みやしびれ
どんな病気か
X線写真の上で、脊椎に骨棘(とげ状の突起)の形成や椎間板の狭小などが認められるものを変形性脊椎症といいますが、この病気はそれが頚椎におこったものです。
 頚椎の変性は、二十歳を過ぎたころから少しずつ始まっていますが、一般に、明らかな変化は四十歳代に出現し、それ以降高齢になるほど、この変化は大きくなりますが、頚椎に変化があっても、多くの人はなんら症状を訴えないものです。


O脚矯正と体(過外転症候群)


どんな病気か
第一肋骨と鎖骨の間の隙間を通過した神経血管束は、わきの下の少し前で烏口突起

(肩甲骨の外側上端にある小さな骨の突起)の下を通ります。ここでは肋骨から出

て烏口突起に付着している小胸筋が、神経束を前方からおおっています。
 過外転とは、腕を外側から頭上に上げることですが、この運動により小胸筋が引

き伸ばされます。そのさい小胸筋が異常に緊張して神経血管束を圧迫するものを、

過外転症候群といいます。


O脚矯正と体(肋鎖症候群)


どんな病気か
斜角筋三角を通過した神経血管束は、次に第一肋骨と鎖骨の間の狭い隙間を通りま

す。肋鎖症候群とは、この通路が狭くなって神経血管束が圧迫される病気で、頸肋

症候群や斜角筋症候群とほぼ同様の症状が現れます。


O脚矯正と体(斜角筋症候群)


どんな病気か
 前斜角筋、中斜角筋は、くびの運動に使われる筋肉ですが、これらが何らかの原因で刺激されて緊張すると斜角筋三角が小さくなり、神経血管束が圧迫されて、頸肋症候群と同じ症状が起こってきます。


O脚矯正と体(頸肋症候群)


症状 
 主に腕の脱力感やしびれ、冷感ですが、首や肩が痛んだり、薬指、小指の知覚異常を伴うこともあります。
検査と診断
 X線で頸肋が認められ、アドソンテストが陽性であれば、この病気としんだんされ増す。アドソンテストとは、首を症状のある腕側にまわしてあごを上げ、深呼吸をしたときに、とう骨動脈の脈が弱くなったり、ふれなくなるのを陽性とするものです。この検査のさい、症状がより強くなることも診断の参考になります。


O脚矯正と体(胸郭出口症候群)


腕の神経、血管が圧迫される
 胸椎、肋骨、胸骨で構成され、心臓と肺を囲んでいる骨格を胸郭といいますが、心臓からの血管が胸郭の中から腕の方へ出て行くところ、すなわち鎖骨の上のくぼみ、鎖骨と肋骨の間の隙間を、胸郭出口と呼びます。
 胸郭出口は、比較的狭くて窮屈な通路です。しかも、心臓から腕へ行く動脈と腕から心臓へもどる静脈ばかりでなく、脊髄から出た神経の束も一緒に、この隙間を通って腕へ伸びています。これらは神経血管束という太い束になって胸郭出口を通過したあと、わきの下で分岐し、腕のほうへ伸びていきます。


O脚矯正と体(頸肩腕症候群)


さまざまな病気の総称
 頸肩腕症候群とは、色々な原因で、首、肩、腕に痛みや痺れ間を起こす病気の総称で、単一の病気につけられた病名ではありません。したがって、頸肩腕症候群には、さまざまな病気が含まれていることになりますが、その中での多いものは,頸部変形性脊椎症、胸郭出口症候群、特定の職業にたずさわる人に多い頸肩腕障害などです。


O脚矯正と体(老人性脊椎骨粗しょう症)


検査と診断
 60歳以上の女性が腰や背中に痛みを訴える場合、その大部分は老人性脊椎骨粗しょう症です。
 脊柱をX線写真で見ると、骨が薄くすけた感じに見え、ところどころに椎体の圧迫骨折が認められます。多くの椎体に圧迫骨折が起こった場合は、脊柱はちょうど魚の背骨のようになり、魚椎と呼ばれます。


O脚矯正と体(老人性脊椎骨粗しょう症)


どんな病気か
脊椎が老化して骨粗しょう症の状態になったもので、脊椎がもろくなり、しりもちをついただけで簡単に圧迫骨折を起こすなどの外力に対する抵抗力が減少します。
 閉経後の女性によく見られるもので、年をとるにつれて背中が丸くなってくる円背は、主にこの病気によるものです。


O脚矯正と体(強直性脊椎炎)


検査と診断
 強直性脊椎炎は初期には的確な診断は難しく、腰痛症、坐骨神経痛などと診断されていることが多いようです。
 強直性脊椎炎は特徴は、本来前わんしているはずの腰椎が伸びていることと、骨盤の仙腸関節部を前や側方からおすニュウトン検査で痛みが起こることです。
 X線検査では、初期には仙腸関節の変化や、その周囲の骨が萎縮しているのがみられます。進行したものでは、仙骨と腸骨が完全に癒合し、脊椎の周りの靭帯も骨化して、脊柱はちょうど竹のふしのように見えます。血液検査では、血沈が亢進します。CRPテスト(血清中のC反応性タンパクの有無を調べる検査。関節リウマチや何らかの炎症性疾患があると陽性のことが多い)は陽性で、血清中にリウマチ因子は見られないのがふつうです。


O脚矯正と体(強直性脊椎炎)


どんな病気か
 脊椎や骨盤の関節部がしだいに骨化あるいは線維化し、骨と骨が癒着してしまう病気です。肩、股、膝などの胴体に近い大きな関節にも癒合が起こり、進行すれば、体をほとんど動かせなくなってしまいます。発生頻度は1万人に5〜6人で、男7〜9対女1と、圧倒的に男性に多い病気です。


O脚矯正と体(側わん症)


治療
 脊柱側わん症は、体の支柱である背骨の変形ですから、その治療は手足の変形を矯正するほど簡単ではありません。本人はもとより家族もこの病気をよく理解し、協力し合って治療に取り組むことが何より大切です。


O脚矯正と体(側わん症)


症状 
 側わん症は、一般に痛みなどの自覚症状がないため本人は気づかず、家族や友人に両肩の高さの違いを指摘され足り、あるいは学校検診のさいに発見されることが多いようです。特に特発性側わん症は、重症になると心臓や肺が圧迫され、さまざまな障害が起こり、治療も面倒になりますので、家族が子どもの体型にふだんから気をつけ、少しでも早く異常を発見することが大切です。


O脚矯正と体(脊柱側わん症)


小学生に多い特発性側わん症
どんな病気か
 脊柱(背骨)がねじれをともなって側方に曲がってくる病気です。側わんは色々な原因で起こりますが、そのうち最も多いのは、特に小学校高学年から中学生にかけての子どもに見られる原因不明の特発性側わん症です。


O脚矯正と体(腰仙部移行椎)


どんな病気か?
 第五腰椎の椎体がその下の仙椎と癒合していたり、本来一続きの骨であるべき仙骨の第一仙椎が、第二仙椎以下から離れていることがあります。これらを腰仙部移行椎といい、頚椎から尾椎までの全脊椎をx線写真にとって見て初めて確認されます。移行椎は先天的なもので、症状が現れることはあまりありません。強い腰痛など何らかの症状を訴える場合は、他の原因を調べる検査が必要になります。


O脚矯正と体(脊椎ひ裂、二分脊椎)


どんな病気か 
 脊柱管の後方を覆っているべき椎弓が、胎内にいる間に完全に癒合せず、開いたまま生まれてくる先天性の病気で、発症率は一万人に二〜三人です。重症な方は、脊髄などが大きく脱出していて、生後直ちに手術が必要です。


O脚矯正と体(脊椎分離症)


どんな病気か
 椎間関節を構成している上関節突起と下関節突起の間の骨がかけてしまって、脊椎の前方部分と後方部分が分かれている状態を脊椎分離症といいます。
 また、上下の脊椎がずれている状態を、脊椎すべり症といいます。ずれ方は、下の脊椎に対して上の脊椎が前方(お腹側)のほうにずれているのが普通です。
 脊椎すべり症には、脊椎分離症をともなう脊椎分離すべり症と、脊椎分離症を伴わない仮性すべり症とがあります。
 脊椎分離症、すべり症とも、先天的におこるものと、後天的におこるものとがあります。後天的なものは、成長期におけるスポーツなどによる疲労骨折が原因ではないかと考えられています。


O脚矯正と体(ヨード過敏症)


ヨード過敏症
 ヨード製剤は、X線で写らない部位を写し出し易くする薬です。
 特に、このヨード製剤に過敏なはんのうを示す体質の人がいて、このような人にヨード製剤を注入すると、ペニシリンショックと同じように、全身にひどい発疹が出て、ショックで生命に危険が及ぶこともあります。


O脚矯正と体(腰部脊柱管狭窄症)


治療 
 なんらかの異常で脊柱管が狭くなっていますから、症状に応じた運動療法をおこなうと効果的です。運動療法といっても歩くとしばらくしてしゃがみたくなるわけですから、歩く運動は避けたほうが良いでしょう。
 腰周りの筋肉がこわばっていることが多いので、腰周りの筋肉を緩めるようなストレッチや、腰に負担のかからない水泳(平泳ぎ、バタフライは不可)得にクロールで泳いだり、体をねじって腰のストレッチをおこなうなどです。


O脚矯正と体(腰部脊柱管狭窄症)


検査と診断
 痛みなどのために歩けなくなり、休むとまた歩けるようになる間歇性破行は、血栓性静脈炎、動脈硬化症などの下肢の血管の病気でもおこってきますが、この場合は末梢での動脈の拍動が触れなくなるのに対して、腰部脊柱管狭窄症では、動脈の拍動を触れることができますし、背骨をそらせると下肢のしびれや腰痛がおこるので鑑別できます。


O脚矯正と体(腰部脊柱管狭窄症)


検査と診断
 痛みなどのために歩けなくなり、休むとまた歩けるようになる間歇性破行は、血栓性静脈炎、動脈硬化症などの下肢の血管の病気でもおこってきますが、この場合は末梢での動脈の拍動が触れなくなるのに対して、腰部脊柱管狭窄症では、動脈の拍動を触れることができますし、背骨をそらせると下肢のしびれや腰痛がおこるので鑑別できます。


O脚矯正と体(腰部脊柱管狭窄症)


どんな病気か?
 X線検査で変形性脊椎症と診断されたもののうち、馬尾神経性間歇性破行という特徴的な症状を示すものを腰部脊柱管狭窄症といいます。中年の男性に多く発症します。


O脚矯正と体(腰部変形性脊椎症)


腰椎に老化による変形が起こる
 どんな病気か
腰椎に変形性脊椎症がおこり、その結果腰痛などの症状が現れるのもをいいます。
 脊椎の老化は、椎体と椎体の間にあるクッションの働きをしている椎間板の水分が減少してくることから始まり、進行の一途をたどります。
 このため、クッションとしての働きが弱くなって、椎間板は薄くなってきます。こうなると、椎体と椎体が直接ぶつかるようになり、椎体のふちがとげのように出っ張ってぎしぎししてきます。また、上下の脊柱をしっかりとつなぎとめている椎間関節にもアンバランスが生じ、弛んできて、X線写真を見ると椎間関節の不具合、肥厚、肥大などが見られるようになります。


O脚矯正と体(変形性脊椎症とは)


脊椎に老化による変形が起こる
 脊柱(背骨)をX線で撮影したときに、脊椎と脊椎の間にあってクッションの働きをしている椎間板が薄くなっていたり、脊椎のふちに骨きょくと呼ばれるとげ状の突起が生じているなど、変形性関節症に見られるのと同じような老化による変化がうつっているものを、変形性脊椎症といいます。
 このような老化による変形は、四十歳以上の人にかなりの頻度で見られるものですが、痛みなどの症状がない方も多いです。


O脚矯正と体(椎間板ヘルニア)


急性期には、まず安静に
 治療
 椎間板ヘルニアの痛みは、脱出した髄核によって神経根が圧迫されることと、神経根やその周囲に炎症が生じることが原因ですから、痛みの激しい急性期には、消炎鎮痛剤を内服して安静にしていれば、数日から一週間で楽になります。


O脚矯正と体(椎間板ヘルニア)


頚椎の椎間板ヘルニア
 頚椎に椎間板ヘルニアが起こったときは、主に左右いずれかの腕に放散する痛みとしびれ、脱力感が起こり、頸部が痛むために、首が動かせなくなったりします。


O脚矯正と体(椎間板ヘルニア)



腰部と頸部では症状が違う
症状
 ヘルニアのおこった部位によって症状は違います。また、脱出のおおきさと症状の強さは必ずしも比例せず、ヘルニアの程度は軽くても症状が強いこともあれば、その逆もあります。


O脚矯正と体(椎間板ヘルニア)


どんな病気か?
 椎間板は、椎体と椎体の間にあって脊柱に加わる衝撃を緩和するクッションの役割をしています。
 椎間板は、中央にゼラチン様の柔らかい髄核があり、その周囲を線維輪という比較的硬い軟骨が幾重にも囲んでいて、脊柱に上下から加わる力を全体に均一に分散させ、衝撃をやわらげています。


O脚矯正と体(風邪について)


かぜ症候群の病原は80〜90%がウイルス感染であり、そのほか10〜20%がマイコプラズマ、クラミジア、細菌などの感染による場合もある。こうした事実から多くの風邪に抗生物質は無効とされている(抗生物質は抗菌剤であってウイルスには無効である)。


O脚矯正と体(腰痛)


手術的療法
 保存的療法で治りにくいものや、足が動かしづらくなるなどの神経脱落症状が進行するような場合は、原因を取り除く脊椎外科手術がおこなわれます。手術は多くは全身麻酔でおこなわれます。治療効果もそれなりにあります、神経脱落症状がでてくると、数ヶ月で歩くときに下垂足といって足首が上がらなくなる場合などもでてきます。こういった場合は、早めの手術が必要になってきます。

日時:2008年11月27日 12:29
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O脚矯正と体(腰痛)運動療法


 脊椎は、腹筋や背筋などで支えられています。ですから腹筋や背筋の力を強化する腰痛体操がありますが、慢性腰痛の方でも、この体操自体痛くてできないという人もかなりいらっしゃいます。腹筋や背筋を鍛えると、脊椎の安定性を増加する大変効果的な治療法といわれていますが、サッカーをやっている人で腰が痛いからトレーナーに腹筋と背筋を鍛えなさいといわれ続け二年間続けたが一向によくならず、ほんにんも、これではだめとやっと気づいてやめたそうです。


O脚矯正と体(予防接種)


 昨日当院がお休みだったので、やっとインフルエンザの予防接種に行って来ました。それというのも4年前に2年続けてインフルエンザに感染したからです。2回ともお正月休みだったので近くの病院はお休みのところが多く、開いているところを確認して病院にいってきました。
 急な発熱を伴い倦怠感もありとてもつらいものです。
今はかかったかなと思ったら病院にいき診察のときにすぐインフルエンザか普通の風邪なのかをチェックするものがありますから、インフルエンザとわかるとすぐにタミフルなどの処方せんが出て、早めにタミフルを飲むとインフルエンザには効果的に効きます。
 ただ、薬を飲んだからといってもまだ熱っぽさや、だるさも残りますのでできれば毎年の予防接種をお勧めいたします。
 卵アレルギーなどがある方は、受けられない場合が多いので、医師にしっかりと相談してから受けるようにしましょう。


O脚矯正と体(インフルエンザ予防接種)


日本におけるインフルエンザの流行・拡大は、小学校で始まると考えられています。 小学生は罹患(りかん)率が高く、それが家庭で成人や高齢者に感染していきます。
高齢者は罹患率は低いのですが、逆に死亡率は高く、インフルエンザにかかると重篤な症状となり、死亡率が高くなります。
インフルエンザの中、A型のウイルスはヒトだけでなく、鳥やブタ、馬、鯨など他の動物にも感染します。通常はヒトからヒトへというように同種の間で感染し、ヒトが他の動物のインフルエンザにかかることはほとんどありません。


O脚矯正と体(インフルエンザ予防接種)


インフルエンザと“かぜ”(普通感冒)とは、原因となるウイルスの種類が異なり、通常の“かぜ”(普通感冒)はのどや鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは急に38〜40度の高熱がでるのが特徴です。
さらに、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。


O脚矯正と体(腰痛)薬物療法


 炎症や痛みなどの症状に応じて消炎、鎮痛剤を中心に組み合わせた薬剤を内服します。
注射療法
 痛みを感じる部位や、指で押すと痛みがはっきりする部位に、痛みを止める薬剤を注入する方法です。
保存的療法=慢性期の治療
 急性期の激しい痛みは軽くなったが、まだ痛みが続いているときには、次のような治療をおこないます。


O脚矯正と体(腰痛の検査と診断)


腰痛が、どのようなことが引き金で、いつごろから起こったのか、痛みや不快感などを伴うか、軽快したり再発したりを繰り返すか、また、どんな動作をしたときに腰痛が強くなりかなどの問診から始まり、姿勢や脊椎の動きをチェックする視診、背筋や痛む箇所を手で触れたりして圧迫して、どこに痛みがはしるかを調べる触診、、、、などがあります。


O脚矯正と体(腰痛の原因)


 腰痛だけで、他に病気らしい症状を伴わない場合は、たいていは骨、関節、筋肉に原因が存在しますが、その原因はつぎのようにわけられます。


O脚矯正と体(腰痛)


どんな病気か?
 背骨は、28から30個の脊椎(椎体)がブロックを重ねた柱のような形で、体の前後左右への曲げ伸ばしやひねりといった運動ができる便利な構造をしています。特に腰椎の部分は、体重を支えたり、体を曲げたり動かしたりするときに果たす役割が大きい為に、過重な負担がかかったりして、障害が起こりやすいのです。

日時:2008年11月24日 10:08
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O脚矯正と体(けがと急性化膿性骨髄炎)


急性化膿性骨髄炎の原因となる細菌が骨髄に到達する経路はいくつかありますが、交通事故や災害で負ったけがの傷口から細菌が入り、骨髄に達して発症するケースが多いようです。


O脚矯正と体(頸肩腕痛)


どのような病気か?
 これは1つの病名ではなく、首から肩、腕にかけての痛みを起こしている状態を総称したものです。
どうして病気が起こるのか
 頚肩腕痛の原因には、さまざまなものがあります。1、頚椎の病気(頚部脊椎症、頚椎椎間板ヘルニア)、2、肩関節周囲炎(五十肩など)、3、胸郭出口症候群、4、肩こり、寝違い、5、頚腕症候群


O脚矯正と体(脊椎過敏症)


どのような病気か?
 二十歳前後の若い女性(事務系職員や主婦)に多く、腰背部の痛みを訴え、背骨の真中を叩くとつおい痛みがあります。レントゲンなどの異常は見られません。脊椎カリエスと違って,体を反ったりおじぎをしたりする事が出来なくなるような事もありません。


O脚矯正と体(脊柱側湾症)


どのような病気か?
 脊柱側湾症とは,脊柱の配列が右または左へ湾曲した状態をいいます。単に片側へ湾曲しているだけでなく、曲がっているところに捻れが生じます。
 一つひとつの脊椎骨そのものに変形があるために脊柱が曲がるものを構築性側湾症といい、痛みや悪い姿勢によって起こる機能性側湾症と区別します。


O脚矯正と体


全身の骨に変化を起こすホルモンの病気
 全身の骨に変化をおこすホルモンの病気に副甲状腺(上皮小体)機能亢進症があります。
 副甲状腺は、首の前面にある甲状腺の後ろに隠れるように存在している麦粒大の四個の内分泌腺で、血液中のカルシウムの量を調整する副甲状腺ホルモンを分泌しています。

日時:2008年11月21日 15:56
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O脚矯正と体(骨軟化症)


どんな病気か?
 骨の中では、まず類骨と呼ばれる未完成の骨様組織ができ、この類骨にカルシウムが沈着して硬い骨が完成するという新陳代謝がおこなわれています。


O脚矯正と体(続骨粗しょう症)


原因
 骨質の形成よりも減少のほうが大きい為に、骨の容積は同じでも中がスカスカになって骨がもろくなるわけで、骨芽細胞と破骨細胞の割合が変わってきて、骨粗しょう症になります。これは、性ホルモンの欠乏、ビタミンDやカルシウムの摂取不足などが原因となっています。
 X線検査で骨のレントゲンを見ると健康な骨は骨質が密になっているので、真っ白くうつりますが、骨粗しょう症となっている場合は、骨質がまばらなため、黒く空けたように写ります。


O脚矯正と体(骨粗しょう症)


どんな病気か?
 難しい病名ですが、英語は、オステオは骨、ポローシスは多孔といって空洞になる、つまり骨の中がすかすかになって骨の大きさは変わらないが、重さそのものが以上に少なくなった状態です。
 骨粗しょう症の状態は、ホルモンの病気などの色々な病気の症状として起こりますが、普通は加齢とともに骨が弱くなっていきやすいです。
病気になりやすい傾向の人は、50歳以上の女性に圧倒的に多い病気です。特に月経停止後に起こりやすいです。


O脚矯正と体(へバーデン結節)


どんな病気か?
 手の指の一番端の関節の手の甲側に、こぶのようなもの(結節)ができ、関節が曲がっていく病気で,中年以降の女性に多くみられます。
 初め関節が痛んで熱をもち、しだいに結節ができてきます。一本の指の結節が完成すると、次の指にも起こり、全部の指に広がっていくのが普通です。幸いに結節ができるのは一番端の関節で、二番目の関節にできる結節をブシャー結節といいます。
 関節リュウマチとはまったく違う病気ですが、間違えられる場合もあるようです。


O脚矯正と体(変形性股関節症)


どんな病気か?
 股関節のおこる変形性関節症です。
 先天性股関節脱臼の治療を受けた人におこることもありますが、股関節に生まれつきちょっとした欠点のある人にもおこおる事が多いようです。


O脚矯正と体(変形性関節症の治療の基本)


老化により関節が変形した病気なので、根本的な治療はありません。というのが今までの常識でしたが、関節の場所によって運動療法が効果的ということがわかってきました。それ以外の方は少しでも痛みや炎症をやわらげて、日常生活を楽に送れるようにするのが治療の基本です。


O脚矯正と体(変形性関節症の原因)


 変形性関節症は、体重がかかる膝関節と股関節におこりやすいのですが、肘を酷使する人の肘関節におこることもあります。


O脚矯正と体(骨端症)


 こどもは、骨端(骨の両端の成長軟骨層)が成長していくことによって体が大きくなっていきます。
 どこかの骨の骨端に障害が生じると、関節の痛みなどが起こってきます。このような状態を、骨端症と総称しています。


O脚矯正と体(変形性関節症とは)


関節の中が変化する病気
 私たちは、一日に10万回も関節を動かしているといわれています。ただ動かしているだけでなく、股関節や膝関節を例にとれば、たったときに、上半身をしっかりと支えなければならず、跳んだり、走ったりしたときに関節にかかる衝撃を受け止めなければなりません。


O脚矯正と体


先輩治療師
今日私の治療院に、先輩の治療師の方が治療を受けにこられた。

今回も色々と、お話をしながらの治療となってしまったが、最後に、肩周りの最近の緩め方を、教えてもらった。

以前から胸郭をどういう風に緩めたらいいのかとずっと思っていたところ、新しいやり方を教えてもらったところ。

これはいいというやり方だったので、肩周り、特に胸郭が硬い方にはもってこいのやり方だ。

早速明日から使ぉ〜。。

日時:2008年11月16日 20:48
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O脚矯正と膝(膝関節の仕組み)


 股関節や足関節は、一方の骨が深いくぼみになっていて、もう一方の骨がしっかりとはまった安定した構造をしています。
 膝関節はこれとは違い、平らな骨どうしが向かい合っていて、一方の丸い骨の面の周囲を、もう一方のややくぼんだ骨が滑って動く特殊な構造をしています。


今日は七五三です


O脚矯正と体

 現代では乳児の生存率はとても高くなっていますが、昔は3歳まで子どもが生き延びるのはとても大変でした。5歳、7歳までとなるとさらに大変で、7歳になるとそのお祝いで神社へお参りし、ようやく子どもは神様から預かっていた「神の子」から一人前の人格として認められました。

日時:2008年11月15日 11:36
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O脚矯正と体(膝内障)


どんな病気か?
 膝の関節は、靭帯、軟骨、筋肉などの組織がバランスよく働いて動くようになっています。この膝関節の中が傷ついて、周囲の組織のどれかに異常が起こると、周囲の組織の働きのバランスが崩れ、膝が痛くなります。この状態を膝内障と呼んでいます。
 サッカー、バスケットなどのように、急激に方向を転換する運動をしたときにおこりやすいものです。


O脚矯正と体(関節ねずみ)


どんな病気か?
 関節麺からはがれ落ちた骨・軟骨などの小片が、ちょうどねずみのようにちょろちょろと関節内を動く状態を関節ねずみ又は関節遊離体といい、次のような原因でおこってきます。


O脚矯正と体(痛風)


どのような病気か?
 痛風は、紀元前五世紀にヒポクラテスによって,腎臓結石との合併を認めたと記載され、エジプトの太古の墓地で、痛風にかかった骨が発見されてます。痛風はラテン語のしずくと言う意味です。当時は毒素が一滴一滴関節の中に落ちて起こると考えられていました。日本語の痛風とは、痛みの強い事の表現で,関節炎のあるうえを風が吹くだけで痛みが激しくなるところから命名されています。


O脚矯正と体(結核性関節炎)


どんな病気か?
 肺結核の原因となっている結核菌が、血流とともに関節に流れてきておこる関節炎です。
 肺結核が多かったころは、頻度が高く、脊椎カリエスとともに治りにくい面倒な病気だったのですが、肺結核の激減とともに大変少なくなりました。しかし、完全になくなったわけではなく、ときにみられ、患者は大人より子どもが多いそうです。


O脚矯正と体(化膿性関節炎)


どんな病気か?
 ブドウ球菌、連鎖球菌などの化膿菌の感染で、関節の中が化膿する病気です。
 細菌の感染は、関節のなかに達する深い大きな傷から直接入ったり、敗血症や猩紅熱などの感染の原因となっている細菌が、血流とともに関節内に流れてきたりしておこります。
 また、化膿性の骨髄炎は、関節に近い部位に起こることが多く、この膿が入る為に関節が化膿することもあります。時には、病気の治療の為に、関節内に薬を注射したり、針を刺して関節内にたまった液を抜いたりした際に感染することもあります。


O脚矯正と体(筋肉の仕組みと働き)


関節を動かすのが筋肉の役目です。骨についている筋肉の一方が縮み(収縮)、反対側が緩む(弛緩)ことによって関節が動きます。
 この筋肉の収縮や弛緩は、脳にある運動中枢という細胞から出された指令が、運動神経を介して筋肉に伝えられておこなわれます。
 したがって、運動神経系に故障が起こった場合、筋肉の動きを見ると、運動神経のどの部位が故障したかがわかります。筋電図検査をおこなえば、故障の程度など、より詳しいことがわかります。


O脚矯正と体(脊椎の仕組みと働き)


背骨(脊柱)は、七個の頚椎、十二個の胸椎、五個の腰椎、五個の仙椎、二から三個の尾椎で構成されていて、中心を脊髄が貫通しています。
 脊柱を構成している一個一個の骨を椎体(脊椎)といい、椎体と椎体の間には椎間板という軟骨がはさまっていて、クッションの働きをしているのと同時に、上下の椎体を連結させるのりのような役割もしています。
 椎体には、羽のような形をした椎弓という骨がついていて、上下の椎体の椎弓は組み合わされていて、椎体と椎体をつなぎとめる鍵のような役目をしています。
 この椎弓の間に椎間孔という孔があって、脊髄から枝分かれした神経がここから出て、体の末端のほうへ伸びています。


O脚矯正と体(先天性股関節脱臼)


どのような病気か?
 股関節には、骨盤の側に寛骨臼という臼があり、そこに大腿骨の球形の骨頭が入っています。
 ところが、生まれつき寛骨臼がちいさかったり、浅かったり、また向かい合っているべき大腿骨頭がそっぽを向いていたりすると、生まれたときにあるいは生後満三ヶ月頃までに、大腿骨頭が寛骨臼から抜け出てしまいます。
 これがいわゆる先天性股関節脱臼で、そのままの状態で歩き始めると、将来必ずビッコを引くようになってしまいます。 
 日本人に多く、女児は男児の約五倍の発生し、同胞内に多発したり,寒冷期生まれ,異常分娩で産まれた子供に多発する傾向があります。 また、この病気には、抜けかっかている状態(亜脱臼)、寛骨臼がただ小さかったり、浅かったりしているだけの状態(臼蓋形成不全)なども含まれます。
 どうして病気が起こるのか?


O脚矯正と体(関節の痛み)


整形外科の外来で手足の関節の痛みや腫れ(腫脹)、動いた時の関節、筋肉の痛みによがるものが多いそうです。これらの方の多くは、リウマチ、神経痛ではないかと心配されます。神経痛とは、一般的には病名ではなく、症状であり、どんな病気によって起こったのかを調べる必要があります。
 医学的には手足(四肢)など、運動する時に使われる骨、関節、軟骨、それに附属している骨膜、すじ(靭帯)、筋、腱、などを運動器と呼びます。


O脚矯正と体(関節の主な病気)


関節の主な病気について。
 巧妙な構造をしている滑膜関節も、生まれつきのちょっとした関節のできの悪さや、それに加わる老化や長年の酷使の結果、内部が痛んできて炎症を起こし、動かすと痛むことがあります。これが変形性関節症で、体重を支えている膝関節や股関節に起こりやすいのです。無理な肘の使い方をしたためにおこる野球肘やテニス肘の同じ仲間に入ると思います。
 異常な免疫反応の結果、あちこちの関節に炎症が起こり、次第に変形してくるのが関節リウマチで、大部分は手指の関節から始まります。


O脚矯正と体(関節の仕組みと働き)


 骨と骨との連結部分を、かんせつといいます。たいていの関節は、一方の骨の頭が丸く出っ張り、片方の骨が深い凹みみになっていて、両者ががっちりと組み合わさった形をしています。そのため、簡単には、ずれたり、外れたりしませんが、膝や指の関節は、割合に平らな骨どうしが向き合っていて、ずれたり外れたりしやすいので、靭帯、半月版、筋肉といった支持組織が、周囲からバランスよく支え、安定を保っています。


O脚矯正と体


骨の働き。
骨の役割は、骨格を形成したり、頭蓋骨や肋骨のように内臓を取り囲んで保護することですが、代謝にも一役買っています。

日時:2008年11月 9日 10:57
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O脚矯正と体


関節という名称の意味。
関は、人体の要所という意味で、節は、竹のふしなどという場合のふしという意味です。
かんせつは、文字どおり、体を動かすときの要所となるふしなのでかんせつという文字をもちいたものです。
なお、英語では、関節のことをジョイント(joint)といいますが、この言葉は、つなぎ目、接合部という意味を持っています。

日時:2008年11月 9日 09:44
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O脚矯正と体


O脚矯正と体、コラーゲンについて。
健康食品や化粧品のコマーシャルでよく聞くコラーゲン配合。いかにも肌によさそうです。
コラーゲンは、皮膚や内臓、骨などに含まれるタンパク質の一種で、細胞と細胞をくっつける働きがあります。若いときは、肌にびっしり詰まっていますが、歳をとるにつれて減り、しわやたるみなどの原因になります。

日時:2008年11月 8日 11:13
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膝の痛みは安静が一番?


O脚矯正と体今日は膝についてです。
高齢者で膝に痛みを抱えている人はかなりいます。その痛みは、まるで体に電気が走ったようなものだという方もいます。ひどくなると歩くことも満足に出来なくなります。何とか治したいものですが、としだから、もう治らないとあきらめている人も多いようです。しかし最近、膝の痛みは治らないというのは、間違いであることがわかってきました。


O脚矯正と体


 人の骨の数?
人の骨格は約200個の骨から構成されています。
体幹と体肢に分けて、体幹では頭蓋(とうがい)23個、脊柱(せきちゅう)26個、胸郭(きょうかく)25個、体肢では上し64個、下肢62個の計200個となる。

日時:2008年11月 4日 20:28
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手足の冷えには?


女性に多い悩み、手足のひえ。くつしたや手袋は必需アイテムですが、手足のひえを根本から解消してはくれません。くつしたや手袋が温めるのは、皮膚の表面だけ。手足に流れる血管の8割は、皮下から1mmちょっと内側にあり、その血流を促進しなければ、冷えは改善しないのです。

日時:2008年11月 3日 10:32
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焼酎は体によいお酒?


焼酎の人気も少しは下火なのでしょうか?
テレビや雑誌などで、焼酎に血液さらさら効果があると報道され、体によいというイメージをもっているかたもおおいと思います。
確かに焼酎を飲むと血管の内側が刺激され、血栓を溶かす酵素が出ます。しかし、これは体質・体調によって非常に個人差が大きいのです。


筋肉


O脚矯正と体で今回は筋肉について。
筋肉の繊維で横紋があるかないかで、平滑筋と横紋筋に分けられます。
平滑筋は内臓筋とも言われ、消火器、血管、尿管、卵管などの管状の、あるいは膀胱、子宮などの袋状の内臓の壁を作ります。立毛筋(まさに毛を立たせる筋肉)、眼の中にある瞳孔括約筋(目に入る光の量を少なく調節する筋肉)、毛様体筋(眼のピントを調節する筋肉)も平滑筋です。

日時:2008年10月31日 22:32
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視力によいブルーベリー?


目によいことで知られるブルーベリー。健康食品も多く販売されています。中には視力が上がったり、老化を防ぐと書いてあるものも。でも本当にそんな効果はあるのでしょうか?


美白用品


女性の誰もが気になる美白。美白用品は、肌を黒く見せるメラニンを減らして、白い肌にしてくれそうです。
しかし、メラニンの水溶液に美白成分を混ぜて作用を調べても、メラニンは減りません。残念ながら、肌を今以上に白くするものはないのです。
じゃ、美白用品って?

日時:2008年10月29日 18:38
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風邪予防には手洗い


風邪の予防といえば、マスクやうがいだが。空気中に漂う風邪ウイルスが入ってこないようにマスクをし、家に帰ったらうがいをする。この方法を正しいと思ってやってる方も多いのでは。でも、そうではないのです。

日時:2008年10月27日 17:14
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HIV


日本では1日に4人がエイズに感染しているそうです。
平成19年のHIV感染者とエイズ患者の報告は、それぞれ過去最高となりました。また、平成16年から患者・感染者を合わせると1,000人を超える状況が続いています。日本国籍男性の増加が引き続き顕著であり報告数は過去最高となっています。保健所で検査を受ける人や相談をする人も増加しています。

日時:2008年10月26日 09:43
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O脚矯正と体


 宴会の前に胃薬を飲んでも、十分な予防にはならない。
市販の胃薬は500種類以上、世界でもこんなに胃薬好きなのは日本人だけらしい。胃の粘膜保護を行っている胃薬も増え、酒を飲む前に飲んで予防しようというのもありますが、どうなんでしょうか?

日時:2008年10月25日 10:43
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O脚矯正と体


空きっ腹でお酒を飲むと、アルコールが体中に一気に回ってしまいます。そのため何かを食べながら飲んだほうが良いと思う人がほとんどでしょう。それ自体は間違っていませんが、おつまみによっては悪酔いの状態を早めてしまうものもあるようです。

日時:2008年10月23日 13:28
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O脚矯正と体


 O脚矯正と体
今日は鼻血のうそほんとについてです。
昔から鼻血が出たら、後頭部をたたくと早く止まる。という説がありますが、その説には何の根拠もありません。医学的には照明されておらず、また上を向いて鼻血を止めようとするのも、よくありません。

日時:2008年10月22日 15:13
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O脚矯正と体


 今日から秋の土用に入りです。
土用はそれぞれ季節の変わり目にあることから、土用の期間中は特に健康に留意する必要を説いています。
土用は夏の土用が有名ですが、それぞれ一年に四回あり、季節の変わり目で、健康に注意するじきということです。
O脚矯正で来院なさっている方も、季節の変わり目、特に最近は寒い夜も出てきていますので、夜の冷え込みによるからだの冷えなどに注意しましょう。

日時:2008年10月20日 10:38
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O脚矯正と体


O脚矯正と体
怪我をしたら、どんな手当てをしていますか?『消毒して乾かす』という人がほとんどだと思います。そして雑菌が入って化膿してしまうからと、とりあえず消毒液をつけているのではないでしょうか?確かに消毒液は雑菌を殺してくれますが、雑菌だけではなく、皮膚にある細胞も傷つけてしまうのです。

日時:2008年10月19日 16:53
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