どのような病気か
顎関節症とは、顎関節を構成する組織の異常によって生ずる様々な顎関節の病気を総称したものです。したがって顎関節の特定の病気を示す病名ではありません。慢性の顎関節炎、顎関節内症、変形性顎関節症などの症状が、お互いに良く似ているので、詳しく調べて鑑別できるまで、とりあえず顎関節症としての総称です。あごの筋や靭帯の病気を含む場合もあります。
どうして病気がおこるのか
原因はまだよく分かっていない点も多いのですが、かみ合わせの異常や一方に偏った咀嚼は、関節に異常をきたすものとして知られています。かみ合わせの異常については、かみ合わせに高低のある金属冠やインレーなどの装着、乱杭歯、あごに良くあっていない義歯、歯槽膿漏でぐらぐらしているは、はの欠損などがあります。歯ぎしリも原因の一つになる事があるので注意したいものです。