貧血の症状
体がだるく、寒さを人一倍感じるようになってきます。
心臓や肺に負担が掛かるため、普段であればなんでもない運動、たとえば階段や坂でも動悸や息切れを感じるようになります。
貧血が進行すると、皮膚や粘膜の赤みがなくなり、多少黄色みをおびてきます。そのほか足が少しむくんだり、微熱が出ることもあります。まわりの人から、顔色が悪い、とかだるそうだなどと注意されることもしばしばです。ときには、食欲がなくなり、吐き気などを感じることもあります。
このような症状は、原因にかかわりなく、どのような貧血にも現れてくるので、貧血の一般症状と呼ばれています。
貧血と思われる症状があるときは血液検査を受けるべきです。
しかし、貧血を起こしている人の中には、まったく症状がなかったり、あっても自分ではそれとは気づかずにいて、健康診断や献血などの採血検査で、偶然見つかるという人もかなりいます。