症状
扁桃炎などの上気道感染症にかかったあと1〜3週間後に、蕁麻疹ようのきゅうしん、紅班などの皮疹(発疹)が体の左右の同じ部位に出現し、その数時間後に皮疹の出た部位に紫斑が現れてくるというのが典型的な発病の仕方です。紫斑が現れやすいのは、ふくらはぎの前面、お尻などです。
約半数が、関節の腫れや痛みといった関節症状や、腹部の差し込むような痛みなどの腹部症状を伴います。そして、関節症状を伴う場合をリウマチ性紫斑病、腹部症状を伴う場合を腹性紫斑病と呼び、この二つをあわせてシェーンライン、ヘノッホ紫斑病と呼ぶこともあります。
また、発熱、頭痛、体がだるいなどの全身症状を伴うこともあります。
急性腎炎を合併し、蛋白尿、血尿が現れることもまれではありません。
子どもは、まれに腸重積症を合併することがあります。