ホルモンと結合するのは、細胞の膜や細胞質にそんざいする結合タンパクで、レセプター(受容体)と呼ばれています。
血液中のこの微量名量のホルモンが減少すると、脳にある視床下部がこれを感知し、下垂体を介してそれぞれの内分泌腺へ指令を伝えて必要なホルモンを分泌させる仕組みになっています。血液中に十分な量のホルモンが存在しているときには、ほとんどホルモンは分泌されません。
私たちの脳には、マイクログラムやナノグラムといったきわめて微量な単位の変化にも感応する高度なセンサーが備わっているわけなのです。