◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋内出血
頭蓋内出血は七つに分類されます。
硬膜外血腫
頭蓋骨骨折を起こしたさい、その真下にある硬膜の動脈および静脈が破れて、頭蓋骨と硬膜の間に血腫ができたものです。この血腫は、受傷直後の意識障害がいったん良くなり、血腫が大きくなるにつれてその後再び意識障害を起こしてくるのが特徴です。
硬膜外血腫ができるのは中年以降の人に多く、乳幼児はまれです。放置すると生命に危険もありますが、早く発見して、直ちに血腫を取り除く手術をおこなえば、後遺症もなく治ることも可能です。