◎頭部外傷の種類と治療
■頭蓋骨骨折
脳内血腫
脳の中に血腫ができるもので、ケガの直後に血腫を生じる急性型と、しばらくしてから血腫ができる遅発型とがあります。
出血の原因については、脳実質内の血管が怪我のさいの衝撃で破れるという説、頭部に強い外力が加わったために脳が動揺してずれが起こり、血管が切れるという説、受傷後に局所代謝障害が起こり、血管が破れるのではなく、血管壁から血液がにじみ出てくるという説など、色々な考え方があり、どのような状況で血腫ができるのか詳しくはわかっていません。
血腫が大きい場合は、原則として手術を行います、
脳内血腫は、血腫が大きいほど、また血腫によって圧迫される脳組織の面積が広いほど予後は悪く、後遺症がひどくなります。