■外耳道・鼓膜損傷 つづき
耳かきが深く入ってあぶみ骨に当たって内耳損傷を起こしたり、強い圧力がかかって内耳しんとうをおこしたりすると難聴やめまいが現れます。 また、化学薬品や溶接火花が誤って入った場合は、急激に組織が破壊され、鼓膜の損傷だけでなく中耳炎を引き起こしがちです。
鼓膜が破れた場合は、ケガの直後なら痛みや出血がありますし、鼓膜にとがった形の孔が開いているのでわかります。しかし、数日経つと、破れた孔がほぼ円形になってしまうため、中耳炎などによる鼓膜穿孔との区別がつかなくなってしまいます。