■側頭骨骨折 つづき
また、顔面神経まひのほとんどは、耳の奥のほうの側頭骨骨折と、それにともなう出血のために顔面神経が切断されたり圧迫されて起こります。
程度が軽ければ顔のマッサージなどの保存的療法で改善されますが、程度がひどいときは早めの手術をおこない、顔面神経を圧迫している骨片などを取り除いたり、切断された神経を顕微鏡で観察しながら縫合することで治すことができます。
しかし、程度がひどいのにそのままにしておくと2〜3ヵ月後には神経が萎縮してしまい、それから手術をしてもあまり効果はなく、まひが残ることになります。