◎血液・造血器のしくみ
●血球のしくみ
血球には、種類があって、それぞれに働きが違っています。
これらの血球には寿命があり、古くなったものは、肝臓や脾臓で破壊されています。脾臓の働きが異常になって、血球の破壊が亢進し、色々な血球の病気がおこった場合、脾臓を摘出する手術がありますが、肝臓がその代わりに働くので、血液に古い血球がたまってしまうようなことはありません。
また、肝臓や脾臓で破壊された分だけ、胸骨や背骨の中にある骨髄と言う組織で新しい血球が作られて、血液中に補給されています。この骨髄は、血液中の主要成分である血球を作る組織であるため造血器ともいいます。