◎血液・造血器のしくみ
●白血球 つづき
体内に侵入した細菌が多量で炎症が起こると、作られる白血球が増加して血液中の数が増えますが、ウイルスやリケッチアなどの感染が原因の炎症の場合は、血液中の白血球数がかえって減少するという傾向があります。このため、色々な病気の診断に、白血球の検査が行われます。
リンパ球以外の白血球は骨髄で作られますが、リンパ球はおもにリンパ節や脾臓で作られています。
このリンパ球は、体内に入ってきたものが、生まれつき体内にもっていたものか、そうでないものかを識別する働きをしています。