◎赤血球や血色素が減少した状態 つづき
赤血球や血色素が減少して貧血になると、運ばれてくる酸素の量が減少するために、全身の組織や臓器は酸素不足におちいって働きが低下し、さまざまな症状が現れてくることが少なくありません。
全身の組織や臓器は、酸素と栄養素を化合させてエネルギーをえているので、いくら栄養素があっても、送られてくる酸素が不足すると十分なエネルギーが得られなくなり、働きが低下するのです。
また、血液が酸素不足の状態になると、これを補おうとして心臓や肺が余分に働かなければならず、負担が重くなってそのための症状が現れてくることもあります。