女性の誰もが気になる美白。美白用品は、肌を黒く見せるメラニンを減らして、白い肌にしてくれそうです。
しかし、メラニンの水溶液に美白成分を混ぜて作用を調べても、メラニンは減りません。残念ながら、肌を今以上に白くするものはないのです。
じゃ、美白用品って?
そこで日焼けした肌に一部だけ美白用品を塗る実験をしたところ、塗った箇所のメラニン量の増加率は、2割近く抑えられました。つまり多くの美白用品は、既にあるんメラニンを減らすものではなく、メラニンの生成を抑制するもの。説明書にもメラニンの生成を抑制してしみを予防するなどと書かれ、白くするとは書いてありません。
美舶用品に求めるものと言えばもう一つ、しみを消すという効果です。
ただ、一口にしみといっても、10〜20種類以上の種類があり、そのうち美白用品が効くのは、たったの4〜5種類だけ。美白用品は、肌の表面近くの色素細胞に働きかけてしみの箇所を薄くするもので、奥深いところに色素細胞が出来てしまうようなしみな、効果が期待できません。ある程度効果が期待できるのは、紫外線による老人性色素班や、ホルモン異常で出来る肝班、にきび跡など、肌への刺激で出来る炎症後色素沈着などだそうです。
美舶用品を使用しても薄くならないしみについては、専門医の受診をおすすめします。