どんな病気か?
膝関節に起こる変形性関節症デ、最も頻度が高く、女性に多い症状です。
日本の女性の膝は膝関節のところで捻れが強くおこっている方が多いです。特に、膝の内側に体重がかかる捻れ方をしているため、長年のうちにしだいに大腿骨と、下腿骨の軸が狂ってきて、ますます体重が膝の内側にかかるようになり、内反膝になってきます。日本人の女性には、こうしておこる変形性膝関節症が多いようです。
また、肥満している人は、膝関節にかかる負担がさらに重くなるので、変形性膝関節症がはやくおこります。
症状
少し長く正座をしたり、長距離を歩いたり、階段を上り下りしたりすすと、膝が腫れて痛みます、人によって腫れないで痛む場合もあります。膝の曲げ伸ばしをすると、痛みが強くなり、時にはぎしぎしと摩擦音が聞こえることもあります。
そのうちに膝に水がたまってきて、腫れてきます。そして、正座、階段の上り下りができなくなります。だんだん膝が曲がったまま伸びなくなったり、歩くときに膝が横のほうにずれたりするようにもなります。
治療
初期の段階であれば、整形外科的には副腎皮質ホルモンを膝に注入したり、ヒアルロンサンを使ったりするそうです。副腎皮質ホルモンは最初のうちは良いのですが、使用回数が増えると、逆に膝を痛めてしまいます。初期に使用して、何回も使わないようにしたほうが良いようです。また、関節を動かさないことによって直りを遅くしている場合もあります、適度なエクササイズをおこなうことによって、自宅でよくする方法もあります。