どんな病気か?
難しい病名ですが、英語は、オステオは骨、ポローシスは多孔といって空洞になる、つまり骨の中がすかすかになって骨の大きさは変わらないが、重さそのものが以上に少なくなった状態です。
骨粗しょう症の状態は、ホルモンの病気などの色々な病気の症状として起こりますが、普通は加齢とともに骨が弱くなっていきやすいです。
病気になりやすい傾向の人は、50歳以上の女性に圧倒的に多い病気です。特に月経停止後に起こりやすいです。
症状
全身的に骨がもろくなりますが、特に背骨によく起こり、その場合は腰と背中にだるい感じ、疲労感があり、そのうち腰と背中が痛んできます。
この腰背痛は、初めは立ち上がったときや歩き出したときなどの動き始めにおこるものですが、しだいに持続的に痛むようになります。神経が存在する部位にそって肋間神経痛や坐骨神経痛のような痛み方をすることもあります。
また、ある動作をしたときに、突然背中に激しい痛みが走ることがあります。これは背骨がつぶれて折れた(圧迫骨折)ためですから、すぐに治療を受けなければなりません。背骨の骨折がたびたびかさなると、慎重が低くなったり、脊柱の後湾が生じたりします。
骨粗しょう症が四肢に起こった場合は、転んだときに股関節の骨の骨折や手首に近いところの骨折を起こしやすくなります。