炎症や痛みなどの症状に応じて消炎、鎮痛剤を中心に組み合わせた薬剤を内服します。
注射療法
痛みを感じる部位や、指で押すと痛みがはっきりする部位に、痛みを止める薬剤を注入する方法です。
保存的療法=慢性期の治療
急性期の激しい痛みは軽くなったが、まだ痛みが続いているときには、次のような治療をおこないます。
温熱療法
温めたパックを腰に当てるホットパックや、超音波を照射する治療などで腰を温めるというものですが、昔ながらの腹巻や、足を冷やさないようにするだけでも効果がでます。特に寒くなってからの腰痛や、夏場でのクーラーによるひえからの腰痛も効果的です。上半身はあまり着込まなくても、下半身を暖かいものにするだけでだいぶ違ってきます。昔の人の頭寒足熱とはよくいったものです。
コルセット
コルセットをつけるとらくという方もなかにはいらっしゃいますが、夜間の使用や長期間の使用は、背中や腰の筋肉を萎縮させ、腰痛を治りづらくさせるので避けたほうがよいでしょう、それよりも、骨盤に巻くゴムバンドのほうが、腰自体の動きを制限しませんし、何より骨盤の上に巻きますのでゴムバンドを巻いたからといって筋肉が萎縮するようなことは起こりません。また人によってですが、骨盤が閉じて痛みが出ている方もいます、その方は、ゴムバンドを使うことによって痛みが増す場合がありますので、一度当院での治療をお勧めします。