腰痛が、どのようなことが引き金で、いつごろから起こったのか、痛みや不快感などを伴うか、軽快したり再発したりを繰り返すか、また、どんな動作をしたときに腰痛が強くなりかなどの問診から始まり、姿勢や脊椎の動きをチェックする視診、背筋や痛む箇所を手で触れたりして圧迫して、どこに痛みがはしるかを調べる触診、、、、などがあります。
多くは手術しないでも治る
治療
多くの腰痛症は、ぎっくり腰をおこしたときの急性期は安静が一番です、二日くらい安静にしていても、痛みが変わらない場合や、少ししか楽にならない場合は、骨盤のゆがみが多くの原因となっていますので、骨盤のゆがみをおこしている筋肉を緩めることによって軽快し易いです。腰痛を繰り返していると、しだいに痛みや不快感が強くなるのではないかと不安になりがちですが、日常の動作や、寝床や、イス、姿勢、運動不足、が原因となっていることがほとんどです。それ以外に、骨盤に巻くゴムバンドもお勧めです。ほとんどの腰痛の場合は、骨盤が開いていますので、そこに閉じる為の力をゴムバンドを使うことによって、日常生活を快適に送りやすくなります。
保存的療法=急性期の治療
安静
痛みの強い急性期には、寝て休むなどの安静を守ることが大切です。寝るときの姿勢を色々と聞かれますが、これは一概には言えないのです、なぜかというと同じような痛みでもその人によって楽な姿勢がさまざまだからです。なので、自分で横になったり、座ったり仰向けになったりしたときに一番楽な姿勢でかまいません。また、同じ姿勢を続けていると痛みが増すという方も、少しずつ違う姿勢をとるなり、骨盤にゴムバンドを巻いたまま横になったりして、色々と自分なりの楽な姿勢を探してみてください。
シップ
腰痛がはじまったその日に、お風呂に入ったあとにはって寝るのが効果的です。今は温シップや冷シップ、インドメタシン配合など色々なものが市販されていますが、どのシップも冷やすことには変わりないのです、そこに鎮痛効果のものが配合されていますから、張ったときに患部を覆うような大き目のものがお勧めです。