焼酎の人気も少しは下火なのでしょうか?
テレビや雑誌などで、焼酎に血液さらさら効果があると報道され、体によいというイメージをもっているかたもおおいと思います。
確かに焼酎を飲むと血管の内側が刺激され、血栓を溶かす酵素が出ます。しかし、これは体質・体調によって非常に個人差が大きいのです。
実験では、人工血栓がはっきりと解けたのは6人中たったの2人でした。焼酎の血液さらさら効果は、他の酒に比べれば多少は効果があるかもという程度らしいです。しかも、飲みすぎるとアルコールの作用で、血液は逆にドロドロになってしまいます。
健康ブームの中、焼酎のダイエット効果をいう記事も見かけます。残念ながら、焼酎の成分には脂肪を燃やす働きは見つかっていません。
同やら日本酒に比べて低カロリーだという情報がすり替わっただけのようです。しかも、低カロリーといっても、酒を5合も飲んだ場合に、ようやくご飯1杯分の差が出るという程度なのです。
さらにもう一つ大事な情報を。実はどのお酒であろうとも、アルコールを分解する際に、肝臓で中性脂肪がたくさん作られてしまうのです。
また、焼酎は二日酔いしにくいという説もありますが、これも日本酒よりごくわずかに早く酔いがさめるだけのようです。