肩こりは一つの症状で、医学上病名としては用いられることはありません。肩こりは長時間座ったままで仕事をしたときなどによくおこりますが、これは肩やうなじの筋肉背中の筋肉、お腹の筋肉首の前の筋肉、あごの筋肉などが、長時間緊張を強いられた為に疲労するからです。
こうした肩こりは休息や運動で楽になりやすいですが、注意が必要なのは、何か病気があるために肩関節近くの筋が異常に緊張して起こる肩こりもあるということです。たとえば、頸肩腕症候群に含まれる病気はすべて肩こりの原因になりますし、眼、耳鼻、内科系の病気の一つの症状として肩こりが出ることもあります。また、心身症の人が、主な症状として肩こりを訴える場合もあります。
頑固な肩こりやいつもの肩こりとは少しおかしいなと感じたときは、整形外科や内科を受診することをお勧めいたします。