筋肉が萎縮する遺伝性の病気
どんな病気か
筋肉が徐々に萎縮する難病で、厚生省の特定疾患に指定されています。遺伝性の病気であり、有病率は人口十万人に対し四〜八人といわれます。
この病気は遺伝形式、発病部位、進行の度合いなどから、一般に次のような形に分類されます。
デュシェンヌ形(仮性肥大型,悪性全身型)
最も多いのがこの型で、伴性劣性遺伝により男子のみに発病します。
二〜五歳の幼児期に発病し、はじめは歩き方が不自然で、転びやすいことから異常が目立ちます。また、立ったりしゃがんだりがうまくいかず、階段が上れなくなります。