どんな病気か
急激に手足の力がぬけて、だらんと弛緩してしまう発作を特徴とする病気です。
多くの場合、数時間で発作がおさまりますが、数日間続くこともあります。筋肉の麻痺が長引くと、だるい感じや痛みが加わり、不安も強くなってきます。まひは手足から全身に広がりますが、一般に顔の筋肉や呼吸筋が麻痺することはありません。
この病気の原因や、麻痺が起こる仕組みについては、まだよくわかっていません。しかし、遺伝性の病気であり、血液中のカリウム濃度の変動に密接な関係のあることがわかっています。
発作中の血中カリウムの高低によって、次の三つの型に分けられます。