赤血球
直径七ミクロン(一ミクロンは千分の一ミリメートル)ぐらいの大きさで、血液一万立方メートルのなかに、男性は450万〜550万個、女性は400万〜450万個も含まれていて、血球成分の大部分は赤血球といっても過言ではありません。
赤血球は、表面を薄い膜で包まれていて、そのなかに血色素(ヘモグロビン)という成分が含まれています。血液が肺の中の毛細血管を通るうちに、呼吸によって体内に取り込まれた酸素と血色素が結合し、血液中に酸素が取り込まれるのです。
また、全身の細胞の新陳代謝の結果生じた炭酸ガスを運んでくるのも血色素で、肺の中の毛細血管を血液が通る間に炭酸ガスが捨てられ、代わりに酸素が取り込まれるのです。