どんな病気か
赤血球が作られるときに必要なビタミンB12、葉酸といったビタミンが不足する為に起こる貧血です。
ビタミンB12や葉酸が欠乏すると、巨赤芽球という巨大な赤血球の母細胞が出現してくることから巨赤芽球性貧血と呼ばれています。昔は治療法がなく、最後まで治らないことが多かったために悪性貧血と呼ばれていたのですが、その後、レバーを食べるとよくなることがわかり、悪性貧血という病名は使われなくなりました。
日本では比較的少ない貧血で、老人や胃を切除した人に時々見られる程度で、しかも治療で完全に治ることができます。