どんな病気か
血小板数は正常なのに、一度出血を起こすと出血が止まりにくくなる紫斑病があります。これは、血小板の働きが異常なために止血機能がそこなわれて、出血すると止まりにくくなるもので、色々な病気があります。これらの病気をひとまとめにして、広義の血小板機能異常症と呼んでいます。
広義の血小板機能異常症は、血漿フィブリノーゲンが欠如している無フィブリノーゲン血症、血漿フォン、ウィレブランド因子が欠如しているフォン、ウィレブランド病などの血漿に異常がある病気と、血小板そのものの働きに異常のある狭議の血小板機能異常症とに分けることができます。