薬物療法
副作用
皮膚の発疹、肝機能障害、発熱などが時々みられる副作用で、これらの治療が必要になる場合もありますが、抗甲状腺薬の種類を変えるだけで治る場合もあります。
また、白血球減少症や無顆粒球症がまれにおこることもあります。全体の0.3パーセント程度と頻度は低いのですが、特に注意が必要なのは無顆粒球症です。内服を始めてから4〜8週間後に、高熱、激しい咽頭痛、全身倦怠感などが現れ、ときには生命にかかわることがありますから、直ちに抗甲状腺薬の内服を中止し、抗生物質、副腎皮質ホルモン薬などによる治療を開始します。