この副甲状腺が分泌する副甲状腺(上皮小体)ホルモンは、体内のカルシウムの代謝を促進し、主に血液中のカルシウムの濃度を上昇させるように働いています。
例えば、小腸が植物中からカルシウムを吸収するのを助けて、血液中のカルシウムを増やすようにしていますし、血液が腎臓の糸球体でろ過された際に尿中に排出してしまったカルシウムを、尿細管と言う部分で再吸収し、血液中に戻すのを助けています。
又、骨や歯に貯蔵されていたカルシウムを、血液中に供給させるようにも働いています。
一方、副甲状腺ホルモンは、血液中のリンの濃度が増えすぎないように抑制する働きもしています。