■胸部圧迫症 つづき
このような時は、胸部圧迫の原因となっているのもを急いで取り除き、衣服を緩めて、呼吸の状態を観察することが大切です。呼吸による胸の上がり下がりがおかしかったり、胸の動きが右と左とで違うようなときは治療が必要になってくるでしょう。
意識障害があるときは、体をゆすりながら大声で呼びかけ、それでの意識が戻らなければ一刻を争います。
胸を圧迫する外力が非常に強く、しかも手当てが遅れた場合は、肺の喚起不全が起こって生命に危険が及んだり、意識障害がいつまでも続いて植物人間の状態になったりします。