■顔面骨折 つづき
しかし、顔面骨折は顔の区分には関係なく起こりますから、治療には脳外科、眼科、耳鼻科、口腔外科、形成外科などの専門医が担当することになりますが、生命を脅かすような状態であれば、まず救命の処置をし、時期をみて機能障害に対する治療や、顔の変形を修復する手術などがおこなわれるでしょう。
このような外傷のとき注意したいことは、鼻血止まっても安心はできないことです。鼻や顔の形が変わったとか、鼻血は止まったが水ばながよく出るような場合、あるいは視力が弱ったり、物が二重に見えるなど、なんらかの異常に気がついたら、すぐ症状にあった科の診療を受けましょう。