◎鉄分の不足が原因の貧血
検査と診断
鉄欠乏性貧血かどうかは、静脈から10ミリリットル前後採血する血液検査でわかります。
血液中の赤血球数、血色素量のほか、ヘマトクリット値、平均赤血球容積、平均赤血球血色素などを調べますが、鉄欠乏性貧血では、これらの値が正常値よりも低下しています。
また、血清中の鉄の量と総鉄結合能が増加しています。
鉄欠乏性貧血との診断がつくと、その原因を調べるために、胃腸のX線検査、痔の有無のチェック、便の潜血反応などの検査が行われます。女性は産婦人科の診察も必要です。