1・動脈性出血
鮮やかな赤色(鮮紅色)の血液が勢いよく拍動性にピューピューと出血します。自然に止血することは少なく、太い動脈では大量出血し、ショックになり死に至る重症の出血です。至急、救急車を呼びます、その間は止血の応急処置をおこないます。
2・動脈性出血
暗赤色の血液がドロドロと湧き出るように出血します。細い静脈の出血は出血部を強く圧迫すると容易に止血できますが、太い静脈の出血は止血できにくく、出血性ショックになることがあります。
止血には、手術で血管を焼いたりしばる永久的に止血する方法と一時的に血を止める方法がありますが、応急手当で行えるのは一時的な方法で、おもに出血部を指で圧迫すること、布でしばることです。
脳梗塞や心臓病などで服用している薬の中には、血液をさらさらにして止血をしにくくするものがあります。のため血液が止まりにくく、多量出血となることもあります。