○けがの処置
頭の傷は、頭皮をかき分けて見つけます。見つけにくいときは髪を短く切りますが、切った髪が傷口に入らないようにしましょう。切った髪の毛や砂、ガラスは掃除機で吸い取ったり、ガムテープでとります。
包丁や太い木、鉄棒が深く刺さっている場合、抜くと大量出血することがあり、抜かないで急いで病院にいきます。
傷に消毒液を塗るのはよくありません。消毒液が傷に入ると、治りが遅くなることがあるからです。傷口の回りから消毒し始め、傷の周囲を広く消毒します。
ガーゼやハンカチをのせ、厚手の包帯で少しきつく巻くと、痛みが軽くなります。布や綿、ティッシュは傷に密着して取れにくく異物となりますので注意しましょう。
・気をつけること
庭やグラウンド、畑などで怪我をした場合は小さな傷でも、化膿のほか破傷風に感染する恐れがあります。破傷風の感染は重症で生命にかかわることがあります。一般に破傷風はの傷はあまり化膿しません。傷が治ったかなと思ったところに、言葉が出にくくなり、口が開きにくくなるなどの特徴的な症状が多いようです。化膿防止の応急処置後、必ず病院に行き受診しましょう。