どんな病気か?
肺結核の原因となっている結核菌が、血流とともに関節に流れてきておこる関節炎です。
肺結核が多かったころは、頻度が高く、脊椎カリエスとともに治りにくい面倒な病気だったのですが、肺結核の激減とともに大変少なくなりました。しかし、完全になくなったわけではなく、ときにみられ、患者は大人より子どもが多いそうです。
症状
関節の腫れと痛みが主な症状ですが、化膿性関節炎とは違って、あまり患部に熱感はありません。
股関節や膝関節に起こった場合、始めはちょっとはこうになるといった軽い症状のこともあります。
化膿性関節炎に比べると、腫れや痛みなどの症状は軽いのですが、治りにくい結核性の炎症肉芽が発生し、ゆっくりとですが、関節の中を破壊し続けていくので、徐々に関節の動きが悪くなっていきます。
検査と診断
筋肉がやせて細くなるという症状や、関節のX線撮影で検討はつくらしいですが、確実な診断は、穿刺して採取して関節液の中に結核菌が証明されるか、関節鏡を用いて採取した関節の組織を顕微鏡で見たときに、結核腫という特殊な組織像が見えることが必要です。
治療
入院して、ストレプトマイシンなどの抗結核剤を使用する一方で、手術をして関節を切り開き、炎症性肉芽を取り除いて関節が動くように処置をほどこします。
しかし、発見が遅れると、関節の中がほとんど破壊し尽くされて、関節が動かせなくなることもあります。
再発しやすいので、指示された定期健診は受けるようにしましょう
