人の骨の数?
人の骨格は約200個の骨から構成されています。
体幹と体肢に分けて、体幹では頭蓋(とうがい)23個、脊柱(せきちゅう)26個、胸郭(きょうかく)25個、体肢では上し64個、下肢62個の計200個となる。
以上は、成人の骨に関してだが、小児では仙骨は3〜5個の仙椎(せんつい)に、寛骨は腸骨・恥骨・坐骨に分離しているので、その数はもっと多くなる。また、耳にある耳小骨、体肢にある種子骨は加算されていない。
骨の形状は特徴から長骨・短骨・扁平骨・に分類され、単一の骨で、その部位により2種類以上の違った形態を示すものも少なくない。
長骨:長く伸びた管状の骨で、上肢や下肢の骨の大部分は長骨である。すらっと伸びた中央の骨幹と、両端の膨れた骨端とに分けられる。管状の骨幹の壁は緻密質(ちみつしつ)で出来ており、中に骨髄を入れる。骨端の表面も緻密質で作られるが ,内部は骨髄のなかを骨梁(こつりょう)が網目状に伸びる海面質で占められる。
短骨:手根骨や足根骨のようにサイコロ状の骨で、突出した長いじくをもたない・。
扁平骨:頭蓋骨、胸骨、肋骨のように、板状の扁平な形をした骨である。扁平骨には腸骨のような広い髄空がなく、内外2枚の緻密質の間に板間(ばんかん)層と呼ばれる海綿質がサンドイッチ状にはさまる。