手を構成する骨の一つの月状骨が壊死におちいり、柔らかくなってくる病気で、20歳前後の人にみられます。
オーストリアの放射線学者ロベルト、キーンベックが最初に報告したことから、この人の名が病名として用いられています。
症状
動かすと痛む為に、手を十分に動かせなくなります。
月状骨に一致した手背の部位が腫れ、押すと痛みます。
原因
長時間、手を酷使し続けることが原因と考えられていますが、確かなことはまだ不明です。
治療
痛む手をできるだけ使わないようにすることが大切です。
時に、骨の摘出、骨穿孔、骨移植といった手術が行われることもあります。