どんな病気か
主に大腿骨や脛骨に発生する良性腫瘍で、X線検査を行うと、石鹸泡状陰影と呼ばれる特徴的な像がみられます。
腫瘍が発生しても、多くの場合無症状で、気づかずに過ごすことが少なくありません。
しかし、腫瘍が増大し、骨皮質が薄くなると、わずかな外力が加わっただけでも骨折を起こします。そして、この骨折による痛みの為に、初めて腫瘍が発見されることが多いのです。
腫瘍の発生は10歳代が最も多く、次いで10歳未満の順と、若年者に多い病気です。
治療
腫瘍が小さく、骨折を起こす危険性が少ないと判断したときは、治療をしないで様子を見てもかまいません。
しかし、既に骨折を起こしていたり、腫瘍が増大して骨折の危険性が大きいときは、腫瘍の切除と骨移植の手術を行います。
ほとんどの場合、手術によって完全に治り、再発もないのですが、ごくまれに再発することがあります。