次は脳そのものに注目してみましょう。脳はいったん自分が思ったことがあると、思いが正しいのだということを証明しようとする癖があるんです。
たとえば「治らないんじゃないか」と思ったら、その人の脳は、その思いの正しさを証明するために、不幸な自分、不運な自分を証明するために、不幸、不運の証拠をせっせと集めてくるのです。
難しいガンであるとか、あるいは自分はもう若くなくて体力がないとか、生まれつき体力が弱かったとか・・・・・、だから自分は運が悪い人間であって、今回もガンに負けるだろうというように、ありとあらゆる悪い証拠を集めてくる。そしてますます病気を悪くするのです。病気だけではなく、すべてが益々うまくいかなくなってくる。
だからちょっとした言葉や思い、何気なく使う一言に神経を使って欲しいと思うのです。