そこで、ひすいこたろうさんは「3秒でハッピーになる名言セラピー」の中で、次のようにいっています。
たとえば今日、あなたが会う人に「ありがとう」と言ってみればいいのです。
その人に全然ありがとうと思ってなくてもいいのです。
面と向かって言わなくてもOKです。
試しに、家で「○○さんありがとう」と、名前も呼んで、まず30回言ってみて下さい。
どうですか。言う前と言った後では、その人に対する思いがまるで違ってくるでしょう。
ポイントは声に出して「○○さんありがとう」と言うことです。
すると、あなたの脳は「なんで、アイツにありがとうなんだ」と落ち着かなくなるのです。 脳は不合理を許せないからです。
そして、理由なく「ありがとう」と言っているうちに、その人のいいところ、感謝すべきところを、脳は勝手に探してしまうのです。
「あ、そう言えば、アイツ 昔、お土産持ってきたよな」とかです。
「ありがとう」と言ってしまった以上、その人のちょっとでもいいところを探さないと、 脳は落ち着かなくなってくるのです。
「ばかやろう」と言えば、今度は、その人のばかやろうな面を脳は探索をかけ、探してきます。
「あ、アイツ、昔、あんなことを言いやがって」「あ、忘れていたけど、 アイツに貸した1000円まだ返してくれない」とかです。
つまり、「ありがとう」「ありがとう」と、そう思っていなくても口癖にしていると、
意識が自然にその人のよい面や、小さい幸せにフォーカスして、感謝の気持ちが出てくるのです。