●歯槽骨骨折の場合 つづき
歯槽骨を骨折すると、まわりの歯肉(歯ぐき)も当然損傷され、歯肉が裂けたり、歯肉の中が挫傷をおこしたりします。前歯部の歯槽骨骨折では、さらにくちびるの打撲も加わるため、受傷後まもなく、そこがひどく腫れあがってきます。
ときには、くちびるが裂けて多量に出血することもあります。唇の小動脈が切れた場合は、鮮紅色の血がどくどくと噴出し、小動脈が切れれば黒ずんだ色の血が流れます。
このような時は、直接出血している箇所を清潔なガーゼなどで圧迫しできるだけ出血を防ぐようにして病院にいきます。