●歯槽骨骨折の場合 つづき
唇の腫れは、数日後にはひき始めます。はじめの1〜2日はしっかりと冷やすようにすると、腫れがひくのが早くなります。
また、唇の皮膚や裏側の粘膜に、内出血のため暗紫色の斑点ができることがありますが、時間がたつにつれて黄色に変わり、数週間後には消えます。この黄色の班ができるのは、赤血球の鉄分が組織中に遊出したためで、お茶を飲むと早く消えるといわれています。
歯槽骨の骨折部と、脱臼やかん入した歯を元の正しいか見合わせ位置に戻してワイヤーで約4〜6週間固定します。
とくに子供の場合、歯並びが悪いとか、ちょうど乳歯から永久歯に生え変わる時期にあたることが多いために、かみ合わせ位置を決めにくいことがあります。