気おつけること
力任せにたくさんの息を吹き込みすぎると、肺だけでなく、食道を通って胃にも空気が入ります。すると、胃の中の食べ物が逆流して嘔吐を誘発し、肺に入ってしまう危険性が増してしまいます。息の吹き込み量は胸が上がる程度で十分です。
また、息がうまく吹き込めないからといって、何度もやり直したりする必要はありません。
なお、倒れている人が吐血や嘔吐があり、口対口の人工呼吸をするのに抵抗感がある場合は、無理にする必要はありません。むしろ心臓マッサージが遅れることのほうが命に直結します。