○重いけがの場合
意識がおかしい、呼吸が止まりそうだ、瞳孔(瞳の中心の黒い部分)の大きさが左右違う、開いている、頭皮の傷が深く骨が脳に刺さっている、出血とともに水のようなものが傷口から出てくる、激しい頭痛や吐き気、嘔吐、手足が動かない、しびれがある、などの場合は重症です。
○頭から出血している場合
頭から出血がある場合はガーゼやタオル、ハンカチを当て、手で強く抑え圧迫止血をします。頭皮の出血は思いのほか多量ですが、おどろかないことです。
○頭の軽いけが
こぶのような皮下出血やにじんだ出血な、氷水や冷たいタオルなどで冷やします。皮下出血がなくても、けが後1〜2日間、激しい頭痛や吐き気、嘔吐、手足のシビレ等に注意します。脳や首の神経に異常があることがあり、そのような状態があれば、脳外科のある病院を受診しましょう・
○顔のけが
顔のけがは脳や首の神経が損傷していることがあります。
軽いけがでも、特に目の周りの傷や腫れがあるとき、目の動きが悪かったり、二重に物が見えるとき、鼻が変形しているときは病院を受診しましょう。目の周りに骨折があると、二重にみえることがあります。