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やけどの手当て


やけどは、体をおおい臓器を保護している皮膚が熱や化学品により障害されたものです。やけどの重症度を決定するのが、やけどの深さと広さです。
○やけどの深さ
1度のやけど
 いわゆる「日焼け」と同じで、皮膚の表皮のみのやけどです。皮膚は赤くなりヒリヒリします。
 1度のやけどは、何も処置をしなくても数日で治ります。
2度のやけど
 皮膚のやや深い層である真皮までやけどが及んだ状態です。水ぶくれ(水疱)ができ、ひふはあかくただれ、痛みも強く感じられます。
 医療機関での治療が必要となることが多いやけどであり、治るのに一週間〜一ヶ月ほどかかります。
3度のやけど
 皮膚の下にある皮下組織まで傷害されたやけどです。皮膚は黒く焦げてしまったり、白く光沢を持っているように見えます。
 3度のやけどは自然に皮膚の「再生」はしないので、自分のほかの部分の皮膚を植える植皮手術が必要となります。

○やけどの広さ
 やけどの広さは、身体の表面積の何%がやけどになっているのかで表します。大人の場合、「九の法則」を用います。これは、頭部・上肢は九%として、胴体前面・胴体後面・下肢をそれぞれ十八%として計算します。また簡易法として、手のひらの面積を体表面積一%として計算する方法もあります。
 2度のやけどで体表面積の十%以上なら中等症、二十%以上なら重症、3度のやけどで三%以上なら、中等症、十%以上で重症と判断されます。いずれも、入院などの治療が必要です。また、乳幼児や子供では、やけどの面積が広くなくても、感染症を起こしやすくなります。

日時:2011年5月 7日 12:46|高田馬場/整体・腰痛 | 新宿区/整体

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