◎救助方法
ニュースでよく報道されていますが、救助者まで溺れてしまうことがあります。これは、一人で救助しようとしても、溺水者は意外に重く、しがみつかれたりして救助者まで溺れてしまうからです。したがって、溺れている人を見つけたら、まず人を集めることが大切です。
次に、手短にあるよく浮くものにロープを結びつけて、これを投げて溺水者につかまらせます。
溺水者との距離が数メートルであれば、棒や釣竿をのばしてつかまらせてもよいでしょう。
ロープや竿がなくっきしに引き寄せることができない場合でも、よく浮くものを投げ入れて、溺水者がつかまり浮いていられるようにしましょう。
◎手当て
水から引き上げることができたら、まず意識、呼吸、脈拍をチェックしましょう。呼吸停止のときは、ただちに口対口人工呼吸を行います。
泳いで救助したとき、水中であっても口対口人口呼吸はできます。
心停止におちいっていいれば、ただちに心マッサージを開始します。そして、救命処置を行い、意識があるときは、体の水分をふき取り、保温につとめます。