◎足根管症候群
足の裏(足底)の感覚を伝える神経(後脛骨神経)は足首のところで内くるぶし(内果)の後ろを通りますが、神経の通路はこの部分でもともとかなり狭いため、何かのきっかけで神経がこの部分で圧迫され、足底の痛み、シビレ、触った感じ(知覚)の異常を引き起こすことがあります。このような状態を足根管症候群と呼びます。
◎モートン病
三番目と四番目の足の指の痛みを症状とする病気で、第三、四足指への神経の障害が原因です。中年女性に多く、きつい靴、ハイヒールを履くことで症状が強くなる傾向があります。
治療としてまず踵の低い、先が広くゆったりした靴を履くようにします。足底板を使ったり、中足骨のずれによる神経の圧迫が原因のことも多くありますので中足骨のずれをみて適正な矯正を何度か繰り返すことと、歩き方の癖なども直すようにすると良いでしょう。