◎急性腰痛症
腰痛症のうち急性発症するものは短期間のうちに軽快することが多く、急性腰痛症と呼ばれます。ぎっくり腰も急性腰痛症のひとつです。椎間板ヘルニア、脊椎炎などレントゲン検査やMRIで診断できるあきらかな病気は急性腰痛症からは除外されます。
急性腰痛の場合、骨盤のゆがみや関節のズレが起こっていると、時間がたつにしたがって症状は軽快しますが、なかなか全快しない場合は、関節のずれが残っている場合がほとんどです。
ぎっくり腰など一週間以内でほぼ全快しない場合は、関節のずれが残っていますので骨盤や背骨のズレが見抜ける整体院で、しっかりとズレをとっておかないとぎっくり腰を再発しやすくなりますし、慢性腰痛へと代わっていく人も多くいます。いずれにせよ症状が出た場合は、歪みをわかりなおかつ歪みを正しい方向に修正できる整体院にいかれることをおすすめします。
◎坐骨神経痛
腰の病気の多くは、骨の中にある神経根が椎間板や骨に圧迫されたり、筋肉にしばられたり、変性によって化学的刺激を受けたりして腰や脚の痛みを生じます。特に足の痛みでは大腿の後ろから下腿の後ろや外側といった坐骨神経にそった痛みとなることが多く、坐骨神経痛と呼ばれます。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが坐骨神経痛の原因となることが多く、坐骨神経そのものの病気が原因となることはまれです。