◎経口アレルゲン
経口アレルゲンのおもなものは、牛乳、大豆、そば、小麦、えびやかになどの海産物、各種の食品添加物、着色料、防腐剤、経口薬剤です。牛乳、卵、大豆がもっとも頻度の高いアレルゲンです。
◎接触性アレルゲン
接触性アレルゲンのおもなものは、化粧品、洗剤、外用薬、塗装金属(ニッケル、コバルトなど)、ウルシなどの植物などです。
◎アレルゲンの侵入経路による症状
吸入によってはアレルギー性鼻炎、ぜんそく、過敏性肺炎など気道の病気が、経口によっては下痢、腹痛、嘔吐などを伴う胃腸炎が、接触によっては皮膚炎などの皮膚疾患がおきます。しかし症状は必ずしもアレルゲンが侵入した臓器にかぎられません。
食物アレルギーで胃腸症状はないのにじんましんや喘息が起きることがあるように、その人が過敏な臓器やアレルギー物質が分解、蓄積される場所で症状がおきることもあります。