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子供の病気 先天異常


◎新生児仮死

原因
 胎盤が早くはがれたりその機能が悪かったり、へその緒が圧迫されたりして胎児へ十分に酸素が供給されない場合や、頭蓋内出血などです。新生児仮死の90パーセントは胎児仮死の延長上にあり、出生後の仮死は10パーセントにすぎないといわれています。

症状
 生まれたときに産声を上げず、呼吸が抑制され、皮膚色が悪く、手足の動きも不活発になります。皮膚の色調、心拍数、刺激に対する反応、筋の緊張度、呼吸をそれぞれ0〜2点の三段階で評価し、5〜7点を軽度仮死、4点以下を重度仮死と診断されます。生後一分後と五分後で判定しますが、五分後の値のほうが、後遺症の有無や重症度と相関するといわれています。

治療
 すぐにのどや器官にたまっている羊水(子宮内にあり、胎児が浮いている液体)や粘液を吸引し、酸素を吸わせる処置をします。呼吸が弱い場合は、マスクとバッグ外から酸素を入れたり、さらには空気の通り道を確実に確保するために器官にチューブを入れることもあります。

 その後の状態により、血液が酸性に傾くのを補正する薬や血圧を維持する薬を点滴したり、酸素吸入の持続や人工呼吸器の装着をします。脳障害(低酸素性虚血性脳症)を合併したときは、脳のむくみをとる薬やけいれんを予防する薬が使用されます。

 仮死が重篤な場合は死亡したり、命はとりとめても重い脳障害の後遺症を残すことがあります。

日時:2012年7月12日 14:56|高田馬場/整体・腰痛 | 新宿区/整体

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